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2019年3月11日月曜日

Ginetta, "We’re not mass producers"

 www.cnet.com/roadshow/news/ginetta-akula-geneva-motor-show/
「ginetta akula」の画像検索結果


英 Ginetta Cars (in Garforth, Leeds, West Yorkshire) は、先週から開催されている Geneva Motor Show
(4-6 Trade, 7-17 Public Day) で、同社初の V8 Super Sport Car, "Akula" を公開している。
https://www.gims.swiss/  https://www.gims.swiss/press-days

展示ブースには Old Ginetta の "G10" を従え、"Akula" のルーツとなる FR V8 を誇示した。
(G10 は 65年のレーシングカー・ショーに登場、Ford V8/4.7 Litter, 車重 900kg で、
当時のワークスドライバー・Chris Meek が、Brands Hatch のデビュー戦で E-Type GT Racing を
打ち負かして優勝している。その後 ロード・リーガルの G11 もリリースされた。)
https://www.ginetta.com/akula  https://www.youtube.com/watch?v=FQ9g9sa_UQw

さて アグレッシブなスタイルと Typhoon Black の塗色で ジュネーブに登場した Akula は、
限定 20台(既に 14台は売約済) の生産、価格は £340,000 (約 5000万円)。
最高速 200mph、Light & Dry Sumped Compact NA / 90° V8 600bhp、
車重 1150kg、Weight Balance は 49% Front / 51% Rear である。
エンジンは フロントスクリーンの真下に位置する 完璧なフロント・ミッドだ。

そして、ジネッタは ハイブリッド なんか やらない !!
彼等にとって Normally Aspirated (NA) は当たり前なのだ。
何故かって !?  リアルなドライビング感覚を享受したいに 決まっているから。

生産開始は 今年の秋以降、最初のクルマが 顧客の手に渡るのは 2020年の1月頃を予定する。
残り僅かだから、欲しい人は 大至急 当方に ご連絡を。 ジュネーブで 完売も有り得るので。
britishgreenyokohama@gmail.com

その他 主なスペックは以下の通り。
In-House(自社製) Billet Machined Engine Block、6-Speed Sequential Rear Transaxle
(with Multi-Plate Clutch)、Torsen LSD、Carbon Ceramic Matrix Brakes、
Michelin Pilot Sport・275/35 ZR19 Front, 305/30 ZR20 Rear、
Alcon Carbon Discs、Central Lock Ginetta Alloy Wheels、Touch Screen System etc。


https://www.topspeed.com/cars/car-news/the-2020-ginetta-akula-is-your-new-200-mph-british-supercar-dream-ar184823.html
https://www.autocar.co.uk/car-news/motor-shows-geneva-motor-show/200mph-ginetta-akula-supercar-revealed

https://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/gg

https://www.youtube.com/watch?v=TEzXxr9ICoE
https://www.youtube.com/watch?v=kJBRd-89gf8
https://www.youtube.com/watch?v=jwVr6aXBNrM

Ginetta supercar
www.motorauthority.com/news/1121298_ginetta-reveals-600-horsepower-supercar-boasting-v-8-and-carbon-construction

2019年3月6日水曜日

Ginetta's Super Sport is coming

https://www.autocar.co.uk/car-news/motor-shows-geneva-motor-show/200mph-ginetta-akula-supercar-revealed
Ginetta supercar reveal exclusive pictures - front
ここ数年は 各社の Supercar, Hypercar が目白押し(?) だが、いよいよ Ginetta も その分野に進出する。
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-and-williams-partner-develop-omega-hypercar
www.motor1.com/news/302878/lotus-williams-partnership-hypercar-rumors/
http://britishgreenyokohama.blogspot.com/2019/01/brabham-bt62-for-road.html

ジネッタのロードカー開発部門は、全く新しい 600bhp を超える Super Sport を開発中だ。
クルマは この秋以降の発売を目指す、もしくは 公表するらしいが、来月の Jeneva(ジュネーブ) 迄に
プロトタイプが間に合うかは微妙だろう。
既に私は 先月のバーミンガム・ショーのジネッタ・ブースで、
旧知のスタッフから 今回のスーパースポーツが開発中である事を聞かされていた。
但し、エンジンは自社開発だと言うが、その為の過剰投資には留意すべきだろう。
エンジン開発は簡単なモノではないから。 特に コスト面で。
https://www.ginetta.com/05-03-2019
https://twitter.com/GinettaCars

