Autocar makes Image Caterham side
しかし、ここにきて ルノー側は やや慎重になってきた様だ。
もちろん 計画自体が頓挫したとか、そういう話ではなく、どうやら 両者の企業規模の
違いから派生したわだかまり、もしくは見解の相違とでも言おうか。
本来であれば 双方同時期に各々のブランドで、近似した別々のクルマの発売を予定する事
であろうが、ケーターハムとしては 早めのイメージアップを狙って、2015年中の発売を
考えていた様だし、ルノーとしては、やはり大メーカー故に 間違ったモノは出せないから、
再度 充分な検討をして 2016年頃をメドに発売開始を考える様にしたいらしい。
まあ、双方無理からぬところだろう。
Caterham のボス、Tony Fernandes は、F1 をベースに ケーターハムを手中に収め、
彼なりのビジネスモデルを構築し、ケーターハム・ブランドで SUV や City Car の発売を
目論んでいる。 (バイクはどうなった ..... !?)
かたや Renault は、F1 にエンジンを供給しつつ、ルノー・スポールを中心に 一般ユーザーの
スポーツ・マインドを鼓舞している。
もとより この計画は、ルノーのファシリティーを利用して ルノーのパワー・プラントを用い、
各々別ブランドで それなりにコアなスポーツ・モデルを創り上げようという企画だから、
そのプラットフォームは共用するだろうが、別々の外観を持ったクルマが出来上がるハズだ。
だから サイズ的には ほぼ同等で 車重も 1100Kg 位をメドとするも、ルノーは250馬力、
ケーターハムは300馬力程度を考えるだろう。
車重からして、Elise より やや大きい、Exige S 位の大きさになるのではないか !?
そして、いずれ ルノーも 300馬力、ケーターハムは 380馬力までは出してくるに違いない。
つまり ルノーとしては 手堅く、ケーターハムは よりコンペティティブな結果となるだろう。
恐らく 今年のジュネーブ、もしくは パリのモーターショーまでに、ある程度のカタチが見える
かも知れない。
ケーターハムの Fernandes、ルノー側のボス Carlos Tavares の両者のせめぎ合いか。
まあ、出来れば 同時発表して欲しいところだが。