2017年7月30日日曜日

Hungarian Grand Prix Final

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決勝スタートまで あと30分の Hungarian GP。  暑そうだ。
気温30度・路面温度55度 !  ワンストップは難しそうだ。
Kvyat と di Resta が Soft、それ以外は Super Soft でスタートする。

[Course details]  [Weather Forecast]  [Starting Grid Today]

首都ブダペストの中心街から約20km のハンガロリンク。
コースは高低差34.7m、一周 4.381km、全70周で争われる。
やや谷間的な地形から、風の影響も心配される比較的 低速なサーキットだ。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Hungary.html

今回のタイアは、Super Soft(赤),  Soft(黄),  Medium(白) を使用する。
気温の高い中、タイアの温度管理が難しいか。
Hulkenberg が ギアボックス交換で5グリッド降格の 12番手スタート、
Kvyat は昨日のQ1 で、Stroll に対する妨害という事で 3グリッド降格。
尚、昨日行われた F2の第7戦では、松下信治(ホンダの育成ドライバー) が優勝している。

Ferrari のフロント・ロー独占で始まる今日のレース、果たして ...... 。

5分前、各ドライバーがマシンに乗り込んだ。
現地 14:00、フォーメーションがスタート。

14:03、レース・スタート !!  最初に飛び込んだのは、Vettel  !!

Lap   1  後方では Ricciardo が軽い接触で弾かれた。 相手は Verstappen。
    やがてコース上でストップ。 イエロー。 セーフティーカー。
    Verstappen の右フロントタイアが Ricciardo のサイドポンツーンに
    かなり強く当たっている。 審議。
    さらに Hulkenberg と Grosjean も接触。 これも 審議。
    Gosjean の右フロント・タイアが一瞬浮いて、コース外に弾きだされた。
Lap   3  まだイエロー。 Alonso は7番手にいる。
Lap   6  レース再開。 Alonso が Sainz に仕掛けたが なかなか抜けない。
    先頭は Ferrari の2台、次に Bottas。 Hamilton は5番手。
Lap   7  Verstappen に10秒ストップ・ペナルティー。 Hulkenberg は審議中。

Lap 10  上位6台は変わらず。 Alonso は7番手キープ、Vandoorne 9位。
Lap 11  Hamilton は 4位の Verstappen に 2.5秒の遅れ。
Lap 12  今のところ、フェラーリ有利 !
Lap 13  Bottas も なかなか追い着けない。 Vettel から5秒以上遅れている。
    Alonso はやや遅れたか。
Lap 15  Hamilton がややペースを上げたが、Verstappen は逃げる。
Lap 16  Vettel 安定走行。 Raikkonen も。 Bottas は だいぶ遅れた。
Lap 18  何事も起こらず ...... 。
Lap 19  後方では 2台並んだ Renault で、Hulkenberg を先に行かせる措置を取った。
Lap 20  Alonso の前には Sainz の後ろ姿が見えるが。
Lap 21  Grosjean のフロントタイアが厳しいか。 ピット。 Soft に。
Lap 22  そして、Grosjean スローダウン。 コース途中で リタイア。
    先ほどのピット作業で 左リアのホィールナットが完全に締まってなかった !!
Lap 26  Vettel のステアリングは、直線でも 左下がりになっているが。
Lap 27  Hamilton のチーム・ラジオの調子が悪い !?
    Bottas は2位の Raikkonen から7秒近く遅れている。
Lap 28  上位10台は 変わらず。 このコースは追い抜きが難しい。
    先ほど先行した Hulkenberg だが、11番手のまま前を行く Ocon を抜けない。
Lap 29  Vettel のペースがやや落ちた ?
Lap 30  Alonso 7番手、Vandoorne 9番手キープ。 
Lap 31  Bottas ピット、3.5秒。遅い。 Hamilton の後ろで5位復帰。
Lap 32  Hamilton もピット。 再び Bottas の後ろに。
Lap 33  そして Vettel もピット、3秒。 3番手復帰。
Lap 34  Raikkonen も入った。 取りあえず Verstappen がトップを走るが、
    まだ ペナルティーをこなしていない。 実質 Ferrari の 1-2。
Lap 35  Alonso が Sainz を追いかける。 Sainz はタイアが厳しそうだ。
Lap 36  Sainz、Alonso が同時にピット !!
Lap 37  Alonso、Sainz を必死に追いかける。 そして抜いた !! Vandoorne は6位にいる。
Lap 39  Vettel が やはり遅い ?  Mercedes が迫る ?
Lap 41  Verstappen は スーパーソフトを履いたまま走行を続けているが。
Lap 42  Verstappen、ピット。 13.7秒。 10秒ペナルティーをこなして5位復帰。
Lap 43  Vandoorne ピットだが、オーバーシュートして止まった。
    その為にピット作業が遅れ、12番手で復帰した。  Alonso は7位に戻っている。
Lap 44  2位 Raikkonen と3位 Bottas の差は2秒。
Lap 46  Mercedes は Bottas と Hamilton を入れ替えた。 チーム・オーダー !
Lap 47  Vettel は縁石を使えない理由が有りそうだ ! Raikkonen を先に行かせるべき !?
Lap 48  Hulkenberg はピットで右フロントタイアがなかなか外れない。
    結果、Vandoorne は 10番手に。
Lap 50  Raikkonen は Vettel の前に出たいだろうに。 チームは 1-2 を狙うのか。
Lap 52  Hamilton は5周以内に 前を狙えると言ってるけど。
Lap 53  Vettel の前には 周回遅れが。 Hamilton にはチャンスだろう。
           Ferrari の戦略は如何に !?
Lap 54  Hamilton が 迫ってきた。 Vettel の前には周回遅れが3台もいるけど。
Lap 55  Ferrari は最後に Raikkonen を行かせるのだろうか !?
Lap 56  トップの3台は 軽々と 周回遅れの Magnussen を抜いていく。
Lap 58  トップ3 の争いが続く !!
Lap 59  Hamilton は一瞬ふらついて ...... 。
Lap 60  Alonso は6番手にいる。
Lap 61  あと10周。 
Lap 62  Hamilton は Ferrari のミスを待っている  !?  追い着けそうで追いつけない !?
Lap 63  Di Resta がピットでリタイアか。
Lap 64  Hamilton は 今一つ 仕掛ける事が出来ない !?   Bottas はだいぶ離れているし。
Lap 65  Verstappen が Bottas に迫りつつある。 その差は2秒を切った。
Lap 66  あと5周。 Ferrari の 1-2 は !?
Lap 67  Hamilton、少し遅れたか。 Bottas も何故か遅いけど。
Lap 69  Vettel、逃げれるか !?  Raikkonen も。 
    Hulkenberg がピットでリタイア。
Lap 70  最終ラップ。 Ferrari のピットは 1-2 を確信している !!
    Hamilton は ペースを落として Bottas を先に行かせた。 お約束。

