2016年5月31日火曜日

2016 Indy 500 Winner

 www.autosport.com/news/report.php/id/124569


Andretti-Herta Autosport から参戦した 24歳のルーキー・Alexander Rossi は、
今年100回目を迎えた Indy 500 で優勝を飾った。 勘違いし易いが、バイク界のロッシとは別人。


12年~14年前半迄Caterham F1 に在籍、14年後半は Manor Marussia のリザーブ・ドライバー
を務めた。 昨年後半の F1 7戦中の5戦では、GP2 も兼務しながらマノーで走っていた。
今年は新たな Manor Racing のリザーブ・ドライバーとして契約しながら インディーを走っている
掛け持ちドライバーながら、インディーで優勝は立派だ。 しかも ルーキー !!


50年前の1966年、当時 F1ドライバーだった Graham Hill も やはり ルーキーとしてインディーに
参戦して優勝している。 やはり 蛇の道はヘビか。
前年の65年には、Lotus の Jim Clark も優勝した。
www.thehenryford.org/explore/blog/jim-clark-and-the-win-that-changed-indy

Rossi は未だ若い。 十分経験を積みながら、また F1に戻って来ればいい。

2016年5月29日日曜日

Monaco Grand Prix Final

 skysports.com


モナコは雨だ。 Hamilton は何を想うのか ...... 。 テレビ画面からも 雨滴がハッキリ確認できる。
セフティーカー先導のスタートが決まった。 あと10分では 雨はやまない。
全員 ウェット・タイアで始める。  恵の雨か、それとも恨みの雨になるのだろうか。
路面温度は19度。  全78周。 この地で 63回目のグランプリが 間もなく始まる。
私のパソコンの調子も 何故か反応が良くない。

現地14:00、セフティーカー先導でフォーメーション(?)が始まった。
Kvyat がピットに戻って ステアリングを交換しているが、それ以外にも何かおかしい。
既に6分経過するも、いまだセフティーカー。 もう4周目。
Kvyat は一度コースに戻るが無線で不調を訴え、再びピットに向かう。 しかし ピット前をスルー。
Magnussen は、"レースしようゼ ! "  もう先導のまま6周してしまった。
Kvyat もなんとか隊列に追いついたか。(周回遅れで。)

14:15、セフティーカーが退いた !  Lap 8) から そのまま レース・スタート !!
Mugnussen がピット。 タイアをインター・ミディエートに。

セクター1で ルノーの Palmer がコントロールライン、横断歩道の手前で外壁に接触 ! Palmer のクルマは、鼻先がもげてしまっている。
イエローフラッグ。 バーチャルセフティー。
14:20、セフティーカー解除。  この間に Button、Kvyat はインター・ミディエートに履き替えて
いる。 雨さえ止めば、モナコの路面は乾きやすいそうだ。
そして、Lap 10) の途中で黄旗解除。

