2016年3月31日木曜日

Agusta is again ..... !?

 www.lyceum.ax/studerande/37023/pages/About.html

Giovanni Castiglioni CEO

MV Agusta は再び危機に瀕したか !?
先週来のニュースだが、同社は4000万ユーロの負債を抱えて破産処理に入ったと伝えられる。

2014年からアグスタの株式の25%を所有するのは Mercedes AMG だが、その去就も
いまひとつはっきりしないままだ。 しかも、一部のメルセデスのデーラーは、今年の初めから
アグスタのハイパー・バイクの販売を始めたばかりである。

株式の残り75%は オーナー一族である Castiglioni 家が( ? )保持するも、会社処理の交渉に
対して明確な声は聞こえてこない。 本当はこれ以上手放したくないし、口も出して欲しくないのだ。
www.youtube.com/watch?v=OSD3ofEYurE

2008年から09年にかけて Harley-Davidson が買収したが、僅か一年ちょっとの間に
二束三文で手放してしまった経緯がある。
それ以前にも ロータスを買収したマレーシアのプロトンが アグスタを買収しているが、
やはり これも短期間で手放している。
不可解な買収、そして復帰を繰り返すアグスタだが、今回は果たして どのような結果になるのか。

日本は世界のバイク界を席捲するも、アグスタの様なバイクが登場する事は期待すべくもない。
これはもはや 日本的なセンスだけの問題ではないかろう。
日本に居るだけで 世界を知ることが出来ると考えるのは "大きな勘違い" である。
我々はもっと 世界を知る必要がある。

2015-MV-Agusta-F3-675e
www.cyclenews.com/2016/03

77年にバイク界から完全撤退していたアグスタだが、97年に Cagiva が Agusta ブランドを取得、
20年ぶりにアグスタが再興した。
99年には 名匠 Massimo Tamburini の手によるデザインで "F4 シリーズ" の販売を開始している。

2016年3月28日月曜日

Next Nissan GT-R in New York


  mashable.com

2017 Nissan GT-R は、昨年モデルに比べて20馬力アップの 565hp / 6800rpm。
顔付と内装も新たに、4月3日まで開催される New York International Auto Show でデビューした。
この夏頃には 店頭に並ぶか。  www.youtube.com/watch?v=kj-_NymNd0I
bloomberg.com/2016-03-23/2017-nissan-gt-r-supercar-debut-at-new-york-auto-show
nissannews.com/en-US/nissan/usa/videos/interview-carlos-ghosn-at-the-nyias?query

"V-Motion Grille" と呼ぶフロントグリルは 他の日産車ほどルノー顔ではないが、
マット・クローム処理されたグリルメンバーを持つ鼻先は 少しばかり拡大されて
より良好なクーリングに寄与する。
更に 新たなフロントスポイラー・リップは、効果的なダウンフォースを生んでいる。
後部デザインも、より幅広くアグレッシブに見え、新設計の 4本のチタン・エキゾーストと相まって
格別な音色の排気音を醸し出すという。

2017 Nissan GT-R Snagged At New York Auto Show! (Video)

車内は革本来の銀面模様を生かした Aniline Leather(アニリン皮革)を用い、
Ivory、Rakuda Tan、Amber Red の3色を選ぶことが出来る。 シートはロングドライブに配慮して、
サイド・サポートも改良した。 ダッシュボードには 今迄の7インチ・タッチパネルに替わって、
8インチに変更、表示するアイコンも大きく 見やすくなっている。master craftsman

V6 Twin Turbo, 3.5-liter 565hp/6800rpm のエンジンは、5人の "匠(Takumi )" レベルの熟達した
ビルダーによって一人一台づつ手組みされ、エンジンのVバンクのヘッド部分には、
"Handbuilt by 匠(Master Craftsman)" の文字をあしらったプレートが添付され、
それを組んだ "匠" の個人名も記銘される。  nissannews.com/en-US/nissan/usa/videos/
jalopnik.com/watch-nissans-master-craftsmen-build-a-gt-r-engine-righ-1767137837

そして "Active Noise Cancellation Technology" により、キャビン内では 車速全域にわたって
ほどよい静粛性が保たれる。
外装色は新色も追加され、四段階の処理をした オレンジ系の "Blaze Metallic" は、
格段の輝きを放つものだという。 ドアの開閉はスマートフォンでも操作できる。

GT-R の進化は続く !!

GT-R や NSX は、日本でも数少ない 世界に誇れるクルマであろう。
ここ数年来 これ等の車種は海外のウェブでも頻繁に掲載され、注目度は非常に高い。
本日のニュースソースも、全て海外のウェブサイトによる。
当ブログに於いては 日々の海外のニュースに気を配り、これからも世界的な視点での解説を
標榜していくものである。(国内で目にするニュースソースは、あまりにも少なすぎる。)
www.youtube.com/watch?v=VcwGmI3mUTs#t=15
www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=JhhyygKXIhM  [History]

2016年3月26日土曜日

Hakkaido Shinkansen is starting today !

 www.japantimes.co.jp/


3月26日、北海道新幹線が開業した。
本日の朝6時32分に新青森駅を出発して新函館北斗駅に向けて、
さらに 6時35分には 新函館北斗駅から東京に向けて、はやぶさ10号が出発した。

東京ー新函館北斗の間を、最短4時間2分で結ぶ。
但し、この最短時間で走るのは、上りは18:36発のはやぶさ38号が一本、
下りは 8:20発の はやぶさ5号と 9:36発の はやぶさ11号の2本、計3本のみである。
あとは、4時間12~33分の時間を必要とする。

東京ー新函館北斗の運賃は、片道2万2690円。 この他にグリーン車とグランクラスがある。
新青森ー新函館北斗は7260円だが、これに限り5000円均一にしたらどうか !?
その方が両者の行き来が増大し、結果的に経済効果は大きくなるだろう。
さすがに 今日の一番列車は たった25秒で全席完売したが、他の予約状況は低迷している。
やはり、航空機との競合が明確だ。 空の便と比べた時の割安感がないと、利用客は増えない。
確かに飛行場までいく手間と時間、出発の約1時間前には空港に到着してなければならない等の
制約が有るにせよ、航空機業界もあの手この手の割引運賃を提示している。
さらに ここ数年は LCC の台頭が著しい。   www.japanbullet.com/tag/shinkansen

尚、2015年1月の国土交通省の決定で、新函館北斗と札幌間は 2031年(平成43年)の春に
開業予定となっている。 でも15年後では 遅すぎる !  当初の予定は 2019年だったのに。
札幌ー旭川間も基本計画に追加されているが、とにかく札幌までは最短でやるべきだ。
そして北海道経済連合会 では、大宮ー札幌間の最高速度を360km/h で運行することを要望、
この場合、東京ー札幌間は3時間57分で結ばれることになるが、これは是非とも実現すべきだ。

政府は、北海道と沖縄に関しては 手厚い政策を推進すべきである。
美味いもんだけ食えれば いいってもんじゃない。 遠隔地のハンディを考慮する事が重要だ。

北海道の大地と自然は素晴らしい !!  イギリスの地形と街並みの規模に似ている。
日本の国土の中で唯一、空気感が違う。 そこに鉄道と道路網の更なる整備は必須だろう。
そのこと自体が北海道の一番の魅力となって 人と企業を引きつけ、北海道経済に寄与する。
少なくとも、北海道内の高速道路は無料にするのが良い。 早急にだ。
道東自動車道の本別~阿寒・終点までは 無料区間となっている ? )


Is this Hokkaido, or England ?  Yes, Hokkaido.

