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2014年11月21日金曜日

Abu Dhabi Grand Prix, this Season Finale

       BBC Sport
A fan at the Abu Dhabi Grand Prix

間もなく日没を迎える Yas Marina Circuit。  (日本との時差は5時間)
10分ほど前に(現地 17:00) フリー走行 2回目のセッションが始まった。
1回目は、Hamilton、Rosberg、Alonso の順で推移した。 メルセデスが 相変わらずだ。
[FIA Press Conference]

2回目、20分を過ぎた頃、Alonso がコース上で止まっている。
Turn 19 と 20 の間だ。 電気系のトラブルらしい。


さて、今季最終戦となる アブダビでは、様々な問題を抱えながらも、
Caterham F1 Team がコースに復帰している。 一般からの公募で 資金を募り、
さらに 可夢偉のチームメイトとして 23歳の Will Stevensが £500,000 - の持参金付きで
新たに加わり、何とか必要経費をかき集めた。
しかし、チームには 未だ 100万ポンドを超える借金が残っているハズである。

ケーターハムは このアブダビに参戦することが、来季のシートを得る為の必須条件で
あったが、引き続き 新しいオーナー探しに奔走しており、しかもその期限はあと3週間と
言われている。  2015年にも、彼らが コース上にいるかどうかは 甚だ不透明だ。
しかし先週末、230人のチームスタッフは 解雇されているし、アブダビの現場に来ている
のは、その中の居残り組の 40人ほどらしい。 しかも 可夢偉のレース・エンジニアは
既に移籍し、今回は 以前にエリクソンを担当したエンジニアが 彼に付き添う。

新たに加入した Will Stevens は、ケーターハムのレーシング・アカデミーに参加していて、
今年のシルバーストーンのテストでは、500Km 以上の走行距離を経験している。
彼は 先週ギリギリに F1のスーパーライセンスを取得したばかりだ。
しかし、可夢偉も Stevens も、来季のシートが 果たして確保できるかどうかは、
非常にむずかしい状況だろう。

そもそも、チームが レース資金をファンから集めているようでは、先が思いやられる。
且つ、仮に万が一、新たなチームオーナーが見つかったとしても、
果たして そのオーナーは、本当に F1 に参戦する " 資質 " を兼ね備えているかどうか
いかにも疑問が残る。 2016年からの参戦が決まり、その準備を着々と勧めている
Haas の様に、十分な資金と F1以外でも長年にわたるレース経験を持ち、誰もが認める
心構えを示せるなら それはそれでいい。  が、..... カネだけ有ればいいってもんじゃぁない。

F1 は 大人のスポーツである 投資目的なんかで チームを売り買いすべきではない。
そんな輩(やから)は、F1 の世界にに入って来て欲しくない。  いらない !
ケーターハムの管財人は、この辺のところを 十分に理解してないフシがある。

ロータス F1 を走らせている ルクセンブルグのファンド、Genii でさえ、チームの存続に
苦慮しながら なんとかやっているが、Top 5 のグループのような資力や資質には
遠く及ばない。 それでも オーナーのジェラルド・ロペスは、そこそこ F1 の世界を理解
しつつ、なんとか頑張っている常識人だと思われる。

年間2000億円を超えるカネが 全チームのグループ間で動き、F1が全世界に及ぼす
波及効果、経済効果は 数千億を軽く超えるだろう。
トヨタだって、10年間 F1 をやって、多分 一兆円近いカネを投入したんじゃなかろうか。
それでも 一度も勝てなかった。  F1は 半端なビジネスでは無いのだ !
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/04/

そんな中で、チーム維持のカネが工面できないようでは、これはもう 論外である。
だから、そんな連中は F1 の世界に 居るべきではない !
ケーターハムも ここで一旦、退りぞくのが良かろう。
確かに、必死にしがみつきたい気持ちは 判らないでもないが、よ~く 考えるべきだ。


さて、そんなことを言ってるうちに、現地 18:30、今日の第二セッションは終了した。
トップはやはり Hamilton だった。
Alonso が コース上で止まってしまってから 40分位たって、クルマはガレージに
戻って来た。 さっそく、メカニックが修理に懸かっている。
Alonso は Practice 2 で、結局 一周も出来ずに終わった。

