2017年8月30日水曜日

Honda Urban EV Concept

 www.autocar.co.uk/car-news/motor-shows-frankfurt-motor-show/honda-urban- ev-concept-due-next-month-first-two-electric
Honda Urban EV concept due next month as first of two electric cars

Honda は 来月の Frankfurt Motor Show で、初の EV、"Urban EV Concept" の2車種を公開する。 クルマは 2019年から、先ずはヨーロッパでの発売を目指す。
同社は  2025年を目標にヨーロッパ向けの 3分の2の車輌を (プラグイン)ハイブリッド、
バッテリーEV、燃料電池車に転化していくという。

車輌については、最近の中国のEV関連の規制に適合する為、グローバル・セールス用とは別に
中国市場に対応した車種も用意する。
尚、ホンダとしては 水素燃料電池車の開発を優先したい意向も有る。

ホンダの八郷(Hachigoh)隆弘社長は、2016年10月には EV 開発を推進する為の専門の開発部門を
設置しており、 更に 日立製作所と連携、EV関連の新会社も設立している。

また、バッテリーパックの軽量化や EV化に対応する熱対策やエネルギー・コントロールを
最適化する為、車輌全体のパッケージングを柔軟に検討し、15分の充電で 240km の走行が可能な
高速充電システムや ワイヤレス充電等の技術の確立を目指す。

PS ;  Renault-Nissan グループは、中国の 東風汽車集団(Dongfeng Motor Group Company Ltd.)
   との間で合弁会社を設立し、中国市場向けのEV (小型SUV)を
        2019年から湖北省に在る東風の工場で製造・市販を開始する予定だ。

中国では 2018年から無公害車の生産を促進する為、自動車生産各社に対し、一定数量の無公害車の
生産を義務づけ、特に EV・燃料電池車に関しては、これまで 外資との合弁企業は2社までという
規制を撤廃し、3社目の設立が出来る事になった。
しかし、外国メーカーからの技術者の引き抜きや 低公害車の補助金の不正受給が横行、
問題視されており、中国国内での順調な発展が期待できるかどうかは 別問題だとも言われる。

 [Opinion]
英 Leicester 近くの Detroit Electric なるベンチャー企業が中国とジョイントして
Elise ベースの 二人乗り EV スポーツカーの計画を発表しているが、
筆者には、投資金額や生産計画が 今一つ不明瞭に想われ、相手先の中国企業の名も明らかでない。
更に クルマ自体のスペックや航続距離、1090kg とされる車重も過大で、
我々が考える様なスポーツカーの要件には不十分だと考える。
それが 10万ポンドを超える金額でマーケットが成り立つのか、疑問だ。
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/detroit-electric-plans-full-ev-range-joint-venture

PS ;  Detroit Electric の中国パートナーは、Far East Smarter Energy Group と言うらしい。
www.topspeed.com/cars/car-news/detroit-electric-still-has-a-pulse-or-so-it-claims-ar177438.html

今後の EV 関連の事象には、まだまだ紆余曲折が予想される。
もっと幅広い選択肢を考えるべきだろう。 個人的には "水素" を推奨したい。
(PS ;  12日、日清紡は白金を使わない燃料電池の開発に成功と発表。
          燃料電池車の開発に弾みがかかるのではないか。
          群馬大学と共同開発したカーボンアロイ触媒を電極に使用することで、
          コストを劇的に削減する事が出来るという。)
一方、EV は充電する電気の製造を行う時点で CO2 を排出してるだろうし、水力がこれ以上
増えるワケではなかろう。

大気に無害なハズの原発は ご覧の通りだ。 "福島" は いまだ何も解決していない。
そもそも 30年以上前の原発設備のオペレーションが、"絶対" 安全だと何故 言い切れるのか。
アメリカも中国も自身の都合に終始しており、温暖化の最大の原因は自分達だと言う自覚は無い。
いや、判っているけど 出来ない。 それが人間だ。

さあ、....... どうする !?

Honda zaujala vo Frankfurte konceptom Urban EV

2017年8月29日火曜日

North Korea fired a Missile just now


kim jong un

たった今、05:58 頃に北朝鮮から発射されたミサイル(火星12号 ?)は、北海道・襟裳岬の
上空を通過し、06:06頃、襟裳岬の東方 1,180km の太平洋上の海域に落下した事が確認された。
飛行距離から視て ICBM 級のミサイルと思われる。 ロフテッド軌道ではない。

