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2011年10月19日水曜日

UK Kit Cars




以前にも紹介した、Murtaya 英国には この手のKit Car が多数存在し、
モーター・スポーツの裾野を広げていくのに 貢献している。
もちろん、イギリス人 全てが器用なワケでもないので、完成車として入手する
こともできる。 日本に持ち込む場合も、キット購入した際の部品不足が起こり易い
ことを考えると、出来あがったモノを輸入した方がよい。
しかも、通関を含めて 車検登録まで考えると尚更の事だ。

Murtaya Sports Cars Ltd. は、主に スバル・インプレッサのエンジンをドナーとして
FR の面白そうなクルマを造っている。特に フラット・フォーを使う事で、その重心の
低さは 特筆に値し、高速域の走行安定性に寄与している。
更に、スバル・エンジン独特の音と吹けあがりは 心地よく、オン・ロードで日常の
使い勝手にも 満足できるものがあるだろう。

昔、ジネッタの"G10"MGB風のボディーのフロントに Ford 289・V8 を積んだ
クルマとして、極く少数が生産されたが、そのポリシーによく似た Murtaya は、
スバル・エンジンを使う事で、より安定感を持ったクルマとして、サーキットだけでなく、
普段の使用にも充分に維持できるものであるに違いない。    
[G10 at ACE CAFE LONDON]

今回の Murtaya RTS は、STi ベースを最高域までチューニングし、500馬力を
を確保するというが、果たして どの程度のモノなのか、実際に目の当たりにして視て
みないと判らない。 ロンドンから ついでに訪れるにしては、チョット遠すぎるので、
いずれ遠からず !  写真で観る限り 旧ジネッタ等と比べると、格段に(?) 良い
仕上がりをしているようなので、期待できる。 楽しみだ。
britishgreenyokohama@gmail.com

2011年8月26日金曜日

SDR Subaru


よくある英国製のキット・カーで、Subaru Boxer エンジンを積む。
これらは もちろん、キットで買う事も出来るし、面倒くさいヒトは、
完成車で購入すれば良い。 キットだと、自分で仕上げるのには、
慣れない事もあって、多分 100~200時間は必要だろう。
メーカーで組んでもらうと、3000~7000ポンドくらいが必要となる。
[SDR Sportscars]

キットで買う場合、気をつけなければいけないのは、
一見、ずいぶん廉い様に感じるが、その価格は、ボディー・キットだけだったり、
せめてサスペンションとタイヤが着いて、転がるだけだったりするし、
エンジンが別なんてのは 通常の話だから内容をよくチェックしなければいけない。
更に、メーター類やヘッドライト、配線キットや ネジ類に至るまで、
全部自分で揃えなければならなかったりするので、イギリス在住だったらまだしも、
日本で組むには、相当の覚悟が必要となる。

運よく完成しても、実は 大問題が待っている。
完成したクルマ、もしくは完成車で輸入したクルマを、そのまま 日本の車検場に
持ち込んでも、絶対に ! 車検は合格しない。
日本の場合、まず、"規定の" 排ガステストを受け、日本の保安基準に
合致するように "改善" をして、一台ずつ、車検場のラインでチェックをうける。
場合によっては、矢田部に持ち込んで、ブレーキ・テストや別途、クラッシュ・テストも
必要となり、個人が、一台だけ輸入した場合には、殆んど不可能なことも有り得る。

だから、完成車だろうが、キットだろうが、現地で購入する段階から、
我々業者に相談すべきだ。 通関の方法も異なるので、絶対に個人で
輸入してしまうのは 避けるべきで、とても余計な出費をしてしまう事になる。

英国やアメリカ等の場合、この手のクルマに対しては、登録の際には、
少ロットのクルマの登録に対して、特別枠が有ったりするので、余分な費用や
手間はかからない。それでも この御時世で、排ガスチェックが厳しくなったり、
余計な手続きが必要になってきて、費用もかさむようになったらしい。
それにしても、日本より遥かに楽である。
要は、何かあったら 個人で処理する問題で、個人の趣味や楽しみ方にまで、
国や役所は、口を挿まない。 当たり前と言えば、当然のことだ。

だから、日本のユーザーは、この為に、50~100万円近い出費をしている
のをご存じだろうか。 一部の特殊なクルマの場合は、それ以上だ。
年に数日しか走らない様なクルマでも、カローラやシビックと同等の基準が
要求されてしまう。もちろん、大気汚染には これっぽッチも影響しないだろう。

そんなワケで、日本製のキット・カーは存在しない。
でも、イギリスにも、アメリカにも、各々100以上のメーカーがあり、
その出来栄えもピンからキリだが、20万,30万円~数千万円まで、
キットカー・ショーに行くと、見た事もない様なクルマ達が
百花"総覧"状態で目を楽しませてくれる。 どちらがいいかは、言うまでもない事だ。

2010 SDR Sportscars WR3 V-Storm
[supercars.net]

2011年2月23日水曜日

Kit Car of The Year


この手のクルマは英国には たくさん有って、羨ましい限りだが、
これは中古のスバルのフラット・フォーを使ったSDR V-Storm
エンジンの重心の低さに注目したのであろう。 しかも3人乗りだ。

実は日本でも10年くらい前に、STI も正式に絡んで とても魅了的で
出来のいいイタリア製のミッド・シップ試作車を、湘南の葉山で
お披露目したことがあった。でも、オペレーションとマネージメントに
問題が有ったのだろう。その後、立ち消えになってしまったが、
実現して欲しかったと思う。

それはともかく、イギリスでは今後も "この手のクルマ" には事欠かない
まさに、"遊び心" の塊りみたいなものだ !
真面目に(?) こんなものを造ってしまうところがスゴイ !