クルマは 機能的なエアロダイナミクスを考慮し、Carbon Fiber のバスタブ状ボディーに、
V8 Engine と Sequential Gearbox を搭載する。  FR のカーボン・バスタブは希少だ。
そして、この分野で カーボンファイバー・ボディーを用いる事は もはや常態化している。

同社は 既にロードカーとして 2010年に G40R をリリースし、また オリジナル・ジネッタの時代には、
今回の スーパースポーツ同様、FR フォルムのクルマ・Ginetta G10 を 65年に登場させていた。
https://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/g40r

尚、およそ25年前、筆者は オリジナル G10 のオファーを受けた事が有ったが、
当時は既に かなりのポテンシャルを持ったG12 とその プロトタイプまでも手にしていたので、
G10 を購入するには至らなかった。   今 想えば 希少な G10 は入手すべきだった !
www.pistonheads.com/gassing/topic.asp?h=0&f=128&t=1566427 [G10 on PistonHeads]

現行のジネッタ社は、当時の Walklett Brothers が ジネッタの各車を開発していたのと全く異なる
(と言ってよい) 生業(なりわい) をしている会社であり、レース活動をメインとする企業だ。
同社は 今や Le Mans をも見据える状況となった。

Ginetta LMP1 in Birmingham this time
Click to enlarge  ↑

但し 4年前に同社を訪問した際には まだ G40 を生産中で、その工程と裸のシャシーを視た限り、
G40 は 十分な強度とポテンシャルを持ったクルマであることを感じ取ったものだ。
(これは 昨年発表され、シャシーを強化したアリエル・アトム 4 にも 同様な事が言える。)
https://britishgreenyokohama.blogspot.com/2015/01/ginetta-now.html [january 2015]

今年後半に登場を予定する ジネッタのスーパーカーは、ある意味 一瞬ではあろうが、
これらの集大成として登場するロードカーになると言ってよいだろう。

更に 今後の Ginetta は、それを率いる Lawrence Tomlinson の手腕に懸かっていると言ってよい。
Tomlinson's Dream は、McLaren と肩を並べる事を想い描いているのかも知れないし !?
........ , さあ  どうする (どうなる)  !?     Ginetta !!!

Tomllinson(right side) at Ginetta Waiting Room in Birmingham last month.
   Mike Simpson / Works Driver (left side).                   

https://www.roadandtrack.com/new-cars/future-cars/a26080394/new-ginetta-supercar/
   https://www.motor1.com/news/303178/ginetta-supercar-teaser/
   https://www.motoringresearch.com/car-news-list/new-ginetta-supercar/

2017年2月5日日曜日

We are Ginetta !!

  Click to enlarge ↓


"We are Ginetta" とは 最近彼らが使っているキャッチコピーだ。
ジネッタは生まれ変わった。

2005年、Lawrence Tomlinson 率いる LNT Groupe が "旧ジネッタ" を手に入れた。
2007年から ロードカーも視野に入れながら、年間200台の販売を目指して
その生産が始まる。 今から10年前だ。   www.ginetta.com/

しかし その後の変遷で、Tomlinson は レース・ビジネスを念頭に置くようになる。
2015年をもって、それまでロードカーとして位置づけ、2011年ころに発表した
2リッターの "G40R" はカタログから外され、現行では "G40 Club Car(GRDC)" を
唯一 ロードカーとしてリリースしている。 エンジンは1.8リッターに縮小され、
ナンバーの付いたクラブマン・レース用のクルマとして活躍する。
馬力もノーマルに近いので、軽くサーキット遊びをするのに ちょうど良い。
("GRDC" は、"Ginetta Racing Drivers Club" を意味する。)
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/09/ginetta-g40r.html
www.ginetta.com/racing.php?championship=grdc&tab=car

