ラベル crc の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル crc の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年5月20日水曜日

Old Alpine and New Challenge !

 Autocar.co.uk

Renault Alpine / A110-50 Concept


Renault は2016年、Alpine Brand のロード・カーを発売する準備を進めている。

ルノーは このところ 自身のスポーツカーへの回帰 !?  を強く意識している様に見える。
来月末から開催される Goodwood Festival of Speed にも、1955 A106、A110、
1978年のLe Mans A442b、A450b etc. を展示する。
(今年のグッドウッドのテーマは "Flat-out and Fearless: Racing on the Edge" だ。)
https://grrc.goodwood.com/festival-of-speed/info/flat-fearless-racing-edge-2015

当初 2012年に、ルノーは Caterham とのジョイントで 新たなロードカーを立ち上げる構想を
実行しようとしたが、2年後にはこの話は解消してしまい、
結局 両社が別々に自身のクルマを開発していくことに為ったものだ。
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2012/11/renault-caterham_6.html
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/02/caterham-renault-or-renault-caterham.html
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/03/caterham-renault_31.html

上記写真の "110-50" は、まだコンセプトだが、当初 ケーターハムと一緒に開発を進めると
言っていた時点で、ケーターハムとの絡みか、ロータスのベア・シャシーを使うような話だったが、
Renault-Caterham の連携は壊れたので、その話は無くなった。

ルノーは A110 のイメージを引っさげながら、新たなクルマは革新のスペックで仕上げるだろう。
但し、ケーターハムほど ニッチな市場は狙わないだろうから、250馬力くらいから始めるのでは
ないか。 でも、コンセプト・カーの 110-50 は、3.5 liter・V6 で 400馬力近かったけど、
ロータスも 最近は、全てのモデルでパワー・アップを仕掛けているから、300馬力スタートか。
それと 以前の DeZir も微妙に絡んでくるかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=MK5ya6fjL18
https://www.youtube.com/watch?v=1pFUYDSLQwg

更に 最近は Vision Gran Turismo に こんなイラストまで寄せているから、それなりの本気か。
最終的に どんなカタチのクルマになるのか、楽しみだ。
carbuzz.com/news/2015/1/28/This-Is-The-Alpine-Vision-Gran-Turismo-Concept-7725118

一方 Caterham は、ドイツの Artega のプラットフォーム と生産設備を使うのではという噂もある。
此処しばらく、ケーターハムの工場を訪れていないものの、多分 今迄の生産設備の中では、
新たなミッド・シップを造っていく余裕はないのかもしれない。

アルピーヌだって、ルノーの看板を背負って作るからには、これから出来上がるクルマは、
ルノーのスポーツカーとしても 十分な資質を持つものでなくてはならないし、
当然、価格と販売台数の按分を鑑みながら、利益も しっかり確保せねばならぬ。

結局、両社のジョイント企画が四分五裂になってしまったのも、各々の会社の規模や思惑が
うまくかみ合わなかったという事だろう。 当然マーケットだって違うし。
しかし 幸いにも双方とも独自の企画として存続させている様なので、それはそれで良い。
まあ、この調子だと ルノーの方が先んじて商品化、完成させることが出来そうではないか。

価格は、around £50,000 - という話も。  廉いかも !
Evora を食うか !?  期待していい !!

2014年5月27日火曜日

Caterham / Fernandes

 [natterfootball.co.uk] Fernandes was in Silverstone 2010
Tony Fernandes
Caterham Group の総師、Tony Fernandes は、
Caterham CarsF1 Team を含むグループ全体を 売却したい意向だという。
これには Caterham Technology and Innovation と Caterham Composites
含まれるらしい。  [Bloomberg]

しかし この件の問い合わせに関してフェルナンデスは、電話やメールにも応じておらず、
現状では憶推の域を出ていないが、彼の地元のマレーシアの各誌や中東にも話が
出回っているというものの、その話の出所は いま一つ不鮮明だ

フェルナンデスは ここしばらく、F1の現場にも姿を見せず、Monaco GP の決勝前日も
彼がオーナーである 英国のサッカー・チーム Queens Park Rangers の試合を観戦
していた。 チームは以前、Flavio BriatoreBarnie Ecclestone が所有していたが、
2011年後半からは、Fernandes が チーム・オーナーとなっている。