    そして  Ferrari、1-2 Finish !!!
         Vettel,   "Grazie,   Grazie Ferrari  !! "

1) Vettel   2) Raikkonen   3) Bottas   4) Hamilton   5) Verstappen
6) Alonso   7) Sainz   8) Perez   9) Ocon   10) Vandoorne  [Full Race Results]

控室に向かう途中には、かなりの美女が何人も揃って お出迎え。
そして、表彰台には まず Bottas が登場。

さすがに 今日は フェラーリ会長の Marchionne の表情も明るい !?  (いや  この男、笑わない)
そして何故か パルクフェルメの地面には、例の "失意の Alonso " らしきイラストが。
しかも、Alonso 自身が その傍で同様なポーズで ファン・サービス !!
Alonso は昨日が誕生日だった。  36歳。 円熟期である。
残りの F1 人生、どの様に過ごすのだろうか。
Alonso は今日の Fastest Lap(1:20.182) も成し遂げている。 素晴らしいね。
[McLaren Twitter]

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インタビュアーは David Coulthard。
Vettel は,  "Kimi には申し訳なかった、ステアリングがおかしかったので。"
14ポイント  リードしての夏休み。 実家に帰って,  家族と過ごしたいと。
Bottas,  "Lewis には感謝している。  約束通り 最後は譲ってくれた。"

McLaren-Honda は2台共 ダブル入賞。 久しぶりに 危なげないレースだった。
しかし 次は ベルギー・Spa の高速コースだ。 気は抜けない。
Verstappen はピットに戻って,  Ricciardo に どう落とし前を付けたのか !?

さて ここで F1 はしばらくの夏休み。
次は 8月末の Belgian GP。

2017年7月29日土曜日

Hungarian GP Qualifying

 skysports.com
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ハンガリー・Budapest に近い Hungaroring Circuit。
路面温度 57度、快晴で始まった公式予選。 http://hungaroring.hu/  [Maps]
Q1 最速は Vettel だった。 McLaren の2人も Q1 は突破した。

続いて Q2。 Hamilton がトップタイム。 Vettel 2番手。
Alonso 8位、Vandoorne 9位で、マクラーレンは2台共 Q3 に進出。

Williams は Massa が体調悪く、FP3 の途中でクルマを降りた。
代わりに Paul di Resta が走る事に。
Hulkenberg は、ギアボックス交換で5グリッド降格ペナルティーが決まっている。

そして Q3。 ferrari・Vettel が明日のポールポジションを決め、
2番手にも Raikkonen。 今シーズン2度目の フロント・ロー独占となった。
Vettel は大喜び。 "Pole Pojision !!    Ye~s,  Yes,  Yes ....... ! "

1) Vettel   2) Raikkonen   3) Bottas   4) Hamilton   5) Verstappen
6) Ricciardo   7) Hulkenberg   8) Alonso   9) Vandoorne   10) Sainz
[Full Qualifying Results]   [Starting Grid Tomorrow]

明日の決勝は、現地 14:00(日本時間 21:00・時差 7時間) から。
テレビ放映は、レース開始 30分前の 20:30 からフジテレビNEXT(CS) で。

2017年7月26日水曜日

Caterham Seven 420R Donington Edition

 autocar.co.uk
「caterham-seven-420r-donington-edition」の画像検索結果

ドニントン・サーキットをイメージカラーとした Caterham Seven 420R Donington Edition。
この3月から新たに Caterham Dealership に加わった "BookaTrack.com Ltd." が企画した。
www.evo.co.uk/caterham/7/19731/caterham-seven-donington-edition-review-the-best-caterham-you-can-buy
http://uk.caterhamcars.com/news/caterham-celebrates-launch-its-new-dealership-donington-park

www.bookatrack.com/
twitter.com/bookatrack/status/889851785887789056

基本的なスペックは以下の通りだ。

まず 見た目の大きな違いは、トラック・レース用のロールバー。
エキゾーストパイプは、一旦 エンジンルームの外に出てから マフラーを通過した後に、
リア・フェンダーの直前でボディーの下に廻り込み、リアパネルの左下に排気口が露出する。
また ノーズコーンは 620R と同様、ノーズ上部にも開口部を明けたものだ。
"室内" のダッシュボードもカーボン仕上げとなり、左端には特製のプラークが添付される。
尚、今回は10台のみの販売らしいが、SVシャシー(ワイドボディー) も用意出来る様だ。

「caterham seven 420r autocar」の画像検索結果
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エンジンは Ford Duratec 2.0 litre・210bhp、車重は 560kg だから十分なポテンシャルを持つ。
トランスミッションは Sadev 6-Speed sequential を用い、クラッチは堅めだが
決してトリッキーではない。
0-100km/h は 3.8秒、最高速は 218km/h に抑えられている。