北海道全体をマクロ規模で見渡し、しっかりした全体計画のもとに 社会資本の配分と企業・商業
の配置を精査しなければいけない。 ここで注視すべきは、本土各地にみられる様に、
どこの街に行っても、牛丼チェーンがあり、同じ様なファミレスがあり、ホームセンターがあり、
回転寿司が有る。 日本中の街が同じ景色になってしまった。 没個性、右へ習え !
せめて北海道だけは そうなって欲しくない。(既に遅かったか ? 久しく北海道には行ってないが。)

しかし現状で客を呼び込むのは、相当な困難に違いない。
さらに 市街の中心地にある在来線の駅は、新幹線の新駅からの乗り継ぎは決して楽ではなく、
時間もかかる。 新幹線を在来線の中心駅に接続させる事に、何か技術的な問題はあるのか !?
それとも既存の商業集積地とは別に、更なる商売繁盛のエリア創りを 狙ったのか。
でも、それは誰も望まない事だし、結果的に有り得ないことは既成事実として残存する。

この時代、駅が出来れば人が集まり商業地化するという "神話" は終わったと考えるのが
妥当だ。 新横浜の様な例は稀である。 あれは 東京と横浜という大都市圏に隣接し、
それをつなぐ環状道路や地下鉄、第三京浜や東名、首都高速に接続するという都市基盤を
同時多発的に整備していった結果であろう。 今でも 首都高を追加接続する工事が続いている。
新函館北斗や新青森の周辺では、この様な状況は考えにくい。

北海道新幹線の最高速は260キロ。 青函トンネルを挟む82キロの区間では、トンネル内での
安全面も考慮し、時速140キロで運行する。 貨物列車と路線を共用する必要もあるのだ。
津軽海峡線と新幹線の線路が複合する "三線式スラブ軌道" と呼ばれ、
海峡線の線路幅は 貨物様に狭軌(1067mm)、新幹線部分は広軌(1435mm)に保たれる。

貨物用の新幹線というのは無いので、従来の貨物用車両を EH800形電気機関車で牽引する。 EH800 は、EH500 をベースに開発された青函専用機で、車体は全長25m。
赤を基調に、白とシルバーのラインを纏い、2万ボルトと2万5千ボルトに対応する複電圧機。
"EH" のE は電気機関車を示し、H は動輪の数が8個。 つまり2軸の台車が、2分割された車体
に各々2台、計4台・8軸が備わる。 首都圏では青い車体の EH200 の姿をよく見かける。

さて、ユーロトンネル社が運営し、ドーバー海峡を渡る英仏海峡トンネル(Channel Tunnel)は、
青函と同じく鉄道用の海底トンネルだが、線路幅は広軌(1435mm)に統一されている。
ユーロスターと貨物列車だけでなく、自動車運搬用のシャトル列車(Eurotunnel Shuttle)も通る。
つまり、フェリーの役目も果たしている。 そして、ユーロスターの営業運転は最高速300km/h
だが、トンネル区間では 160km/h で走行する。(シャトルと貨物列車は140km/h)
海底部分の長さは37.7kmで、青函の23.30km より長い。
青函のトンネル部分全体は 53.85km で世界最長である。(Channel Tunnel は50.50km)

一方、日本も欧米並みのクルマ社会だという 暗黙の了解みたいな市民感情が身につけられて
しまったが、欧米のそれ比べると、お粗末極まりないものである。 単にクルマの数が多いだけだ。
日本で 一生懸命にクルマを造っている人達や一般市民の大多数は、欧米のクルマ社会が
どういうものか、判っていないんじゃないか !?  私自身だって、知らなかった。

自分の仕事先であるイギリスに行ってみて、初めて気が付いた。 高速道路は全部無料だし、
ロンドン市内で、どんな路地裏の道でも 歩道の無い道路は観た事がない。
(くまなく探せば、どこかに有るかも。)
そして、物陰に隠れて違反車を取り締まるような、姑息な事をするオマワリさんを観たこともない。

そもそも、信号機が無い。 大きな交差点にだけは 有る。 だから信号待ちの時間も存在しない。
一時停止して 安全を確認するだけでよい。 確かに 通勤時間帯には渋滞が起こる。
でも歩行者は、信号が赤でも クルマが来なければ渡る !   ジッと待つヤツは10人に1人位か。
30mくらい先に、時速40キロで走ってくるクルマが有っても、...... 渡る。

日本の場合、各人やクルマが、相手となるクルマが来ないのに待っているけれど、
一生のことと考えると 莫大な時間のロスをしているに違いない。 経済的にも国家レベルのロスだ。
日本は世界で一番、時間と カネと ガソリン を無駄にしているのではないか !?
同じ距離を走るのに、日本はイギリスの倍以上の時間がかかる。

ア、 新幹線の話でしたね !
しかし、せっかく新幹線で一分一秒を争っても、到着した市内で渋滞してたら意味ないじゃん !!
これからは 何のためにカネと時間を使うのか、よ~く考えましょうネ !!  自身の一生の事だから。
でも、クルマ趣味を諦めることはない。 方法は いくらでもあるから。
そして 時間の単位は同じだが、"至福の時間" って、....... いいもんだなァ~ 。

何を言いたいか、お解りですよね !?



