BRITISH GREEN YOKOHAMA BLOG

Ginetta, Caterham, Ariel Atom 等の英国ライトウエイト・スポーツカー、ハンドメイドの特殊スポーツカーの取り扱い。 又、英国を通じて入手できるクルマ全般の取り扱い。 まだ国内に登場していない車種も弊社独自のラインアップとして 紹介してまいります。 ここに掲載する車輌は ほとんどが当店を通じて購入することが出来るのでご相談下さい。     Kit Car から高級スポーツカーまで、輸入・登録して納車します。 楽しいガレージ・ライフを 。 まずは メールで気軽に  お問い合わせを。 英国車に関すること、何でもご相談下さい。 尚、文中のオレンジ文字をクリックすると 関連サイトや 動画などにリンクします。

2015年12月31日木曜日

Renault bought Lotus F1 Team, only £1




ルノーは この暮れになって、とってもいい買い物をした様である。
つまり、ロータス・チームを買うにつけ、表向きの買収金額は たった1ポンドだったという。
但し その過程は煩雑な道のりをたどった。 1ポンドで済むハズはなかろう。

ルノーは その100%子会社である Gringy(UK)を通じて今回の買収を行っている。
また ロータスチームを差し押さえしようとした英国当局に対しても、多額の肩代わりをした。
そして これまでの チームオーナーである投資ファンド・Genii Capital は、
ルノーへの売却により その元本を回収している。

さあ、Renault は コンストラクターとして F1に返り咲くにあたり、何をもって勝算とするのか、
今後の出方が注目される。
autoblog.com/2015/12/29/renault-f1-team-lotus-genii-finance/

今年も 余すところ あと30分足らず。
おかげさまで 当ブログも これまでに多数(70万回)の閲覧をいただいた。 感謝に堪えない。
きっと来年は いい年になるだろう。 新たな展開を考えている。

では、皆様も 来年は良い年を迎えますよう !!
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 23:28

2015年12月29日火曜日

MOTOR HEAD Hill Climb in Hakone Mountain





年末には 色々な話題が。
本日発売の三栄書房のモーターヘッド(MOTOR HEAD)誌に、ヴィンテージ F1を箱根で走らせる
というイベントを特集している。   場所は 箱根ターンパイク(Hakone Turnpike)、
現在はネーミングライツにより、2007年からの"TOYO TIRES ターンパイク" に替わって、
昨年8月に名前を変えた "MAZDA ターンパイク箱根" で行われた。   [Maps]
www.autoblog.com/2015/12/28/vintage-f1-cars-video/        [Video]

参加車輛は Lotus 78 と Benetton B189 の他に、Porsche 962C、Gainer Tanax R35 GT3、
HKS GT1000 Plus、GReddy R35 RX、GReddy 86、Aston Martin Vatage GT12、
そして Lotus Evora 400 である。  11月18日の事だ。 ターンパイクの小田原本線を終日
通行止めにして行われた。 今回の Benetton は、89年のF1鈴鹿で Alessandro Nannini の
ドライブで優勝したクルマだ。 日本の準公道で、F1マシンが全開で走行する事はめずらしい、
というよりも 初めてではないか。 日本の自動車文化の新たな一歩ではある。

過去に 横浜中華街でレッドブルF1や、最近では大阪・御堂筋でフェラーリの F1が "デモ走行" を
行ったことは有るが、F1マシンにしてみれば "子供だまし" みたいな走行だった。
それでも 日本人は一喜一憂してしまう。  しかし、今回は(多分)本気の走行だったろう。
閉鎖された有料道路(私有地)とはいえ、今回の モーターヘッドの企画は称賛されてよい。

我が国は 世界でも先進国と称されるが、こと 自動車関連のイベントに於いては 後進国だ。
モーターショーや一部のサーキットイベントやレース、それが最新のクルマだろうが ヴィンテージ
だろうが、その規模や内容に於いて、海外の著名なイベントと比べる限り 大人と子供ほどの差が
ある。  "話にならない !! " とは、イタリア・ミレミリアに参加した私の知人の言葉だ。

スイスのジュネーブショーには、東京モーターショーでは まず観る事の出来ないクルマが
数多く出展している。 アメリカのラグナ・セカ、イギリスのグッドウッドもしかり。
来月 バーミンガムで行われるレーシングカー・ショーも、東京モーターショーの規模を上回る。