ロードでの使用も "十分" 可能だが、それなりの "気合い" は必要だろう。
特に ロールケージは人目を引くだろうから、恥ずかしかったらヘルメットを被って目線を
遮ればよい。 フルフェイスは大袈裟だから、ジェット・ヘルくらいが ちょうどいい。

仔細な変更は BookaTrack のチーフエンジニア・Stuart Faulds が中心となり、
シャシーや足回りのセッティングを行っている。
ちょうどよい味付けが為され、媚びることなく十分コントローラブルなドライバビリティーが有る。
勿論 そのままでサーキット走行を満喫する事も可能だから、自宅からサーキットまで自走で
出向くことが可能だ。 ベルギーの Spa でもテストを行い、それらの感触を確認している。

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BookaTrack は 2000年以降、一般顧客向けに サーキット走行を企画・運営する会社で、
今回 ケーターハムのデーラーになったのを機に、このドニントン・エディションを企画した。
同社のショールームは サーキットの敷地内、A453 を右折して サーキットのゲートから
コレクションホールの横を通り過ぎ、コースエンドの外側、一番奥に位置する。
[BokkaTrack's Location in Donington]

"Castle Donington" には、此処しばらく訪れていない。
次回 渡英した際には 是非行ってこよう。  勿論 BokkaTrack のショールームも。
掘り出しもんの中古車も有るかも知れないし。

それにしても、最近は 国内で Caterham Seven を見かける事が少なくなった。
イギリスのキットカー・シーンでは、ケーターハム抜きでは語れない。
乗ってみないと判らないだろうが、一度でも運転してみれば "ハマる" ことは間違いない。
まるで スキーのスラロームをする様な感覚は、他では絶対に味わえないものだ。
エアコンこそ無いが、居住性や対候性など、全てを犠牲にしてでも この感覚は最高だ。

そして 最近のケーターハムのクォリティーは格段に向上しており、
通勤や買い物も苦にならないほどに 運転しやすいクルマに仕上がっている。
趣味のクルマライフの中に 加えるべき一台である。 これに代わるものは無い !!

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2017年7月23日日曜日

Evora GT430 is the Road & Track

 www.caradvice.com.au/569270/2017-lotus-evora-gt430-most-powerful-road-going-lotus-revealed/
2017 Lotus Evora GT430: Most powerful road-going Lotus revealed














                                        
20日(木) 、Lotus は "Evora GT430" を発表している。
www.lotuscars.com/news/corporate/precision-beauty-and-performance-new-lotus-evora-gt430
https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-reveals-430bhp-190mph-evora-gt430-its-most-powerful-road-car

これまで最高の 430bhp を有し、これまで最高値の £ 112,500 (約1630万円) の値札が付く。
内外装にはカーボン素材を多用し、車両重量も エヴォラ・シリーズ で最軽量の 1299kg で
0-100km/h は 3.8秒、最高速は 190mph(305km/h) を誇る。
つまり、余裕で 200km/h での巡行が可能だ。  勿論 それに見合った足回りと高速安定性を有し、
最高速でのダウンフォースは 250kg に及ぶ。  高い安全性も備えた最高のロータス車と言ってよい。
Esprit 亡きあとの ロータスのフラッグシップである。
http://www.lotuscars.com/evora-gt-430

これらの性能を維持するにあたって、軽量フライホィール、トルセン・タイプの LSD、
ギアボックス・クーラーまでも装備する。
さらに トラクションをコントロールする 4モード、"Drive, Sport, Race and Off" の選択が可能で、
最大のスタビリティーの中で、自在のフィーリングを享受することが出来る。

以上、基本的なスペックは 以下の通りだ。

3.5litre 24valve Edelbrock Supercharger
www.edelbrock.com/automotive/mc/superchargers/
6 -speed manual with gearbox cooler  TorsenType LSD  Baffled sump

Max power / 430bhp(7000rpm)  Max torque / 325 lbft(4500rpm)
0-100km/h   3.8sec.  Max speed   305km/h(190mph)
Kerb weight   1299kg  Dry weight   1258kg
Downforce at maximum speed  250kg

Servo assisted 2-piece J-Hook Discs with AP Racing Calipers
http://apradical.stillen.com/brake-technology/j-hook-brake-rotors
Eibach tubular anti-roll bars(front & rear)
Eibach low-sideload springs(front & rear)
Ohlins TTX adjustable dumpers(20 click adjustment)
Rigidly-mounted rack and pinion(2.86 turns lock to lock)

ESP-mode / Drive/Sport/Race
6-position traction control(1%・3%・6%・9%・12% and slip "off")
lightweight Lithium-ion battery
with Carbon panels(front & bumper, font access panel, lower A panels
rearrear quater panels, profieled rear wing, rear diffuser,
integrated rear spoiler and louvered backlight,
「evora-gt430」の画像検索結果

ultra-lightweight 10 spork forged wheels in silver or matt black(front 19" / rear 20")
Michelin Pilot Sport Cup2 tyres(front 245/35 R19, rear 295/30 R20)
rear parking sensors,  carbon fibre sport seat,  carbon fibre door sills

「evora-gt430」の画像検索結果

www.youtube.com/watch?v=rwGpNsavSQI  manufacturing factory 2012
https://www.youtube.com/watch?v=VWOGAL5XqE8&t=939s     2015


この 後ろからの面(ツラ)構えも、高速で巡行する際の安定性と安心感を感じさせるものだ。
                                        
                                        
さて、日本では何気に Evora  の人気が今一つである。  Evora は もっと評価されてよいクルマだ。
そして この GT430 に乗ってみるといい。
決して トラックだけの性能を考えてはいけない。 私には 乗ってみなくても判る。
ロング・ツァラーとしての資質を。 路上で走る一瞬の挙動で 判別できるだろう。
ポルシェでもない、フェラーリでもない ロータスだけの世界を実感するハズである。
路上での十分な存在感も約束したい !