Lap 11)  Raikkonen のフロント・ウイングが殆んど落ちかけているが、それを引きずったまま
      戻ろうとしたものだから、massa に追突された ? ピットに戻れずに側道に入ってリタイア !
      Raikkonen はヘアピンで壁に当たっていた様だ。
Lap 13)  Verstappen がピットに。 インターに履き替えた。
Lap 14)  Vettel もインターに。
Lap 15)  Alonso ピット。 インターに。 復帰して11番手。 Button は13番手。
      Ricciardo は12秒以上リード。 天候を先読みして 続々と履き替えている。
Lap 16)  Hulkenberg、Bottas もピット。  コース上では Hamilton がRosberg を抜いている。
      チーム・オーダーか。
Lap 17)  空が明るくなりかけている様だ。 少しペースが上がってきたか。 水しぶき少なくなった。
Lap 18)  Ricciardo、Hamilton、Rosberg、Sainz、Perez、Massa の順。 Rosberg 遅れる。
Lap 20)  Alonso 9位、Button 11位。 Bottas はシケインでミス、その後 Verstappen に譲る。
Lap 21)  Rosberg ピット。 Massa も。 だいぶ明かるくなってきた。
Lap 22)  Kvyat と Magunussen が カジノ・コ-ナーで仲良く並んで !?  頭からターン18の壁に。
      Magnussen はなんとか復帰したが、Kvyat は無理か。 左フロントをやられている。
Lap 23)  日が差してきた。 トップの Ricciardo がピット、Hamilton の後ろに。
      Hamilton はまだウェット。
Lap 24)  水しぶきも ほとんど無い。 
Lap 25)  Verstappen が Button を抜いて10位に。 路面が乾き始めた。
Lap 26)  1・Hamilton、2・Ricciardo、3・Rosberg、4・Perez、5・Vettel、6・Hulkenberg、
      7・Sainz、8・Alonso、9・Guttierrez、10・Verstappen。
Lap 28)  もう誰も傘をさしてない。 ラインは だいぶ乾き始めている。 日差しも強くなってきた。
       Ricciardo が Hamilton を追い詰める。 差は1秒以下。
Lap 30)  Ricciardo が Hamilton を執拗に追尾 !  Verstappen はトンネルでフラついた。
Lap 31)  Button ピット。 Perez も。 両者 ソフト。 Hamilton が入った。 ウルトラソフト !
       Hulkenberg、Sainz も。
Lap 32)  Vettel、Rosberg、Verstappen が ピット。
Lap 33)  Ricciardo ピット。 手間取ている。 右側のタイアが用意されていなかった為に出遅れて、
      Hamilton の前でコース復帰できなかった。 これは痛いピット・ミス !!
Lap 34)  Magnussen が壁に。 フロント・ウイングを失った。 そしてリタイア。
      Ricciardo は Hamilton を追尾、シケイン手前から仕掛けたが。
Lap 35)  Versttappen がラインを外して壁に。 Hotel De Paris の前だ。その少し前で当たっている。
      バーチャルセフティーカー。 そしてリタイア。  黄旗の中で Alonso 5番手。
Lap 37)  Ricciardo は一瞬Hamilton を抜きに掛かったが。
Lap 41)  1・Hamilton、2・Ricciardo、3・Perez、4・Vettel、5・Alonso、6・Rosberg。 Button 9位。
Lap 44)  Ricciardo はヘアピンで Hamilton に3mまで迫るが。
Lap 45)  ウルトラソフトの Hamiton を、スーパーソフトの Ricciardo が追う。 さて ...... 。
Lap 46)  Hamilton はタイア交換をするヒマは無い。 このまま最後までいくか。
      もし Ricciardo に抜かれても 2位フィニッシュできれば Rosberg にポイントで先行出来る。
Lap 48)  後方では Perez が Vettel を引き離そうと必死だ !
Lap 49)  Nasr が無線で何か話している。 Ericsson と順位を入れ替えたいか。
Lap 50)  ザウバーの2台が同士打ち !  バーチャル・セフティーカー。
Lap 51)  Bottas ウルトラソフトに。 セフティーカー解除。 Ericsson はピットへ。
Lap 52)  トンネル出口で Ricciardo がHamilton に仕掛けたが。 ピット・ミスの悔しさだろう。
Lap 54)  Hamilton は60周までは タイアがもたないのではないか ? タイア戦争 !!
Lap 55)  Erricsson はピットへ。 リタイア。
Lap 56)  5位 Alonso を6位の Rosberg が追うが、抜けない。(モナコだから !?)
      その後に  Hulkenberg と Sainz。 そして Button は9位で。
Lap 58)  Haas の Gutierrez がターン18で 壁に向かったが、....... 10cm手前でセーフ !
      Rosberg が Alonso を抜いたが、はやる Rosberg はシケインでミス。  Alonso に譲る。
Lap 61)  あと10周くらいで雨が戻ってくるかも。 ....... 判らない。
Lap 63)  1・Hamilton、2・Ricciardo、3・Perz、4・Vettel、5・Alonso、6・Rosberg、7・Hulkenberg
     8・Sainz、9・Button、10・Massa
     twitter.com/MercedesAMGF1/status/736900625498279936?ref_src=twsrc%5Etfw
Lap 64)  Perez は3位で Vettel を従えている。 Vettel はあわや壁に接触をなんとか回避した。
Lap 66)  Ricciardo がジワジワ遅れ始める。  2秒以上 Hamilton に遅れる。 遠くに雨雲が。
Lap 68)  コース上にグレーのバイク・カバーみたいなデカいビニール・シートが。 これはマズイね。
      バーチャルセフティーで取り除く。
Lap 69)  あと10周。 Ricciardo は諦めない。 でも2秒後方。
Lap 72)  Hamilton と Ricciardo の差は3秒にひらいた。 Hamilton が Fastest(1:17.390)。
Lap 74)  あと5周。 Alonso 5位のまま。 Button 9位のまま。 ダブル入賞 ..... !?
Lap 75)  画面に一瞬、Justin Bieber が映った。
Lap 76)  それにしても Ricciardo のピット・ミスは惜しい !!
Lap 77)  Hamilton 逃げ切れるか。 Ricciardo は5秒遅れた。 the Rain get ready。
Lap 78)  最終ラップ。 Ricciardo が再び仕掛ける体制だが。 ムリか !!
今シーズン初
そして Hamilton Chequered Flag !!  今シーズン初、彼自身の44勝目となった。
タイムは 1:59:29.133 。
twitter.com/MercedesAMGF1/status/736919995175833601?ref_src=twsrc%5Etfw

