2017年10月30日月曜日

Mexican Grand Prix Final

 skysports.com
expanded thumbnail

"ワケの判らない (判りにくい !) " グリッド・ペナルティー、
当初 7番手スタートの予定だった Ricciardo は 16番手に、13番手だった Hartley(Toro Rosso)は
17番手に降格が決まった。 理由 !? ........ 色々交換したから。 [Revised Starting Grid Today]

ちなみに McLaren の2人は Q1 で敗退している。 理由 ? ..... 余計な駆け引きはしたくないから !?
グリッド・ペナルティーの本来(本当)の目的(理由)って 何なんだ ?
何故 シーズン中の開発やパーツの交換を制限しなくてはいけないのか。  ...... 判んない。
何故 サーキットの来場者数が減り、視聴率が下がってしまったのか ?
何故 F1 をハイブリッドにしなくてはいけなかったのか。
Indy は 何故ハイブリッドにしないのか。
何故 Porshe は WEC,  Le Mans から去ってしまうのか。
観客は 何を楽しみにサーキットに来るのか。
[Twitter,  Max]  [Twitter,  Valtteri & Lewis]

それにしても、メキシコの観客は エキサイティングだ。 FP も予選も大入りだ。
素晴らしい ......... !!

今日、Hamilton が5位以内にフィニッシュすれば (Vettel が優勝しても) 今年のチャンピオンが
決まる。  30分前、各車コースインした。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Mexico.html

4.304km のコース,  2000メートルを超える高地で 71周のレースが始まる。
唯一のメキシコ人ドライバー、Sergio "Checo" Perez Mendoza は 如何に !?

15分前、メキシコ大地震の犠牲者に対し、黙禱が捧げられる。 ラテンの団結は強い !!
メキシコは真剣だ、....... 陽気に見えるけど。

タイアは Soft, Supersoft, Ultrasoft。  ワン・ストップか。
グリップが やや弱いコース・コンディション。

現地 14:00,  フォーメーションが始まった。
そして 14:03,  レース・スタート !!

Lap   1  1コーナーで右インにいた Vettel と 外側から差してきた Verstappen のリア同士が接触、
    先行した Verstappen の右リアで Vettel のフロント左ウイングが弾かれた。
    更に 2コーナーで インから入ってきた Hamilton の右リアタイアと
    Vettel の左フロントタイアと接触、Hamilton の右リアはパンク !!   ピットへ。
    Vettel もピットでノーズを交換、 Soft に。 ノンストップか。  Hamilton も Soft !
Lap   3  Verstappen, Bottas, Ocon, Hulkenberg, Perz, Massa, Raikkonen, Ricciardo,
    Stroll, Magnussen. 
Lap   4  Vettel 18番手、Hamilton は最後尾 !!  Alonso 13番手、Vandoorne 11番手。
    Massa がピットに向かった。 Ricciardo は7番手に。
Lap   6  Ricciardo ピットへ。
Lap   7  Vettel は16番手に上がった。 Vandoorne 10番手、 Alonso 13番手。
Lap   8  Hamilton はまだ19番手 !  Ricciardo はリタイア !!
Lap   9  メキシコ人 Perez は5位に上がっている。 その後に Raikkonen。
Lap 10  Alonso 11番手に。 Raikkonen, Perez を抜けない。
Lap 11  Raikkonen, DRS を使って Perez を抜こうとするも 叶わず。
    Lap 1 のVerstappen, Vettel, Hamilton の接触は審議無し。 
Lap 12  Vettel はMassa に弾かれながらも 苦労して Massa を抜いた。 でも まだ 15番手。
    前は Gasly。
Lap 13  Hamilton は Vettel の18秒後ろ。
Lpa 14  Hamilton はまだ 19番手。 慌てない !?
Lap 15  Raikkonen は 350km/h で Perez を追いかけるも ...... 。
Lap 16  Grosjean は先ほど (Alonso と)接触で 5秒ペナルティー。
    Vettel は Gasly を抜いて 14番手に。 その前には Grosjean。
Lap 17  Verstappen は Fastest 連発。 2位 Bottas との差は 6秒。
Lap 18  Vettel は Grosjean を追う。 Hamilton はまだ 19番手、やる気を失った !?
    Vettel が優勝さえしなかったら チャンピオンだし。
    Vettel は Grosjean を抜いて 13番手に。 
Lap 19  Bottas Fastest。  Perez ピット、Soft。8位で復帰。
Lpa 20  Hulkenberg はピット。 Alonso 10番手、Vandoorne 11番手。
Lap 21  10位 Alonso は Ericsson を追い詰める。
    Ocon ピットで Soft に。2.7秒、5位で復帰。
Lap 22  Hamilton まだ 19番手、後ろに Verstappen の姿が。 Hamilton に Blue Flag !!
    Verstappen は Hamilton を抜いて周回遅れにさせた !
Lpa 23  7番手 Hulkenberg は "loss Power" !?  でも Magnussen を追い続ける。
    Vettel は Vandoorene を抜いて11番手、その前には Alonso。
Lap 25  Hamilton は、このレースを諦めた !?
Lap 26  Hulkenberg がグリーンで止まっている。 リタイア。 DRS トラブル。
    セクター1はイエロー。
Lap 27  Alonso 9位、Vettel 10位、Vandoorne 11位。
    Vettel はポイント圏内に入っても、2位以上じゃないと Hamilton に
    待ったをかけられない。 
Lap 28  Ericsson, Alonso, Vettel が続く。 Hamilton はやっと 17番手。
Lap 29  Verstappen の左フロント・タイアにはブリスターが。
    でも路面温度は低いので 大きな問題は無い ?
Lap 30  Hamilton, Wehlein を抜いて 16番手。
Lap 31  Perez は Magnussen を抜いて 6番手。 地元民の大歓声。
    Vettel は Alonso を抜いて8番手まで上がった。
Lap 32  Vettel が Fastest。  Hartley が白煙を上げて止まった。燃えている。 ターボか。
    バーチャルセフティー。
Lap 33  Verstappen, Vandoorne, Bottas, Gasly, Raikkonen がピット。
    Hamilton にも "Box, Box "。 Vettel, Alonso も。
    Vettel は Ultrasoft !
Lap 34  セフティーカー終了、相変わらず Verstappen がトップ。
    Hamilton も相変わらず 16番手。
Lap 35  Raikkonen Fastest, 3位にいる。 後方では 16位 Hamilton が Grosjean を追う。
Lap 36  Vettel 再び Fastest。 Hamilton は Grosjean を抜いて "やっと" 15番手。
Lap 37  Verstappen 速い。 Bottas に 9秒差。
Lap 38  Vettel, ストレートで Magnussen を抜く、7番手。 Hamilton 14番手に。
    
Lap 39  Verstappen は相変わらず飛ばしてる。  20秒台前半。 2位 Bottas に 10秒差。
Lap 40  Bottas は Verstappenに 11秒遅れる。 Stroll は5番手で頑張っている。
Lap 41  Verstappen はピットからの指示で 守りに入る。 Bottas との差は 12.5秒。
Lap 42  Hamilton,  13位の Gasly を追う。
Lap 43  Hamilton は Gasly を追うが抜かない(抜けない ?)。  ....... でも抜いた。
Lap 44  まだ 7番手の Vettel は Perez を抜けない。
    Verstappen は更に Bottas との差を拡げる。
    大事に走って優勝を狙う !  まだ 25周あるし。
Lap 45  Hamilton、Ericsson を抜いて 12番手。
    Alonso と Vandoorne の間に居る Massa, 遅い !
Lap 46  Raikkonen 3位、Ocon 4位。 Stroll も引き続き5番手に居る。
Lap 47  Vettel,  Perez を何故抜けない !?  もう優勝するしかないぞ !
Lap 48  Verstappen は Bottas に 14秒差。 Vettel は Perez を追うが。
Lap 49  Vettel は Perez に 1.6秒まで近づいた。
Lap 51  Vettel は コーナーで Perez に迫り、そして抜いた。
Lap 51  Perez ピット、Ultra。 7位復帰。 
Lap 52  Hamilton の前には 11番手の Vandoorne. 
Lap 53  Hamilton が Vandoorne を抜いて 11番手。
Lap 54  Vettel, 350km/h オーバーで Stroll をプッシュ、1コーナーで迫り ...... 抜いた。 5番手。
Lap 55  Vettel Fastest、1分19秒台。 いずれ Ocon は抜くだろうが。
Lap 56  Hamilton は Massa を狙う。 差は 1秒以内に。 
Lap 57  Vettel, Ocon に近づく。 Hamilton は Massa を抜いてポイント圏内に。
    ピットとの交信で Vettel の状況を問う。  ピットは "慌てなくて いいよ"。
Lap 58  Ericsson がピットで白煙。 ターボ ?
Lap 59  Raikkonen が3位に居るが、いずれ Vettel を行かせる !? Vettel Fastest。
    Alonso は9番手だが、前には Magnussen。 差は 0.6秒。後ろには Hamilton。
Lap 60  Hamilton は Alonso に近づくが。
Lap 61  Verstappen は 2位 Bottas に 17秒の差をつけている。 Vettel 4位。
Lap 62  あと 10周。 Sainz がピットで止まった。 Hamilton は Alonso に近づいた。
    Magnussen と一緒に2台抜きを狙うか。
Lap 63  Magnussen, Alonso, Hamilton。
Lap 64  Hamilton は前の2人の様子を覗(うかが)う。
Lap 65  Alonso と Magnussen のバトルが。 差は1秒以内。
    Magnussen 328km/h で逃げるが。
Lap 66  Verstappen は逃げ切るだろう !!  
    Hamilton は Alonso に仕掛けたが、...... 慌てない。 でも抜けるだろう。
    Hamilton は このままでもチャンピオンが決められる !?
Lap 67  相変わらず Magnussen, Alonso, Hamilton。
Lap 68  Hamilton,  Alonso に迫り ....... ,
Lpa 69  Hamilton は side by side,  ターン3で Alonso を抜き 9番手。
    Vettel が優勝しない限り ...... 。
Lpa 70  Alonso は何とかポイント圏内で終わるか。
Lap 71  Vettel 4位で最終ラップ。 Hamilton 無理しない。

   ピットでは Verstappen ファミリーが待っている ! 
   父親の Jos は "もう大丈夫だ" という顔付きで。
   
 優勝、Verstappen !!  そしてHamilton は年間チャンピオン !!!