但し、一つだけ問題が有る。 つまり GT430 は60台限定だと言われている。
でも ウチでも一台だけ 確保しているので、早々に連絡頂ければ。
但し、売り切れゴメンだ。  御容赦 !!   予価 1800万円。

britishgreenyokohama@gmail.com

2017年7月17日月曜日

Future of Lotus

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今年、Lotus は大きな転換期を迎える事になった。

82年に 創業者 Colin Chapman が急逝して以降、ロータスの経営は深刻化の度合いを増し、
紆余曲折を繰り返した。 93年には Bugatti を所有していた イタリアの実業家である Romano Artioli に
経営を委ねるも ブガッティは95年に破産、ロータスは 96年からマレーシアの Proton の傘下となる。

これに前後して ロータスは 95年のフランクフルト・ショーで "Elise" を発表、
翌96年から販売を開始し、その革新的な構造で Seven, Elan 以来の成功を納める。
今思うに、この時期も ちょっとした転換期であった。
(ちなみに、日本の エリーゼの輸入一号車は 筆者が輸入している。
  英国のロータス・デーラーに配車が始まった わずか一週間後には、私共のストックヤードに
  最初のエリーゼが到着していた。 つまり 私は エリーゼの発売開始3年前から、
  その到来を察知し、準備をしていたからだ。
  また 80年代後半から再生産を開始した Ginetta G4 と G12 の新車も、日本では 我々が
  独占的に販売を開始している。)

さて、当時 Elise を手にした プロトンは、今日まで 比較的順調にロータスの舵取りをしてきたが、
Elise 以降の Exige や Evora を含めても、フラグシップだった Esprit も無い状態では、
やはり 少ない持ち駒での経営は上手くいかず、プロトン自身が行っていた 自国マレーシアでの
自動車販売の不振から、2012年に 同じマレーシアのコンソーシアムである DRB-Hicom が
プロトンを傘下に収める事になった。
それに前後して DRB と Proton の間で、ロータスの去就が取り沙汰されるようになる。
[Lotus, in these years]

そして 昨年末から今年2月にかけて、中国の浙江吉利控股集団 (Zhejiang Geely Group Holdings Co.Ltd.) が英国の Lotus Cars を取得するという噂が浮上、3月には Geely 自身がその事実を
公表した。 5月には その動きが本格化、7月中に買収を完了させる予定だ。
www.independent.co.uk/news/chinas-geely-rejects-reports-of-plans-to-buy-lotus-commits-to-investment-in-britain-post-brexit-a7393696.html  [2nd November 2016]

www.autocar.co.uk/car-news/industry/lotus-could-be-bought-geely-psa-group-taking-over-proton [20, Feb.]
www.bloomberg.com/news/articles/2017-03-03/geely-chairman-says-he-plans-to-drop-bid-for-lotus-cars-owner [3rd Mar.]

www.bbc.com/news/business-40025275   [24, May]
https://malaysia-bodoh.com/2017/05/25/najib-sells-another-national-asset-to-china-geely-buys-49-9-of-proton-from-drb-hicom/  [25th May]
www.financetwitter.com/2017/05/good-riddance-najib-sold-mahathir-junk-proton-british-jewel-lotus.html  [26,May]

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今回の買収劇は、主に中国の浙江吉利控股集団と DRB-Hicom の間で行われ、DRB 傘下の
Proton の株式の 49% を中国側が買い受け、DRB は 51% をキープして マレーシアの面目を
保つ事にする。  [around DRB-Hicom & Lotus]
そして Proton が 100% 保有しているロータス株の 51% を Geely が買い受け、
Geely によれば、英国 Hethel の Lotus 本社工場の設備と生産ラインは残しつつ、
英国生産も続けるが、浙江吉利控股集団 傘下の 吉利汽車(Geely Automotive) でも
Lotus 車の生産を行うと言う。 恐らく車種により住み分けを行う事になろう。
例えば 既に生産予定を発表している Lotus SUV を中国で生産し、日本やアジア市場を
狙うかも知れない。 主力車種の Elise や Exige についても、中国生産分もあるかも知れぬ。

Geely 側の狙いは、ロータスの持つ高度な車輌技術、とりわけ軽量化と少量生産についての
ノウハウの習得と、それらを Geely の既存車種にも転化する流れだろう。
勿論、軽量化に伴うハンドリングの技術も外さないだろうから、今回の買収は Lotus Engineering を
含めた Group Lotus plc. の全体を取得する事に違いない。
未だ世界レベルに達していない中国車のレベルを、早急に引き上げるのを目的とする事だ。
http://www.lotuscars.com/about-group-lotus

以上 我々としては、かっての MG や Rover の様に、Lotus が中国に埋もれてしまわない事を
願うばかりだが、既に Volvo Cars や London Taxi を傘下に収めている Geely は、
本国生産やパーツの住み分けを効率的にやっている様にも見受けられるので、
今回の Lotus に関しても、同様な手法を取ることが出来る可能性は高い。
これらの点に於いては、今回の買収を評価したい。

Lotus Engineering
但し、日本的に考え得る一番の問題点は、果たして中国製のロータス、もしくは中国の息のかかった
ロータス車を、日本のユーザーが どう想うかである。
世界的にも 中国車や韓国車が売れてないという点では、日本は突出している。
日本国内には これらのデーラーの所在は皆無だ。
例えば英国では、Hyundai のデーラー網はかなり普及しており、時たま街中でも車輌を見受ける。
[Hyundai in UK]

これら一番の原因は、両国とも 未だに歴史問題を政治カードとして頻繁に持ち出す事で、
日本の一般民衆との感覚的なギャップは 計り知れないものがある。
今さら日本に帝国主義が蔓延(はびこ)るなんて誰も考えてないし、日本が戦争に向かうなどと
誰が思うか。 日本の一部の政党も、これらを題材に民衆を煽(あお)る事を すべきでない。
世界の非常識たる海洋進出を止めない限り、日本で中国車が売れる事はない。
同様に、いまだ慰安婦問題を蒸し返す韓国製のクルマを "喜んで" 買うハズがなかろう。

願わくば 日本メーカーがロータスを買収して欲しかった。
確かに ロータス程度の技術は、日本メーカーにとって さしたる魅力は無いかもしれない。
でも、そう考えるのは大きな間違いだと思う。

確かに ロータスは今どきローテクだ。 Hethel の工場を視れば、一目瞭然の事である。
でも そんな事はどうでもいい。 大事なのは ロータスの歴史とブランドである。
これは 日本には絶対に無いものなのだ。 安い買い物だったに違いない。
日本のメーカーは 驕(おごっ)てはいけない。 日本の大衆も同様だ。
安全で、エコで壊れないクルマを創ればいいってもんじゃないだろう。
少なくとも 我々が想うような魅力的なクルマは、日本には皆無だ !!

