2014年1月31日金曜日

F1, Sound of 2014


Renault RS34 Energy F1

スペイン・へレスで行われていた F1の合同テスト。 各チームはデータ収集で懸命だった。
そんな中 レッドブルは連日 周辺機器のトラブルに見舞われ、失意のうちに終了しているが、
それでも 3月の第一戦・オーストラリアを待たずに、間もなく 解決策を見出すことだろう。

それよりも 我々の失意は、今季からレギュレーションの変更で V6・ターボになり、
期待したエンジン音は かなり脆弱 !? で、 まるで 掃除機の様なサウンドは好奇心を損なう。
もちろん ドライバーの評判も良くない。 これは マズイ。 非情にマズイ !
[Mercedes F1 2014]

技術的なエンジン出力は問題ないだろうが、これでは F1を観に行こうという意欲が湧かない。
このままでは 数パーセントの観客減は間違いなかろう。

もとより F1観戦は 単にその速さだけではなく、テレビや映像では味わえない臨場感と
"音と臭い" が重要なファクターである。
特に そのエンジン音は、テレビでは絶対に判らない、身震いするほどの圧倒的な音が
身を包む。 特に スタート直後に第一コーナーに突っ込んでくる時の 20台分の爆音は、
身の毛がよだつ程で、興奮と感動で 開いた口がふさがらないとは この事だ。

それが 掃除機の音の様では、非常にマズイ !!  音の質感が良くない。 そこが問題なのだ。
だから、今後は エンジン音の "改良" も行われることになるだろう。
多分、いずれ行われる フォーミュラ E についても、おそらく 同じ問題が浮上する。
エクレストンは、フォーミュラ E は うまくいかないだろうとコメントしている。

F1 に限らず これからの世の中、エコや公共への配慮のもと、クリーンで無音の世界が
増えるだろうから、ますます無機質になっていく社会には人間らしさが損なわれ、
つまらない世の中になってしまうに違いない。
人間は、自分好みの音やニオイにそそられ、感動するのが その習性である。

人生、感動しなけりゃ 意味が無い !! 
だって、ワクワクすることが無くなったら、人間 終わりじゃん !!!

http://www.youtube.com/watch?v=6l-bIKpP4hw  / Mercedes, Renault, Honda
http://www.youtube.com/watch?v=qLcbF2uI05s ferrari / Ferrari Story
http://www.youtube.com/watch?v=mDwKNmSpQNo  / Renault Story

2014年1月30日木曜日

Lotus, near future

  [Pic. British Green Yokohama]  Click ↓

ロータスの業績が回復している、 というか 回復しつつある。
大きな要因の一つとしては 中国での販売の好調もあるらしい。 (...... 日本は ?)

英国内での販売も 昨年 86%上昇しており、会社全体でも 4ヶ月分のバック・オーダーを
抱えるようになった。
Aslam Farikullah COO. によれば、製造現場では生産クォリティーの向上を目論み、
マーケットでは、業績不振の取引先( どこだ !?) の販売上昇を促し、
更なる販売目標のアップを目指すという。

昨年は 総計1368台を生産し、現在 週40台ペースで出来上がっているが、
これを 45~50台、年産1800~2000台規模まで拡大したい意向だ。
また 昨年には、英国政府が2011~2017年にかけて拠出する政府助成金を受け取り、
現 従業員一千人強を更に300人程度の雇用増も考え、これらの増産に対処するつもりだ。

Farikullah によれば、近い !? 将来のニューモデルについても、長期的なビジョンが
ちゃんとある と言うし、その他諸々の対策を考慮しているらしい。
さて それでは、Esplit はどうなるのか .......... !?     
今のところ 特段のコメントは無いが、まあ、もう暫らく棚上げだろう。

今年のバーミンガムも 経費節減なのか、地味な展示に終わっている。
もうちょっと 華をそえて欲しかったが、まずは 今後のロータスに期待することにしようか。
待つしかないネ !

2014年1月28日火曜日

Formula 1, Yes or No

[Pic. topnews.in]
ウィットマーシュは、ハミルトンのドライビングスタイルを守るセナ、シューマッハに彼を比較















さて、可夢偉は Caterham で F1復帰したし、これで今季のドライバーは全て
決まった。 次は チームのボスの争奪戦 !? が始まっている。

最近 McLaren を退任した Martin Whitmarsh は、3年前から 噂の有った
来季からのMcLaren-Honda を仕掛けた立役者でもあるが、
次は Lotus からオファーが来ているらしい。
でも、ロータスは別の二人とも交渉を持っているという話もある。

更に、ロータスにいた Eric Boullier が、今度はマクラーレンに嫁つぐかもしれない
という噂だ。  [Source ;  Daily Mail]
しかし マクラーレンには Ross Brawn だろう、という話もある。 ........ ん !?