さて、箱根のイベント・MH Hill Climb 2 を記録した "Special DVD Box Set(3500円)" が、
来月15日~17日に開催される東京オートサロンの TONE(工具)のブースで先行発売される。
通常の発売は 1月22日から。
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 15:06

2015年12月27日日曜日

Good for your Baby, and for You

 toyland.gizmodo.com
The Sleek Lines of this Ride-on Roadster Is the Best Reason to Have Kids

2~4歳向けに発売されている 子供用のスタイリッシュな このクルマ。
落ち着いたスモーキー・ブルーの車体は、つい手が出てしまいそうな流麗なデザイン。
子供用に買ったけど、つい 自分の居室にしまい込みたくなる "親ごころ" も理解できるが、
それでは子供が可哀そう。 親子で楽しむのが良い。

子供が既に大きくなってしまった大人でも、値段は手ごろな $150 前後だから、
2台目のロードスターとして 居間に飾っておくのもよかろう。  十分、観賞に耐えるだろう。

欲しい人は、以下を参照。

https://www.rhbabyandchild.com/catalog/product/

www.coolhunting.com/buy/rh-baby-roaderster-scoot


The Sleek Lines of this Ride-on Roadster Is the Best Reason to Have Kids
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 10:09

2015年12月24日木曜日

Most busy Guy today

 finedininglovers.com
Santa Claus: At Least a Million Meals in One Night

今日、一番忙しいのは この人でしょう。  とても お疲れの様子。

  でも、なかには こんな不心得者も !!    ↓  

SHINE ON: Santa might need to put away the coat and boats for his NZ deliveries.

[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 22:10

2015年12月23日水曜日

Mclaren 675LT, long-tail roadster is Sold out !

 autoguide.com


McLaren 650S の Super Series として 用意された "675LT"。
この春先のジュネーブ・ショーでは注目のまとであった。
その後、今月初めに 姿を現した "675LT Spider"。
500台限定のせいもあって、発表後の僅か2週間で完売となった。

666馬力のこのクルマは、0-100km/h を 2.9秒、最高速 325km/h を誇る。
Bruno Senna が、ポルトガルの Portimao Circuit で その実力を試した。
www.youtube.com/watch?v=YzrMCcfgXVg

かたや 今年の McLaren-Honda は、参戦初年度のせいもあってか、その戦績は散々だったが、
来年の表彰台は可能だとの噂が頻りである。

ロードカーの売れ行きは すこぶる順調で、約4850万円のスパイダー・バージョンは、
来年の夏頃にデリバリーが始まるらしい。
さて、日本には 何台が乗り込んで来るのか !?




675LT in this Geneva


[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 16:34

2015年12月21日月曜日

Zenos E10R, Senseless is Sensible !

 www.dailystar.co.uk

Zenos Cars は、順調に その開発を続けている。
今年の1月に 同社を訪れた際には、E10、及び E10S のみが用意されており、
しかも それらは 発売前の段階にあった。 多分、この夏頃からデリバリーを開始したと思われるが、
この暮れには もう次のレベルのクルマ、E10R を発表している。  [View of E10R  / Video]
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/11/zenosand-their-cars.html

これは E10 シリーズの最終型ともいえるもので、レンジ・トップの性能を誇るものだ。
車重 700kg に対して 2.3 liter EcoBoost / turbocharged 350hp を積み、
0-100km/h を3.0秒、最高速は 250km/h に達する。

足腰は Bilstein Dumper で堅め、OZ Racing と Avon ZZS(195/50R16, 225/45R17)を履く。
バネ下は E10 や E10S より10kg 以上も軽い。
ただし、怒涛の性能を手に入れた代わりに、価格は £39,995 - と高くなった。

しかし、このコスト・アップは 十分納得できる範囲だろう。
それは このクルマをドライブした瞬間から判るハズだ。
例えば 車重700kg という事は、ホンダS660 に 400~450馬力を載せたに等しい。
ドライビング・エクスペリエンスという言葉は、このクルマの為に在るようなものだろう。

見て納得、走っても納得というクルマは そうザラにあるものではない。
特に、我々が求める範囲ではネ !   つまり 我々にとっては、"非常識が常識" だから !!
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 3:11

2015年12月20日日曜日

"240cm CHALLENGE" with JENSON BUTTON

 salracing.com
'240 cm challenge’ with Jenson Button

Mobil1製作のこのビデオ。 プロとはこういうものだ、という事を示している。
youtube.com/watch?v=gyV_NeeSVIQ  [Video]