昨年のバーミンガムで、"G57" が登場、V de V 等の耐久レースを戦っている。
来年は いよいよ ル・マンを目指すらしい。  www.vdev.fr/
www.ginetta.com/news_article.phpid=288 
www.ginetta.com/news_article.php?id=369

Tomlinson の目は、更なるレース・ビジネスを見据えているようである。
昨年以来、バーミンガムの展示スペースは、レースの色濃い展開を見せ、
G57-P2 を始め、G55 Super Cup や G55 GT4、G40 GRDC を陳列、
今年はさらに レース用の車輌に特化した展示をしていた。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/01/ginetta-g57-revealed-in-birmingham-rac.html

人影が まばらなのは、トレード・デーだから。
一般公開の土日は 混雑で撮影はとても困難。
ブースで流しているビデオ。

Ginetta Girls /  Front and Rear !

2016年2月16日火曜日

Ginetta & GT40



この3冊は、先月のバーミンガム行きで入手した成果品だ。
さほど珍しいものではないけれど、Ronnie Spain の GT40 と John Rose の Ginetta 本は
やや入手困難ではある。 もちろん ウェブ・ストアーなら可能だと思うが、店頭では難しい。
Rose の赤本は 88年刊の2nd Edition で、初版は83年に刊行された下記の水色本である。
こちらは表紙のクルマが Ginetta G10 を題材としている。 内容的には赤本と同じものだ。
この表紙の G10 も この現車のオファーを受けたことが有るが、今想うに 買っとけばよかった。

Spain の黄緑色 GT40本は 30年前の86年に初版が刊行されたもので、その後2版が改定され、
表紙も全く別物となる。 そして Bob Walklett の本は 94年刊で、それでも20年以上前のモノだ。
これら3冊とも、日本の洋書店の店頭で目にする事は難しい。

Ginetta Cars は、1958年に 英Suffolk州の Woodbridge で、Bob、Douglas、Trever、Ivor の
4兄弟により創業した。 62年には Witham に移転するが、72年から3年間は Sudbury で稼働、
再び ウィザムに戻り、そこで89年初頭まで過ごしている。
そして同年後半、日本の我々が関与するようになった。 場所はシェフィールド近く Scunthorpe の
Industrial Estate(工業団地)であった。

しかし 東京・青山で輸入業を営んでいた M 君の主導で G4 と G12 の輸入販売を目論むも
上手く機能せずに低迷した。 そして Walklett は当時 マネージャーだった Martin Phaff に
会社を売却、自身は 新たに DARE社を創業して 現在もオリジナルの G4 と G12 を
DARE G4、DARE G12 として生産を続けている。 もちろん その治具も彼らが持っている。
その後私は G16 の製造販売権を Phaff から買い受け、現在に至る。

下記の写真は 先月19日に DARE の工房を訪問した時にポーズをとって貰ったもので、
Ivor(アイバー)とは 既に30年近い付き合いとなる。 お互いに歳をとった。(私は もっと若いよ ! )
今回の訪問の目的は、G12 ほぼ一台分の部品を調達するためである。
britishgreenyokohama.blogspot.co.uk/2016/01/from-london-to.html

click to enlage ↓
from left, Ivor and his son・Tom, with Mark(Trever's son) this January

尚 現行の Ginetta Cars は、2005年に Martin Phaff から Lawrence Tomlinson に譲渡され、
主にレース・ビジネスを中心に会社運営を続けている。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/05/ginetta-is-racing.html
britishgreenyokohama.blogspot.co.uk/2016/01/ginetta-g57-revealed-in-birmingham

ちなみに 25年ほど前に私が買い取った G12 は、
Bob Walklett の本の表紙にある Tバー・ルーフの水色の G12 そのものである。
これが その後の Ginetta / Walklett との付き合いに発展することになった。 
"縁" とは こういうものか .......... 。

さて もう一つだけ "話題" を追加しておく。
昨晩 私は久しぶりに夢を見た。  それは 私がレース・メカニックとして GT40 の燃料系の整備を
やっているという夢だった。 レース・メカニックになったのは もちろん "初めて" である。
夢は かなり長い時間続いたように思う。 思いもよらぬ夢だ。