Hamilton,   "Thank You, Thank You, Thank You。  Four Time(Champion),  Thank You !! " 
そして ドーナツターンを。 イギリス人ドライバーとして最高の4回チャンピオン。
クルマのノーズに立ち上がってイギリス国旗を大きく掲げた。
国旗を纏って パルクフェルメでインタビューを受ける。
"最初は良かったよ、でもベストを尽くしたんだ。"  満員のスタンド。
Verstappen の優勝インタビューは表彰台まで おあずけ、と思いきや
引き続き インタビューを受ける。 そして すぐに Bottas に代わった。 Kimi も。
Hamilton は国旗を纏って駆けまわっている !!  ....... 走り続ける !!
そして ようやく走り終わって、チームの面々に感謝 !!
Verstappen と Bottas はバックルームで 何気ない顔、 表彰台を待つ。
スタジアム・セクションは 大盛り上がり !!

そして やっと表彰台が。  まずは Kimi が登場。
Verstappen の顔は さすがに晴れやか。 やがて 落ち着いた顔つきで廻りを見渡す。 笑みも。
今年2勝目を獲得。

今年の Mercedes は 一度もリタイアしていない。 一方、"赤いチーム" は信頼性に問題があった。

紙吹雪が飛び 表彰台が回転して ミュージック DJ が現れた !!
メキシコらしいカラフルなお祭り。  でも Kimi はスタンド裏で なんとなく白けた顔。
このあと 3人のドライバーはプレスルームへ。  観客は 全然帰ろうとしない。
いつもと違う 表彰式の流れ。 DJ が続いている。 Hamilton は皆んなの相手で忙しい !
そして プレス・コンフェレンス(記者会見)に。
www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/10/fia-post-race-press-conference---mexico.html

あまりに長すぎて、中継は終わってしまった。  目出度し !!


expanded thumbnail
本日、ガッカリしたのは この人。

2017年10月29日日曜日

Mexican GP Qualifying

 skysports.com
expanded thumbnail

標高2200m を超す高地にある Autodromo Hermanos Rodriguez(ロドリゲス兄弟サーキット)、
高地ゆえ 空気濃度は薄く、最高速は上がるがダウンフォースを取りにくくなる。
メキシコならではのセッティングが要求される。 平地より 23% も空気が薄い。

コースは、メキシコの首都 Giudad de Mexico(Mexico City) の中心部からクルマで20分ほどの
市内に在り、東京だったら さしずめ 新宿御苑がサーキットになった様なものだ。
但し 現地は野球場跡地を利用したもので、スタンドの一部も再利用されている。

さて 日曜日の決勝戦、1列目に並ぶのは Vettel と Verstappen だ。
2列目には Mercedes の2台。  [Starting Grid on Sunday] [Full Qualifying Results]

https://www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/10/mclarens-set-for-heavy-grid-penalties-in-mexico.html

決勝のテレビ放映(生中継) は スタート 30分前、日曜日深夜 27:30(月曜の明け方) から
フジテレビNEXT で。 日本との時差は 14時間。

2017年10月24日火曜日

Elise Cup 260

 http://www.lotuscars.com/news/corporate/lotus-elise-cup-260-sports-car-alchemy

with Clive Chapman, Director of Classic Team Lotus

Lotus は、限定30台で "Ultimate Version"、つまり "究極" な Elise のリリースを発表している。

エンジンは1.8 liter・4気筒 250bhp で、車重 902kg、最高速 241km/h、0-60mph は3.8秒となる。
自社のテスト・トラック(in Hethel) のラップは 1分32秒で、これは 以前の Cup 250 より
2.5秒も速い。

この Cup 260 は、240馬力・車重917kg の "Race 250" をベースとしたもので、
それを更に10馬力アップし、車重も 15kg 軽量化した "究極の Elise " を目指した。
更に "3-Eleven" 由来の大型リアウイングを備えた "高度なエアロダイナミクス" を施した。

価格は £59,500(約892万円) からで、オプションとして チタニューム・エキゾースト(£4,000)と
カーボンファイバーのハードトップ(£3,000)を用意する。
これら2つのオプションを追加すると、限りなく 1,000万円に近づく "究極" なエリーゼとなる。
www.topspeed.com/cars/lotus/2017-lotus-elise-cup-260-ar178018.html
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-elise-cup-260-limited-run-race-car-derived-porsche-718-cayman-gts-rival

今回、シャシーを含め周辺機器、足回りやハンドリング等、走りに関する部分を Lotus Mortorsport
のデビジョンがコーディネートしている。 勿論 コストの問題も有るから、レース車輛と同等とは
言えないまでも、一般にアピールする為の出来る限りの事はやった、ということだろう。
その結果が £59,500 だ。  これは 96年の発売当初の約2倍の価格で、車重も 200kg 近く増大した。

フロント・ノーズ周りでは、より幅広い左右の開口部を持ち、フロント・スプリッター、
リア・ディヒューザーを改良して、大型のリア・ウィングとの相乗効果により
最高速域で 180kg のダウンフォースを発生、直進時も含めて安定したコーナリング・スピードを
確保している。 また、フロント・ホィールアーチ上にはルーバーも追加したのが特徴的だ。


更に 各パーツの軽量化にも取り組み、Two Piece Brake Disk は 4kg を超える軽量化、
エンジンカバーで 3.3kg、自社工場製の Carbon Race Seats 2脚で12kg、
Lithium-Ion Battery で9kg 軽くし、鍛造アロイ・ホィールやカーボン・ボディーパネルの多用で
乾燥重量は 862kg まで そぎ落とした。 これは日本の K-Car(軽自動車) 並の車重に近い。
要は 軽自動車に 250馬力を積んだと思えばよい。 その走りは しかるべし。

Supercharged 1.8 liter エンジンは、Air Filter と吸気口部分を改めて カリブレーションも やり直し、
排気音も "いい音" に "改善" してある。

96年当時、初期型 Elise Mk-Ⅰは僅か 120馬力程度だったが、今考えても十分楽しめるハンドリング
と挙動を醸し出していた。
特に日常の街中での走行で、軽くて機敏な行動は 今の重いエリーゼよりも楽しめる。

馬力も価格も約2倍になった "Cup 260" は、別な意味で 楽しめるクルマではあるが、
どちらが良いのかは 自身の判断による。

話は違うが、60年代の Jazz やポップスも、いまだに十分な "聴きごたえ感" を有し、
特にジャズは 当時の録音盤(LP) でも、真空管のアンプを使って 身震いする程の音場(おんじょう)
を再現する事が可能だ。 我々が求めるクルマの楽しみ方にも、同様な事が言えるのではないか。
少なくとも クルマ趣味の領域に於いては、自身の判断と指向性(?) によって クルマを選択すれば、
と言っていいだろう。 最新のエリーゼも、旧車エリーゼも どちらも正しい選択だ。
更に クラッシックもヴィンテージも有るワケだから、楽しみ方には キリがないのである。

余談だった ....... 。

2017年10月23日月曜日

United State Grand Prix Final

 skysports.com
「us gp bolt hamilton」の画像検索結果

Ferrari は相変わらず 不調の噂が絶えない。今回は Marchionne も乗り込んできた。
金曜日の晩には、念の為 Vettel のシャシーを交換した。
Vettel と Hamilton のポイント差は59。 早ければ このアメリカでチャンピオンが決まる !?

expanded thumbnail

今日は Usain Bolt, Bill Clinton, Stevie Wonder, Michael Buffer らが詰めかけた。
Bolt はフォーメーションでグリーン・フラッグを振るら。
風が強く路面温度は低いが ほぼ快晴の状態だ。 アメリカの青い空 !!
一周 5.513km、全56周で争われる。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/United_States.html

Vandoorne は公式予選後に MGU-H を交換、合計30グリッド降格で最後尾スタートになる。
[Starting Grid at Final Round]
スタート前のイベントはアメリカらしい演出が目立つ。  ドライバー紹介に独自の時間を割く。
国歌斉唱は観客全員が起立して旨に手を当てる。
スタート前に ここまで盛り上がるグランプリも珍しいだろう。
Oro Rosso の"新人" Brendon Hartley は、ル・マンと同等の走りが出来るだろうか。
3分前、"Gentleman, Start your Engines" の掛け声が響いた。

現地 14:00,  Hamilton を先頭にフォーメーションが始まった。

そして 14:03, ....... レース・スタート !!