McLaren は、新らたに改良したフロント・ウイングを持ち込んでいる。
今年の早い時期に、Red Bull から移ってきた 新たなチーフ・エンジニアである
Peter Prodromou は、Adrian Newey の片腕だった人物である。
(このウイングは レッドブルのものとそっくりだと、間もなく物議を醸し出すことになる。)

先週末のシルバーストーン での "顔見世" 走行は、100Km の走行距離制限だったが、
初めて衆目の前に姿を見せた McLaren ・Honda の MP4-29H / 1×1 は、
今回の決勝終了後の来週明けも、同じアブダビのテスト・デーに於いて、来季に向けて
データの収集に取り組むことだろう。

でも Alonso のマクラーレン加入は ほぼ決まりとしても、Button が残留するかどうか、
もしくは 他のドライバーが参入するかどうかは、来月の比較的遅い時期にしか判明しな
さそうだ。 ま、私としては Button に最後の花を咲かせてあげたいと思ってますがネ。
(その結果を ジッと待っている バトンは、寡黙だね~。 高倉健 みたいだ ! )
twitter.com/JensonButton/

Caterham の "新人" Stevens は、可夢偉より まだ2秒以上遅いが、
本戦では どこまで追いつくだろうか。
そして、明日の最終予選で PP を得るのは Hamilton か、Rosberg か !?   お楽しみに !

[Rivals from the Start ! ]   [Ricciardo's new looks etc ..... ]


Lewis Hamilton is fastest in practice for the Abu Dhabi Grand Prix

[Source, BBC Sport / F1 ]

2014年10月31日金曜日

Caterham F1, So and So !

 skysports.com

さて、先週からの Caterham F1 の話の続きだ。

先週21日(火)、チームにマシンを制作・供給していた Caterham Sport Ltd.
破産申請を出しているが、この一週間~10日、
Caterham F1 Team を売ったとされる Tony Fernandes
買い手の Engavest SA、管財人の Smith & Williamson の O'Connell 、
この3者の間で 三つ巴の論争とやり取りが続いている。


まず O'Connell によると、チームの設備や備品、F1マシンの所有権は 現在、
管財人の手にあり、Leafield のファシリティーから勝手に外に出すことは
許されないと言っている。

しかし チーム側は、マシンの所有権とレースのエントリー権は 別の会社である
One Maresia Racingteam(1MRT)に帰属しているものであり、
例え資材がファクトリー内にあろうが、それに対し 法的な影響力は及ばないと主張、
管財人のやっている事は、チームにとって 決定的に不利な影響を及ぼしたと発表。

23日(木)朝には、管財人は ファクトリー内に従業員が立ち入るのを拒否した。
施設は 管財人の管理下にあり、1MRT は支払いを怠っているから、
諸々の条件を満たさない限りは、施設を使用することは出来ないと述べている。
納得できる回答を用意すべきだと。  [bbc.com/news]
かわいそうなのは、会社を信じ 笑顔を浮かべながら仕事をしてきた従業員達だ。
[Caterham Leafield 2012]

CaterhamMarussia は、弱小チームだと称されるが、
本当の弱者は彼ら 従業員達であろう。 チームオーナーは相変わらず "金持ち " で、
自分たちの都合で チームを売ったり買ったりしているのだから。
[therakyatpost.com]   オーナーたる者は、もっと確固たる信念と展望をもって
事に当たるべきである。 中途半端な判断で事を進め、F1 業界やファンを
翻弄させてはならない。  [themalaysianinsider.com]

そんな中、エクレストンは、チームの売り手である Tony Fernandes
買い手の Engavest SAや管財人のやり取りの様子をみるに鑑み、
ケーターハムは F1 をやめたほうがいいんじゃないか と言い、
そんないざこざには 関わりたくないし、誰が所有者かは知らない、知りたくもない、
と冷ややかなコメントをしている。  (可夢偉はどうなる !? )

一方 Engavest SA は、" 元のチーム・オーナー(達)は、契約の合意はしたが、
それ以降、合意内容通りの株式の譲渡を怠っており、我々は法的な所有権の
無いまま資金を投入し、チームの運営を強いられてきた " と主張。
今後状況によっては Fernandes や その関係者を相手に法的な措置を取るという
警告をした。 " 我々は 撤退も含めたあらゆる可能性を考えなくてはならない。" と。
これには、管財人に対しても意義を申し立てるという意味合いも含めての事の様だ。