Button がドライブする F1マシンの幅は、180cm。
これに対して、Silverstone のコース上に設定したコンクリート・ウォールの間隙は 240cm。
ここを Button は 驚異的なスピードで通過する。  一歩間違えば ........... !!
[Silverstone, our Circuit]

(多分)マクラーレンの協力で実現したと想われるこの企画。
ウチのドライバーは こんなことは簡単に出来るんだが、と言わんばかりの超サプライズ。
www.mclaren.com/formula1/partners/Mobil1/mobil-1-240cm-challenge-jenson-button/

皆さんは 決してマネしてはいけません。 プロじゃないんだから。
そして、オレはプロだと思っているヒト、...... やっぱり やるべきではないと思います。
それは 私の企画ではありませんので。

私は来月 シルバーストーンの近くにいますけど、お手伝いは出来ません。
でも、どうしてもやってみたいヒト、 ........., 私は目を瞑(つぶ)ります。
でも その前に、Jenson に相談した方がいいんじゃないでしょうか !?  その方がイイよ !

たぶん、彼は こう言うでしょう。
"F1は 大人のスポーツだ。 妥協の余地はない" と。

では、来年もよい お年を !!
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 12:00

2015年12月19日土曜日

Ginetta is Racing too, and New Machine

 autosport.com
Ginetta G57

Ginetta はやる気だ。 そして、走り続ける。
1958年、Walklett 兄弟によって Sufforlk州・Woodbridge で創業した Ginetta Cars。
その後の変遷を経て、現行の Ginetta は、Walklett 達が創業した会社とは  その内容と規模に於いて
全く別物で、現行の会社はシェフィールドの北、リーズ(Leeds)郊外に位置し、2005年以降、
Lawrence Tomlinson 率いる LNT Group の一員としてレース・ビジネスを中心に活動する。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/01/ginetta-now.html


Tomlinson

Tomlinson が会長を務める LNT Group は、カービジネスとはかなり かけ離れた内容で、
その業務は多岐にわたり、会社としては LNT Construction(建築関係)、LNT Software、
LNT Solutions、 Ideal Care Homes、 LNT Care Developments 等を擁している。
Ideal と Care Developments は、介護関係の仕事だ。


I visited here this January !

Tomlinson は もともと、若いころには Holset(ターボチャージャーの会社)にいたこともあり、
元々は技術畑の出身だろう。 多分、自身の趣味で サーキットを駆け廻っているうちに
ジネッタに巡り合ったのだ(と思う)。 彼はそれをも 本業に組み入れてしまったのだ。

先月 LNT/Ginetta は、ELMS(Europian Le Mans Series)の LMP3 クラスに向けて "G57" を
発表した。 Nissan LMP3 Engine 420bhp から Chevrolet LS3 / 6.2 liter・ 580bhp に切り替え、
Xtrac sequential gearbox を組み合わせる。 新設計のエアロキットは ダウンフォースを30%
アップさせ、より戦闘力を増すことになった。

これまでも、新生ジネッタが生産するクルマの50%(主にレース関係車輛)は、
英国以外にも ヨーロッパを中心に輸出されており、英国ブランドの発展に寄与している。
さらに ACO(Automobile Club de l'Ouest・フランス西部自動車クラブ)にも精力的にアプローチし、
そのコネクションにより ビジネスとして レース・マーケットの中で販路を拡大している。
今回の G57 もその先鋒となるものだ。 そして、レースに参戦している顧客の為のサポートを
含め、Team LNT 自身も フルシーズンの参戦を目論む。

現在 Tomlinson が率いる Ginetta のレース用車輛は、ヨーロッパのレース・シーンで確固たる基盤を
築き上げ、ロードカーのG40R などを含め、レーシングカーを中心に 年間200台強のマシンを生産
している。

かって 60年代に英国のクラブレースシーンで名を馳せた Ginetta は、
今や全く異なるアプローチで ヨーロッパ、そして いずれは世界のレースシーンで頭角を現すかも
知れない。  Tomlinson の頭の中は、何が渦巻いているのか ?

多分、私は 年明け早々に このクルマ(all new G57)を実車で視るチャンスがあると思うので、
その際は また このブログで案内出来るだろう。  早く視たいものだ !