そして 朝 目覚めた時に、"夢の原因" が判明したのだ。 それは、寝ていた私の頭のすぐそば、
20cmほどの所に 上記 Ronnie Spain の GT40 の本が転がっていたのである。
何という "偶然" だろうか。 これは不思議でしょ !!  GT40 の亡霊が取りついたのかも知れない。

実は 私と GT40 の付き合いは長い。 この仕事を初めて間もなく、まず Bob の本の表紙のG12 がウチのガレージに収まり、その2年後には Spain の本に記載されてる Safir Engineering の赤の GT40 が到着した。 Safir の社長 Peter Thorp から、彼の会社の GT40 の生産が終了する際にも
連絡を貰っている。 当時 彼の自宅に出向いて、車庫に在ったライムグリーンの GT40 も
買い受い受けた。
gt40s.com/forum/all-gt40/38773-truth-about-safir-engineering.html
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search?q=ford+gt40  [Past Articles of GT40]

今、私の頭の中は Ginetta と GT40 で満たされている。
これは今後 一生続くだろう。 (Jazz もネ ! )   そうだ、京都に行こうか !?
( "British Green Kyoto", ........ to the  future。)
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/01/music-of-sadao-watanabe_31.html

2015年12月19日土曜日

Ginetta is Racing too, and New Machine

Ginetta G57

Ginetta はやる気だ。 そして、走り続ける。
1958年、Walklett 兄弟によって Sufforlk州・Woodbridge で創業した Ginetta Cars。
その後の変遷を経て、現行の Ginetta は、Walklett 達が創業した会社とは  その内容と規模に於いて
全く別物で、現行の会社はシェフィールドの北、リーズ(Leeds)郊外に位置し、2005年以降、
Lawrence Tomlinson 率いる LNT Group の一員としてレース・ビジネスを中心に活動する。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/01/ginetta-now.html


Tomlinson

Tomlinson が会長を務める LNT Group は、カービジネスとはかなり かけ離れた内容で、
その業務は多岐にわたり、会社としては LNT Construction(建築関係)、LNT Software、
LNT Solutions、 Ideal Care Homes、 LNT Care Developments 等を擁している。
Ideal と Care Developments は、介護関係の仕事だ。


I visited here this January !

Tomlinson は もともと、若いころには Holset(ターボチャージャーの会社)にいたこともあり、
元々は技術畑の出身だろう。 多分、自身の趣味で サーキットを駆け廻っているうちに
ジネッタに巡り合ったのだ(と思う)。 彼はそれをも 本業に組み入れてしまったのだ。

先月 LNT/Ginetta は、ELMS(Europian Le Mans Series)の LMP3 クラスに向けて "G57" を
発表した。 Nissan LMP3 Engine 420bhp から Chevrolet LS3 / 6.2 liter・ 580bhp に切り替え、
Xtrac sequential gearbox を組み合わせる。 新設計のエアロキットは ダウンフォースを30%
アップさせ、より戦闘力を増すことになった。

これまでも、新生ジネッタが生産するクルマの50%(主にレース関係車輛)は、
英国以外にも ヨーロッパを中心に輸出されており、英国ブランドの発展に寄与している。
さらに ACO(Automobile Club de l'Ouest・フランス西部自動車クラブ)にも精力的にアプローチし、
そのコネクションにより ビジネスとして レース・マーケットの中で販路を拡大している。
今回の G57 もその先鋒となるものだ。 そして、レースに参戦している顧客の為のサポートを
含め、Team LNT 自身も フルシーズンの参戦を目論む。

現在 Tomlinson が率いる Ginetta のレース用車輛は、ヨーロッパのレース・シーンで確固たる基盤を
築き上げ、ロードカーのG40R などを含め、レーシングカーを中心に 年間200台強のマシンを生産
している。

かって 60年代に英国のクラブレースシーンで名を馳せた Ginetta は、
今や全く異なるアプローチで ヨーロッパ、そして いずれは世界のレースシーンで頭角を現すかも
知れない。  Tomlinson の頭の中は、何が渦巻いているのか ?

多分、私は 年明け早々に このクルマ(all new G57)を実車で視るチャンスがあると思うので、
その際は また このブログで案内出来るだろう。  早く視たいものだ !