Lap   1  Vettel が 1コーナー直前で前に出た   !!!
    Hamilton, Bottas,  Ricciardo,  Ocon,  Raikkonen,  そして Alonso が続く。
Lap   2  地元 Haas の Grosjean が13番手、Magnussen は最後尾だ。
Lap   3  Verstappen は11番手まで上がっている。
    新人 Hartley はまだ 18番手。
Lap   4  Ricciardo は一瞬 Bottas に襲い掛かったが、..... 交わされた。
Lap   5  Renault の Hulkenberg はピットでリタイア。
    hamilton, Vettel に5秒遅れで 3番手争いが。
Lap   6  Hamilton がトップに躍り出る。 Vettel は 0.8秒差で食い下がる。
Lap   7  3位争いが続く。  Verstappen は7番手、Alonso 8番手。
    Saubar の Werlein は接触でリタイア。
Lap   8  Hamilton はラジオで "Plan A,  Plan A"。 ワンストップか。
Lap   9  Hartley がピット。 18番手に落ちた。
Lap 10  Hamilton - Vettel の差は2.2秒まで開いた。
    Verstappen は6位まで上がっている。
Lap 11  Stroll がピット、Soft に。 Alonso 8番手。
Lap 12  Vettel の左フロントには ブリスターが少し。
    Raikkonen が Ricciardo に迫るが今一つ。
Lap 13  Ricciardo ピット、Supersoft、9番手で復帰。 Raikkonen は4番手に上がった。
Lap 14  Alonso, 7番手キープ。 Ricciardo は Sainz を交わして8番手に。
Lap 15  Alonso ピット、Soft、14位復帰。 Vandoorne は11番手。
Lap 16  Ricciardo がおかしい、ターン15のグリーンで止まった。 エンジンが逝ったか !
Lap 17  Vettel がピット、Soft で 5番手復帰。 Verstappen が4位に上がる。
    Vandoorne 9位、Alonso 11位。  上位3人は Ultra Soft。
Lap 18  Ricciardo は止まった位置からスクーターに載せられてバックヤードへ、
    その後 歩いてピットに向かった。
Lap 19  Bottas がピット、ソフトに。 2.2秒で5位で復帰。
Lap 20  Hamilton がピット、3位で復帰。 Verstappen が2位に。Vettel 4位
Lap 21  Alonso 8番手に。 Verstappen は暫定(!)トップ。 Vandoorne 10位。
Lap 22  1位 Verstappen と 2位 Hamilton の差は、0.8秒。
Lap 23  そして Verstappen を Hamilton が抜いた !
    ピットでは Verstappen のファミリーが見守る。
Lap 24  Alonso 8番手ィープ。 このところ安定してきたようにも見える。
Lap 25  Verstappen  がピット、3.6秒、Soft を履いて5位復帰。
    Alonso がスローダウン、ピットに向かう。 終わったか。クルマを降りた。
    Vandoorne 11位、何処までいける !?
Lap 26  Vandoorne がピット、15位で復帰。
Lap 27  後方では Stroll を Hartley が追いかける。
Lap 28  此処で Stroll にボックスの指示 ? でもスタンド前を通り過ぎた。
    トラクションがおかしい !?
Lap 29  Alonso はレーシングスーツを脱いでピット裏を歩いて、多分 モーターホームに向かう。
Lap 30  6位 Massa を Ocon とPerez が追いかけ、.... Massa はピットに。
Lap 31  それにしても Force India の2台、ダブルポイントか。
Lap 32  ルノーに移籍した Sainz は8番手に。
    7位 Perez は "オレの方が(Ocon より)速いから、前に行かしてヨ ! "
    "うしろから Sainz が来てるし !!"
Lap 34  Sainz が Perez に仕掛けた、そして ターン20 で抜いた !!
Lap 35  更に Perez を Kvyat が追う。
Lap 36  Hamilton, Vettel, Bottas, Raikkonenn。 その後ろに Verstappen。
    Bottas には Raikkonen が迫っている。
Lap 37  あと 20周。 2位 Vettel は Hamilton に6.8秒の差をつけられているが。
Lap 38  Versutappen がピット。5位で復帰、スーパーソフトで最後の勝負に。
Lap 39  Vettel が入った、Supersoft。 Verstappen の前、4位復帰。
Lpa 40  Haas Grosjean は 10番手まで上がっている。 しかし Massa に順位を奪われる。
    Magunussen は 13番手。
Lap 41  Raikkonen はなかなか Bottas を抜けないでいる。
Lap 42  遂に Raikkonen,  Bottas を抜いた !!
Lap 44  Sainz が6番手を狙う。 Ocon 頑張る !
Lap 45  3位 Bottas と Vettel の差は 7.5秒。 
Lap 46  Sainz が執拗に Ocon を追うが。
Lap 47  Vettel は徐々に差を詰めながら Bottas を追う。 表彰台は行けるか ? あと10周。
    Vettel が周回遅れの Magnussen を抜いた瞬間に Magnussen は Ericsson に
    接触しながらスピン、Magnussen は 16位に落ちる。
Lap 48  Vettel が Fastest。 Bottas に2秒以内。 Ericsson に5秒ペナルティー。
Lap 50  Vettel は DRS を使って 差を1秒以内に。 
Lap 51  Vettel, 1コーナーで Bottas を抜く !!  Bottas には更に Verstappen が。
Lap 52  あと5周、Verstappen が迫る。
    そして Ferarri は Vettel を Raikkonen に先行させた。
Lap 53  Verstappen は Bottas を押し出して順位を上げる。 Bottas 5番手に落ちた。
Lap 54  Vettel は Hamilton に まだ 14秒の差があるかっら、1位は無理だけど2位キープか。
Lap 55  Verstappen が Raikkonen を追って3位を狙うが、ムリかな !?
Lap 56  最終ラップ !  上位3人は確実だろう。 Verstappen が必死で Raikkonen を追うが、
..... 38歳になったばかりの Raikkonen、最終コーナーで 20歳の Verstappen に抜かれた !!!

そして  Hamilton,   優勝 !!

Verstappen は見事な逆転劇を演じた。 "Yes,  Yes,    Ha Ha Ha !! "
走りながらも 早いとこシートベルトを外したいところだが、以前に怒られたので止めたか。

しかし バックルームに戻った時点で、彼には5秒ペナルティーが判明 ........ !!
そして Raikkonen が部屋に入ってきて、....... Verstappen は退去 !!
Verstappen は去年のメキシコと同じハメに。 なんとも残念 ....。 でもエライ !!
[skysports Twitter]

1) Hamilton   2) Vettel    3) Raikkonen    4) Verstappen   5) Bottas   6) Ocon
[Full Race Results]

表彰台には Usain Bolt が。 そして Clinton が Hamilton に優勝カップを。 ツーショット !
Hamilton は年間タイトルを決められなっかったが、多分頑張るだろう。
Mercedes は4年連続でコンストラクターズ・チャンピオンを獲得。 [Mercedes Twitter]

今回は Bolt がインタビュアー !!  なかなかのインタビューぶり。
Bolt が Raikkonen にインタビューしてる最中、Hamilton がいきなりうしろから Bolt に
シャンパンを かけた。  そして Hamilton は Bolt と一緒に例のポーズを !

いかにも アメリカらしいグランプリ、良かった。  次は Mexican Grand Prix、来週 !!

2017年10月22日日曜日

US GP Qualifying

 skysports.com
expanded thumbnail

強めの風の中で始まった土曜日の公式予選。
日曜日、決勝のポールポジションは Hamilton、そして続くは Vettel と Vottas。
Hamilton は通算 72回目のポ-ルとなった。

McLaren の二人にとっては、やや幸運なスタート位置となる。
何人かのドライバーのグリッド・ペナルティーが入り組んで、Vandoorne は本来5グリッドの
ペナルティーだったが 1グリッド下がるだけ、Alonso は予選結果は9番手だったが、
8番手スタートとなる。

[Full Qualifying Results]  [Starting Grid on Sunday Race]

Toro Rosso の Pierre Gasly が鈴鹿の Super Formula の最終戦に出場する目的で、
US GP を欠場、その代役として 今回、Brendon Hartley が出場する。
しかし せっかくの機会に、彼が乗るマシンは パワーユニットと関連部品の交換で25グリッド降格。

ちなみに Hartley は、今年の Le Mans で Porsche 919 Hybrid に乗車、
チームは総合優勝している。 また 2015年にも Mark Webber らのチームで2位を獲得した。
尚、F1 を欠場してまで US GP と日程が重なったスーパーフォーミュラに参戦、
年間総合優勝を目指していた Gasley は、台風でレースが中止、夢を果たす事はかなわなかったが、
ルーキー・オブザイヤーは獲得出来た。