「いい人生は自分で創るものだよ、君ィ...... !」

2016年3月24日木曜日

New NSX GT3 is coming

 autoblog.com


Honda は 明日から一般公開される New York Auto Show で、間もなく発売される新たな NSX が
ベースで  FIA GT3 レギュレーションに合致する レースマシンを公開する。
www.youtube.com/watch?v=Ab1rv2Xcvz8

今回の GT3 Car には、ノーマル仕様の 9速デュアルクラッチ・トランスミッションに替わって
6速シーケンシャルで後輪を駆動、クルマは既にヨーロッパや日本のサーキットでテストされており
カリフォルニアの Santa Clarita の HPD(Honda Performance Development)の手で
最終的な開発を終えてから、この秋頃までに FIA のホモロゲーションを取得することになる。

レース用のボディーは、この4月から New Acura NSX の生産が開始される Marysville(Ohio)の
傍らにある Performance Manufacturing Center で造られ、エンジンは 同じオハイオの Anna の
施設で用意される。 エンジンの各部材は、ロードカーに準ずるものが使用される。

Honda のレース・パフォーマンスのDNA は、創業者・本田宗一郎の言動に始まったものである。
それは 昨年から参戦を再開したフォーミュラワンの現場でも、間もなく証明されるだろう。
でも ホンダが販売しているスポーツカーを含むロードカーや乗用車からは、
レースの匂いを日常的に感じ取ることは難しい。
しかしその根底には、一般客の気付かないうちに、レースの DNA が脈々と流れ続けているのだ。
www.honda.co.jp/news/2016/4160318.html

特異な取り組みを続ける 本田技研工業株式会社。 今後の動向にも目が離せない。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/01/spirit-of-honda.html

PS ;  How to build New NSX
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/how-build-honda-nsx-picture-special

2016年3月20日日曜日

2016 Australian Grand Prix Final

 source ;  news.com.au/sport/motorsport/formula-one
Vettel was in the garage when fans wanted him on the track.

あと2時間足らずで、今年の第一戦 Australian Grand Prix の決勝が始まる。
今年もまた、Mercedes のフロント・ロー独占でレースが開始される。
Leis Hamilton にとっては、50回目の Pole Position となった。 3番手は Vettel。
[Australian GP Qualifying Results]

しかし今回から、椅子取りゲームとも揶揄される 新たな予選システムが 大きな波紋を
呼んでいる。 この件に対しては、ほぼずべてのチームと選手から不満の声が上がり、
次戦の Bahrain までには廃止して欲しいと言っている。
これに関し今日の早朝からメルボルンで、チーム代表による緊急のミーティングがもたれた様だ。
www.autoblog.com/2016/03/19/f1-qualifying-failure-2016/
www.bbc.com/sport/formula1/35850766

新たな予選システムでも、これまで同様 メルセデスの独占状態は変わらなかった。
多分 FIA は、メルセデスが及ぼすこの状況を打破できるかも知れないというのと、
低迷してしまった F1の来場者数、視聴率に何らかのインパクトを与えたいという "切なる願い ? "
からの "思い込み" なのかだろうか。


でもメルセデスの独走は、やはり彼等の持つ技術力とチーム力の問題であって、
他のチームは、これに追いつく事が出来ないというのが 実際のところだろう。
それでも FIA は、この状況を何とかしたかったのかも知れない。
でも、今回の予選システムに真っ先に反対の声を上げたのは、当のメルセデスだった。
そして 全チームが満場一致で反対の意思を示せば、廃止される可能性は高いだろう。
注視したい。

まずは 本日13:30(決勝30分前)から フジテレビNext(CS)で現場からの生中継が始まる。
さあ、アルバートパークは 快晴だ。  twitter.com/F1/status/711412956974686208
全58周。 路面温度は やや高い。


photo source ; skysports(also as bellow)

そして、フォーメーションが始まった。  16:00(現地)。
あっと、 Red Bull のKvyat が整列直前に、隊列後方から少し離れた所でストップしてた。
もう一度 フォーメーションやり直し。 Kvyat はクルマから降りてしまった。 スタートをあきらめた。

 16:07  決勝スタート !!   Vettel がトップで1コーナーに突っ込む。 Ferrari の
(現地)  Rosberg、Verstappen がこれに続く。 Hamilton はスタートに失敗。
       Renault の一台が 少しおかしい。 Hamilton はフロント・ウィングの一部を破損か。

Lap  5)  上位3位は変わらず。
Lap  7)  Hamilton が4位 Verstappen を追いかける。 Alonso 10位。
Lap  9)  Alonso は9位に上がった。 Button 11位。
Lap 12) Hamilton は、Verstappen を抜けない。
Lap 13) Rosberg ピット。 Aloso も。
Lap 14) Vettel ピット。3位で復帰。 Rosberg が続く。
Lap 15) Button は9位に上がっている。
Lap 16) Hamilton は3位に上がるも、ぼちぼちタイアが厳しい。
Lap 17) Hamilton はピット。 ミディアム。 ワンストップ。

     突如、Alonso と Gutierrez(Haas)が絡んでコースアウト。 3コーナー。
     Alonso は宙に浮きながら壁に激突。
     彼は Gutierrez を左から追い抜きにかかった瞬間、右フロント・タイアを Gutierrez の
     左リア・タイアに乗り上げて、タイアは一瞬で もぎれ飛んだ。
     クルマは そのまま 左に反転しながら宙を舞い、前後の向きも逆になり、
     更に反転しながら リアから突き刺さる様に着地、その反動で もう一度宙を駆けながら
     グリーンの奥の壁に激突した。 車輛は ほぼ全損したが、Alonso は自力で脱出した。
     彼は 間もなく自力で立ち上がり、観客に手を振りながら歩いて退避している。
     奇跡的に ケガは少なかったか。  黄旗、セフティーカー。 間もなく 赤旗中断になった。      初戦から大波乱だ。
      www.youtube.com/watch?v=wSMCRv_kuE0 [Crash Video]


Alonso !!   ......... is OK。

     各チームはこれを機にタイア交換しながらピットで待機。16:55 に再スタートが予定される。

16:55  ペースカーの先導で各車 ピットレーンから リ・スタート。
Lap 20) Vettel、Rosberg、Raikkonen の順で続く。
Lap 23) Raikkonen が急遽ピットイン。  エア・インテークから火が噴き出した。 すぐに消化。
     リタイア。
Lap 25) Hamilton は6位を走っている。 Button 12位。
Lap 28) Hamilton と Vettel の差は16秒もある。  Toro Rosso の Sainz の後ろをチャンピオンが
     走っている。
Lap 29) 新星 Haas の Grosjean は8位を維持して健闘中。
Lap 32) Button がピットイン。 Sainz も。 気温23度。 Verstappen もピット。
     Hamilton は4番手に上がる。 Ricciardo が3位。
Lap 35) Vettel がピットへ。 ソフトに交換。
     一瞬、左フロントのタイアマンが もたついてタイムロス。
Lap 37) Renault の Palmer が9位、Magnussen は13位。 初戦としては、まあまあか。
Lap 39) Rosberg はタイア交換をがまんし、トップをキープ中。 Vettel 5位。
     Button は15位に甘んじている。 まだパワー不足なんだろう。
     それとも、今回はデータ取りに方針を変更したか。 Hamilton は2位に。
Lap 41) Toro Rosso の2台は、Renault のルーキー・Palmer を抜けない。
Lap 42) 遂に Toro Rosso は Renoult を交わした。 Sainz、Verstappen の順。
Lap 45) Haas・Grosjean は6位に上がっている。 中味はフェラーリに順ずるのか。
Lap 47) Vettel は 2位 Hamilton に近づきつあるか。 地元の Ricciardo は4位に。
Lap 48) あと10周。 Ricciardo が Fastest。 Wiliams・Massa は5位。
Lap 52) Vettel、更に Hamilton に近づく。 コンマ5秒も無い。 Hamilton 逃げる。
Lap 53) あと5周。 Verstappen が チームメイトの Sainz にブレーキングで追突。
Lap 55) Vettel は最後の追い上げに掛かるも コーナーアウト !  焦ったか !?
     直ぐにコース復帰するが Hamilton は逃げてしまった。


Lap 57) 最終ラップ。 赤旗で一周減ってしまったが。

現地 17:55  遂に Rosberg 優勝。 やはり メルセデスだった !!