JR 東日本管内の新幹線は 一時運転を見合わせたが、06:40 現在、運転を再開されている。

菅官房長官は 06:41、所見を発表している。 落下物の情報は 今のところ無いとされる。
韓国と日本は、国家安全保障会議を早急に開催する。

北朝鮮は、アメリカ本土を射程とする技術をアピールしたものと想われ、強い意志が感じられる。
トランプ政権を揺さぶり。

さて、これでアメリカの対応はいかに !?  さほど間を置かずに アメリカは 何らかの対応を
発表する事に成ろう。
尚、ワシントンを狙うとすれば、より北側の軌道を通過するはずだから、
今回の北朝鮮の発射は、アメリカに対する意思表示に留まるものではあるだろう。
でも、尋常ではない。

菅官房長官は早々に会見し、深刻 且つ 重大な脅威であるとした。

米ワシントンとの時差は 13時間。(28日18:00)
さあ、Mr. Trump は、....... どうする。


PS ;   その後、アメリカは ミサイル発射を伝えるも、ハリケーンの報道に重きを置いた。
   ミサイルの飛行距離は 2700km、最高高度は 550km。 飛翔時間は約14分。
   自衛隊は 哨戒機P3Cを出動、着水海域を捜索。
   海上保安庁は 着水海域に 艦船と航空機を投入。
   ミサイルは3つに分離して(レーダー上, 分離したように見えた)、3つとも着水海域に。
   新型の中距離弾道ミサイル。 多弾頭の可能性も。
   北朝鮮のメディアは、今回の発射についての報道は無い。
   在NY の北朝鮮国連代表部大使は、問いかけに応えず。
   安倍首相、政府はミサイルの動きを完全に把握しているとした。
   また、国連安保理に緊急会合の開催を要請。
   安倍首相、トランプ大統領と40分間の電話協議、
   大統領、"軍事オプションは排除しない。全ての選択肢がテーブル上にある"。
   菅官房長官、"これまでにない深刻、且つ重大な脅威"。
   小野寺防衛相 "中距離弾道ミサイルの可能性"。
   警視庁、千代田区の朝鮮総連ビル周辺を警戒。
   宮城県は危機対策会議を開催。
   JR 北海道も、管内の在来線・新幹線の運転見合わせ。その後再開。
   仙台の地下鉄も一時運転見合わせ、神奈川県の相模鉄道も一時運転見合わせ。再開。
   オーストラリア外相は、"常に日本をサポートする用意がある" 。
   韓国軍 "北朝鮮は順安(スナン)からミサイルを発射"。
   韓国軍、F15戦闘機4機で韓国北部で爆撃訓練。

2017年8月27日日曜日

Belgian Grand Prix Final

 skysports.com
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取りあえずの天気は、まあまあ。 今日の Spa Weather は !?  [Spa Weather]
名だたる高速サーキット、1周 7.004km、全 44周で戦われる。
コース内の高低差は 100m を超える。 気温22度、路面温度 34度。
現地時間 14:00(時差7時間)、間もなくレースは開始される。
https://www.formula1.com/en/championship/races/2017/Belgium.html

今年は マクラーレンのチーム創設者 Bruce McLaren の生誕 80周年に当たる。
この スパ・フランコルシャンで、チームはオレンジ色のTシャツを揃えた。
https://twitter.com/McLarenF1/status/901759934467108865

一瞬の油断が レースの成否を決める事になるかも知れない。
Alonso の入賞圏内も可能だろう。
タイア・チョイスは Soft (Yellow),  Super Soft (Red),  Ultra Soft (Purple)

昨日の暫定グリッドで、Renault の Palmer は予選10番手だったが、ギアボックス交換で
5グリッド降格、14番グリッドからスタートする。
これにより Alonso は1グリド前倒しになり、10番手スタートになった。
[Starting Grid Today]
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14:00、フォーメーションが始まった。
そして 14:03、レース・スタート !!