Toro Rosso の Sainz は、Palmer が Renaurt のシートから早々に離脱したことで、
この US GP からは ルノー・ドライバーとして出走する。 彼は来季からの ルノーへの移籍が
決まっていたが、その時期が前倒しになったものだ。

決勝のテレビ放映は、スタート45分前の 日曜日の深夜27:45から フジテレビNEXT(CS) で。
決勝スタートは 現地日曜日の 14:00(日本時間28:00, 23日月曜日 4:00AM)、時差14時間。

2017年10月20日金曜日

2018 Pikes Peak with VW

 www.autocar.co.uk/car-news/industry/volkswagen-confirms-pikes-peak-entry-electric-racer


Volkswagen は 2018年6月に開催される Pikes Peak International Hill Climb に参戦する。
同社の開発部門の Frank Welsch が明らかにした。

クルマは 四輪駆動の EV で、Volkswagen Motorsport (in Wolfsburg, Seven Smeets as the Head)
が開発を行う初めての EV レースカーとなる。 www.volkswagen-motorsport.com/
クルマは "革新的なバッテリーと(四輪)駆動技術" を有し、2014年, 2016年, 及び昨年に
このイベントで総合優勝した Romain Dumas がドライブする予定だ。
www.romaindumas.com/en/romain-dumas-third-victory/
www.romaindumas.com/en/norma-mxx-rd-limited-technical-specifications/

さて、世界は EV にシフトしつつある。 特に VW は 今回のディーゼル疑惑で莫大な損失を
計上しなければならず、その汚名挽回の一環として、また 会社のイメージアップの為と思えば
何でもやってくるだろう。

パイクスピークのレースについては詳しくないが、元来 このレースはプライベーター中心の
レースだろうし、メーカーのサポート(援助) を受ける程度はいいと思うが、
ワークス自身がが乗り込んでくるのは 如何なものか。

EV の特性上、速いに決まっている。 しかも たった8分ほどのレースだ。
クラス分けはするだろうが、VW が パイクスピークの王者になるのは さほど難しい事では
無かろう。 私としては、やめて欲しいネ !

EV の開発は ほかでやってもらえばいい。 VW の この行為は評価したくない。
ちなみに 日本勢では モンスター田嶋が、2006年から このレースで6連勝している。
https://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/MT

2017年10月17日火曜日

Lotus bears SUV in mind

 https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-ceo-sports-car-production-stays-norfolk-suv-could-go-elsewhere
What a Lotus SUV might look like
今年、中国の Geely に買収された Lotus は、今後も 従来から在る Norfork の工場での
Elise・Exige・Evora の生産を継続し、新たなカテゴリーである SUV も含めたラインアップを
構築していく。  britishgreenyokohama.blogspot.jp/2017/07/future-of-lotus_17.html

どの車種を何処で とは明言しなかったものの、英国内では これまで通りスポーツカーを
生産しつづけると言う。

英 Auot Car誌によると、Geely 傘下で 引き続きロータスの CEO を務める事になった
Jean-Marc Gales は (今回 語ったのは、2021年以降のビジョンだが) 、
当面、現行の車種は 英ノーフォークの(本社)工場で生産を続け、Gelly 側の準備が整い次第、
中国では 新たな SUV を中心に生産を開始する事になる模様だ。
尚、エリーゼやエヴォーラの生産について、中国でも生産するかどうかの明確な言及はしなかった。

Gales は、"スポーツカーについては これまで通り ノーフォークで生産を続け、
それ以外の新たな車種については (英国を含む) あらゆるファシリティーで生産する。
ノーフォーク工場は維持する。 2021年以降は、次世代の Elise, Exige, Evora と SUV を含めた
全車種のグローバルな販売体制を敷く。
新たな体制下での販売を確立させ、ロータスの未来は明るいものだ。" とコメントしている。

そして "Lotus は新たな段階に進展し、良い方向を目指している。
(Geely 傘下の) 我々は世界規模の自動車会社に変貌し、新たな局面下のやるべき事は(多く) 有り、
私自身も その現場に留まるだろう。" との意欲を示した。

昨年 ロータスは 約1500台を販売しているが、今後は 生産量だけでなくスタッフの質の向上も
考慮しつつ、ポルシェの様なブランド力の高さを目指したい意向だ。
利益を確保しつつ持続可能な成長を模索していけば、世界市場の中での立ち位置を
確保する事は可能だとした。
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/2020-lotus-elise-confirmed-following-return-profit


Jean-Marc Gales

Gales は Autocar との質疑に於いて、ロータスの持つ ライトウェイトがもたらすハンドリングの
質の高さや空力には十分な自信を示した。
これまでのプロトンとの関係には満足しており、新たなオーナーの下で明確な目標を掲げる事が
出来き、これ以上の事は無い。 我々の持つエンジニアリングは十分認識されており、
今後も この分野の人材は増やしていく。

Geely 傘下では相乗効果を発揮しつつも、ロータスのブランド・アイデンティティーは
維持しなくてはならない。 それは Light Weight, Aerodynamics, そして Handring であり、
SUV でも ロータスのブランド・アイデンティティーは持続し、それ以外のセグメントでも
アイデンティティーの持続は可能だという。

個々のクルマの利益率は向上している。 今季も昨年同様 1500台の販売を予定するが、
バリエーションを増やして売上高は上がった。 顧客は より独創的で高度なクルマを求めているし、それにより より良い利益を得る事が可能だと、
これまでにロータスに来て以来の 自身の行った設定を評価した。

Geely 傘下での Lotus の飛躍は未知数だが、ロータスのアイデンティティーを尊重し、
十分な投資と迅速な対応が得られれば、予定外の進展は可能だろう。
......... 期待してみよう !!    ところで、Esprit は どうなった !?

www.thedrive.com/sheetmetal/14022/with-future-secure-lotus-speculates-about-new-road-cars
www.leftlanenews.com/future-volvo-models-could-benefit-from-lotus-suspension-tuning-96254.html
www.roadandtrack.com/new-cars/future-cars/a10222321/lotus-china-production/
www.motor1.com/news/149357/lotus-moving-production-china/

関連画像

2017年10月11日水曜日

Alonso - Daytona !?

www.f1i.com/infos/alonso-aux-24-heures-de-daytona/
「alonso daytona」の画像検索結果
Alonso and Brown

各紙が伝える処によると、今年の Monaco GP を欠場して Indy 500 に参戦した Fernando Alonso が、
来年(2018年)1月末に開催される IMSA が統括する Daytona 24 Hours (2018 Rolex 24 at Daytona) に
出場するかも知れない、と言われている。

www.imsa.com/events/2018-rolex-24-daytona
www.daytonainternationalspeedway.com/Events/2018/Rolex-24-At-DAYTONA/Rolex-24-At-Daytona.aspx

https://as.com/motor/2017/10/11/formula_1/1507718401_193269.html
www.autohebdo.fr/autres-courses/imsa/actualites/imsa-alonso-vers-daytona-avec-united-189304.html
http://autoweek.com/article/imsa/fernando-alonso-and-imsa-rolex-24-daytona-it-could-happen
http://www.grandprix.com/ns/ns37528.html

今年いっぱいで McLaren との契約が満了する Alonso だが、現在はまだ チームと協議中
ではあるものの 来季も残留の可能性は高く、その場合 Alonso が デイトナ24時間レースに
出場する可能性があるかも知れない、と伝えられているものだ。

ちなみに Alonso は 予てより、世界の三大レース(Monaco GP, Indy 500, Le Mans 24) で
三冠を得る事を目標としていると 示唆していたが、Alonso が参戦を考えていた Porsche は、
今季で ル・マンへの出場を終了することを発表しており、Alonso - Le Mans の図式の可能性は
ほぼ 無くなったとされ、(その代わりに !?) Dytona 24H への参戦を考えたのかものと思われる。
つまり F1, Indy, WEC の各々のカテゴリーを制覇したいという Alonso の意気込みなのだろう。

この様な憶測が飛ぶ理由として考えられるのは、McLaren F1 を統括し、
McLaren Technology Groupe の Executive Director でもある Zac Brown が、
2009年に Richard Dean と共に設立した United Autosports が、デイトナにも参戦
しているという経緯があるからだと想像されている。

更に、デイトナは F1 シーズンが始まる前の 1月に開催されるので、
アロンソやマクラーレンにとっても F1 を欠場してまで デイトナに行くという
デ・メリットも無いワケだ。
Alonso - Daytona の可能性は、大いに期待していい事ではある。
( ........ 未だ "噂" の段階ですがネ !! )

これらは やはり "Alonso" というビッグネームの為せるワザなのだろう。
勿論、Zac Brown が首を縦に振らないと出来ない事だけれど。


PS ;  ここで Zac Brown と United Autosports のキャリアについて補足しておく。

昨年 11月に McLaren Group の Executive Directorとなった Zac Brown は、
米 Los Angeles 生まれの Age 45(45歳)、ちょっと老け顔だが まだ十分若い。
London を拠点に活動する。  マクラーレンの在る Woking にもさほど遠くない。

