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2014年11月11日火曜日

Luca Cordero di Montezemolo

      
       [economiaweb.it]

                                                 
                                                
90年代初頭から、Enzo Ferrari の亡き後、長年にわたり
フェラーリの発展に貢献してきた Luca di Montezemolo (aged 67)だが、
今年の秋には、フェラーリの会長職を退任する事になっていた。
(退任させられた !? ...... これについては 諸説があるが。)
[the Latest Montezemolo]

先週のイタリアからのニュースによると、
Montezemolo は、近々に Alitalia 航空 の会長に就任することになる模様だ。
[huffingtonpost.it]  [gazzetta.it]
また併せて、UAE  Etihad Airways は、同社の James Hogan CEO
副会長として Alitalia に送り込む事を発表している。  Etihad はアリタリアに、
17億6千万Euro を拠出して 株式の49%を取得することになっている。
(なぜか これらについて、英語圏からのニュースが相対的に少ない !? )
[www.reuters.com]  [detroitnews.com]

ロイターによると、財政難に陥っている Alitalia に対する Etihad の救済プランが
ヨーロッパに於ける当局の承認が得られていないままの状態になっている様だ。
これは結局、Etihad が参入する Alitalia で、二人を新たに就任させる事に対し、
正式な決定が まだ為されていないのが 原因の様である。
これについては、今のところ 両社も明言を避けているという。

Etihad-Alitalia

つまり、例え Montezemolo が会長になろうが、ヨーロッパ以外のエアラインの
息のかかった Hogan を連れてくる事によって、欧州のキャリアに影響を与えない
ようにとの当局の思惑が、Etihad 参入を承認する事に影響しているものと見られる。

Alitalia は、Etihad との契約が終了次第、現 CEO・Gabriele Del Torchio
後任として、Silvano Cassano を新たな CEO に着任させる事を9月に決定している。

"Montezemolo 氏は 会長職を遂行しながら きっと成功し、強力な Brand Image
 創出して ビジネス界で広く認識されていくことでしょう。"
 (Andrea Giuricin / Transport Analyst at Bicocca University in Milan )

2014年9月11日木曜日

Ferrari Chairman change the Places


SWITZERLAND-AUTO-SHOW
Marchionne & Montezemolo / autoblog

昨日、Torino を拠点とする イタリア最大の企業グループである Fiat S.p.A. は、
10月半ばに 同社が米クライスラーを完全統合することに伴い、
傘下の 現Ferrari 会長 Luca di Montezemolo を10月13日付けで退任させる旨、
発表した。 後任には、Fiat の現CEOである Sergio Marchionne が、
新たに(当面 !?)フェラーリの会長職を兼務することになる。

Marchionne  2003年にフィアットの取締役として入社、翌年 CEO となっている。
2009年からは Fiat が大株主である 米Chrysler Group, LLC のCEO も兼務する。

Montezemolo  73年、フェラーリのワークスである Scuderia Ferrari
マネージャーとしてエンツォに招かれ、ニキ・ラウダをチャンピオンに仕立て上げ、
チームの業績に貢献した。 その後、77年に 親会社フィアットの役員にもなる。
Cinzano(酒)の社長も兼務、90年には FIFA の大会事務局長も務めた。

91年には、エンツォが亡くなったのを機に フェラーリの社長となる。
そして フェラーリ本体の不振を立て直し、F1 でも 99年から連続6年、
コンストラクターズ・チャンピオンを獲得、2000年から連続5年、シューマッハを
ドライバーズ・チャンピオンに導いている。
また マセラティを傘下に収め、フェラーリ共々 両社の販売高を急増させた。


2004年、フェラーリを離れ、フィアットの会長職に就任。 不振の同社を翌年には
黒字化した。 2009年一月には クライスラーの株式の35%を取得、
クライスラーの北米市場でのコンパクト・カーの販売強化にも寄与している。

2010年に 再びフェラーリに戻り、同社会長となる。(フィアットの取締役も兼務。)
しかし、毎年 過去最高の純利益を更新するも、F1 は低迷していった。
親会社フィアットの Marchionne は、フェラーリのこの状況を良しとせず、
両者話し合いの結果、Montezemolo はフェラーリ会長の退任を決意したものだ。
二人の間には 対立があったとも言われている。
[Montezemolo, 23 years on the Ferrari]   [BBC Sport yesterday]

Luca di Montezemolo, Amedeo Felisa and Sergio Marchionne
autoblog

尚、フィアットは 8月1日の株主総会で、これまで同社の完全子会社として存続
していた 米クライスラーとの統合が承認され、若干の懸念を残しつつも、
これにより 販売台数で世界7位となる Fiat Chrysler Automobiles(FCA) 
10月半ば、正式に発足することになる。

FCA は、登記上の本社をオランダに置くが、フィアットの Marchionne は、
FCA の税務上の本拠地は英国とし、株式の主要取引は ニューヨークで行いたい
意向だと伝えられている。

さて 今後のフェラーリ、そして フィアット・クライスラーは上手くやって行けるのか、
今度は Marchionne の手腕が問われることになるだろう。
果たして Marchionne は、F1 をどこまで知り抜いているのか ?
それとも、新たな適任者を 既に用意しているのか。
イヤ、後任者を念頭に入れずに Montezemolo をやめさせるハズがない !
見ものだ。  Ross Brawn もう一度 引っ張り出すのが良さそうだが。)

[Autoblog.com]  [Wall Street Journal]  [BBC.com]  [Auto.Ferrari / ja]

