2012年11月6日火曜日

Renault / Caterham

[Winnipeg Free Press]
Renault CEO Carlos Ghosn, left, shake hands with Caterham CEO Tony Fernandez following their joint news conference at Renault headquarters in Paris, Monday Nov. 5, 2012. THE CANADIAN PRESS/AP, Jacques Brinon

ケーターハムは、いよいよ新しい時代を迎えることに。

昨日のパリでの発表によれば、ルノーは "Alpine" ブランドを正式に復活させ、
ケーターハムと協業、ジョイント・ベンチャーのカタチで 来年一月から 新会社
"Societe des Automobiles Alpine Caterham" を発足させる。
そして ルノー・スポール傘下の仏・ノルマンディー / Dieppe にある工場を拠点にして
両者のスキルを持ち寄り、アルピーヌ・ブランドの新しいスポーツカーを共同で開発
していくことになった。
[Caterham Press Release]

新会社は、ルノーが保有する "Automobiles Alpine Renault" の株式のうち、
50% をケーターハムが引き受けるかたちで発足する。
Bernard OllivierCEOとし、かってのアルピーヌと ケーターハムのDNA を引き継ぐ
スポーツ・モデルを開発し、今後3~4年以内の発売を目指す。

新しいモデルは アルピーヌ、ケーターハム両ブランドから発売され、
おそらく シャシー またはプラットフォームを共有し、各々 別バージョンのクルマを
制作することになりそうだ。

ケーターハムが アルピーヌのスポーツ・カーを開発するという噂は、ここしばらく
取り沙汰されていたが、いよいよそれが具現化することになった。
但し、その開発は 50/50 の関係で進行することになり、ルノー・スポールの技術と
ケーターハムのCTI ( Caterham Technology & Innovation ) の技量が試される
ことになった。

現ケーターハム社のオーナーである マレーシアの トニー・フェルナンデスは、
F1 に参入したのを皮切りに、それをケーターハムの名で運営することに切り替え、
さらに ルノーとジョイントするという新しいビジネス・モデルを構築したが、
彼の頭の中には さらなる具象があるに違いない。

今後のケーターハムが どの様になっていくのか、注目に値する。