        2位 Hamilton、3位 Vettel、4位 Ricciardo、5位 Massa、6位 Grosjean、
        7位 Hulkenberg、8位 Bottas、9位 Sainz、10位 Verstappen。


       称賛すべきは 今年から新規参戦した アメリカのチーム、Haas だろう。
       初戦でいきなり 6位入賞である。 Greosjean は いまや大きく成長した。
       いくらフェラーリの後ろ楯が有るといっても、この結果は立派だ。 快挙である !
       twitter.com/HaasF1Team?ref_src=twsrc%5Etfw
       マクラーレンの Alonso と Haas の Gutierrez は残念な結果に終わったが、
       次回も、引き続き期待していいだろう。 両者とも 大過なくて良かった。
       twitter.com/McLarenF1/status/711496871081017344?lang=ja

       それにしても 改良したとはいえ、排気音のつまらなさは相変わらずだ。
       観客の感動は 半減したままだろう。
       エコとハイブリッドを優先した結果だが、F1は レース界で最大のショーでもある。
       感動しないショーに、私は行きたくない。 多分、今年の鈴鹿にもネ !

       なお、多くの不評不満を抱えて始まった 今季からの予選のシステムは、
       本日 各チーム代表が話し合いを持ち、FIA に対して廃止の要望を提出する。
       これは ほぼ間違いなく決定され、この新システムは たった一回で 廃止される。

       F1は、良しも悪しきも 様々な問題を抱え、やがて それを乗り越えて、
       これからも その崇高なレースを続けていく事になるだろう。

       F1は 大人のスポーツである。  F1に妥協の余地は無い。  F1 is forever !!

     [Australian GP / Full Race Results]  16:10(18:10

2016年3月17日木曜日

Formula 1, this Season



  www.honda.co.jp/F1/news2016/barcelona-test2_day3/
  www.mclaren.com/formula1/2016/australian-grand-prix/2016-australian-grand-prix

今週末、今年の第一戦となる F1 Australian Grand Prix が Melbourne の Albert Park で始まる。
www.formula1.com/content/fom-website/en/championship/races/2016/Australia.html
[Full Timetable, Australia]  [Maps]  [Press Conference thursday]  [Conference Video]

今季は これまで最多の 全21戦 が組まれ、全11チーム・22名 のドライバーが レースを戦う。
6月のモントリオールのあと、カスピ海の西側に面したアゼルバイジャン共和国
(Azerbaycan Respublikasi)の バクー(Baku)でのレースが追加されている。

また 新たなチームとして、Haas と Renault の参加が際立つ。 Haas は全くの新規、
ルノーは 昨年までの Lotus チームを買収する形で参戦、昨年までロータスが使っていた
Enstone の施設を ベース基地として用いることになる。
この辺りの50kmk圏には 、Honda の Milton Keynes やToro Rosso の UK Branch(Bicester)等、
各チームの前線基地が多く集まる。


そして Renault は、今季の新しいカラーリング、ルノー・カラーとも言える真新しい黄色のマシンを
公開した。 ウィングは マットブラックに塗られている。
www.eurosport.fr/formule-1/saison-2016/2016/renault-avide-de-retombees-marketing-en

1.6リッター・ハイブリッドになってから今年で3年目。
各チーム共それなりの経験を経て 技術のアップグレードを目指す。
昨年に比べて格段に飛躍した マクラーレン・ホンダだが、まだ パワーの差はいとめない。
それでも 今季の表彰台は目指すだろう。
しかし 先月末から今月初めにかけての プレ・シーズンテストでは、昨年に比べれば格段の進歩
を遂げるも、まだ予断は許さない局面にある。 果たして 表彰台の一位は望めるのか !?

Honda は 荒井康久に替わって、長谷川祐介をF1プロジェクトの総責任者として現場に投入。
荒井は 定年につき、ということの様だ。
本来は4月の移動だが、バルセロナのテストや 今週の F1オーストラリアがある為、
前倒しの人事である。 また本社には新たな役職として、取締役である松本宜之(よしゆき)を
F1担当の専務執行役員として就任させた。
松本は 本田技術研究所の代表取締役社長でもある。  ホンダは やる気だ。
http://www.honda.co.jp/news/2016/c160223b.html
www.skysports.com/f1/news/mclaren-focused-on-proving-mp4-31

Yusuke Hasegawa

さらに McLaren-Honda は、F1のテスト兼開発ドライバーとして松下信治(のぶはる)を起用、
先月20日に発表した。 松下は今季も GP2 への参戦を継続しつつ、この任務を遂行していく。

Nobuharu Matsushita

twitter.com/mclarenf1/status/700968523934334977
twitter.com/Nobu_Mat13/status/700971310550102016

そして 今季から予選のレギュレーションも 新たなルールに更新されている。
www.autosport.com/news/report.php/id/123208

2016 F1 予選

相変わらず波乱含みの F1界だが、低迷してしまった サーキットへの来場者数や視聴率を
取り戻すべく、特に排気音の問題に改善が(?)行われている。 [Best F1 Sounds forever]
https://www.formula1.com//2016/1/f1-2016-louder-noise-mercedes.html

尚、フジテレビは 今季のテレビ放映を Fox Sports から CS の電波を購入して放映する。
従って 昨年までの BSでの放送は終了、フジテレビNext の生中継のみが放映される。
アジア全域での F1 放映権は、Fox Sports が2022年迄の契約を結んでしまった。
sky7f1.com/blog-entry-1373.html

http://otn.fujitv.co.jp/schedule/next/ [フジテレビNext ; 今週の番組表]
これによると、20日(日)の放映は、朝6:50~9:00 まで予選を、
13:30~14:00 が直前中継、14:00(現地16:00)~16:50 に決勝を放映する。
(時差2時間。 日本の方が2時間遅い。)
また、同日19:30~22:50 に再度 決勝を放映。
更に、翌22日(月)と26日(土)にも 予選と決勝を放映する。 大サービス !