広い意味で 世界はグローバルな時代だから、ロータスがどこに行こうがかまわないが、
少なくとも、自身のプライオリティーを失うことなく、ロータスが持つ本来の姿と理念を
貫いていかなければ意味がない。 " ロータスはロータスでなくてはならぬ。"
ポルシェでもフェラーリでもない姿が有るハズだから。

さあ どうする、......... Lotus !!

2017年7月16日日曜日

British Grand Prix Final

 skysports.com / all photos
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快晴とは言いがたい Silverstone、いつものことだ。 www.bbc.com/weather/2637827
Jackie Stewart が少し痩せて見えるのが気になる。
決勝は 一周5.891km のコースを全52周で争われる。 高低差11m の高速サーキット。
[Starting Grid Today]
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Great_Britain.html

スタートまで あと15分。 国歌斉唱、Rosberg は Chase Carey と並んで。

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Carey(L) & Rosberg(R)・2013年の Silverstone で優勝。
   Carey is CEO and Executive Chairman of Formula 1 Group。  

今日のタイアは Supersoft(赤), Soft(黄), Medium(白)。 天候によっては Intermediate (黄緑)も。
今の気温は21度、路面温度28度。
現地 13:00,  フォーメーションが始まった。
と、Renault の Palmer が止まった。 ブレーキ・トラブルで最初からリタイア。

13:03,  エクストラ・フォーメーション、Palmer のクルマは撤去される。
    レース自体は一周短縮され、51周に。
    
13:06,  レース・スタート !

まずは Hamiltonn,  次に Ferrari の2台、Verstappen 飛び込んだが、
直ぐに Verstappen が Vettel を抜いて3番手に。
そして Sainz がクラッシュ、リタイア。 Kvyat と接触 ?
その後 Kvyat は Magnussen とも接触か。

Lap   2  セフティーカー。
Lap   4  Wehrlein は2回ピットに。 Bottas は7番手に居る。
Lap   5  レース再開。 Alonso は最後尾スタートから 14番手に上がった。
Lap   6  Ricciardo が Magnussen と接触か、13番手から18番手に下がったが、
    すぐに16位に。 Magnussen に押されて !? コースアウト。
Lap   7  Alonso は13番手に。
Lap   8  Bottas は Hulkenberg を抜いて5番手に。 Ricciardo は14番手に。
Lap   9  Vandoorne は9位につけている。
    Kvyat はドライブスルー・ペナルティー。
Lap 10  Alonso 頑張る。 Ricciardo はまだ Alonso を抜くことが出来ない。
Lap 11  Stroll, Alonso, Ricciardo の隊列が続く。
Lap 12  Ricciardo は DRS を使って Alonso を交わした。 次に Stroll を狙うか。
Lap 13  Vettel は3位 Verstappen を追うが。
    Force India の2人は7番手、8番手。 相変わらず手堅い。
    Ricciardo は Stroll を抜いて12番手に。
Lap 14  Vettel が Verstappen を襲うが、Side by Side,
     Verstappen はサイシュウコーナーで逃げた !!
Lap 15  Vettel は再び仕掛けたが、逆に差を広げられた。 Ricciardo は11位に。
Lap 16  Vandoorne は9番手をキープ。 Vettel に Bottas がすこしづつ ......。
    Hamilton と Raikkonen は4秒弱の差が。
Lap 17  ターン7 に僅かな雨か。
Lap 18  Vettel と Verstappen のバトルが続くが。 少し離れて Bottas が追う。
Lap 19  Vettel はピットに。 2.9秒。 Soft に履き替えた。 Ocon の前、6番手復帰。
Lap 20  Verstappen もピット。 遅い !! 3.5秒。 Vettel  が先行してしまった。
Lap 21  Ocon がピットに。 Vandoorne は8番手に上がる。 Hamilton fastest。 
    Alonso ピット。
Lap 22  Alonso は最後尾18番手まで下がってしまった。
Lap 23  9位まで来た Ricciardo が Vandoorne を追う。 そして 抜いた !
Lap 24  Vottas は3番手にいる。 Fastest。 Perez ピットで Vandoorne は再び8位。
Lap 25  Raikkonen ピットだが、3位キープ。
    Hamilton もピットに。 2.3秒。2位 Bottas のギリギリ前でコース復帰。
Lap 26  hamilton,  Bottas,  Raikkonen,  Vettel,  Verstappen,  Ricciardo の順。
Lap 27  Vandoorne 7番手。 しかしピットに。 3.8秒。 少し遅い。
    14番手で復帰。 Alonso 16番手。 raikkonen fastest。
Lap 28  Bottas はボトボチ タイアが。 
Lap 29  Vandoorne は12番手まで戻った。 Alonso も一つ上がって15番手。
Lap 30  Mersedes 2台、Ferrari 2台、Red Bull 2台の順。
    Force India の2台は手堅くポイント圏内にいる。 Ocon が先導。
Lap 31  Ricciardo 6番手。 Alonso は14位に上がった。  
Lap 32  Bottas はピットに向かう。 Ricciardo のペースが落ちた。 タイア ?
Lap 33  Bottas は2.1 秒。 速い。Super Soft。4位復帰。 Verstappen の前。
Lap 34  Ricciardo ピット。 10番手復帰。 遅い !?  Alonso にパワーが無い !?
Lap 35  そして Alonso ピットでリタイア。 ここ2戦、不運が続く。
    Ricciardo は Ocon を抜いて8番手に。
    少し間をおいて2台抜き。 25km のスピード差が。
Lap 36  Ricciardo は Magnussen も簡単に抜いて7位に。次の Hulkenberg とは 11秒の差が。
Lap 37  各車取りあえず安定走行。
Lap 38  8位 Magnussen だけが、まだピットストップしていない。
    そして、ピットに向かう。
lap 38  Magnussen は14番手でコース復帰。 Vandoorne は11番手にいる。
Lap 40  hamilton, Raikkonen, Vettel, Bottas, Verstappen, Hulkenberg の順。
Lap 41  Ricciardo 7番手、次に Force India の2台。
Lap 42  Bottas が 3位 Vettel を追う。 Hamilton 速い !!
Lap 44  Bottas は Vettel を交わして3位に上がった。
Lap 46  Massa は10番手に居る。 Hamilton は次々に周回遅れを交わしていく。
Lap 48  Ricciardo は Hulkenberg を追い ..... 。
Lap 49  あと3周。 Vandoorne 11番手。 入賞は !?
    Raikkonen のフロントタイアが ! ピットへ。 Bottas 2番手に !!
Lap 50 Verstappen もピットに。 そして Vettel の左フロントタイアも ........ 。
Lap 51 結果 Verstappen が Vettel の前に出た !