Brown は、1995年・24歳で JMI(Just Marketing International) を設立、
2005年からは NASCAR のスポンサードに関わり、以後長い付き合いとなる。
同年には JMI の本社を Indianapolis に移し、さらに 英国にも進出、
F1 を中心にマーケッティング・ビジネスを展開、Silverstone に拠点を置いた。
2009年には London に UK の本拠地を移し、翌年には香港にもブランチを設ける等、
JMI をモータースポーツに於けるマーケティング・エージェンシーの分野で世界的に飛躍させた。

2013年、今から4年前に Brown は JMI を CSM Sport & Entertainment に売り渡すも、
引き続き CSM に留まり、現在も同グループ企業の最高経営責任者(Chief Business Development Officer)として手腕を振るっている。

さて Zac Brown は敏腕のビジネスマンだが、15歳の時からカート・レースを初めて以降、
20歳を過ぎるころから Formula Ford で腕を上げ、British Formula 3 Championship や
ドイツのF3 選手権でも活躍する プロ・ドライバーでもある。
やがて アメリカでのレースにも登場し、24歳で Laguna Seca の Indy Lights でデビュー、
27歳で Daytona 24H と Sebring 12h の GT2クラス、Road Atlanta にも乗り込む。

1995年(24歳) に上記 JMI の設立に腐心するが、2001~2005年の間は JMI に戻って
ビジネスに専念するも  翌年、30歳半ばにしてレース界に戻っている。
そして 2009年、38歳で Richard Dean と共に United Autosports を設立した。
UA は 十分なレベルを持つ プロスポーツ・レーシングチームで、2010年の Spa 24H では
総合3位を獲得している。

2012年、今から5年前だが、チームは McLaren MP4-12C で Blancpain Endurance Series に参戦、
併せて Dubai 12H,  Bathurst 12H,  Macau GT Cup,  Spa 24H にも出場、
Donington での British GT Championship では、MP4-12C GT3 を駆って 最終ラウンドで優勝した。
翌 2013年にも、British GT Championship にマクラーレンでフル参戦している。
この頃から マクラーレンとの関係が進展、現在に至ったものと想われる。

この様に マクラーレンは昨年、Zac のキャリアを十分評価した上で "総司" Ron Dennis との
交代劇を断行したのであろう。  (Ron の個人的な行動にも問題は有ったが。)
Zac は自身のキャリアを生かし、レース界、特に F1 に対して腕前を発揮していくに違いない。

尚、長い "休暇" を取っていた Ross Brawn は、昨年から リバティーメディアが F1 グループを
買収した件についても尽力したり、今年の春先には正式に F1 のマネージングディレクターに就任。
"Brown と Brawn、日本語表記で 二人のブラウンがキーマンとなり、
チーム側と主催者側の各々の立場で、今後の F1界を牽引していくものと思われる。

2017年10月8日日曜日

Japanese Grand Prix Final in Suzuka

 skysports.com
expanded thumbnail

秋晴れ快晴の中、Hamilton のポールで始まる Japanese Grand Prix。
雨の心配は まず無いだろうが、逆にタイア温度の管理が重要視されるだろう。

ドライバーズ・パレードが終わり、13時の時点では 気温26℃ 路面温度 41℃、
鈴鹿は やや高台にあるから、まあまあのコンディションか。
今から気温が上がっていく中で、トラブルが無ければ 2 stop が中心になろう。
決勝は 1周 5.807km、全 53周で戦われる。 高低差は 40.4m。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Japan.html

expanded thumbnail

Renault の Palmer は今日の鈴鹿が最後になり、次の US GP では 彼の替わりに Sainz が乗る
事になる。 また Toro Rosso には Kvyat が復帰し、Pierre Gasly と組んで走る。
Gasly は タイトル戦の Super Formula で、最終戦の Suzuka を欠場する。

[Starting Grid Today]
[Weather in Suzuka]  [One more Indication]

スタート 15分前、路面温度は 44℃まで上がってきた。
"君が代" の斉唱は "横山剣"。 ちょっと苦しそうだったが。

Hamilton と Vettel が前列に並ぶ中、2列目の Red Bull2台は、各々のセッティングを
替えていると言う。 Verstappen は何を考えているのか。
Vettel のクルマは、グリッド上で エンジン・カバーを開けていたが大丈夫か。

上位陣では Bottas が Soft、他は Super Soft。 Bottas も何か考えている ?

14:00 ちょうど、フォーメーションが始まった。
気温 26℃、路面温度 44℃。

そして 14:03、シグナルが Black Out !!  Hamilton が出た。 Vettel が続く。
その後に Red Bull の2台、Verstappen が前に。
S字で Sainz がクラッシュ、壁に当たった。 Yellow。

そして、ヘアピンで Verstappen が Vettel を抜いた !!
Vettel はプラグにトラブル !?
さらに Ocon が大きく順位を上げる。
スプーンでは Soft の Raikkonen が順位を落としている。

Lap   3  Vettel は 6位まで落ちてしまった。
Lap   4  Vettel 遅い !! 7番手。 Ocon が3位にいる。
    Vettel は更に 8番手に。 "Box,  Box"。 リタイアか。 ピット内に入った。
    彼は 鈴鹿でのワーストが4位だったのに。
Lap   6  Vettel 無きあと、Raikkonen は9番手だ。 Alonso 15番手。Vandoorne 16番手。
Lap   7  Raikkonen はまだ9番手、Bottas 5番手。
Lap   8  Raikkonen の前を行く Hulkenberg、タイア温度が高いと言っている。
    そして Sauber の Ericsson がクラッシュ、セクター2でWイエロー、
    → バーチャル・セフティー。
Lap   9  既に3人がリタイア。 
Lap 10  Vandoorne がピットへ。 2.7秒。 Soft に交換。 V セフティー解除。
Lap 11  ここで Ricciardo が 1コーナーで 外側から Ocon を抜いた。
    Ricciardo はダウンフォースを減らしている。
Lap 12  Bottas も Ocon を !! 内側から。
Lap 13  8番手 Raikkonen(Soft) が前を行くMassa(Supersoft) を攻める。
    裏ストレート → シケインで Raikkonen は Massa に接近。
Lap 14  ストレート・エンドで Raikkonen が Massa を抜き、7番手に。
    トップ Hamilton と 2位 Verstappen のギャップは4秒弱。
    でも、Hamilton が速い。
Lap 15  鈴鹿で2度の優勝をしている Hamilton、好調だ。
    Verstappen は Hamilton より、0.5秒ほど遅い。
    Hamilton はタイアさえ維持できれば、ワン・ストップでも行けるか。
Lap 16  Ricciardo がコーナーの人工芝を舞い上げる。
Lap 17  Alonso は まだ14番手だ。 8番手 Massa を Hulkenberg が追う。
    差は 1秒以内に。
Lap 18  Vettel は既にジーパンに履き替えて Arrivabene と会話、肩を叩かれてから
    スタンドのファンに手を振る。
    Massa はピットで Soft に。 14位復帰。 Alonso の後ろ。
Lap 19  Raikkonen が Perez を追う。 Perz は逃げるが。 シケインで追い着き .....,
Lap 20  Rikkonen、1コーナーで アウトから Perez を抜いた。  6番手。
    どこまでいける !?
Lap 21  Hamilton と 2位 Verstappen の差は5秒。
    Ocon がピット。 Soft に。 12位復帰。 Alonso の後ろに。
Lap 22  Verstappenもピット、2.3秒。 Soft に 。 Raikkonen の前で4位復帰。
    Hamilton も "Box, Box"。 Ocon が Alonso を抜いている。
Lap 23  Hamilton、ピット。 2.4秒。Soft.。3位復帰。 今のトップは Ricciardo。
    Alonso は Perez にも抜かれて 11番手。 Raikkonen は5番手にいる。
Lap 24  Ricciardo,  Grosjean, Alonso の3人が Supersoft,  他は Soft に。
    そして Grosjean がピット。 13位で復帰。  Ocon は Palmer の後ろ、9番手。
            Alonso 10番手。
Lap 25  Hamilton はこのまま one stop で !?  Perez が Palmer を抜く。
Lap 26  Ricciardo がピットに。 3.1秒、Soft。 5番手まで落ちた。
    Hulkenberg がデグナーで、コースを踏み外した。 ギリギリ セーフ。
    Alonso はピットへ向かう。 ピット作業 4.2秒は遅い !
Lap 27  レースは後半戦に。 Raikkonen は Ricciardo のピットで4位にいる。
Lap 28  現在トップは Bottas, 2位 Hamilton。 Vettel はプラグのミスだと伝えられた。
Lap 29  Verstappen は Hamilton を追うが、ここでチームは Hamilton と Bottas を
    入れ替えた。 Hamilton 速い !!
    Raikkonen がピット、Ocon の前で 6位復帰。
Lap 30  Hamilton,  Bottas,  Verstappen, Ricciardo,  Hulkenberg, Raikkonen の順。
    Verstappen は Bottas に近づくが。
     Bottas がピットに。 2.3秒、Supersoftに。 4位復帰。
Lap 31  Hamilton と Verstappen の差は 2.9秒。 行けるか !? まだ20周以上ある。
Lap 32  Alonso 15位、Vandoorne 16位。
    Hamilton は リア・タイアが !?  一方 Verstappen は "最高"。 狙うだろう !!
Lap 33  6位 Raikkonen が1コーナーでインから Hulkenberg を抜いた。
Lap 34  Alonso は 前を行く Stroll を追うが。 差は0.5秒。 McLaren の空気抵抗は ?
Lap 35  Vandoorne がピット。 3.9秒、遅い !
    6位 Hulkenberg はピットに行きたがっている。
    でも 今入ると Magnussen より後ろになってしまう。
    つまり チームは もっと速く走れ、と。
Lap 36  後方では 2台の Haas が 10位の Massa を追う。
    Stroll が2度目のピット。
Lap 37  Hamilton とVerstappen の差は 2.3秒。
Lap 38  Alonso 14番手、Gasly の後ろ。 もう ひと踏ん張り欲しい。
Lap 39  Hamilton の独走が続く。 5位 Raikkonen は !?
    Hukenberg がピット。 Alonso の前、13位で復帰。
Lap 40  それにしても 毎度ながら、Force India の2台は安定している。 6位、7位。
    Palmer と Gaslly がピットに。 Gasly はフラット・スポットを造っていた。
    Alonso は 12番手に。
Lap 41  11番手の Hulkenberg の DRS が開いたままに !! ピットへ。 開いたまま閉まらない。
    リア・ウイングを叩いて直そうとしてるが、諦めた !?
    だめだろ、それじゃあ !
Lap 42  Haas の2台が Massa を抜いてポイント圏内に。 ピットにいた Hulkenberg はリタイア。
Lap 43  Haas 2台は 8位、9位に。 Magnussen が Massa と軽く接触したか。
    接触で Massa が怯(ひる)んだすきに、Grosjean も Massa の前に出た。
    リ・プレイを視ると 確かに Massa の右フロントに当たっている !
    Haas は 次がホーム・グランプリ。
Lap 44  路面温度は 39度まで下がっている。 あと 10周。
    Hamilton, Verstappen, Ricciardo, Bottas, Raikkonen, Ocon, Perez の順。
Lap 45  Ricciardo のタイアは !?   Bottas は Ricciardo より 0.5秒速い。
    ホームストレートに落ちていたパーツを拾ったマーシャルに、スタンドから拍手 !
Lap 46  Verstappen は Hamilton に3秒遅れ。 どうか ?
Lap 47  Alonso は 11番手。 前には Massa。 Raikkonen は Bottas に中々追い着けない。
    Raikkonen は5位のままだ。 今一つ。
    Stroll が S字でコースアウト。 動けそうにない。 バーチャル・セフティー。
    右フロントのホィールが割れた !? 
Lap 48  Stroll,  リタイア。 マシンを降りた。 マシンを後にしながら、悔しそうな表情を見せる。
Lap 49  残り5周、11位 Alonso には有利 ? 
    でも バーチャルセフティーではギャップを保つのが通常だが。
Lap 50  バーチャルセフティー解除。 Massa と Alonso の差は1秒以内に。 攻める !!
Lap 51  Alonso、DRS を使うも あと一歩、抜けない。
    一方、Bottas は Ricciardo に近づこうとするが。
    Hamilton と Verstappen の差は 1.5~1.4秒。
Lap 52  3位 Ricciardo を Bottas が追う。 Verstappen はペースを上げた。
    Hamilton との差は 1.4秒、イケイケだ。
    Hamilton の前には Massa がいるが、Verstappen の前に Massa が入ってしまった。
    Alonso も Massa を追いかける。 最後のシケインで抜けるだろうか ?
Lap 53  最終ラップ。 Alonso は Massa を !  Massa にはブルーフラッグも。
    