ホンダは20日(日)、本社一階のウェルカムプラザ青山に於いて、オーストラリアGP の決勝を
館内のモニターでライブ放映する。
www.honda.co.jp/welcome-plaza/event/2016/20160320/

NHK BS1 では今月26日(土)21:00から、"世界最速への挑戦" と題して
ホンダのさくらに焦点を当て、技術者達の挑戦をリポートする。

当ブログは決勝の模様を 現地での走行が始まる直前から、BBC や Skysports のライブ・リポート
をもとに、走行している最中に オンタイムでアップしていくので、随時クリックしてご覧頂きたい。
現地でのレース終了後15分程で、決勝の結果(リザルト)を掲載致します。

さあ、貴方は今年の鈴鹿に行くのだろうか。 難しい選択かも知れないが、....... どうしようか !?
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/05/sound_17.html


[Team / Driver / Machine 2016]

Mercedes AMG Petronas Formula One Team
http://www.mercedesamgf1.com/en/
Operations Centre / Brackley, Northampton UK
Driver / Lewis Hamilton and Nico Rosberg
Machine / Mercedes W07
Engine / Mercedes-Benz PU106C
Brake / Brembo, Wheel / Advanti

Scuderia Ferrari
http://formula1.ferrari.com/en/
Operations Centre / Maranello, Italy
Driver / Sebastian Vettel and Kimi Raikkonen
Machine / SF16-H
Engine / Ferrari 061
Brake / Brembo, Wheel / OZ Racing

McLaren Honda Formula 1 Team
http://www.mclaren.com/formula1/
Operations Centre / Working, UK
Driver / Fernando Alonso and Jenson Button
Machine / MP4-31
Engine / Honda RA616H
Brake / Akebono,  Wheel / Enkei

Williams Martini Racing
http://www.williamsf1.com/
Operations Centre / Grove, UK
Driver / Valtteri Bottas and Felipe Massa
Machine / FW38
Engine / Mercedes-Benz PU106C
Brake / AP Racing, Wheel / APP Tech

Red Bull Racing Formula One Team
http://www.redbullracing.com/
Operations Centre / Milton Keynes, UK
Driver / Daniel Ricciardo amd Daniil Kvyat
Machine / RB12
Engine / TAG Hueer RB12-2016
Brake / Brembo,  Wheel / OZ Racing

Sahara Force India F1 Team
http://www.forceindiaf1.com/
Operations Centre / Silverstone UK
Driver / Nico Hulkenberg and Sergio Perez
Machine / VJM09
Engine / Mercedes-Benz PU106C
Wheel / Motegi Racing

Renault Sport Formula One Team
http://www.renaultsport.com/
Operations Centre / Enstone UK
Driver / Kevin Magnussen and Jolyon Palmer
Machine / R.S.16
Engine / Renault R.E.16
Brake / AP Racing,  Wheel / OZ Racing

Scuderia Toro Ross
http://www.scuderiatororosso.com/en_INT
Operations Centre / Faenza RE Italy and Bicester UK
Driver / Max Verstappen and Carlos Sainz Jr.
Machine / STR11
Engine / Ferrari 060

Sauber F1 Team
http://www.sauberf1team.com/
Operations Centre / Hinwil, Switzerland
Driver / Marcus Ericsson and Felipe Nasr
Machine / C34
Engine / Ferrari 060
Brake / Brembo,  Wheel / OZ Racing

Manor Racing
http://manorf1team.com/
Operations Centre / Banbury, UK
Driver / Pascal Wehrlein and Rio Haryanto
Machine / MRT05
Engine / Mercedes-Benz PU106C
Brake / AP Racing and Manor Racing(Rear)
Wheel / APP Tech

Haas F1 Team
https://www.haasf1team.com/
Operations Centre / Hunterville, USA and Banbury, UK
Driver / Romain Grosiean and Esteban Gutierrez
Machine / VF-16
Engine / Ferrari 061
Brake / Brembo,  Wheel / OZ Racing

2016年3月15日火曜日

3-Eleven, faster than 918

 auto-motor-und-sport.de


先週、Lotus 3-Eleven が 西ドイツ Hockenheim Circuit の Short Course で、
Porsche 918 Sppyder の持つ記録 1min 06.30 を わずかに上回る 1min 06.19 を叩き出し、
記録を更新した。 運転は ドイツ誌 Sport Auto のロードテスト担当、Christian Gebhardt が行った。
iol.co.za/motoring/cars/lotus/see-lotus-3-elevens-hockenheim-record-lap-1997865
www.youtube.com/watch?v=X2hMgSDizV0

"918" は 発売当初 約1億円、887馬力。  かたや "3-Eleven" は £82,500(約1380万円)で
450馬力。 どちらがいいかは別問題だが、やはりロータスの走りは一流だった。
あとは 予算の許す範囲で 好きな方を選べばよい。 どちらも正しい選択である。
但し 918 の販売は、既に終了している。
でも ロー・マイレージのままで必ずどこかに眠っているから、その気があれば入手出来るだろう。

まあ、取りあえず 3-Eleven を狙ってみてはどうか !?  お手伝いしますけど。
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/311

2016年3月12日土曜日

= 3.11 Fukushima Daiichi =

3月14日(月)AM8:30 更新。

www.youtube.com/watch?v=VLJspb_mo-s


昨日(土)この話を書こうと思ったのだが、色んな資料を読み始めると半端じゃなく大変な内容
である事に気が付き(当たり前か ! )、これは 朝までに終わらないと考え 中断してしまった。
(昨日の "朝までテレビ" も この問題を取り上げていたし。 これは最後まで視た。
 南相馬市の市長・桜井勝延の発言は、リアルで重みのあるものだった。)
http://survivingjapanmovie.com/

そんなワケで、今晩 深夜に再度推敲することにする。  私なりに 言いたい事も有るし。
だからまず、2~3時間仮眠します。

ではまた のちほど !   明日の日曜日に、ゆっくり観て下さい。


PS ;  夜が明けた。 原稿は遅々として進まない。

5年前の未曾有な災害の現実。 津波と福島の原発事故、この 大きく二つの焦点が語られる。
津波の被害については ほぼ語りつくされた感もあり、その現実は 具体的 且つ客観的な事実
として、膨大な資料が残されているが、今回は 原発事故についての私見を述べることにする。

津波は主に天災として語られるが、原発事故については 人災の色濃いと思うのだ。
この事故は、津波と巨大地震が そのきっかけとなったのは事実だろう。
しかし 一介のクルマ屋が その後の事実を把握し 検証するには限界があるという事を、
この文章を書くに当たって 諸々の資料を判読するにつけ、理解しつつあった。
たった数時間のブログ作業では、内容をまとめ上げられるものではない。 無理だ。