Ginetta G57
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 23:54

2015年12月16日水曜日

Pininfarina made them the Beautiful



一ヶ月前にこのブログでも報じた通り、インドの自動車大手Mahindra(Mahindra & Mahindra Ltd.)は
今週初め、Pininfarina S.p.A. を £122million(約228億1千万円)で買収した事を正式に発表
している。  これでインドは、2008年の Tata Motor Ltd. による Land Rover と Jaguar の買収
に続き、イギリスとイタリアの重要なアイコンを2つも手に入れたことになる。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/11/pininfarina-to-be-bought-by-mahindra.html
www.reuters.com/article/pininfarina-mahindra-merger-acquisition

マヒンドラは 買収先の独立性は保つとし、その後さらに2000万ユーロを投資する。
これにより マヒンドラはヨーロッパでの門戸を拡大し、ピニンファリーナ側も コストダウンを含めた
経済基盤を高揚させることが出来るという。

ピニンファリーナの創始者 Giovanni Battista Farina は、兄の経営するコーチビルドの工場を
1928年に離れて独立し、"Carrozzeria Pinin Farina" を名乗る。
1926年には 長男 Sergio が生まれている。 1930年、Giovanni は正式な会社として
"societa anonima Carrozzeria Pinin Farina" を発足、トリノに本社を構えた。
"Pinin" はジョバンニの愛称を附け加えたものだ。
(societa anonima は有限会社の意。 現在は Societa a responsabilita' limitata、略称 S.r.l.)

それはともかく、問題は 日本の自動車メーカーが何故 ピニンファリーナを手にすることが
出来なかったのか、.......... という事だ。 228億円は お買い得だろう。 私だったら買っていた !
Pininfarina S.p.A. は カロッツェリアはもとより、既知の如く Ferrari のデザインを多数手掛け、
クルマ以外にも そのデザインセンスを駆使し、鉄道や船舶のデザインをはじめ、オフィス用品、
PC機器、スピーカー、電話機や時計、歯ブラシにたるまで、あらゆる分野のデザインを行う
イタリアで最大のカロッツェリアである。

P/F は、昨年末に Euroster をリ・デザインして 新型の "e320"(最高速320Km/h)を公開し、
まもなく運行が開始されるという。(今日現在、まだ運行開始のニュースは無いが。)
車輛は独Siemens が製造する。 (現在ユーロスターは ロンドンの St. Pancras 駅から発着する。
このところ 私は、ロンドンでは この駅周辺の B & B(朝飯付きの安宿)に泊るが、
ロンドンオリンピック以来、宿泊料は高くなった。 でも、日本の東横インの倍くらいの広さがある。
但し 貧相な部屋も有るから、吟味した方がいい。 以前は 4000円位で泊れた。 余談でした。)
[Maps to St. Pancras]

そして、インドの目の付け所は イイ !!
しかも 彼等には、買ったものを生かし切るセンスと力がある。 考え方は グローバルだ。
今後は、この辺が中国と大きく差のつくところだろう。 国際的なルールも良くわきまえているし。
日本のメーカーは 多分、イタリアからは学ぶものがないなどと、タカをくくっているに違いない。
もし そうだとしたら、それは大きな間違いである。

あの イタリアの圧倒的な美意識から生まれる現代のセンスは、日本には絶対に無いものだ。
それを 228億円で手にすることが出来るのなら、これは見逃すべきではなかった !
日本車が最高なんて思ってはいけない。 壊れなければいいのか !?   違うだろう !
いまや インターネットで何でも判ると考えるのは危険である。
日本の一番ダメなところは、あまりにも 世界を知らな過ぎることだ。
しかも、タダ知ってれば いいってもんじゃない。 問題は その中身でしょ。
こころすべきだ ........ !!


motortrend.com/sergio


www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/italy/9372200/Ferrari-Godfather
wonderfulengineering.com/pininfarina-comes-up-with-its-own-car-sergio/


     Sergio has been built upon from Ferrari 458 Spider
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 23:11