そして、Hamilton 勝利。 Pole to Win !!
Hamilton は Jim Clark に並ぶ Silverstne 4連勝。
Vettel は大きくポイントを落としてしまった。  Bottas との交戦で タイアを痛めたか。 

1) Hamilton  2) Bottas   3) Raikkonen   4) Verstappen   5)  Ricciardo
6) Hulkenberg  7) Vettel   8)  Ocon   9) Perez   10) Massa  [Full Race Results]

そして 大観衆の中、今年のグランプリの半分は とどこおりなく終わった。
Ferrari は後半戦で Mersedes を強力に追わないといけなくなった。
後半で巻き返す事は出来るのか !?

先ずは Raikkonen が表彰台に登場。
Hamilton の登場で、スタンドの観客が一気に 表彰台を目掛けて押し寄せる。

Button がインタビュアーとして上がっている。 俳優の Owen Wilson も。
Wilson は今年の "Cars 3" で Lightning McQueen の声優をしている。
Wilson Hamilton に語りかける。 Button に替わって Raikkonen に。
Button が Hamilton と語る間、Bottas は余裕のポーズでリラックス。
Hamilton は Bottas と一緒に 表彰台で自撮り。

バックルームでも Hamilton と Willson がツーショット。
スタンド前には 多くの観衆が残っている。

そして 最後の映像には、シルバーストーンの小さな村に在る 名物パブが。
私も行った事があります !!  天気のいい日は、裏庭のテーブルで のんびりと !
www.thewhitehorsesilverstone.co.uk/  [The White Horse, Silverstone]

以上、まずは目出たし。

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2017年7月15日土曜日

British GP Qualifying

 skysports.com
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現地時間 13:00 から始まった British GP 公式予選。 コースは部分的に濡れており、
Q1 は全員インターミディエイトを履いてアタックした。

Alonso はピットアウトが遅れ、Q1 の最終ラップ ギリギリでスタートラインを通過、
渾身の走りで Q1 最速タイムを記録した。
2番手は Verstappen, 3位は Hamilton。  Vandoorne も8位に収まり、Q2 進出。
Ricciardo はエンジンの不調(?) で、ピットレーン入口手前の芝生上に止まり、
十分なタイムを記録することなく終わってしまう。

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Q2 は路面も乾き始め、Bottas を除いてスーパーソフトで開始。
Vettel, Raikkonen,  Hamilton の順。   Vandorne は10番手で Q3 に進出、
Alonso は13番手に終わった。  twitter.com/McLarenF1

そして Q3、Hamilton が1分26秒台を叩き出し、圧倒的な速さで明日のポールポジション。
2番手は Raikkonen, 3番手 Vettel。
Bottas は4位タイムを記録したものの、昨日のギアボックス交換で5グリッド降格が決まっている。 Ricciardo も同様な理由で5グリッド降格になる。
Alonso も エンジンや機器の交換等で30グリッドのペナルティーが 既に決定しており、
最後尾からのスタートとなる。 大過なければポイント獲得圏内に入る事も可能だろう。

[Full Qualifying Results]   [Starting Grid Tomorrow]

明日(日曜日) の決勝、テレビ放映は フジテレビNEXT で スタート30分前の 20:30 から。

www.formula1.com/en/latest/headlines/2016/7/fia-friday-press-conference---great-britain.html   [FIA Press Conference Friday]

2017年7月13日木曜日

F1 Live London

 www.motorsportmagazine.com/opinion/f1/updated-f1-live-london


昨日(12日・水) のLondon のど真ん中、トラファルガー広場 (Trafalgar Square) で、
かって無い規模の F1 デモ走行を中心に 一大イベントが開催され、
この模様はライブ・ストリーミングで 全世界に配信された。
広場は 地下鉄(Tube) の Charing Cross 駅に近い。
www.standard.co.uk/news/london/formula-1-stars-descend-on-central-london-for-spectacular-live-show-as-whitehall-is-shut-down-a3586521.html

今回のメインとなるストレート・コースは トラファルガー広場を背にして Westminster に向かう
Whitehall St.(A3212) を走ることになる。 White Guards Ave. の入り口、Cavalry Museum 前で
U ターン、ここで Vettel は派手なドーナツターンを披露した。
ピットレーンは コース途中にある Whitehall Pl. を使用している。 [Maps]