もとより、ブログの内容に間違った記述をするわけにはいかない。
この件は多分、数日間の下調べが必要だと思う。
だから 今日(日曜日)の昼頃までに、かいつまんで記載することにとどめ、
今回は それで一旦終了させる。  でないと 通常の業務が出来なくなるから。
ご容赦。 うかつだった。  再度、のちほどに !     8:35,  Sun. 12 March.

www.youtube.com/watch?v=wwYk62WpV_s&ebc=ANyPxKr2G ..... [about Meltdown]

www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_111130_09-j.pdf
[事故の同年11月末に公表された東京電力のシュミレーション PDF]


http://japan311.scripts.mit.edu/wp/?tag=news

結局 日曜日の午後1時半を過ぎても、ブログの記述をまとめることは出来なかった。
デマ・噂を含めたあらゆる情報が錯綜しており、どれをもって妥当で正しい判断をするのかは
極めて困難だと考える。  事実と現実を見極めるのは、我々のレベルでは とても難しい。
我々にとって、まずは比較的、客観的な記述が掲載される Wikipedia を参照するのがよかろう。

また のちほど、追記する。


PS ;  本日(日曜日)午後9時から一時間半、NHK総合テレビで 事故発生から88時間をドラマ化
    した番組を放映した。 ドラマには幾つもの驚きがあったが、その中でも特に現場の指揮を
    とった吉田昌郎(まさお)所長の行った数々の決断には敬意を表したい。
    東電本社とのオンライン・テレビでのやり取りには、現場を理解しない本社との理不尽な
    やり取りに臆せず、壊滅的な現場で指揮を取り続けた。

    更に一番の驚きは、三番目にメルトダウンした2号機の原子炉格納容器の内圧の上昇に
    より、格納容器が破壊されたら 東日本のほぼ全域が使い物にならなくなる事が十分に予測
    できる状況にまで追い込まれていたことだ。 この状況をリアルタイムで認識できたのは
    現場の一部の人間だけだったろう。 東電本社及び政府官邸の現場との危機感のギャップは
    客観的に観ても、許し難い場面が多々有ったと思う。

さて、私見だ。
現場の吉田所長は、全ての計器が機能しなくなった飛行機の操縦を任されたようなもんだ、と
後日コメントしている。 それを援護する立場にあった東電本社及び政府官邸の初動対応と
その後の認識の甘さが、最悪の事態を招いた事を助長したのだ。 特に この状況に対して
最大限の機能を整え、現場のフォローをするべき立場の政府官邸の認識の甘さ、それによる
バックアップ体制の遅れが、現場での数々の誤算を招いたのである。

私は特段の政党を支持する者ではないが、この事態に対峙した当時の民主党政権の力量は
十分ではなかった。 これが今の安倍政権だったら、対応のスピードとその内容は違っただろう。
もう少しマシ だったかも。 確かに今回の事態は、人間の持つ対応能力を超えていたかも知れぬ。
でも 其れなら、なぜ人間が制御出来ないものを創って稼働させていたのか、という事である。

今回の福島の事故は、現場の原子炉建屋で、今この瞬間に何が起こっているかを把握も出来ない
にわか仕立ての東京の司令塔が、"こっちが責任を取るから、いますぐ弁を開けろ ! " などと
言ったものだから現場は 更に混乱してしまった。 この体制こそが原子炉の破壊を助長したのだ。

つまり、少なくとも現状の日本で、原発を再稼働させるのは非常に危険である。
近い将来だろうが遠い将来だろうが、再び同じことが起こる可能性は十分有り得る。
再稼働させる原発は どれもが新品ではなく、間もなく老朽化を迎えるものばかりではないか !
今は安全でも いつまでそれが維持できるのか。

原子力規制委員会が用意した、世界で最も厳しい基準で審査したのだから大丈夫だと言うが、
よ~く耳を澄ませて考えてみれば、例え世界一厳しい基準だろうが 絶対に事故は起こりません
とは誰も言っていないじゃないか。 "単に" 世界一厳しいというだけである。
そして 再稼働を始めた川内だか、高浜原発のバルブユニット(?)の根元のネジの締めが
緩かったのが発覚したとか、....... これはもう論外である。 何が世界一厳しい基準なんだ !!
更に 原発の費用対効果は抜群だとは 良く言われる言葉だが、万が一にも事故が起こったら、
その費用対効果は最悪だろう。 それが今回の結果である。

よって私の結論は、例えコストがアップしても、電気料金が上がろうとも、未来永劫に渡って
原発の事故は絶対に無いと断言できない限りは、断じて原発の再稼働と新設をしてはならない !!
一時的に 火力発電による CO2 の上昇が有るにしても、火力以外のあらゆる発電方式を駆使し、
CO2 の排出は抑えつつ、設置可能な全ての建築物に太陽光発電を備える、日本中の屋根に
全て太陽光パネルを設置する、もしくは 全ての建築物や家屋に 何んらかの自家発電を設置し、
自身の電力をまかなえる仕組みを限りなく大至急に考案すべきだ。 これは可能じゃないのか !?

最善を尽くすとは 一見して美しい言葉だが、それは完全・完璧を意味するものではない。
完全・完璧が担保されない限り、原発を動かしてはならない。
この考えが甘かったために、いったい何万人の人が 故郷と住まいを奪われて苦渋の生活を
強いられているのか。 この責任を、だれも取っていないじゃないか !!  取れないだろう !!

たった一歩を間違えば(運よく、この事態は回避されたが)、東日本は壊滅して 数千万人が
路頭に迷ったかも知れぬ。 日本が終わってしまったかも知れない。
喜ぶのは誰だ。 中国か、北朝鮮か !!   全世界規模の悲劇と損失を招いたに違いない。

ん、......... その際は アメリカ合衆国50州の次の州に編入させてもらえばいい。
日本本土の人口は8000万人に抑えて、それ以外はアメリカに移住させてもらう。
そうすれば 人口は国土面積に対して一気に最適化され、移住した人も残った人も 皆んなが
ハッピーになれる。 これが一番いい選択かも知れない。 今からでも遅くない !
勿論 "元" 日本は特区にして、健康保険制度等の アメリカと比べれば比較的良い制度は
残してもらう。 アメリカだって、日本独自の技術を享受できる。  ......... 迷案だ !!

