2016年3月26日土曜日

Hakkaido Shinkansen is starting today !

 www.japantimes.co.jp/


3月26日、北海道新幹線が開業した。
本日の朝6時32分に新青森駅を出発して新函館北斗駅に向けて、
さらに 6時35分には 新函館北斗駅から東京に向けて、はやぶさ10号が出発した。

東京ー新函館北斗の間を、最短4時間2分で結ぶ。
但し、この最短時間で走るのは、上りは18:36発のはやぶさ38号が一本、
下りは 8:20発の はやぶさ5号と 9:36発の はやぶさ11号の2本、計3本のみである。
あとは、4時間12~33分の時間を必要とする。

東京ー新函館北斗の運賃は、片道2万2690円。 この他にグリーン車とグランクラスがある。
新青森ー新函館北斗は7260円だが、これに限り5000円均一にしたらどうか !?
その方が両者の行き来が増大し、結果的に経済効果は大きくなるだろう。
さすがに 今日の一番列車は たった25秒で全席完売したが、他の予約状況は低迷している。
やはり、航空機との競合が明確だ。 空の便と比べた時の割安感がないと、利用客は増えない。
確かに飛行場までいく手間と時間、出発の約1時間前には空港に到着してなければならない等の
制約が有るにせよ、航空機業界もあの手この手の割引運賃を提示している。
さらに ここ数年は LCC の台頭が著しい。   www.japanbullet.com/tag/shinkansen

尚、2015年1月の国土交通省の決定で、新函館北斗と札幌間は 2031年(平成43年)の春に
開業予定となっている。 でも15年後では 遅すぎる !  当初の予定は 2019年だったのに。
札幌ー旭川間も基本計画に追加されているが、とにかく札幌までは最短でやるべきだ。
そして北海道経済連合会 では、大宮ー札幌間の最高速度を360km/h で運行することを要望、
この場合、東京ー札幌間は3時間57分で結ばれることになるが、これは是非とも実現すべきだ。

政府は、北海道と沖縄に関しては 手厚い政策を推進すべきである。
美味いもんだけ食えれば いいってもんじゃない。 遠隔地のハンディを考慮する事が重要だ。

北海道の大地と自然は素晴らしい !!  イギリスの地形と街並みの規模に似ている。
日本の国土の中で唯一、空気感が違う。 そこに鉄道と道路網の更なる整備は必須だろう。
そのこと自体が北海道の一番の魅力となって 人と企業を引きつけ、北海道経済に寄与する。
少なくとも、北海道内の高速道路は無料にするのが良い。 早急にだ。
道東自動車道の本別~阿寒・終点までは 無料区間となっている ? )


Is this Hokkaido, or England ?  Yes, Hokkaido.

北海道全体をマクロ規模で見渡し、しっかりした全体計画のもとに 社会資本の配分と企業・商業
の配置を精査しなければいけない。 ここで注視すべきは、本土各地にみられる様に、
どこの街に行っても、牛丼チェーンがあり、同じ様なファミレスがあり、ホームセンターがあり、
回転寿司が有る。 日本中の街が同じ景色になってしまった。 没個性、右へ習え !
せめて北海道だけは そうなって欲しくない。(既に遅かったか ? 久しく北海道には行ってないが。)

しかし現状で客を呼び込むのは、相当な困難に違いない。
さらに 市街の中心地にある在来線の駅は、新幹線の新駅からの乗り継ぎは決して楽ではなく、
時間もかかる。 新幹線を在来線の中心駅に接続させる事に、何か技術的な問題はあるのか !?
それとも既存の商業集積地とは別に、更なる商売繁盛のエリア創りを 狙ったのか。
でも、それは誰も望まない事だし、結果的に有り得ないことは既成事実として残存する。

この時代、駅が出来れば人が集まり商業地化するという "神話" は終わったと考えるのが
妥当だ。 新横浜の様な例は稀である。 あれは 東京と横浜という大都市圏に隣接し、
それをつなぐ環状道路や地下鉄、第三京浜や東名、首都高速に接続するという都市基盤を
同時多発的に整備していった結果であろう。 今でも 首都高を追加接続する工事が続いている。
新函館北斗や新青森の周辺では、この様な状況は考えにくい。