Ginetta G57

2015年5月4日月曜日

Ginetta is Racing !!





Ginetta は、レースの血筋を順当に引き継いでいる。
http://jalopnik.com/ginetta-is-the-most-amazing-car-company-racing-at-le-ma-1699930852#kxsegs=o7mp4e3md,o9i68fk9g,pexi6me2k

http://www.dailysportscar.com/2014/12/12/sir-chris-hoy-charlie-robertson-ginetta-nissan

現 Ginetta Cars のオーナー・Lawrence Tomlinson 率いる Team LNT の Ginetta-Nissan LMP3 は、1週間前の4月末、Silverstone で行われた Britcar 24 Hours で、待望の表彰台に昇った。
終盤で 思いもよらぬトラブルで長いピットワークを余儀なくされたにも拘わらず、
最終的にクラス3位の見事な結果を得ている。
https://www.youtube.com/watch?v=OenDU8MoeJo
4月初めの British GT でも2位になってる。
https://twitter.com/ginettacars/status/585109752906153984

Click to enlarge ↓

Ginetta-Nissan LMP3 は、Tomlinson 自身と、ワークス・ドライバーの Mike Simpson をはじめ
Sir Chris Hoy、Charlie Robertson、Gaeten Paletou らのドライブにより、トラブルでの周回数の
減少にも拘わらず 2424Km を走破した。
しかも、当初は Simpson のドライブで 2:03.916 の予選タイムで、ライバルを3秒064 上回って
ポール・ポジションを得ていたのだった。

レース開始の最初のドライバー・Robertson は、3ラップ後には 2番手に 26秒ものアドバンテーを
作って 2時間後に チームの Paletou にハンドルを引き渡した。
Paletou は次の Simpson に #12 V8 Nissan を引き継いでから、Simpson の3時間に及ぶドライブ
の後は、後続に対して なんと 4ラップのアドバンテージを得ていた。

実は Simpson とは、この1月に Birmingham のレーシングカー・ショーのジネッタ・ブースで
出会っており、後日 彼がジネッタ・カーズの工場を案内してくれる約束を得ていた。
数日後に訪れた際には、ファクトリーの中を1時間近くに及んで 彼の説明を受けながら
つぶさに見学することが出来た。
                         www.endurance-info.com
TandyDoningtonPark、006.095839
Mike Simpson / right

in Birmingham


in Ginetta Factory with Mr. Simpson

さて、レースは6時間を経過して 強い雨が降り注ぐ。 しかし Robertson の2回目のドライブでは、
雨の中の厳しいコンディションで、徐々にペースを落とし始める。
そして、かなりのトラブルに見舞われた。
やがて 45分に及ぶピットワークの後、メカニック達の懸命な努力で クルマは蘇り、
チーム・オーナーの トムリンソンも力強い走行で リカバー、 Lap392 では Robertson が
2:02.922 の fastest lap を叩き出している。

レース終了後 Simpson は、"2500km に及ぶ素晴らしいイベントでした。 幾多の困難にも拘わらず、
チームLNTとメカニック達の全員が 今日の勝者です。 ポールポジションでのスタートと、
クラス表彰台は本当に素晴らしい !  チーム全員が一丸となって臨んだ LMPプロジェクトの結果
です。" と。

さかのぼる事 1958年、Walklett 兄弟(Bob、Ivor、Trever and Douglas)によって Sufforlk州・Woodbridge で創業した Ginetta。
チャプマンのロータス同様、ほぼ同時期に草レース用のキットカー・メーカーとしてスタートした。 彼らは、Wolseley Hornet ベースの Ginetta G1 を最初に完成させる。
その後の活躍は衆知の通りで、G4 と G12 がアイコニックなレースの戦歴を記録している。


その後 彼らは、日本からの我々の要望に応えて G4 と G12 の再生産を決意、
Sheffield から1時間弱のScunthorpe で G4 とG12 の生産を再開している。
20年近くのギャップを経て日本からのオーダーで 再生産が始まった件はBBC でも話題になり、
その頃の日本経済新聞でも取り上げている。