そして、以後 全人類は2度と この様なバカげた事故を起こしてはならない。 絶対に !!
その為に、今は何をなすべきかを考えろ !!  想定外の事が起こったでは済まされないのだ。
以後、今回の地震と津波は "想定内" である。  特に 今の日本ではネ。

ここ1~2年、当ブログでは F1記事の掲載に力を注いでいるが、これは単にレースを報じる
だけでなく、1.6リッター・ハイブリッドを前提とした FIA の定める技術基準、規則の厳格化に
対応する為に、全てのチームが 自身の意識レベルの高揚と技術対応を迫られている事実は
今までにない特異な状況なので 注視しているのである。

この事態は、F1の世界に於いて革命的ともいえる程の、技術とシステムの構築の必要性を
意味し、一部のチームは それに対応、もしくは対応しつつある。
そして この技術レベルは、かってない程の高度なものであり、これを駆使して表彰台に立つ為に、
年間数百億円の投資を継続出来ない限りは、表彰台を実現する事は出来ないレベルにある。

何を言いたいかというと、McLaren-Honda の例を取るが、注目すべきは このチームがレースの
現場をバックアップする体制とそのシステムだ。 東電本社及び政府官邸が、事故後に設置して
現場と連絡を取り合う体制で現状を把握しようとした事に対し、十分参考になると思うからだ。

つまり、マクラーレンの Woking に在る F1車輛の製造と管制を司る基地と、ホンダのイギリスに
於ける前線基地ともいえる Milton keynes、そして日本の栃木県さくら市にある HRD Sakura を
同次元的に結び、レース開始前からレースの終了まで、走行中のレース車輛の状態を刻々と
モニターしている。 そして 走行を続ける車輛に取り付けられた数百のセンサーから送られてくる
データを解析しつつ、それを瞬時にレース現場にフィードバックして 現場の対応を促す
というものだ。 これを マクラーレンとホンダは、レース毎にやっているのである。
要は 福島第一を東電本社で、現場のセンサーから拾った情報により 24時間の監視を続ける
様な事である。 今の原発の運転を続けるためには、これくらいの体制を常時保ちつつ行うべきだ。

しかし 起こってしまったことはしょうがない。 今後の問題は、放射能の漏洩を押さえながら
廃炉に向けての作業の体制である。 いっそのこと、マクラーレンのロン・デニスに、アロンソと
同じ年俸50億円を払って 廃炉チームを派遣してもらったらどうか。  もちろん ホンダからも。
マクラーレンとホンダは、半端じゃない レベルのオペレーションにより、今この瞬間に現場で走って
いるF1車輛をコントロールしている。

これに比べたら、原発の体制はあまりにも ロー・テク過ぎる。 そして、日本の電力事業者の
意識レベルは低すぎる、 最低だ。 これは 取りも直さず、"日本株式会社" の構造的欠陥である。

汚染水の漏洩についても同様だ。 マクラーレンだったら、一滴も漏らさない体制と仕組みを創って
これを イギリスから24時間 監視する位の事はやるだろう。 完璧主義のロン・デニスだから !
そもそも 原子炉に安全神話なんか存在しなかったのだ。
www.mirror.co.uk/news/world-news/fukushima-japan-declares-toxic-water-2199851

事故の際に予備電源を含めた全電源喪失 を起こしたにも拘わらず、瞬時に これをバックアップ
する体制が無かったのは 信じ難いことだ !!
電源車の到着が交通渋滞で何時間も遅れたなんてのは、愚の骨頂だろう。
甘すぎる !  ひどいよ、 話にならない !!

よって 今回の 福島第一は "人災" である。  日本よ、.......... さあ どうする !?


PS, one more Problem ;  国家レベルの懸案事項はまだある。 新国立競技場だ。 
            昨年の夏に ひとこと言っておいた。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/07/2020-olympic-games-caming-soon.html

2016年3月10日木曜日

Ray Tomlinson, He is the great Man !!


   theguardian.com


Ray Tomlinson。
アメリカ合衆国のプログラマーであり、電子メールの生みの親とも言ってよい Ray Tomlinson が
先週末の土曜日(5日)に亡くなった。 1941年生まれの74歳。

彼は 当初の複雑なメールの送信方法が有った中で、"@" を使うメールアドレスの仕組みを考案、
それは世界中に爆発的な広がりを見せることになった。
その頃 既に キーボードには "@" が配置されていたが、殆んど使われてなかった事に着目した。
彼の業績は 根本的、革命的な考案と言えるものだ。

Internet のシステムが構築される以前の時代に、彼は コンピューター同士でメッセージを送信する
Arpanet のシステムに着目、Network Control Protocol やTenex OS(Operating System)の開発に
勤(いそ)しんでいた。 70年代になると、Arpanet を介して ファイルを転送する Cpynet も考案
している。

しかし、当時の手法はかなり複雑であった為、"@" を組み込んだ文字列を使って送信を行うという
より簡便な方法、つまり 今で言う e-Mail を Tomlinson が考案、その後の Personal Computer の
販売の拡大と共に、電子メールは爆発的 且つ世界的に普及する事になったのである。

Email
さて 従来の CPU(中央演算処理装置)は、真空管やトランジスタ等の単独素子を大量に使って
構成されていたが、1971年に Intel が開発した "4004" は、一つの半導体チップ上に
2300個分のトランジスタ素子を LSI チップに集積したもので、Microprocessor と呼ばれて
コンピューター・システムに大きな革命を果たすことになった。

そして70年代後半からは、8 bit Microprocessor の登場で 比較的安価なコンピューターが
普及し始め、76年には Steve Jobs が ワンボードマイコンの Apple Ⅰを発売、
その後、今日の Personal Computer の基礎とも言える Apple Ⅱ が大ヒットして、
PC が大きく普及していく礎(いしずえ)を築く様になる。

81年には、IBM が "5150" を発売、16 bit CPU を持つパソコンを大きく普及させた。
更に84年、アップルが より安価な "Macintosh" を発売したことにより、
パーソナル・コンピューターの市場は一気に拡大していく。
これらの状況に乗じて、Tomlinson の考案した e-Mai システムは 全世界的に重要な意味を持ち、
我々の日常に 絶対欠かせないものとなった。

時代が さらなる高揚を果たすに当たっては、Tomlinson のようなキーマンの存在は欠かせない。
彼の功績は、ノーベル賞にも匹敵するものだと言ってよい。
彼の功績は重大 且つ重要なモノであり、その発案は 我々の日常を支える糧である。

ありがとう、 ......... 安らかに眠れ !!