イヴェントには Hamilton を除く現役F1 ドライバー全員と、Button, Rosberg らが出席、
また、かってのチャンピオン Mika Hakkinen や Jackie Stewart らも顔を見せた。
www.reddit.com/r/formula1/comments/6mu53n/2017_london_f1_live_demo_run_discussion/
www.theguardian.com/sport/blog/2017/jul/12/lewis-hamilton-london-f1-snub-british-fans
[Jenson Button at the Live ;  Twitter]

www.youtube.com/watch?v=H0NDrwzMJZo
www.youtube.com/watch?v=jOktVMvdQ-M&t=1145s
(ちなみに このビデオの冒頭に出て来る黒のクルマは、F1 ではなく、"CaparoT1" という
 れっきとした二人乗りのロードカーで、この日も多分 Hakkinen がドライブしている。
 britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/t1  )

折しも 今週末は Silverstone Circuit で "British Grand Prix" も行われ、
この日のドライバー達は、明日からシルバーストーンで予選準備に取り掛かるハズである。
急遽開催されたこのイベントは、イギリスの モータースポーツに対する思い入れの
強靭さが いかんなく発揮されたという事だろう。
モータースポーツは イギリスの国技と言っても過言ではない。

都市部での F1 デモ走行は、これまでにも レッドブルが各地で多数行ってきたが、
ロンドン市をあげての一大イベントは、英国でしか有り得ない状況で行われた。
勿論 ロンドン市長も現場でコメントし、ミュージック・ライブを含めて、3時間に及ぶ長さで
トラファルガー広場を占領した。 出くわした観光客もビックリしたことだろう。

www.f1fanatic.co.uk/2017/07/12/teams-and-fans-best-social-media-posts-from-f1-live-london/
www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-4690548/Naomi-Campbell-stop-grinning-F1-Live-London.html
www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-4690494/Rochelle-Humes-hosts-F1-Live-London-Trafalgar-Square.html

www.youtube.com/watch?v=btpVkgKdJVA
www.youtube.com/watch?v=4t20W17x8_Q

かって横浜・元町でも レッドブルが "公道走行" を果たしたが、日本での公道走行や
レースは望むべくもない。 文化の違いと言うよりも、モータースポーツに対する理解度が
あまりにも違い過ぎるからだ。
毎年 バーミンガムで開催される レーシングカー・ショーに至っては、東京モーターショーの
2倍以上の規模で行われている。
スポーツカーとレース用車輛の展示だけでも この規模である。

もう一つ、日本での大きな問題は 公道レースの経験も無く、多分 一番の原因は警察と消防の
規制の厳しさというか、理解の無さだろう。 行政もそうだ。
ま、"東京 GP " は しばらくは "夢物語" に終わるだろう。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/06/blog-post_07.html
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2012/06/fantastic-for-london-good-for-england.html

英国は、バッキンガム宮殿で ロックの大イベントをやったり、Formula E のレースも
ロンドン市内で行われている。 日本は 皇居の庭でロックコンサートが出来るのか !?
また、イギリス GP は 2019年で開催契約が切れる為、ロンドンでの公道レースの噂も絶えない。
今回も Sadiq Khan ロンドン市長は、含みを持たせた発言をしている。
まずは 週末のシルバーストーンが 見ものだろう。
[London Mayor・Sadiq Khan on the Live;  Twitter]

尚、金曜日(14日) の 13:55 から 約3時間の予定で ライブ・ストリームの再放送が
フジテレビNEXT(CS) で放映される。  見逃した方はもう一度。
その後直ぐ、16:55 から British GP のFP1 のライブも始まる。
(20:55 から FP2 も。) (深夜 27:00~翌朝 6:30 迄、FP1, FP2 を再放送。)

2017年7月9日日曜日

Austrian Grand Prix Final

 skysports.com
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チロル周辺の伝統衣装である革の半ズボンを身につけた Verstappen と RIcciardo 

2010年、旧 "A1-Ring" から現在の "Red Bull Ring" と名称を変更した オーストリアの Spielbergに在るサーキット。 一周 4.318km の短いコースは、海抜700m、高低差は 63.5m。
全71周、306.452km で争われる。
www.projekt-spielberg.com/en/the-spielberg/red-bull-ring   [Maps of the Ring]
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Austria.html

今年から F1 の新会長となった Cahse Carey と FIA の Jean Todt がスターティング・グリッドを
徘徊する。 Ross Brawn の顔も見える。 スタートまで あと20分。

今回は Soft、Super Soft、 Ultra Soft が持ち込まれ、最低2種類の使用義務がある。
今の路面温度は44度。 [Starting Grid Today]

Sauber の Wehrlein はピット・スタート。  路面温度は48ドになっている。
現地 14:00、フォーメーションが始まった。

そして 14:03、レース・スタート。
後方で Verstappen が止まった。 スタートをミスったか ?
まずは Bottas が 1コーナーに飛び込んだ。
Raikkonen はコースを外れて順位を外れて順位を落とした。
Grosjean が Ricciardo に仕掛けたが、サイド・バイ・サイドで Ricciardo が守り切る。