2015年12月13日日曜日

McLaren-Honda MP4-31 next Season

 marca.com/2015/12/11/motor/formula1/1449829907.html
マクラーレンのサイン会は、最前列で補強されます
来季の McLaren-Honda は、今までのマシンを大きく超える事は確実だとコメントされている。
レース責任者の Eric Boullier によれば、2016年の "MP4-31" は、クルマのパワーも
ポテンシャルも 既に今年のクルマを超えており、この様子を視ている二人のドライバーも、
その進展を感じている。 Boullier も、来年に向けての兆候は 明らかにポジティブだとしている。
[MP4-30 Pablicity in early stage of this year]    [F1 Calendar 2016]

en.f1i.com/news/36610-new-mclaren-already-ahead-of-2015-car.html#
www.motor.es/formula-1/eric-boullier-coche-2016-mejor-mp4-30-201524732.html

Boullier は、"クルマ自体の考え方や方向性を変えるつもりはないし、引き継がれる。" と言い、
ホンダの Yasuhisa Arai(荒井康久)も、"来季のエンジンは全く新しいものになり、パワーも向上
させながら現在進行中で、マクラーレンとホンダの間でのリレーションシップにも問題はなく、
互いの考え方も これまで通りで変わらない。" と。

また Button は、"エンジンだけでなく、パッケージ全体が上手く機能していくことが重要であり、
レースを上位で戦うためには、多くの事を成し遂げる必要がある。 空力や技術的な事だけでなく、
あらゆる部分での改善が必要だ。" という。


今年の結果を見る限り、周囲の心配を拭い去ることは難しい様に感じるが、
チームもドライバーも 今まで通り ポジティブであることに変わりは無く、常に前向きの発言が
飛び出す。 それはチーム全体の信頼感と その認識に裏打ちされたものだろう。

マクラーレンの Woking と ホンダのSakura(栃木県)、ホンダの前線基地である Milton Keynes、
これら3ヶ所のリレーションシップが高度に機能しつつ、レ-スの現場とつながっている状況は
これまでに類を見ないレベルにあり、Button も Alonso も それについては絶賛し、
併せて ホンダのスタッフ達の働きぶりに感嘆する。 もちろん マクラーレンの連中の素晴らしさも
"絶品" だろう。 これらの事は 日々の報道を通して、我々でさえも感じ取ることが出来るものだ。

私共 British Green Yokohama が、F1に関する記事をブログ・アップする一番の理由は、
取りも直さず F1がレース界の最高峰であり、そこで起こる様々な事象、それに携わるチームや
ドライバーのみならず、関係するスタッフや会社、メディア等々、その各々が最高のレベルで
動き回る事で、高度に研ぎ澄まされた彼らの動きの一端を感じ取る事が出来るからである。

McLaren のボス、Ron Dennis の "完璧主義" もさることながら、我々も F1 を通じて 本当にいい
最高のものを観ながら それを感じる事が出来るのは 素晴らしいことだと思うし、
いいものを知るという事は、自身の人生にとって 何物にも代え難い大切なことである。
それらの事象は必ずや 個々の生涯に加味され、自身が有意義な時を過ごすための一助に
なり得るものであろう。 特に モータースポーツは、私共が得意とするクルマの根源となるものだ。

英国に McLaren が、日本には Honda がある事を  我々は誇りに思ってよい !!


さて 私共 British Green Yokohama は、単にクルマを売る事だけに携わるのではなく、
広くこの世界に目を向け、ユーザーの皆様が 格別のクルマを手にした際に、
自身の人生を楽しく有意義に過ごす事への一助になるようにと 心がけている次第です。
だからこそ、私共が販売するクルマが どの様な後ろ楯で創られ、どの様にして出来上がったか、
可能な限り その背景をも含めたクルマの紹介をするように務めて参ります。

私自身が出来る限り、そのクルマの製作現場に直接出向いているのも、
その現場の匂いを嗅ぎ取って状況を判断し、製作者の意気込み等を理解する必要があると思う
からです。 そのことを皆様に、このブログや商談の中で お伝えすることが出来れば 何よりです。

また一見、クルマの販売には直接関係なさそうな記事も 時たま書いてますが、
それも 上記の理由の如く、ユーザーの皆様のクルマ・ライフの遠因、遠からず関係する事だろうと
私自身が判断した場合、もしくは こんなことも知っていれば クルマ趣味がもっと楽しめるだろうと
思われる事などを、これからも記事にさせていただくつもりです。
それは車以外の趣味だったり、音楽(特にジャズやロック)やコーヒー、酒の話、バイクの事、
旅にまつわる情景等々、そんな中でも 特にイギリスやアメリカに特化してです。
(私は日本・イギリス、アメリカしか知りません !) あ、マカオ・グランプリには行ったことがあります。