1989年、当時マネージング・ディレクターだった Martin Phaff に譲り渡し、Walklett は引退した。
(Trever と Ivor は、その後 Dare社(Design and Research Engineering) を起こしている。
今は亡くなった Trever だが、彼の息子の Mark と Ivor が共に同社を引き継ぎ、
Dare G4 とG12 を存続させている。) 彼らは皆、穏やかで 笑顔を絶やさないジェントルマンだ。

2005年、Phaff は会社を LNT Group の Lawrence Tomlinson に売却し、自身は引退する。
昨年のバーミンガムの会場で、久々に彼と会うことが出来た。

Tomlinson は、レーシングドライバー、実業家として活躍してる人で、自身も いまだレースに
参戦する闊達な人物である。 2007年には、Leeds 郊外の Garforth 駅から10分程の工業団地に会社を移転した。 ここが 今回 私が訪れた 現在のジネッタ社である。
Tomlinson は、ウォークレットの創業50周年を期して、Ginetta G50 の生産を開始、
その後の G55 は トラック用として数々の戦歴を残している。
ロード用としては G40R(Road)を生産している。
https://www.youtube.com/watch?v=RHFa2DgnNu0


Lawrence Tomlinson in Autosport International 2015

しかし 、Tomlinson は 自社のレセプションには G4、G12を展示しているものの、
旧ジネッタには関与せず、パーツのサプライも行っていないのが基本的なスタンスである。
Martin Phaff も同様だ。 よって 日本に輸入された G4 と G12 のパーツ・サプライについては、
私共に相談されたし。 Ivor や Mark とは20年近くの親交が有り、自宅にも何度か伺っている。

但し Tomlinson のレースへの入れ込みは半端でなく、いずれ ル・マンでのポディウムも目指して
いるに違いない。 彼自身は かなり広範囲に渡り レース界の付き合いも広く、Panoz や
それに関連する Fabio 等にも関わり、同社を買収して 当初 Ginetta F400 としてラインアップし、
その後 少しの改良を施した G60 を販売してみたが、現在は 同車から手を引いている。
2階のレースカーのメンテ・コーナーの片隅には オレンジ色の Panoz を見かけた。


Panoz

現ジネッタは、ロードカーの G40R の製造・販売をしているものの、
本気で取り組んでいるのは、レーシング・ビジネスである。
これは 多分、Tomlinson が LNT Group として住宅関連等の異業種を順調をこなしている
と思われ、この余裕が Ginetta を併せ持つ きっかけとなっているのだろう。
これらは この1月に同社を訪問した際に、案内してくれた Simpson 氏も話していたことで、
レーシングカーの販売と それに伴うメンテナンス、レースで破損したクルマの修復は、
結構なビジネスで、会社の収入源の多くを占めるものだと語っていた。

G55 in Factory

Simpson 自身も、ブランズハッチのレース中に 前を走る車から脱落したドアが直撃し、
ルーフとフロントグラスが破損する事故に逢っている。
https://www.youtube.com/watch?v=fRgFUOFOyRE
レースでは、マシンのトラブルと損傷は避けがたいものだろう。
それらのメンテと補修は、会社にとっても いいビジネスとなり得るものである。

Tomlinson は それらを目論んで、自社のレース参戦で 会社のイニシアチブを高揚し、
G40 や G50、G55 によるレース・シリーズを展開して、Ginetta Junior Championship 等を主宰し、
スカラシップを設けて若手ドライバーの育成をサポートしている。
https://www.youtube.com/watch?v=JJHhEvjWE2k&index=1&list=PLrDb0w-ITVXmV_ZZhyXHqfIWoSYRL_MHE

https://www.youtube.com/watch?v=LkpSoNyqd1s
https://www.youtube.com/watch?list=PL869E19B6E13776B9&v=hqVKO9RWWTI


やはり ジネッタの血は途切れることは無い。
英国のレース界を支えているのは 大手のワークス活動に留まらず、ジネッタのような中堅どころ
の興盛なくして語ることは出来ない。
今 日本で Ginetta に乗るという事は、この様な後ろ楯があっての事なのだ。
我々も これにあやかり、自身の人生の糧にするのがよかろう。

https://www.youtube.com/watch?v=vLECyyhWNhg