Lap   2  と、Alonso がピットにいる。 クルマを降りた !!  Kvyat に追突されたのだ。
    Verstappen も巻き込まれたみたいだ。 Red Bull のホーム・グランプリなのに !
Lap   3  Raikonenn が Grosjean を交わして 4番手まで復帰した。
Lap   5  Bottas,  Vettel, Ricciardo, Raikkonen, Grosjean, Perez の順。
    Hamilton は まだ6番手にいる。
Lap   6  Kvyat は審議の対象となるだろう。
Lap   8  Grosjean 5番手、Hamilton 6番手。 そして Hamilton が5位に上がった。
Lap   9  Williams のStroll が 10位に上がる。
Lap 10  Kvyat にはドライブスルー・ペナルティー。 Bottas が速い !!
Lap 11  Verstappen は ピットロードで Christian Horner に慰められている。
Lap 15  Hamilton は まだ5番手のまま。 Hurkenberg がピット。 ソフト。
Lap 17  上位6番手までは変わらず。 Hamilton が少しずつ Raikkonen に近づいている。
Lap 20 上空でヘリが Hamilton と Raikkonen を追いかける。
Lap 21  Raikkonen も、そう簡単には抜かせない !?
Lap 22  Vottas は1分8秒台に。ファーステスト。
Lap 23  路面温度は50度を超えた !
Lap 24  Kvyat は最後尾のままだ。 戦意喪失か。  Bottas は安定している。
Lap 25  Bottas は再びファーステスト。 他も大きな変化は無い。
Lap 26  Hamilton は周回遅れの Hulkenberg を交わしたが。
Lap 27  ウルトラソフトの連中は、間もなくタイア交換のタイミングが。
Lap 29  3番手 Ricciardo も安定している様にみえる。
Lap 31 Haas も Magnussen がギアトラブルでピットへ。 シフトが出来ず リタイア。
Lap 32 Hamilton がピット、2.3秒。
Lap 33 Raikkonen は Ericson と Vandoorne を周回遅れにしようとしている。
Lap 34 Ricciardo がピット。 Hamilton は1分7秒台に。
Lap 35 Vettel もピット。 Raikkonen が2位に上がっている。
Lap 36 Bottas はまだ一度もピットに入っていない。
Lap 37  Grosjean がピット。 2.7秒。  Ultra Soft。
Lap 38  Bottas はウルトラのまま走行を続ける。
Lap 39  レースは後半戦に。 Vandoorne がブルーフラッグ無視で審議に。
Lap 40  Bottas はまだ入らない。 
Lap 42  いよいよ Bottas がピットに。 3.4秒。 2位で復帰。
Lap 43  Hamilton は5位のままだが。
Lap 44  Bottas は Raikkonen を交わして1位に復帰。
    Raikkonen はまだピットに入らず。
Lap 45  Raikkonen ピットに。 5番手復帰。 Hamilton が4番手に。
Lap 46  Sainz がピットに向かい、..... リタイア。
Lap 48  最後までタイア交換せずに残った Massa がピットに。  ポイント圏内の9番手。
Lap 50  Fiat, Ferrari の Chairman, そして Chrysler 会長兼CEO ・Sergio Marchionne も
    ピットで陣頭指揮。
Lap 52  あと20周。 Hamilto はウルトラのまま 最後まで !?
Lap 53  Vettel の前に Bottas の影は無い。 
Lap 54  雨がレース終盤に来ると言う予報が。 
Lap 55  Bottas は Massa を周回遅れに。 やがて Ocon も。
Lap 57  R4位 Raikkonen がライン・ミスして Hamilton に抜かれた。
    路面温度は44度迄下がっている。
Lap 59  Hamilton が Fastest。
Lap 60  Grosjean が6番手に居る。 Ricciardo も何気に3番手。
Lap 61  Hamilton はUltra Soft,  それ以外の上位陣は全て スーパーソフト。
Lap 63  Hamiltonが Ricciardo に近づいてきたが。 差は1.5秒を切った。 
Lap 64  コースのラインを外れると、かなりのタイア・カスが見える。
Lap 65  Hamilto は再び Fastest。 Riccardo は 表彰台をキープできるか !?
Lap 67  Bottas と Vettel の差は 1秒16。
Lap 69  残り3周。 hamilton は 何とか Ricciardo をとらえようとするが。
     Bottas & Vettel,   Ricciardo & Hamilton の攻防がスゴイ !
Lap 70  Ricciardo 逃げるか。 Hamilton が仕掛けたが 守り切った。
Lap 71  最終ラップ。 Vettel が追う。 Bottas 必死で逃げる !!

そして Bottas がトップを守った !!

Ricciardo も表彰台へ、雄叫びを挙げている。 陽気だ。 Bottas は初めての Pole to Win。

1) Bottas   2) Vettel   3) Ricciardo   4) Hamilton   5) Raikkonen   6) Grosjean
7) Perez   8) Ocon   9) Massa   10) Stroll    [Full Race Results]

15:31、3人が表彰台に。  まずは フィンランド国歌。
今回はセフティーカーも入らず、大過なく終了した。
それにしても 嬉しそうな Ricciardo、シャンペンを振りまくる。

インタビュアーは Martin Brundle。
13年に渡って F1 ドライバーを務め、Le Mans にも8回出場、
90年には Tom Walkinshaw のチームで Silk Cut Jaguar に乗って優勝もしている。

Bottas と Ricciardo は、表彰台に腰かけて Vettel のインタビューを見守る。
Ricciardo は5回連続の表彰台。 例のシューイ("Shoey") の準備を始めた !
Bottas と Vettel は逃げたが、Bottas が捕まった。 しかし、Ricciardo の "好意" をはねのける。
代わりに インタビュアーの Brandle が飲み干した !  Bottas は酒に弱い ?
そしてインタビューも無事終了。  心配された雨は大丈夫だった。  めでたし !!

2017年7月8日土曜日

Austrian GP Qualifying


  autosport.com

明日の決勝、ポールを獲ったのは Bottas だった。  Vettel  2番手。
Hamilton は予選3位だったが、ギアボックスの交換で5グリッド降格の8番手スタート。
McLaren の2人は Q2 で敗退、決勝は Alonso 12番手、Vandoorne 13番手。
ギアボックスは 6戦連続の使用が義務付けられており、Hamilton はこれに抵触した。
尚、ギアレシオの変更は一回に限って許される。

Haas の Grosjean が頑張って6グリッド。
Williams が振るわず、Massa 17番手、Stroll 18番手。

明日の放映は フジテレビNEXT で、決勝開始30分前の 20:30 から。   [ 時差7時間 ]
 
[Full Qualifying Results]  [Starting Grid on Sunday]  [Drivers Standings]

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