そして グランドスタンド前、 Hamilton が制した !!
Hamilton は 鈴鹿で3度目の優勝。
Hamilton は リアにバイブレーションを訴えていたが。
しかも タイアだと思っていた振動は エンジンからだった !!

1) Hamilton   2) Verstappen   3) Ricciardo 4) Bottas   5) Raikkonen   6) Ocon


バックルーム、Hamilton の表情は まだ堅い。 頑張った。 Ricciardo は嬉しそう。
Verstappen は メルセデスのチーフと会話している。

そして 表彰台、Ricciardo は両手を揃えて "お辞儀" をしながら登場 !!  エンタテイナーだな。
Ricciardo だけが 微笑む。 Verstappen は無表情、もう一歩のところだったし。
そして Hamilton には やっと安堵の笑みが。 それにしても Verstappen、20歳はスゴイ !

expanded thumbnail
                 Hamilton を見上げる この人、いいキャラしている !

インタビュアーは、何と 佐藤琢磨だ。
Hamilton は 琢磨のインディーでの優勝指輪を視て、"僕も それを欲しいんだけど。"
Hamilton は 琢磨の指輪を借りて自身の指に はめてみた !!
そして 日本のファンの応援は嬉しかった、と。

Verstappen、"鈴鹿は大好きだし 最後の3周は 頑張ったよ ! "
レース後のインタビューでも、自身に的確な分析をしている。 ただの やんちゃ坊主ではない。

そして Ricciardo は初めての鈴鹿 表彰台。
twitter.com/ricciardo/status/917021694287544321 [after the Race in Shinkansen]

[Press Conference after the Race]

今日は いいレースを見せてもらった !!
表彰台の裏で 3人は、アルミ・ボックスの中の粘土に 記念の手形を押した。

それにしても Ferrari は "不運" だ。 イタリアにいる(!?) Marchionne は激怒しているだろう。
鈴鹿を含め、アジア・シリーズでのフェラーリは 最悪だった。 残りの GP を どう戦うのか !?
このままでは チーム代表 Arrivabene のポジションも危ういのではないか ?

McLaren は、Alonso 11位、Vandoorne は14位 だった。
Honda の来季は、MacLaren を離脱して Toro Rosso にエンジン供給、グランプリを戦う。

Haas は ダブル入賞。 次の US GP(今月 20~22日・Austin) に向かう。
Palmer は 12位で 彼の最後のレースを終えた。

尚 今日の決勝戦の様子は、24:25 からと 明日(9日)の 21:30 から フジテレビNEXT(CS)で
再放送される。  見逃した人は 是非 !!

2017年10月7日土曜日

Japanese GP Qualifying

 skysports.com
expanded thumbnail

明日のポールを得たのは  この男だ。
Hamilton は今季10回目、彼にとって 鈴鹿では 初のポールポジションとなった。
彼は Q3 で、シューマッハが鈴鹿で打ち立てた記録を上回る 1分27秒319 を記録、
鈴鹿での新記録を達成した。(Schumacher は、2006年のQ2 で 1分28秒954 を記録している。)
Vettel は Hamilton に 0.472秒の遅れをとった。
走行後、Hamilton は Button のインタビューを受ける。  [Twitter for Hamilton]

予選 Q2 では、5番手の Verstappen までが シューマッハの記録を破っている。
時代は変わったか。
鈴鹿の予選のスピードで視る限り、F1は今までになく速い。
当時のシューマッハのセクター1は 今年のハミルトンより速かったが、それ以外はハミルトンが
圧倒的に速い。
当時 私は、S字の土手から シューマッハが1コーナーに突っ込むのを観ていたが、
彼は他のドライバーよりも素晴らしく速かった。  素人の私が視ても ハッキリ判ったほどだ。

さて Bottas は、FP3 のスプーンの直後 ガードレールに接触、赤旗中断となった。
彼は これ以前に、ギアボックス交換で 5グリッドの降格が決定している。
Q3 では Vettel を上回ったが 3番手スタートとなり、1列目には Hamilton と Vettel が並び、
更に 2列目には Red Bull の2台が控える。
Bottas は Q3 で Hamilton に次ぐ 2番手タイムを出したにも拘わらず、グリッド・ペナルティーで
6番手スタートとなる。

[Tyre Choices this time]
www.grandprix247.com/2017/09/26/pirelli-announce-tyre-choices-for-suzuka/
www.f1fanatic.co.uk/2017/09/26/mclaren-make-aggressive-tyre-selection-suzuka/

Bottas の赤旗中断の すぐ後、同じ FP3 で、Raikkonen がテグナーでクラッシュ、
彼はプラクティス以前にギアボックスを交換していた為、5グリッド降格が決定していた。

予選 10位の Alonso のクルマは、金曜の FP2 の後に PU(パワー・ユニット) のトラブル
に対処する為に夜を徹して作業を行い、夜間の作業禁止の規定により、
また PUコンポーネントの交換が5回目になった為、計 35グリッドの降格で 最後尾スタートとなる。
尚、夜間作業は2回までで、以後 認められない。

Vandoorne は予選 11番手だったが、Raikkonen, Alonso の降格措置により、
9番手スタートとなる。

また Grosjean は、Q1 のターン5 で壁に激しく突っ込み、左フロントを大破している。
走行に入って間もなく、クルマの不調を訴えていた。  "とんでもないオーバーステアだ" と。
赤旗中断で Q1 は終了した。  Bottas もテグナーでコースアウトしたが、危うく難を逃れた。

この他、Sainz が 20グリッド降格、Palmer も 計20グリッド降格が決定している。

expanded thumbnail

尚 Palmer は 今回の鈴鹿を最後に、ルノー・チームを去ることが決定、多分 F1 での経歴に
終止符を打つことになる。

それにしても、この複雑怪奇な F1 のペナルティー。 公平を期する名目の様だが、
予選トラブルは あくまでチームの問題だし、これでは やみくもに ペナルティーを課すだけで
トラブル対処の努力は認められず、対処復活の能力は評価されないままだ。
更に 期間中のエンジン開発が制限される等、 ........ おかしいだろ !!