巨万のカネが動く F1の世界。
Lotus F1 にそのカネを注いできた GeniiGerard Lopez
彼の動向も この話を左右する大きな要因の一つかもしれない。

明日28日からは Jerez での合同テスト が開始され、
これらの話がまとまるのもそう遠くないだろう。 もうちょっとだけ 様子見か。
それはともかく、今年の 第一戦は3月16日、Australian GP の決勝 から始まる。


PS ;  McLaren Ron Dennis は 29日、Eric BoullierRacing Director として
    2月3日付けで着任する旨、発表した。
    [Source. BBC Sport]  [Sky Sports Video]

2014年1月25日土曜日

Gallery / Birmingham and so on

バーミンガムのイベントが終わって 早や2週間が過ぎてしまった。
帰国してからも一週間。  あっという間だ。
寒さは さほどでもなく、東京とほぼ同じくらいか。 一度だけ霜が降りて 牧草地が白く輝いた。

会場から歩ける距離、A45 の傍らにある B&B は リタイアした気さくなオヤジが営む。
朝めしは 近所に住む娘が作りにきてくれ、何処にでもあるイングリッシュ・プレートだが
十分な暖かさで 三日間の私の行動を支えてくれた。 来年もくる ョ、と約束をしてしまった。

[Pic. British Green Yokohama] Click ↓

会場に着くや、そのまま MONO のブースへ。 社長兄弟が 迎えてくれる。
一発目のアプローチから 順調に事が進み、いい展開となった。
なぜか この会場に来ると 懐かしさを感じてしまう。

盛りだくさんの その内容は、昼メシを食うのも忘れさせる。 とても全部を見切れるものではない。
必要な個所に的を絞る。 3日間では全々足りず、展示のボリュームに圧倒される。

ただ観るだけでなく、肝心なクルマについては 直接 交渉をしなければならなかっったし、
2日目が終る頃には、1000枚を超える撮影をしたあと デジカメがダウンしてしまった !
もっとたくさん ブログ・アップしたかったが、まあ 肝心なクルマは何とか撮り終えていたので
良しとしよう。 来年は もう少し気合を入れて 撮影に臨みたい。
でないと、現場の雰囲気は とても伝えきれないから。

 それにしても イギリスは 美味しい、 ...... です !!     [Birmingham Archive]

2014年1月24日金曜日

Zenos E10 / Birmingham

[Pic. British Green Yokohama]  Click ↓

つい2年前まで ケーターハムのCEO を務めていた Ansar Ali
そんな彼が 独立して ロータスにほど近い ノーフォーク州 Hethel で創業した Zenos Cars。
そして今回 この会場、Autosport International で  "E10" を発表するに至った。

ケーターハムの Aero Seven と比べても、かなり簡素でシンプルなクルマに見える。
でも、おそらく彼は ロータスの100分の1 にも満たない施設で これを実現しようとしている。
ここに注目すべきだ。 だから毎日、彼の頭の中は このクルマの事で頭がいっぱいになって
いることだろう。 それこそが彼の情熱なのだから。
バーミンガムの会場で Ali と しばし面談して感じたことである。

実は エアロ・セブンも ゼノスも、これらを開発するに当たっては ついセブンの事を念頭に
描くから、それがデザインにも反映してしまう。 もちろんそれは当然の事だし、
この Zenos にしても この写真で見る様に、黒ベースの車体の 四隅の赤は
セブンの前後フェンダーを彷彿させる。 ゼノスはこれを "Colour Wings" と呼んでいるが。
しかし 大きな違いは、エアロ・セブンが FF なのに対し、ゼノスは ミッド・シップだ。

この価格で ミッド・シップだ。 そう思えば このクルマの価値が解ろうというものである。
今回 Zenos を開発した Ansar Ali 
Lotus Caterhamに長年在籍した経験から、EliseSeven も知り尽くしている。
その彼が 世に問う Zenos の ドライバビリティーが、第一級のものであるのは
想像に難くない。

彼は 出来るだけシンプルな方法でクルマを仕上げ、製品化することを模索する。
そして 出来るだけリーズナブルな価格で販売することを考えている。
Ali は、誰もが求めやすいミッド・シップGT を目指しているに違いない。
だから オプション別の基本価格は £24,995 - に設定されている。

パワー・トレーンは 2.0-litre GDI Ford / 200bhp をベースに、車重は650Kg だから充分軽い。
足回りは In-board Bilstein DamperEibach Spring が標準で
希望であれば トラック用に ドライサンプ・キットやロール・ケージの設定もあるし、
コイル・ダンパーユニットも 1,200ポンド程度で グレード・アップできるので、
この辺も リーズナブルだ。 各オプションも 良心的な価格設定になっている。
また、ロード用にも ワイパー付きのウインド・スクリーンやトノ・カバーも用意している。

クルマは 既に予約を開始しており、最初のデリバリーは この年末か 来春頃になるだろう。
尚、会場には まだ簡単な一枚のリーフレットしかなく、近々に数ページのカタログも
出来上がるそうなので、出来次第 送ってもらうように Ali にお願いしておいた。
そして ウチでも予約を開始している。  更に、今後のクーペ・モデルにも期待したい !

[ ....., and Ali ]