PS ; フィアットは、Luca が長年に渡たって フェラーリ及びフィアットに貢献した事に
   敬意を表し、今回 彼の退職に際しては 丁重な退職金を用意することにした。

   その額は、€26.95 million で、今日のレートで 約37億7300万円だ。
   まず 来年1月31日に 約半分の€13.25 million を彼に支払い、
   残りの €13.71 million は、その後20年をかけて支払うらしい。
   まあ、残り分は 企業年金みたいなもんだ。 それでも とんでもない額だ。
   フィアットは、これらの額が Luca の積年の貢献度だと踏んだのだろう。
   会社としても それなりの対価を示したということだ。 (Source, Reuters)

   (私の場合、今後15~20年くらいで、英車業界に どれだけの貢献が
    出来るのだろうか !?  ま、Montezemolo と比べても しょうがない。
    雀の涙でしょ !?  ささやかなもんです。  でも、自負はある !! )

    さあ、皆さんも自分自身で しっかり頑張って下さい。
    日本の年金は 当てにならないから !

2014年6月18日水曜日

No one wants to watch a driver save gas or tires

[formula1.ferrari.com / official]
フェラーリのフォーミュラ1の将来

先週金曜日、Ferrari の代表 Luca di Montezemolo は、
2020年以降 フェラーリは、F1 から離れて Le Mans を含む WEC 等の世界耐久に
シフトしていく旨を示唆した。  今の F1 にイヤ気が差してしまったのか !?
それとも、FIA に対する フェイントか ?
[Source ;  Wall Street Journal]

Montezemolo は、今年から変更になった F1 の技術基準やルールに対して、
強い懸念を表明しており 、その事を FIA やメディアにも 公言してはばからなかった。
FIA ファンや観衆が何を求めているのかを忘れている " と言い、
F1 のレース中にも、途中で退席して サーキットを後にするなど、
かなりの苛立ちをつのらせていた様子だ。

そして、F1 に関与する幅広い分野の企業や人達、例えば 各メディアや GoogleApple
SNS 等の世界的なネットワークを持つ連中とも 話し合いを持ちたいと言い、
本来の F1 を取り戻すため、会社を挙げてこれに取り組んでいくという意向を示している。

彼がここまで言うからには、相当な危機感と強いコミットを感じさせるものだが、
これに呼応して、F1 を運営する団体や関連の業界、各関係者らが
どこまでの動きを見せるのか、注目したいところである。

F1 は、これからも未来に向かって 輝き続けるのだろうか。
それとも フェラーリのいない F1 は、気の抜けたビールになってしまうのか、
ここからが正念場だろう ........ !!
[Our Opinion]


ところで フェラーリの Alonso は、今年のル・マンで ゲスト・スターターを務めていた。
ちょっと ぎこちない振り方だったが、無事 その大役を終えた。
かって Montezemolo も、Le Mans の旗を振ったことがあり、
歴史的にも フェラーリは、ル・マンに長い間 関わりをもってきた経緯がある。

Alonnso 自身も、いつの日か Le mans の舞台で レースをやってみたいと語っている。
[NBC Sport.com]

Alonso, en las 24 Horas de Le Mans

PS ; その後 Montezemolo は、態度をやや軟化させる様な発言もしている。
   とにかく 彼は、F1 が、数あるモーター・スポーツの中で 最高峰となるレースであり、
   特別(格別)なものであるという事を 彼自身が強く認識しており、
   それを 維持発展させる為に尽力したい、という事だろう。

   特に、フェラーリが長年に渡って F1 に関与してきたことを 捨て去るものではなく、
   これまでの発言は、彼自身も F1 を愛し、全ての人達と それを共有したいという
   気持ちの発露から 導かれたものであると理解したい。

   尚、F1 を より魅力的にする為、以前の様に スキッド・パンを装着して、
   接地面から火花を散らすとか、フォーメーション・ラップ後の スタート方法を再検討
   するとか、FIA は 幾つかの改善策を考えている様だが、
   そんな小手先の"改善" ではなく、
   とにかく、"つまらない音 " の問題 を解決しない限り、全ては無駄であろう。
   
   新規格で出来上がってしまったエンジンを 練り直すのは、半端じゃない努力と試み、
   費用が必要と思われるが、それを何とかするしかないだろう。
   官能的で 心地よいエンジン音を取り戻さない限り、
   既に失ってしまった分の観衆を 呼び戻す術(すべ)は、他に無いに違いない。

   すくなくとも私は、そう思いますがネ !!   .......... いかがなモンでしょうか !?

   [Sound of HONDA / 1989]   [Description, Sound of HONDA]

2011年1月4日火曜日

About 2013 F1

          [Sky Sports uk]

フェラーリのボス Luca di Montezemolo は、2013年からのF1エンジンのレギュレーション変更
について強い懸念を示していることを FOTA (Fomula one Team Association) が伝えている。
そしてMontezemolo は、"我々がプロデュースするロードカーには4気筒なんか使わない"
とも言っているそうだ。 確かにフェラーリの伝統はV12 に由来する。

しかし、そこはやはり F1のプロフェショナルだ。 "(4気筒化に)チャンスは有る" ともコメントした。
というわけで、4シリンダーのフェラーリ製F1エンジンが登場することにはなるだろう。
(その後、2014年から F1エンジンは、V6ターボとなる事に決まった。)

でも、せっかくだから そのエンジンを使って小型軽量ミッドシップの市販車を造ってもらいたい
ところだが、まあ,それは無いだろうな? 少なくとも Lotus には そんなことを考えてもらいたいが
どうだろうか。