観客達は 観戦するレースで、予選順位にも拘わらず 何故・どの様な理由でグリッド順が変更
されてしまうのか、理解に苦しむことになる。

F1 が 1.6リッター・ターボになって以降、技術的には 最高速やポテンシャルは進歩を遂げたものの、
結果 エンジンの音は つまらなくなって、感動は無くなっってしまった。
これは サーキットの現場だろうが、テレビの映像だろうが、面白さと感動は半減している。

確かに レースは 新たな開発の現場であり、最先端の技術が投入されるのは事実だが、
特に F1 は、レース界に於いて最大のエンタテイメントであり 最高のショー・ビジネスでもある。
それが つまらなくなって どうする !?
技術開発は 各々のメーカーが 自身のフィールドでやればよい。 切磋琢磨は その為に有る。
レースをやっていないメーカーは、技術的な向上が期待できないのか !?
違うだろう ......... !!

今、Aston Martin は F1 への参戦も視野に入れているが、同社の CEO・Andy Palmer は、
"F1 のルールが 正しく機能するのであれば、参戦を考える" と言っている。
Andy は F1の現行ルールに疑問を呈しているのだ。

疑似的にエンジン音を大きくしたり、タイアを太くしてコーナリング・フォースや最高速を
上げなければ、観客や視聴者は F1 から離れて行ってしまうのは 目に見えている。
そんな目先の対処で お茶を濁すのは おかしいだろう !!

F1 は 世界最大のショー・ビジネスでもある。 そこに感動が無いのは 許しがたい !!
そして "Suzuka" は世界に冠たるサーキットだ。  我が国に Suzuka が在る事は誇りに思ってよい。
そこで行われるレースは 最高のエンタテイメントであり、日本が優位に立てる数少ない舞台である。

でも、レース界における日本のイニシアティブは無い !!
その意味に於いて イギリスは最高の舞台であり、特に F1 の各チームの拠点は、その殆んどが
英国内に在る。 我々は この事実を十分認識すべきだ。
日本としての努力は、まだ足りない。
日本はまだ、二流の域を脱してはいない ..... と 私は想っている。  思い過ごしだろうか !?

それはともかく、明日は鈴鹿で  世界最高のショーが始まる !!

[Full Qualifying Results]    [Starting Grid on Sunday]    [Weather in Suzuka]

www.telegraph.co.uk/formula-1/2017/10/06/david-coulthards-inside-track-suzuka-has-exhilarating-sequence/
www.bbc.com/sport/formula1/41487526  [from Europa to Suzuka]

尚 明日・8日(日) の放映は フジテレビNEXT(CS) で。
09:50~11:30 迄、土曜日の公式予選を再放送、
12:30~13:00 が ドライバーズ・パレード、
13:00~13:30 には 決勝前直前スペシャル、
13:30~16:50 の予定で、14:00 からの決勝戦開始を含めて、
通常より長い時間で放映する。

また BSフジでは、9日(月) の 17:00~18:55 まで、
決勝戦のハイライトを中心に放映する。

2017年10月4日水曜日

Honda Sports EV Concept

 https://www.autoblog.com/2017/09/29/honda-sport-ev-performance-focused-  cousin-of-that-cute-urban-e/


Honda は、今月末 28日から一般公開される "東京モーターショー" で、
"Sports EV Concept" を公表する。

これは、今年のフランクフルトで公開した "Urban EV Concept" とプラットフォームを
共有するもので、"Urban EV " については 2019年に ヨーロッパでの発売を目指すとされるが、
"Sports EV" に関しては、モーターショーでの発表を待たねばならないだろう。
恐らく、スポーツ EV と言うよりは、スポーティーな 小型の EV クーペという事ではないか。
https://www.autocar.co.uk/car-news/motor-shows-tokyo-motor-show/honda-sports-ev-concept-be-revealed-tokyo-show
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search?q=Honda+Urban+EV+

日本の EV 開発は、押しなべて遅れている。
世界の Sport EV の先駆けとしては、Tesla が 2006年にコンセプトカーを発表、
2008 年の春から販売を開始している。  10年以上前だ。
私は 2007年には 既に現車を確認し、その後、当時 ハロッズの近くにあった Tesla のショールームも
訪問している。  http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/tr

ここにきて にわかに マスコミが "EV,  EV" と騒ぎ始めているが、
我が国の現状は、世界の潮流からは だいぶ遅れている(と思う)。
Tesla の Sports EV は 10年も前から有るし、その後、特にヨーロッパでは大小様々な
メーカーがスポーツEV を発表、もしくは販売している。
それらは 日本の自動車誌には殆んど記事にはなっておらず、非常に乏しい情報しかない。

勿論 スポーツ系の EV は高価でもあるし、決して "普及" している域ではないのだが、
そもそも日本では、市販化された スポーツ EV は皆無だ。
特に 加速に関して、モーターの特性上 その速さは圧倒的だが、
私自身は EV には あまり興味は無く、面白くも可笑しくも無い。

我々が取り扱うクルマは、極く趣味性の強いスポーツカー、もしくはレーシングカーだから、
エンジン音の無いクルマなんかに乗りたくもないし、Formula E のレースだって、
5分以上 見続けるのは耐えがたい。
それなのに Audi や Porsche までもが ル・マンを撤退し、Formula E に行ってしまう。
まぁ、彼等は何千人、何万人の社員を食わせなければならないし、社会的な要望もあろう。
それは しょうがない。

あ~~、嫌な世の中になった。 ましてや、"自動運転" なんて、もっての外(ほか)だ。
私の頭の中は、クルマも音楽も ほぼ 60年代で止まっている。 "アナログ" 最高 ..... !!
クルマは キャブレターがいいし、LPレコードだって 身震いするくらい  いい音が出せる。
それなのに、それなのに ....... 。

でも 私は私の路(みち)を行く !  なんていい仕事を見つけてしまったんだろう !!
大丈夫、...... 最高だ~ !!!

2017年10月1日日曜日

2017 Formula 1 Petronas Maraysia Grand Prix

 skysports.com
expanded thumbnail

1999年から始まった Maraysian GP、今年で最後の開催となる。
メルセデスのタイトル スポンサー・"Petronas" (Petroliam Nasional Berhad) にとっては
ホームグランプリでもある。
レースは 一周 5.543km の Sepang International Circuit を 全 56周で争う。
www.sepangcircuit.com/events/formula-1-petronas-malaysia-grand-prix/event-info
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Malaysia.html

ペトロナス は、F1 の燃料やオイルも供給し、マレーシアGP のタイトルスポンサーでもある。
同社は 石油・ガスを供給するマレーシアの国営企業で、ロータスの親会社だった Proton
株主でもある。  www.petronas.com/Pages/mainpage.aspx 
ロータスは今年、中国の Geely が買収、先月末にはその手続きをを完了している。
https://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search?q=lotus+%E4%B8%AD%E5%9B%BD
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/chinese-car-maker-geely-buys-majority-stake-lotus

[GP Weather Forecast]  [Starting Grid Today]

今 15:30(現地 14:30)、あと 30分で決勝戦が始まる。
2時間前までは やや強めの雨が降っていたが、殆んど乾ききった様に見える。
気温 30度。 路面温度は 34度、雨でだいぶ温度が下がった。 
今回のタイア・チョイスは、Medium,  Soft,  Super Soft だ。

expanded thumbnail
表彰台、いけるか !?

さて、コースインした Raikkonen の様子がおかしい !    バッテリー容量か ?
グリッド上で メカニックが大慌てしているが。 スタートまで あと17分だ。
Vettel もエンジン・ユニットの かなりの部分を交換したとされる。

あと8分、Kimi が乗ったまま メカニックの作業が続いている。
なんという事か。 しかも Vettel は最後尾スタートだ。 どうする、フェラーリ !?
Ferrari のチーム監督 Maurizio Arrivabene が心配そうに見つめる。

さあ、そこで Verstappen はチャンスだが。
昨年のマレーシアは Red Bull の 1-2フィニッシュ。  ウィナーは Ricciardo だった。

7分前、Kimi はクルマを押されてガレージに向かう。  Raikkonen はピット・スタート ?
or 走らずにリタイアか !?  最後尾の Vettel は Soft タイアを選択している。
Soft は 約 40周ほど走行可能だとされる。 出来る限りの追い上げをするつもりだろう。
ピット内では Arrivabene が渋い顔をしている。 Raikkonen の走行は諦めるか。

現地 15:00、フォーメーションが始まった。  

15:03、レース・スタート !!