以上、本日 F1の話を書いたのも、上記のような理由からです。
もちろん 他の人が書いた記事を参照させて頂くことも多々ありますが、出来る限り私自身が
直接見聞きした事や、今後は自分で撮った写真なども織り交ぜて書くようにしたいと思います。
唯我独尊かも知れませんが、この仕事は 私自身の人生、生き様ですから。
(当ブログのニュース・ソースは、イギリスを中心に 欧米のクルマ関係のウェブを翻訳したもので、
 ニュース性、優先度の高いものを掲載します。 ネタは書き切れないほど有るので。)

話が長くなりました。 失礼致しました。
本年も残り少なくなりましたが、これからは寒さも厳しくなります由、ご自愛のほど。
今後とも 当ブログを どうぞよろしくお願い申し上げます。 (間もなく、70万回ヒット中 !! )
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 16:53

2015年12月10日木曜日

Ultra-light Drakan Spyder get access to the Brilliant World


 v3llum.com/2015/10/drakan-spyder/

Drakan Spyder。  どうやら とんでもない乗り物の様である。
早速  例の Jay Leno's Garage で紹介しているから、まずは Video を !
 youtube.com/watch?v=2z6OqN7hhAs

LA から約100km 南東の Temecula に在る Sector 111 が造り上げたこのクルマ、
Jay の運転で 同社のボス Shinoo Maplton も同乗、いつものコースに繰り出した。


"Drakan" は おそらく スエーデンの戦闘機、SAAB 35 "Draken"(スエーデン語で Dragon の意味)
からヒントを得たのだろう、同機の容姿から想像するに、なるほどと想わせるカタチである。
Drakan は、Play Station 2 に登場する 大きな翼を持つ龍の姿をした怪獣だ。
そして Palatov からのデザイン・センスも借りている。
www.sector111.com/cars/project-dragon/

"Draken"

Leno が操る "Drakan" の走る様は、6.2-liter LS3 V8 430hp の醸し出すドロドロとした野太い
低音と相まって ドラゴンをも彷彿させ、一歩踏み出せば まさに怪獣の動きが可能だろう。
この馬力に対しては、米ポートランドの Palatov がデザインするパイプ・フレームで構成され、
グラスファイバーのボディーを被った車重は僅か 907kg しかない。

プライスは$100,000 - 、今日の為替レートで換算すると 約1,230万円(現地価格)である。
もちろん これに船賃、8%の輸入消費税、バカ高いコストの日本の車検費用などを鑑みると、
日本での乗り出し価格は 軽く1600万円を超えてしまうだろう。
それでも 期待以上の満足感と爽快感は、この価格をも十分超えるハズである。

駆動系には Getrag (or Porsche) に由来する6速ミッションと併せて Anti-Lock Brakes、
Traction Control を駆使すれば、クルマの自在なコントロールが可能だ。
235/40ZR17・フロント と 315/30ZR18・リア のタイア・サイズは、このクルマにとっても十分な
レベルだろう。

クイック・リリースとフロントエンドのネジ込み式のファスナーにより、フロント・ボンネットは
簡単に脱着でき、袋ろ蓋の着いたヘルメットサイズのラッゲージと 35ガロンの燃料タンクが
現れる。  この辺は その入れ物のサイズといい、BAC Mono によく似ている。
実は Maplton の 会社 Sector 111 は、アメリカに於ける BAC Mono のサプライヤーでもある。
また 彼は、Ariel Atom も経験している。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/02/humming-to-sound-of-engine-roar.html

結局アメリカは 何でもやってしまう。 とんでもない事を考える連中がいるのだから !!
イギリス同様、アメリカのキットカー・シーンも侮(あなど)ってはいけない。 今後も注目すべきだ。
しばらく LA には行っていないから、この際 近日中にも Sector 111 を尋ねてみる必要があろう。
私自身もインスパイアされるに違いない。 心身ともにリフレッシュだ !
もちろん、日本に輸入する場合の下ごしらえもやってくる。  乞う、ご期待 !!