フェルナンデスは、この3月末には Alpine Renault との提携の解消 も決めており、
また、同じ頃に 彼が計画していた プライベート・ジェット "Caterham Jet " の話も
頓挫している。  しかし 彼がカネに困っているワケではなく、ケーターハムの件を含めて、
ビジネスマンとしての打算が働いての事だろう。 フェルナンデスは マレーシアで 28番目
にランクされる資産家であり、Air Asia のオーナーでもある。  [Video]

2014年3月31日月曜日

Caterham / Renault is abolished

 [Image Autocar]
Caterham Renault (Immagine da Autocar)

Caterham は、Renault との合弁で 新しいスポーツ・モデルを開発、発売する事であったが、
今回 ルノーとの提携を白紙に戻し、各々が独自に開発を進めていく事になった。
尚、そうなるに至った理由の詳細は明らかでない。
多分 ケーターハムの Fernandes も、自説を曲げなかったのだろう。

当初の企画では、2012年の秋から、50/50の株の持ち寄りで合弁会社を設立し、
ジョイント・ベンチャーのカタチで、フランス・Dieppe にあるアルピーヌ・ルノーのファシリティーを
ベースとして両社が開発を進め、2016年ころをメドに各々のブランドで、新しいスポーツカーが
出来上がる予定だった。

しかし この2月頃から わだかまりが表面化し、今月 間もなく このジョイント・ベンチャーは
解消され、各々が独自の開発を進めていく事になった。

当面、ルノーは 2016年を目標に Alpine ブランドの新車の発売をするという。
ケーターハムについては、いつ どの様なカタチで 事を進めてて行くかについては、
今回 具体的なコメントは発っしていない。 

両社は その規模と考え方には 日頃より 格差があるワケで、
仮に 共通のプラット・フォームやパワー・トレーンを使用するメリットはあるにせよ、
それぞれが考える最終的な目標(値)については、何気に異なるのも事実だろう。

かたや 世界でも指折りの大メーカーであり、一方 ケーターハムは キットカー・メーカーの域を
脱出して 自動車会社として ランクアップを図りたかったことだろうが、
そうは問屋が卸さない、容易なことではないハズである。
この2者の間の温度差が、今回の提携解消につながったのではないか。

当初、話のきっかけは 2012年に登場した Alpine A110-50 Concept で、
一時、ロータスの名まで 取り沙汰されたりしていたが、
どちらが話を持ちかけたかは定かでないにせよ、ケーターハムのボス・Fernandes
これを視て、 "これなら ウチでも出来る " と踏んだのではないかと 私は想っている。
ルノーとしては "Concept" のつもりでも、ケーターハムにとっては、そのまま商品化しても
キットカー屋として 納得出来るレベルだ。 

今回の "温度差 " は、この辺に端を発したものではなかろうか。
たぶん "解消 " に至ったのは、各々が "原点 " に戻ったことなのであろう。
やってみないと判らない事は多い。 その事に 両者が気が付いたのだ。

今後 両社は 別々の道を歩み、各々 納得の出来るレベルのクルマが出来上がる。
ケーターハムは、A110-50 をイメージしつつ、自社の技術とデザインを盛り込んだクルマを
完成させるだろうし、ルノーは Elise4C を気にしながら、もう一味を盛り込んだクルマに
仕上げてくるだろう。 運動性能的には ケーターハムがルノーを上回るはずだ。
それくらいは ケーターハムにも出来る。 ルノーと同じ性能では 意味が無い。
一方、ルノーは かなり広範囲な顧客層を意識せざるを得ず、
ケーターハムは そんなことに関係なく、コアな客層を取り込めばよい。

結局、連携を解消して よかったのだ。 各々が 好きなことをやればいい。
我々だって、好きなクルマで 好きなことをやりたいのだから。

尚、当面 Caterham F1は、ルノー・エンジンで勝負する。 それはそれで 良し !!