Lap   1  最初に飛び込んだのは Hamilton。 グリッド通りだ。
    どこかで イェロー ?  Force India 同士が接触 ?
    Alonsoは 7番手に上がっている。
Lap   3  上位6人は変わらない。 Wehrlein がピット内に入ったが。
    Alonso は Hulkenberg の交わされ8位に。
Lap   4  Ocon も Alonso を抜く。  パワーが足りない ?
Lap   5  更に Perez に抜かれた。  Wehrlein はリタイア。
Lap   6  Alonso 苦しい。 Grosjean に抜かれて 11番手。
Lap   8  と、スタンド前を通り過ぎて Verstappen が 変だ !! 
    どんどんスピードが落ちて、..... 止まった。 何のトラブルか !?
     Verstappen は地元グランプリだったが。(母が ベルギー人)
    取りあえず Alonso は10番手に。 暫くは大丈夫だろう。
Lap 11  Ocon、Grosjean、Alonso がピットに。
Lap 12  Alonso は15位まで落ちたが、Hulkenberg のピットインで 14 番手に。
    各車ピットで 順位が目まぐるしく変わる。
Lap 13  Hamiltonピット。 2.3秒。 速い !! 4位復帰。
Lap 14  Bottas ピット。 3.3秒。 5位で復帰。
Lap 15  Vettel もピット。 2.6秒。  これも早かった。
    Hamilton は Raikkonen を交わして 再びトップに。
Lap 16  Raikkonen ピット、2.8秒。  Ricciardo の前で4位復帰。
    上位陣は全て ソフトに。 そして Raikkonen に Stop & Go のペナルティー。
    イエローを無視したから。 
Lap 18  Raikkonen,  10秒ストップのペナルティーをピットで過ごした。Ocon の後ろ7位復帰。
Lap 19  Alonso が15位まで落ちている。
     Perez に 5秒ペナルティー。 但し、そのまま走りながらのタイムペナルティー。
Lap 20  Hmilton とVettel の差は 1.26秒。 Alonso は12番手まで上がったが。
    Raikkonen は Ocon を抜いて6位に。
Lap 21  Raikkonen 、Hulkenberg も狙うか。 
Lap 23  Hamilton と Vettel の差は変わらない。 但し Bottas は 5.6秒うしろ。
Lap 24  Hulkenberg は 5番手のまま頑張っている。 しかし Raikkonen が近づく !?
    レースは後半戦に。
Lap 25  Raikkonen が Hulkenberg をオーバーテーク、5番手に。
Lap 26  Alonso が遅れた !!    何かトラブル ?
Lap 27  Alonso はピットに戻って レースを終えた。 痛恨の念。 Lost Power !?
    天気は上々なのに。 レース序盤、"恥ずかしい" の言葉を吐いていたが。
Lap 28  Haas の Grosjean は7位、Magnussen が8位。
    Alonso は早くも報道陣から質問攻め。
Lap 29  Ricciardo と Raikkonen
Lap 30  Ocon と Perez が同士打ち、  Perez はパンク。 Ocon はフロントウイングを落とす。
    Perez は右リアタイアが ホィールを残して吹き飛んでいる。
     Raikkonen,  Hulkenberg がピット。 とっておきの Ultra に。
Lap 31  Hamilton , Bottas もピット。 2台は Soft、そして Vettel は Ultra に !! 勝負か。
    イェロー & セフティーカー。 Hamilton が文句を言っている。
Lap 32  このまま行くと Soft の Hamilton を Urlta のVettel が至近距離で追随する事に。
    さあ、面白い勝負になるかも。
Lap 33  セフティーカーが遅い、Hamilton のタイアが温まらない !! イラつく !
    加速とブレーキを繰り返す。且つ 自分のアタマもタイアも振り続ける。
Lap 34  再開 !!  Vwttel が Tail to Nose !  Side by Side !! しかし抜けない。
    Ricciardo 3番手、Raikkonen 4番手。
    そして Raikkonen が ......
Lap 35  Hamilton 逃げる、Fastest !  あと 10周。
Lap 36  Hamilton、速い !  メルセデスだけが Soft だが。 Rocciardo 3位で頑張る。
    Ricciardo はやや間隔が空いているが、トップ5人は ほぼ等間隔に見える。
Lap 38  面白い展開になった !!  Hamilton のリアタイアはヒート気味 !?
     Vettel のタイアは安定、ピットからはOK の指示が。 しかし Hamilton。
Lap 39  Hamilton は勝つつもりだろうが。 Vettel との差は 1.3秒前後。
     上位5人の攻防が面白い。
Lap 40  あと5周。  Hamilton のマシンは順調なコンディション。
    Vettel のセクター2が速い。 Hamilton はフル回転だろう。
Lap 41  Hamilton のタイアは厳しいハズだが、そんな事は言っていられないだろう。
     Hamilton のタイア温度は落ち着いたらしいけど ...... 。
    Hamilton はピットに "もう喋るな ! 一人にしてくれ。"
Lap 42  Hamilton は残り3周、最高のテンションで逃げる事に !!
Lap 43  Vettel がなかなか追いつけないところを視ると、タイアの問題だけではなさそうだ。
   Perez が走りながら ピットにリタイアを告げる。
Lap 44  このままでは Hamilton が ...... 。  ほぼ決まったか !? ミスは無い。
   ドライバーズ・ポイントは !?  スタンドからは歓声が飛び始める !
  そして Hmilton,  優勝 !!!

  ゆっくり落ち着いて ハンドルを外して、..... 納める。
  そして、"ざまー見ろ !!  " という感じで クルマを降りながら地面を叩くかの如く小腕を振る。
  Hamilton は控室に入っても 考え深い表情を崩さない。
  3位に入った Ricciardo は、ニコニコして表彰台に現れた。 例の ...... やるか ?

