関東地方でも記録的な大雪となった昨日、予定していた仕事が出来なくなったので
何年ぶりだろうか、映画館に足を運んだ。
昨年9月に全米公開された Ron Howard 監督 "Rush" が、日本でも2日前から始まっている。
James Hunt と Niki Lauda、二人の間のライバルとしての闘争心と微妙な友情がおりなす
76年 F1シーズンにスポットをあてて描かれた秀作である。
モータースポーツに題材を求めた映画としては、私の中では John Frankenheimer 監督、
James Garner と Eve Montand 主演、66年公開の "Grand Prix " と Steve McQeen の
"Le Mans " が両翼だろうか。 [Grand Prix highlight] [Le Mans Full Movie]
さて、James と Niki は その駆け出し時代、ロンドン市内のフラットでルーム・シェアする等、
互いに共感する部分もあった様だ。 やがて 両者とも F1で頭角を著わす。
"Super Rat" の異名を持つ ラウダと、プレイボーイの名を馳せた ハント。
そして ついに 76年、宿命の対決が到来する。 あとは映画を見てのお楽しみです。
その後、若くして世を去った Hunt(45歳)。 三度目の婚約を決めた直後の事であった。
一方 Lauda は、引退後に 航空機事業に参入し、"Lauda Air "、"NIKI Luftfahrt GmbH "
(ニキ航空)の経営者となる。
そして 2012年9月、航空会社の役員を辞任、"Mercedes AMG Petronas F1 Team " の
執行権を持たない非常勤会長に就任している。
一度は明暗を分けた二人の人生。
寡黙なラウダは これから どのような人生を歩んでいくのだろうか。
[Lauda talks RUSH] [Real James Hunt] [Lauda versus Hunt] [ '76 Japan GP]