2014年2月12日水曜日

Caterham-Renault, or Renault-Caterham


Caterham Renault (Immagine da Autocar)
Autocar makes Image Caterham side

Alpine ブランドの復活を機に実現した(しつつある !?) ルノーとケーターハムのジョイント。
しかし、ここにきて ルノー側は やや慎重になってきた様だ。
もちろん 計画自体が頓挫したとか、そういう話ではなく、どうやら 両者の企業規模の
違いから派生したわだかまり、もしくは見解の相違とでも言おうか。

本来であれば 双方同時期に各々のブランドで、近似した別々のクルマの発売を予定する事
であろうが、ケーターハムとしては 早めのイメージアップを狙って、2015年中の発売を
考えていた様だし、ルノーとしては、やはり大メーカー故に 間違ったモノは出せないから、
再度 充分な検討をして 2016年頃をメドに発売開始を考える様にしたいらしい。
まあ、双方無理からぬところだろう。

Caterham のボス、Tony Fernandes は、F1 をベースケーターハムを手中に収め、
彼なりのビジネスモデルを構築し、ケーターハム・ブランドで SUVCity Car の発売を
目論んでいる。 (バイクはどうなった .....  !?)
かたや Renault は、F1 にエンジンを供給しつつ、ルノー・スポールを中心に 一般ユーザーの
スポーツ・マインドを鼓舞している。

もとより この計画は、ルノーのファシリティーを利用して ルノーのパワー・プラントを用い、
各々別ブランドで それなりにコアなスポーツ・モデルを創り上げようという企画だから、
そのプラットフォームは共用するだろうが、別々の外観を持ったクルマが出来上がるハズだ。

だから サイズ的には ほぼ同等で 車重も 1100Kg 位をメドとするも、ルノーは250馬力、
ケーターハムは300馬力程度を考えるだろう。
車重からして、Elise より やや大きい、Exige S 位の大きさになるのではないか !?
そして、いずれ ルノーも 300馬力、ケーターハムは 380馬力までは出してくるに違いない。
つまり ルノーとしては 手堅く、ケーターハムは よりコンペティティブな結果となるだろう。
恐らく 今年のジュネーブ、もしくは パリのモーターショーまでに、ある程度のカタチが見える
かも知れない。

ケーターハムの Fernandes、ルノー側のボス Carlos Tavares の両者のせめぎ合いか。
まあ、出来れば 同時発表して欲しいところだが。

2012年11月6日火曜日

Renault / Caterham

[Winnipeg Free Press]
Renault CEO Carlos Ghosn, left, shake hands with Caterham CEO Tony Fernandez following their joint news conference at Renault headquarters in Paris, Monday Nov. 5, 2012. THE CANADIAN PRESS/AP, Jacques Brinon

ケーターハムは、いよいよ新しい時代を迎えることに。

昨日のパリでの発表によれば、ルノーは "Alpine" ブランドを正式に復活させ、
ケーターハムと協業、ジョイント・ベンチャーのカタチで 来年一月から 新会社
"Societe des Automobiles Alpine Caterham" を発足させる。
そして ルノー・スポール傘下の仏・ノルマンディー / Dieppe にある工場を拠点にして
両者のスキルを持ち寄り、アルピーヌ・ブランドの新しいスポーツカーを共同で開発
していくことになった。
[Caterham Press Release]

新会社は、ルノーが保有する "Automobiles Alpine Renault" の株式のうち、
50% をケーターハムが引き受けるかたちで発足する。
Bernard OllivierCEOとし、かってのアルピーヌと ケーターハムのDNA を引き継ぐ
スポーツ・モデルを開発し、今後3~4年以内の発売を目指す。

新しいモデルは アルピーヌ、ケーターハム両ブランドから発売され、
おそらく シャシー またはプラットフォームを共有し、各々 別バージョンのクルマを
制作することになりそうだ。

ケーターハムが アルピーヌのスポーツ・カーを開発するという噂は、ここしばらく
取り沙汰されていたが、いよいよそれが具現化することになった。
但し、その開発は 50/50 の関係で進行することになり、ルノー・スポールの技術と
ケーターハムのCTI ( Caterham Technology & Innovation ) の技量が試される
ことになった。

現ケーターハム社のオーナーである マレーシアの トニー・フェルナンデスは、
F1 に参入したのを皮切りに、それをケーターハムの名で運営することに切り替え、
さらに ルノーとジョイントするという新しいビジネス・モデルを構築したが、
彼の頭の中には さらなる具象があるに違いない。

今後のケーターハムが どの様になっていくのか、注目に値する。