" 我々は 契約条件を全て満たし、株式の移譲に関する支払いを行った。
 しかし、Fernandes 側は、所有権譲渡の手続きを完了していないし、
 株式は譲渡されていない為、引き続き Fernandes が ケーターハム F1 の
 オーナーだから、チームに関するすべての責任を負うべきである。" と主張する。
 [theguardian.com]

そして Engavest を代弁する Colin Kolles は、"Engavest1MRT を買収し、
マシンと機材は 1MRT に属している。 買い手は すべての条件を果たしている。"
"この論争の肝は、Leafield の施設の中の 何を、誰が所有しているかという事だ。
 管財人は全体像をよく把握していない。"  [autosport.com]

さて、肝心の Fernandes はというと、" 今回の問題は 全て新しい所有者(買い手)
にあり、全部の責任を負うべきだ。 Engavest は、株式譲渡の条件を満たしていない。
だから 依然 所有権は私にある。" と明言している。
Fernandes は、相手(Engavest SA)の声明は "ゴミ(garbage)" だと強く非難した。
[bbc.com/sport]

skysports.com

Fernandes は、" スタッフとすべての債権者に対して支払いを遂行するという確約
のもとに 本契約に合意をしたのであって、それが実行されない限りは、
株式の譲渡はしない、と念を押したものだ。 でも彼らは それが出来なかった。
よって 私には 株式譲渡の法的な義務もない。( 株式は譲渡されていない。)
彼らは 約束を果たすことが出来なかったのだ。"
" しかも 債権者に支払いが滞っているために、銀行の管理下になってしまった。
我々は何度も これらの条件を満たすよう言い渡したが、彼らは実行出来なかった。"
[Source, f1gate.com]   [www1.skysports.com/]


さあ、これでは 泥試合だ。
部外者には、どれが正当な言い分なのかの判断はムリである。
あ~ァ、 こんなことを F1 の世界でやって欲しくないヨ !
確かに 多額のカネが動くのは事実だが、それならそれで もっとしっかりやってくれ !!
ただでさえ、今年の F1 を取り巻く状況は 問題が山積しているのだ。
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/f1%202014

これ以上こんなバカげた争そいは やってほしくないし、視たくもない。
多分、どちらかの良識が欠如しているのだ。 いや、双方とも 欠けている !
カネが絡もうが からむまいが、これは良識の欠如である
いみじくも エクレストンは、" 彼らは 自分達に都合のいい事しか言わないだろう。
だから オレはそんなことに関与したくはない。"
(可夢偉はどうなる !? )  [www.kamui-kobayashi.com]

たとえ それが時代の流れであろうと、巨万のカネが動くようになってしまった
近年のモータースポーツは、あらゆる思惑が交錯し合い、時に今回の様な泥仕合が
繰り広げられ、観ている者を翻弄させる。
少なくとも モータースポーツを愛するファンは、そんな泥仕合を観る為に
サーキットまで足を運んだり、テレビで観戦するのではない。


レースを主催するオーガナイザーを含めた その関係者、団体、
また、サーキットの観衆の面前で 主演を演じる各チームのオーナー達は、
出来得る限りの努力と思慮をもって、レースに臨むべきである。
今回の騒動(まだ 終結してないが)は、ある種 恥ずべき行為であろう。
今後共、この様な状況に関与する者は すべからく真摯に受け止め、
清楚な心を持って サーキットに登場し、レースを演じなければならない。

こんな醜い状況を いつまでも露呈してはならない。  心すべきである !!
[British Green Yokohama / Opinion]


PS ;  買い手側の表向きの代表、アドバイザーと称される Colin Kolles は、
    この6月頃の買収劇の以前には、ルーマニアから F1 参戦に声を上げた
    "Forza Rossa" というチームに かなりの部分 関与していた。
    さらに今回は、Kolles の他に Constantin Cojocar という者が居り、
    この顛末の処理役であるという。 彼も "Engavest が チーム運営の費用を
    補填できなかった為に、Caterham F1 は失速したのだ。" と言う。
        [independent.co.uk]

    そして、Kolles は これを機に、既に FIA から F1 に参戦することの同意を
    取り付けていると言われている Forza Rossa を、再び表舞台に登場させ
    ようと画策しているという見方もある様だ。  [www.f1today.net]
    しかし Forza Rossa も、準備不足と資金不足の問題を抱えているとの
    指摘がされている。
    新たに F1 に参戦するという事は、そんな簡単な話ではないのである。

    そして、F1は 大人のスポーツである 
    遊び半分でやっていることではない。 そこに妥協の余地は無い !!