2016年3月9日水曜日

Alan Henry died on last Saturday

Alan Henry ; 1947-5 March 2016

www.mclaren.com/formula1/inside-the-mtc/alan-henry-F1-scribe/

Alan Henry。
英国の著名な Grand Prix Reporter で、50以上の Motorsport 関連書籍も執筆している。

彼は 英 Guardian 誌の Formula 1 担当記者、特派員として活躍し、"Autocar Magazine" では
94年から2012年まで グランプリ関連の編集主幹を務めた。 更に "F1 Racing" 誌の編集も。
また 毎年に刊行される F1の年鑑でもある "Autocourse" の編集長として筆を執っていた。
この他、maclaren.com に毎週 寄稿をするなど、幅広く活躍している。
そして彼の著書 "Ferrari ; The Grand Prix Cars" に対して、The Guild of Motoring Writers から
84年には年間グランプリも受賞する等、多くの功績を残した。

彼は 家族と共に Essex の農村地帯に居を構え、執筆活動を行っていた。
しかし闘病の末、先週末(5日・土曜日)に亡くなった。   [source ; wikipedia.org]

この世界では 彼を知らぬ者はいないほどの幅広い交友があり、"AH" の通称で呼ばれる。
冥福を祈る !

autocar.co.uk/car-news/motorsport-f1-2016/alan-henry-1947-2016-tribute
motorsport.com/general/photo/main-gallery/the-last-train-from-yokkaichi-by-alan-henry
theguardian.com/sport/2016/mar/07/alan-henry-obituary


Alan Henry(left)with Bernie Ecclestone

2016年3月5日土曜日

Morgan EV3 in Geneva

  jalopnik.com
The Morgan EV3 Is The All-Electric 3-Wheeler Of Future Past

www.youtube.com/watch?v=4RmVxwjyErM
これは、少なくとも 私にとっては衝撃的なクルマだ。 速いとか遅いとか、そういう問題ではない。
こういうカタチ、デザインでの表現は、通常 出来ないと想うのだ。
何故なら、誰もが知る あの Morgan だから。 しかも、"誰でも" 買う事ができるものだ。

あの モーガンが 電気自動車を創るなんて、誰もが考えもしなかった。
でも 彼等は 当たり前のように それをやってのけた。 しかも、例の - Wheeler でだ。
昨日から一般公開された ジュネーブ・ショーで初陣を飾っている。
www.youtube.com/watch?v=2Y7ghj-frns

"Moegan" と言えば "誰もが" イギリス的なトラッドなイメージを思い浮かべるものだが、
私が称賛したいのは、そのトラッド感を こういうカタチの EV で創り上げたことである。

つまり彼等は 5年前に、現代風に焼き直したスリー・ホィーラーを"再"登場させ、
昨年には それを EV化したプロトタイプともいえるクルマを公表している。
それは、いわば 既に再発した従来の "三輪車" にモーターとバッテリーを積んだだけの様にも
見えないではなかった。  www.youtube.com/watch?v=nNVnMfP9CoA
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/10/and-you-too-morgan.html

しかし今回、そのプロトタイプを、"レトロ・モダン" ともいうべき姿に昇華させた腕前とセンスは
称賛に値するものである。 やはり モーガンは ただ者ではなかった。
単に古っぽいクルマを製造している、100年もやってる英国のクルマ屋というだけではないのだ。
古いスリー・ホィーラーを 今の時代への回答として、やってみせたのだ。


これは V・ツインを積んだ 3-Wheeler に躊躇している者に対しての一つの提案でもある。
これなら 周囲に対して説明が出来るというものだ。
"オレはエコの事も考えているんだ。 これ、ゼロ・エミッションだぜ ! " と、世間にも家族にも
堂々と言い訳が出来る。 更に 今から30年後に、このクルマの存在意義は歴史的価値を持つ。
これを 自身のガレージに置くという十分な説明が成り立つのだ。

そして こういうクルマを生み出し、それを世に問うことの出来る英国からの主義主張は
十分に評価されて良い。 ただの 3輪の EV ではない事に留意すべきだ。
姿カタチを含めた存在感に対して、自動車デザインとして、インダストリアル・デザインとしての
資質も存分に表現している。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/10/another-morgan.html

日本は 自動車大国ではあるが、こういう Philosophy(フィロソフィー・哲学)を持った車が
何故出現しないのか、本当は 熟考を要する問題であろう。
右を向いても左を見ても プリウスだらけの日本の路上。 お利口さんなクルマしか出来ない国。
つまんない !!

果たして日本の自動車文化は 成熟していると言えるのか !?   レベルは高いのか ?
いや、レベルが高けりゃ いいのか ?  遊び心と気持ちの余裕は どうした !?  心の豊かさは ?
ヴィンテージとは なんぞや ?

"Morgan Motor" は、これらに対する明確な回答を 我々に対して出し続けている。
それは これからも変わらない。  "永遠のモーガン" は 今日も行く !!
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/07/mogan.html
www.youtube.com/watch?v=Xg9LXWi9bZ0

The Morgan EV3 Is The All-Electric 3-Wheeler Of Future Past

2016年3月3日木曜日

Radical RXC Turbo "500R" is unveiled in Geneva

 source ;  autocar.co.uk

   ↑ この画像は多分 一昨日のプレス・デーの早朝に撮影したものだろう。 人影がまばらだ。
    中味は コレ !!  


"Radical" は、進化を続けている !!

今日(3日・木)から一般公開が始まった ジュネーブ・モーターショーで、
Radical Sportscars は "RXC Turbo 500R" を公表している。
私は ついこのあいだ Birmingham International で、600馬力の "RXC Spider" を目撃したばかり
なのに、もう 次の "500R" を発表している。  ズルイ !
バーミンガムで 一緒に見せてくれれば良かったのに !!
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/01/radical-rxc-spider.html

これは 同社の "最速ロードカー" となる。 従来の RXC Turbo をベースに 60㎏の軽量化を施し、
新たな直噴ターボで100馬力を追加して 700bhp となった。
毎度のことながら この 500R についても、ロード用とレース用の両方を準備してくるだろう。
更に この夏頃迄には、"SR8" がニュルブルクリンクで記録したロードカーとしてのレコード、
min 48sec を書き換えるのは ほぼ間違いなかろう。
nurburgringlaptimes.com/lap-times-top-100/  [SR8LM / Y2009]

価格は £201,000(本日のレートで、約3280万円) と決して安価ではないが、
見て納得・乗って納得のクルマであるに相違ない。
今年はジュネーブに出向くことは出来なかったので、その詳細な内容をカメラに収めることは
叶わなかった。 でも 自身の口座に余裕のある人が このクルマを目のあたりにしたら、
思わずその場で 小切手を切ってしまうのは 想像に難くない。
(ちなみに私は、いつもニコニコ現金払い。 もちろん 余裕なんかありません ! )


ニュルの一周の距離(約21km)に因(ちな)んで 21台しか造らない様なので、欲しい人は早く !
今やウェブで このニュースは世界中に衆知されているから、もう完売かも知れません。
でも、今年のバーミンガムで面識の出来た Radical のマネージャー氏から つい1週間前に
メールを貰い、"We would love to assist you in buying an RXC" と言われているので、
もしかしたら 何とかなるかもしれない。  一応 状況は確認しておきます。
興味のある方は(欲しい人は)私共にご連絡下さい。 何とかしますから !!
britishgreenyokohama@gmail.com