北海道新幹線の最高速は260キロ。 青函トンネルを挟む82キロの区間では、トンネル内での
安全面も考慮し、時速140キロで運行する。 貨物列車と路線を共用する必要もあるのだ。
津軽海峡線と新幹線の線路が複合する "三線式スラブ軌道" と呼ばれ、
海峡線の線路幅は 貨物様に狭軌(1067mm)、新幹線部分は広軌(1435mm)に保たれる。

貨物用の新幹線というのは無いので、従来の貨物用車両を EH800形電気機関車で牽引する。 EH800 は、EH500 をベースに開発された青函専用機で、車体は全長25m。
赤を基調に、白とシルバーのラインを纏い、2万ボルトと2万5千ボルトに対応する複電圧機。
"EH" のE は電気機関車を示し、H は動輪の数が8個。 つまり2軸の台車が、2分割された車体
に各々2台、計4台・8軸が備わる。 首都圏では青い車体の EH200 の姿をよく見かける。

さて、ユーロトンネル社が運営し、ドーバー海峡を渡る英仏海峡トンネル(Channel Tunnel)は、
青函と同じく鉄道用の海底トンネルだが、線路幅は広軌(1435mm)に統一されている。
ユーロスターと貨物列車だけでなく、自動車運搬用のシャトル列車(Eurotunnel Shuttle)も通る。
つまり、フェリーの役目も果たしている。 そして、ユーロスターの営業運転は最高速300km/h
だが、トンネル区間では 160km/h で走行する。(シャトルと貨物列車は140km/h)
海底部分の長さは37.7kmで、青函の23.30km より長い。
青函のトンネル部分全体は 53.85km で世界最長である。(Channel Tunnel は50.50km)

一方、日本も欧米並みのクルマ社会だという 暗黙の了解みたいな市民感情が身につけられて
しまったが、欧米のそれ比べると、お粗末極まりないものである。 単にクルマの数が多いだけだ。
日本で 一生懸命にクルマを造っている人達や一般市民の大多数は、欧米のクルマ社会が
どういうものか、判っていないんじゃないか !?  私自身だって、知らなかった。

自分の仕事先であるイギリスに行ってみて、初めて気が付いた。 高速道路は全部無料だし、
ロンドン市内で、どんな路地裏の道でも 歩道の無い道路は観た事がない。
(くまなく探せば、どこかに有るかも。)
そして、物陰に隠れて違反車を取り締まるような、姑息な事をするオマワリさんを観たこともない。

そもそも、信号機が無い。 大きな交差点にだけは 有る。 だから信号待ちの時間も存在しない。
一時停止して 安全を確認するだけでよい。 確かに 通勤時間帯には渋滞が起こる。
でも歩行者は、信号が赤でも クルマが来なければ渡る !   ジッと待つヤツは10人に1人位か。
30mくらい先に、時速40キロで走ってくるクルマが有っても、...... 渡る。

日本の場合、各人やクルマが、相手となるクルマが来ないのに待っているけれど、
一生のことと考えると 莫大な時間のロスをしているに違いない。 経済的にも国家レベルのロスだ。
日本は世界で一番、時間と カネと ガソリン を無駄にしているのではないか !?
同じ距離を走るのに、日本はイギリスの倍以上の時間がかかる。

ア、 新幹線の話でしたね !
しかし、せっかく新幹線で一分一秒を争っても、到着した市内で渋滞してたら意味ないじゃん !!
これからは 何のためにカネと時間を使うのか、よ~く考えましょうネ !!  自身の一生の事だから。
でも、クルマ趣味を諦めることはない。 方法は いくらでもあるから。
そして 時間の単位は同じだが、"至福の時間" って、....... いいもんだなァ~ 。

何を言いたいか、お解りですよね !?



「いい人生は自分で創るものだよ、君ィ...... !」