2014年10月26日日曜日

Caterham F1 near future .....


Administrator Over Caterham F1 Team Wants The Team To Keep Racing
混迷する Caterham F1
この7月に オーナーの Tony Fernandes が チームの売却を決定し、
当初 名前を明かさなかった買主は、正体不明のまま今月半ばまで
Colin Cores からフロント・マンとしてのサポートも受け、チーム運営を行ってきた。

しかし、今月はじめ、鈴鹿でレースの準備を始めたさなかの木曜日(2日)、
Leafield にある F1チームの拠点に債務回収者の一団が現れ、
チームのマシンの設計監理、製造、オペレーションを担う Caterham Sport Ltd.
(CSLの資産、設備、ローリング・シャシーや 主要パーツ等のかなりの部分を
差し押さえた。 同時に チーム・スタッフは現状のまま、帰宅を命じられた。
翌3日には、押収した 100点近くの資産の一覧が公開され、
その中には本来は すぐに鈴鹿に発送するべきパーツも含まれていたという。

同日3日、現 チーム代表の Manfredi Ravetto は急遽 鈴鹿で会見を開き、
"決定的な問題ではない。" という旨の釈明をしている。
ケーターハム F1 の参戦主体、所有者は、One Maresia Racingteam(1MRT)
であり、押収は1MRT のサプライヤー(Caterham Sport Ltd. ?)に対してであって、
参戦主体である 1MRT には何の影響もないとした。

しかし、7月の新たなチーム・オーナーによる買収劇以降も、
CSL の借入金総額は 100万ポンドを超え、その8割近い金額に対して
裁判所からの支払い命令が通達されているという。

実際、買収前までは CSL の200人を超えるスタッフは、
同社から給料が支払われていたが、買収後のリストラの進捗に合わせて
40人を解雇、現在は 現場のスタッフは 1MRT からサラリーを貰い、
1MRT が 100%、リーフィールドの施設とチームの所有者であるとの説明が
なされている様だ。 但し、現段階では CSL も100% 消滅したワケではない。

さらに 前出の Manfredi Ravetto は新設の "CF1 Grand Prix" なる会社の
ディレクターに収まっている。
結局、問題を抱えてしまった CSL は 順次 整理・解消させ、
新たな組織を立ち上げて現況に対処し、チームの再興を図るつもりだろうか。
その一環としてか、彼らは Leafield から別の場所へ新たな拠点を計画している
という事も噂されている。

[Source ; auto sport(Japan Magazine)]

crash.net

17日、Fernandes は、Caterham GP2 Team を売却、
チームは、現在 GP3 を順調に戦っている Status GP に引き継がれる事になり、
その際は チーム名も変更して GP2 シーンに残ることになる。
statusgp.com/status-gp-enter-2015-gp2-series-acquisition-caterham-racing/

そして 今週21日(火)、Caterham Sport Ltd. は破産申請を提出した。
これに対し、ロンドンの会計事務所 Smith & Williamson は、
CSL1MRT について、その関連を整理し、実直な方向性を見い出す為の
作業に取りかかっている。 Smith & Williamson から出向いている管財人
Finbarr O'ConnellHenry Shinners は、新たに チームの買取りの可能性
をもつ 複数のグループと接触し、今後数週間のうちに これらの相手先の中で
結論を見出したい意向だ。  https://www.smith.williamson.co.uk/news/7542  

O'ConnellEcclestone とも電話で会談を持ち、今回の件で 彼のサポートも
取り付けて、アメリカとブラジル戦への出場を免除してもらい、(時間稼ぎをして)
最終戦のアブダビまでには 何とか次の買い手を見つけ、今季最後のレースを
できるように持っていきたいという。
[motorsportstalk.nbcsport.com/ description]

尚 これらの流れの中で、チームを買収し今まで名を明かさなかったスイス・ベース
の中東の投資家は、Engavest SA であるということが明らかになってきた。
[BBC Sport]

[続く ... ]