Concept !?



                  youtube.com/watch?v=1Obyh7XJ7XU
                  youtube.com/watch?v=ohvsWycfzk0
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 23:40

2015年12月6日日曜日

Timing is Everything, F1 near future and next season

Red Bull Tag Heuer announcement on Twitter

2016年に使用するエンジンの選択で、頭を悩ませていた Infiniti-Red Bull Racing。
この木曜日(3日)、来季もルノー・エンジンを使用する事を公表した。
但し エンジンのヘッドには、新たにスポンサー契約した TAG Heuer のバッジが着く。
twitter.com/redbullracing/status/672710673718231040/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw
http://www.infiniti-redbullracing.com/article/timing-everything

多分 先月末のアブダビGPまでには、この話は決まっていたものと思われる。
thejudge13.com/2015/12/01/the-irony-of-red-bulls-new-f1-engine-brand/

新たなチーム名は、TAG Heuer and Infiniti-Redd Bull Racing か。
来季の車輛については、Red Bull Racing-TAG Heuer RB12 と呼ばれる。 インフィニティは残る ?

....... と思いきや、レッドブルは本日急遽、Infiniti とのスポンサー・シップは、2015年をもって
終了する旨 発表した。 インフィニティは、2011年からレッドブルとスポンサーシップを結び、
2013年からはタイトル・スポンサーとなっていた。
まったく、レッドブルのここ数日の動きは目まぐるしい。
infiniti-redbullracing.com/article/team-statement-infiniti
reuters.com/article/us-motor-racing-redbull-infiniti-idUSKBN0TP0YP20151207

尚、レッドブルの Bチームとも言える トロロッソ(Scuderia Toro Rosso) は、
2105年タイプのフェラーリ・エンジンを使う事に決まった。
scuderiatororosso.com/en_INT/article/2016-engine-and-drivers

レッドブルは ホンダ・エンジンへアプローチを試みたものの、マクラーレンのボス Ron Dennis に
話の行先を阻まれ、結局 以前から軋轢を感じていた ルノーを選択することに落ち着いた。
これまでに、一時は ルノー傘下の Nissan のバッヂを着けたエンジン案まで取りざたされたが、
恐らく、本来ルノーとのエンジン契約は2016年いっぱいあった事等を鑑み、
一抹の不安を抱えながらも 最終的に この様なカタチに落ち着いたものと見られる。
grandprix247.com/2015/11/30/horner-ron-dennis-wont-be-very-happy-with-our-engine/
skysports.com/f1/news/ron-dennis-has-explained-his-decision-to-veto-an-engine-deal

Dennis としても、かっての McLaren-Honda の栄光の実績を多分想い浮かべていただろうが、
今季は散々な結果で終わったことにつけ、そこへもって レッドブルが手を出してきたものだから、
心中穏やかでなかったに違いない。 一時は レッドブルのチーム代表・Christian Horner を非難
する発言があったとも言われる。


そんな状況の中で、TAG Heuer が Red Bull に "移籍" したものだから、ロン・デニスにとっては
表立って表情には出さなかったものの、面白くなかったであろう。
TAG Heuer は、85年以来 30年間も McLaren をスポンサードしてきた大口パートナーだ。

この件に関しては Horner の勝ちだったかも知れないが、少なからず問題を抱えるルノー・エンジン
を使うことになったレッドブル。
一方、今季は失態が重なるも、来季には頭角を現してくるであろうホンダ・エンジンを搭載する
マクラーレン。  両者の損益分岐点は 果たしてクロスすることが有るのだろうか !?
espn.co.uk/f1/mclaren-boss-ron-dennis-plays-loss-tag-heuer-sponsorship-red-bull

そして Lotus F1 の買収を決めていたルノーも、エンジン・サプライヤーだけに留まらず、
来季から自身のワークス・チームとして参戦する事を 3日(木)に正式発表をした。

ルノーは、昨年から 1.6リッターハイブリッド・ターボになった F1 エンジンの開発については、
英 Northampton州の Brixworth に本拠の在る イルモア(ILMOR Engineering Ltd.)の協力を
仰いでおり、来季から自身のワークス・チームとして参戦することになっても、
イルモアとの関係は今後も継続されるとみられる。

Renault Sport F1
richardsf1.com/2015/12/04/renault-confirms-lotus-buyout/

しかし ルノーの Carlos Ghosn CEO は、新たに再発足するチームが熟成するには
3年近い時間が必要だろうという見解を示している。
lotusf1team.com/news-archive/renault-announces-return-to-formula-1-in-2016/
jamesallenonf1.com/2015/12/RENAULT-RETURNS-IN-2016-WITH-THE-AMBITION-TO-WIN-IN-FORMULA-1/