   Hamilton は表彰台でも軽い笑みをかわすだけ。  満面の笑みではない。
  彼は最後の数周、相当な気合いでハンドルを握っていたに違いない。
  シャンパンを振り終わってから、やっと笑い顔を取り戻した。

1 Hamilton   2 Vettel   3 Ricciardo   4  Raikkonen  5  Bottas   6  Hulkenberg
7 Grosjean   8  Massa   9  Ocon   10  Sainz     [Full Race Results]

Hamilton の表情は 清々しさも有るが、なにか 憂いも。 最後は必死だったのだろう。
そして Ricciardo は ...... 陽気だ !! 自分でシャンパンをカブっている。

インタビュアーは Mark Webber。  Hamilton は "Driver of the Day"。
ひと通りのインタビューを終わってるのに、Ricciardo は一人でバンザイ !!  いい人だ !!!
例の "Shoey" はやりそこなった !  せめて Alonso を慰めてやってくれ !!
http://blackflag.jalopnik.com/williams-could-save-fernando-alonso-from-another-year-o-1798447769  [disappointed Alonso ? ]

さあ、一週間後は Italian GP。 フェラーリは母国グランプリだが。  時差は同じく7時間。
Hamilton は今回、Vettel の Driver Standings 220ポイントに 7ポイントまで迫った。
Spa と同じく高速の Monza。 今日と同じような戦いが展開されるのか、それとも ..... 。

Belgian GP Qualifying

 skysports.com
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この和やかな雰囲気は、明日の決勝で どういう展開になるのだろうか。

土曜日の公式予選、ポールポジションを獲得したのは Mercedes の Hamilton。
しかし、このところ好調な Ferrari。 土曜日の FP3 では Raikkonen が最速タイムだった。
しかも 決勝のグリッドでは、メルセデスとフェラーリが縦に2台づつの隊列を組む。

[Full Qualifying Results]  [Starting Grid Sunday]  [Spa Weather]

決勝戦は、現地 14:00 にスタート、日本での放映は スタート 30分前の 20:30 から
フジテレビNEXT(CS) で生中継。 時差7時間。

[Timetable ; 24th Thursday to 27th Sunday]   [Latest in Spa]


2017年8月26日土曜日

Roy Lunn has died at the age of 92

 http://performance.ford.com/enthusiasts/newsroom/2016/01/tribute-to-roy-lunn--godfather-of-gt40.html


Roy Lunn (Royston Charles Lunn)、aged 92。  London 郊外・Richmond の生まれ。
8月5日、カリフォルニアの Santa Barbara で 脳卒中の合併症で亡くなる。
今までに彼の事を知る機会は少なく、むしろ ここ1~2週間でニュースは拡散した。
彼は Ford GT40 の開発に関わり、のちに "Godfather of GT40" と呼ばれる。
[Some GT40 News in this Blog]

www.nytimes.com/2017/08/18/automobiles/roy-lunn-innovative-engineer-of-celebrated-cars-dies-at-92.html
www.roadandtrack.com/car-culture/a12020967/you-have-no-idea-how-much-the-father-of-the-gt40-changed-the-auto-industry/
http://jalopnik.com/ford-gt-and-jeep-cherokee-engineering-legend-roy-lunn-d-1797912762
www.automotivehalloffame.org/honoree/roy-lunn/

www.youtube.com/watch?v=Dq7Z00U_8ko


彼は 戦後、AC Cars、Aston Martin で腕を振るい、その後 日本ではあまり知られていない Jowett のデザインを手掛け、1953年に英国 Ford に移籍して Anglia 105E の開発に携わる。
1962年、Lunn は Ford の本拠地である米国に移動、"Ford Mustang" のプロトタイプを完成させる。
そして翌年、打倒フェラーリを目指したフォードは、Lunn の構想の下、Ford として全く新しいタイプのレーシングカーの開発に着手した。

英国の Lora GT をベースとした そのクルマは、64年に最初のプレスリリースを迎えた。
のちに ル・マンで3連勝を飾る 歴史的な "Ford GT40" の誕生である。
その後の GT40 の活躍は衆知の如くで、破竹の活躍をつづける事となった。

1987年、マイアミの自他で 自らのリタイアを迎え、暫くは自分なりにクルマの構想を練る。
2015年、Santa Babara に居を移し、カルフォルニア大学サンタバーバラ校の学生相手に
エンジニアリング・メソッドの教鞭をとったりしていた。

多分、いい意味で "クルマ三昧" の人生を送った Roy。
納得のいく生き方をした事だろう。
私にとっては "GT40" のメソッドを授けてくれた教師で有り、
いい意味で 私の人生を変えてくれた "恩人" でもある。   .......  ありがとう !!