Lap   1  1コーナー、最初に飛び込んだのは Hamilton。  Verstappen  が2番手で突っ込んだ。
    そして Bottas と side by side になったが Verstappen は振り切った。
    Bottas 3番手。 Vandoorne が5番手にいる。 Ocon と Massa が接触。
    1周目を終わって Hamilton,  Verstappen,  Bottas,  Ricciardo,Vandoorne の順。
    Vettel は 13番手まで上がっている。
Lap   2   Alonso 11番手、そのあと Vettel !!
Lap   3  Ocon がピットストップ。 Soft に。 Alonso は 10番手に。
    Hamilton,  Verstappen,  Bottas,  Ricciardo,  Vandoorne,  Perez の順。
Lap   4  Verstappen がトップに躍り出た !!!
    Raikkonen は 結局 出走不可能か。
Lap   5  Bottas が Verstappen を攻める。 その Bottas を Ricciardo が攻める。
Lap   6  Vettel 11番手に。 Alonso 10番手。
Lap   7  Alonso が 9位の Magnussen を狙う。 
Lap   8  11番手 Vettel までの順位は変わらず。 Bottas と Ricciardo の差は 0.3秒 !
    Perez が Vandoorne を抜いて5位に上がった。
Lap   9  Ricciardo と Bottas が Side by Side !! ..... Ricciardo が前に出た !! 3位。
Lap 10  Vettel が Alonso を抜いて 10番手に。 さらにMagnussen も9位 !!
    Vettel の前には Massa,  Stroll,  Vandoorne,  Perez。
Lap 11  Vettel は前の Williams 2台も狙ってる事だろう。 Massa に迫る。
Lap 12  Massa, Grosjean がピットに。 Vettel は8番手に上がった。
    Massa は 16番手まで落ちる。
Lap 13  7位の Stroll のリア・タイアが弱った。 ピットへ。  Vettel は 7番手に。
    Toro Rosso のルーキー Gasly もピット。 Verstappen はトップを保っている。
    Stroll は Massa のうしろ、14番手。
Lap 14  Vandorrne がピット。 3秒。 11位で復帰。 Palmer もピット。
    Vanddorne, Stroll, Massa の順になった。
Lap 15  Alonso 7番手、Vandoorne は 10番手に上がった。
Lap 16  Vettel 6番手に。 前は Perez。
Lap 17  Verstappen と Hamilton の差は 8.2秒 !! 上位8位の Perez までは、まだピットに
    入っていない。
Lap 18  6位 Vettel 順調。 遠からず Ocon も交わすだろう。 Vettel との差は1.6秒。
    Ricciardo は3位を保っている。
Lap 19  Verstappen の左フロントタイアのグリップが落ちている。
    マーシャルが グリーンに入ってカメラを構えているけど、い~んか !?
    チャーリー、マズイでしょ !
Lap 20  Alonso は7番手キープ。 Vettel は Perez を狙っている。
    それにしても Force India の2人は、いつも いい位置についている。
    Vandoorne は 10番手。
Lap 21  Hamilton のタイアは !?  Vettel は ストレート・エンドで Perez を抜いて5番手。
    最後尾スタートなのに。
Lap 22  Verstappen は Hamilton に8秒以上の余裕で。 昨日 20歳になったばかりだ。
Lap 23  上位8人はまだピットに入っていない。 ボチボチ誰かが !?
    Vettel はソフトだし、ピットの必要はない !?  Bottas に1秒近く速いけど。
Lap 24  後方では Ocon が 8位 Sainz を突っついている。
    若い Stroll は Massa の前、11位。 
Lap 25  Ocon が2コーナーでスピン。 取りあえず走り出す。 Sainz と接触した。
Lap 26  Bettel が 前を行く Bottas に近づく。
Lap 27  Hamilton がピット、 2.4秒。 Soft。3位で復帰。 Bottas が Vettel の押さえに !
Riciardo は2番手。
    Alonso ピット。 4.1秒、遅い。
Lap 28  Verstappen がピット。 2位復帰。 Ricciardo がトップに立つ。
    Vettel も ピット !! → Super Soft ! 6位復帰で Perez の後ろ。
Lap 29  トップの Ricciardo は Super Soft のまま 0 ストップ。 Bottas がピット。
    Bettel の後ろで6位復帰した。 Vettel 5番手。 Perez が まだ前に居る。
Lap 30 Ricciardo ピット。 2.3秒。3位復帰。 Sainz はエンジントラブルか。ピットに。
    再び Verstappen がトップ。 Sainz はピットに向かった。
Lap 31  Alonso 14位に。  前に居る Magnussen を追う。
Lap 32  Alonso の前には Magnussen。 0.6秒差。
    Alonso は Magnussen に軽く接触しながら 順位を上げる。13番手に。
    Magnussen は 接触に不満げだ。 Alonso の前には Renault の2台。
Lap 33  コース上の最速は Vettel。
Lap 34  10番手 Ocon は またも Massa と接触。軽いけど。
Lap 35  14位 Magunussen と 15位の新人 Gasly の差は 0.7秒。
Lap 36  Vettel は Ricciardo の 10秒後ろ。 でも まだ あと20周。
    1位 Verstappen, 2位 Hamilton, 3位 Ricciardo, 4位 Vettel,
    この順位は どこまで続く !?  
Lap 37  路面温度は 37度まで下がっている。 Vettel は更に追い上げる。
    Verstappen は どこまでイケる !?  20歳、どうする !?
Lap 38  Ricciardo とVettel の差は、約 10秒。 Verstappen は周回遅れを狙う。
    ピットの外では Raikkonen がインタビューを受けている。
Lap 39  Alonso は 12番手に。 Palmer は この1周で2度のスピン。
    2度目は Magnussen に接触したか。
Lap 40  Vettel が Fastest。 3位 Ricciardo との差は 7.5秒弱。 
    Magnussen は不調を訴えるが、ピットのデータでは異変は無い。
Lap 41  ルーキー Stroll は Vandoorne の後ろで 8番手。  いいかも。
Lap 42  4位 Vettel が再び fastest。 表彰台は !?
Lap 43  上位3人は Soft,  Vettel は SuperSoft。 狙える !!
    Ricciardo と Vettel の間には、周回遅れの Hulkenberg が居るが。
    そして Vettel は Hulkenberg を抜く。  Ricciardo との差は 3.6秒。
Lap 45  Verstappen は2位 Hamilton に9秒以上、 Vettel は周回遅れの Gasly を抜いて
    更に Ricciardo に迫る。3位 Ricciardo と Vettel の差は2秒を切った。
    そして 1.1秒差に。 Gasly のピットからは "Vettel について行け !"   ムリだ !!
Lap 46  最後尾スタートの Vettel は ....... !?
Lap 47  Vettel、さらに Ricciardo との差を詰めて 0.8秒差。
Lap 48  Vettel は完全に Ricciardo を標的に。 周回遅れの Alonso を軽く交わす。
    Vettel も Alonso を抜いていく。
Lap 49  Ricciardo も必死だ。 ピットから Vettel に "Attack now, Attack now ! " 
Lap 50  Verstappen は余裕か !?  20歳だ !!!  日本の 大学生、頑張れよ !
    Vettel,  Ricciardo との差は 1.3秒。
Lap 51  Vettel が Ricciardo から ジワジワ遅れているが。 水温か。
Lap 52  Verstappen 自己ベスト。 いい誕生日を迎えた !? あと5周。
    スタンドでは ファンが騒ぎ始める。
Lap 53  Vettel がやや遅れた。 3秒差になった。 表彰台は どうなる !?
Lap 54  Alonso 11番手に。 あと3周。
Lap 55  Verstappen は2位 Hamilton を10秒以上引き離す。 優勝 !?
Lap 56  最終ラップ !!  Verstappen 疲れた !? 頭をヘッドレストに。
    チーム代表の Christian Horner,  貧乏ユスリが止まらない !

そして Verstappen、優勝 !!!   自身2勝目。

Vettel は最後尾スタートで4位に。 素晴らしい !
そして Vettel は4位入賞したが、誰かと当たって 左リア・タイアを自分で背負ってしまった !!
Stroll と接触したか。 Vettel が Stroll に寄った !? 
Stroll,  "オレは悪くない。"  でも 後ほど審議に !
Vettel は後続の Saubar の Wehrlein のクルマに拾って貰い、ピットに向かう !!

expanded thumbnail

いゃ~、Verstappen !! もの凄く疲れた様子で、"砂糖入りの(甘い)ドリンクが欲しい !! "
..... RedBullドリンクの大缶が届けられた。
最高の 20歳のスタートを切った !  スゴイね。 自身2度目の優勝。
Max Emilian Verstappen、ベルギー生まれ オランダ国籍、レース一家に育つ。
冷静沈着、且つ やんちゃな 20歳 !!  さすがに 目が潤んでいた。
Red Bull は1位と3位。 Vettel も凄かった !

1)  Verstappen   2) Hamilton   3) Ricciardo   4) Vettel   5) Bottas   6) Perez
7) Vandoorne   8) Stroll   9) Massa   10) Ocon  [Full Race Results]

Alonso は惜しくも 11位、入賞を逃した。
表彰台、オランダ国歌と 国旗が中央に表示される。

最後の マレーシア・グランプリ、インタビュアーは Mark (Alan) Webber。
天候も 何とか維持して、いいレースになった。 
Ricciardo のインタビュー中、Hamilton と Verstappen は台座に座り込んで語り合う。

それにしても 惜しい Vettel、残念な Raikkonen。

さあ、次は  いよいよ Suzuka だ。  来週だぞ !!