McLaren Hilton sponsorship
richardsf1.com/mclaren-gets-vital-sponsorship-deal/

さて、McLaren はこの秋に二つの大手スポンサー契約を得ている。
10月には、10年続いたヒルトン・ホテル(Hilton Hotels Corp.)と契約の延長を決め、
同月末にも、モエ・シャンドン(Moet & Chandon) との間で、新たなパートナーシップの
取り決めを行った。

同社のシャンパンは85年から99年まで、表彰台のシャンパン・ファイトで使われていた。
モエ・シャンドンは、 LVMH(LVMH Moet Hennessy-Louis Vuitton S.A.)が擁する酒類ブランドの
一部門。 LVMH は、ファッションからコスメ、ウォッチ・ジュエリー、酒類、DFS(免税店チェーン)等、
フランス・パリを拠点に、日本でも有名な世界ブランドの60以上を抱えるコングロマリッド。
少し前の2009年のグループの売り上げは170億ユーロを軽く超え、全体の従業員の総数は、
8万人近い。

LVMH の酒類のブランドは、英ロンドンにある世界最大の酒類総合メーカー・Diageo とLVMH の
合弁会社、MHD Moet・Hennessy・Diageo で統括する。
今季は McLare-Honda のスポンサーの一つ、Johnnie Walker も ディアジオの傘下だが、
来季からは Force India に鞍替えする予定だ。

Honda headquartered in Aoyama, this Feb.

今季まで Lotus に居た Romain Grosjean も、今頃は Maranello か !?
来季からの Newcomer、 Haas F1 Team は順調そうに見える。
http://www.grandprix247.com/2015/12/06/grosjean-work-for-haas-starts-at-maranello/
twitter.com/HaasF1Team/status/672836827422834688
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/hs

今年も 色々な事が起こった。
でも 12月も まだ半ば。  まだまだ 何かありそうだが、来年も良い年になりますように !
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 23:17

2015年12月3日木曜日

Zarooq Sand Racer from UAE

 manners.nl/zarooq-de-tofste-offroader
Zarooq: de tofste offroader die je nog niet kent

ここ2~3年、中東、特にUAE(United Arab Emirates) を中心にして 新たな自動車メーカー、
と言っても あくまでハンドメイドな小規模の工房(工場)で製作されるクルマが目立つ。
今回の Zarooq も そんな中の一つだ。 このところ 欧米の Web で頻繁に目にする。
しかも、その走りのクォリティーは高そうだし、デザインも悪くない。 オンもオフもイケる様だ。
digitaltrends.com/cars/zarooq-sand-racer-teaser-specs-sketches

ジャンルは多少異なるが、イギリスにも 似た様な例はある。 Ariel Nomad だ。
Atom をベースにオフロードもイケるクルマとして、この夏に生産が始まったばかりである。
また、Nomad と言うよりも、米Local Motors の"Rally Fighter" を彷彿させる。
autoblog.com/2011/11/09/local-motors-rally-fighter

しかし、今回の Zarook は オフを主体とする。 更に このクルマをリリースする W Motors は、
UAE で、デザート専用のコースまでも用意するという。

W Motors は Dubai に本社を置き、ここ2~3年、Fenyr Supersport や Lykan Hypersport を
製造しており、技術的なアドバイスは、GP2 や GP3 を戦うスペインの Campos Racing からも
アイデアを受けている。 よって テクニカルなセンスと そのレベルは高く評価していいだろう。

パイプ・スペースフレームで組み上げられた車体は、総重量1050kg、
これを 304bhp 3.5-liter V6で駆動するのだから、速いに決まっている。
バカでかい V8 を載せるより、この方が軽くて良い。

Manners Zarooq Sand Racer 2

クルマは 年内に試作を終えて、来春頃までには公開できるという。
まずは UAE と周辺の中東諸国で販売を始め、一段落したら その他の地域にも
順次デリバリー出来る予定だ。  価格は US$80,000 - 位から。

車輛の詳細については、下記のウェブに詳しい。
www.autoblog.com/2015/12/01/zarooq-sandracer-official/

さて、Lotus も SUV を造ると公言しているが、果たしてどんなクルマが出来上がってくるのか。
アラブの蛇に呑み込まれなければいいが !

Zarooq-Sand-Racer-1
[ ブリティッシュ・ グリーン・ヨコハマ ] 時刻: 23:14
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