港の船が 一斉に汽笛を鳴らし始めている。
Alonso は Rosberg を押さえて5位フィニッシュ !  今再び、雨がパラついてきた。
Hamilton は久しぶりの勝利に 大喜び。 表彰台前には Justin が待ち構えて Hamilton とハグ。
twitter.com/justinbieber/status/736936023884603392

Ricciardo はピットでタイアが用意出来ていなかった為に表彰台のトップを失った。
いつも にこやかな彼だが浮かない顔、 惜しかったネ。 2位。 レースは結果が全て。
それにしても、"What an error of Red Bull !! "  表彰台の Ricciardo には笑顔がない。
Hamilton は Justin に瓶のChampagne(シャンパン)を一口 ご馳走。
そして Force India の Perez、 エライ !!

1) Hamilton  2) Ricciardo  3) Perez  4) Vettel  5) Alonso  6) Hulkenberg  7) Rosberg
8) Sainz  9) Button  10) Massa         [Full Race Results]

上のタイトル写真はレース前。 そして これがレース後 !

Hamilton は宙に舞った !!

インタビューで Ricciardo は、 "ハ、ハ、ハ ...... " 。 でも 腹の中は、悔しさでいっぱいだろう。
Box と言われてピットに入ったが、何故か 右タイアが用意されてなかった。
Hamilton は後半を ウルトラ・ソフトで走り切った。 でも あまり "ウルトラ" ではなかった様だ。
McLaren-Honda は、調子が出てきたのか。 でも、まだ心配。 年内に 表彰台は ...... !?

そして次は、来月12日の Canadian GP(Montreal) !

2016年5月28日土曜日

Grand Prix de Monaco Qualifying

 www.formula1.com/content/fom-website/en/latest/features/2016/5/gallery
Felipe Massa (BRA) Williams FW38 at Formula One World Championship, Rd6, Monaco Grand Prix, Qualifying, Monte-Carlo, Monaco, Saturday 28 May 2016. © Sutton Images

先ほど終了した Monaco GP の予選。  明日のポール・ポジションは この人です !!
formula1.com/content/fom-website/en/championship/races/2016/Monaco [Overview]

skysports.com / f1

当初 好調だった同僚の Verstappen は Q1 で、手前のコーナーをギリギリに抜けようとした際、
ターン15で 右フロントを引っ掛けて破損、コントロールを失って少し先の壁へ斜めにフロントから
ハデに突っ込んだ。 決勝は最後尾スタート。  www.youtube.com/watch?v=_O2rcv-5InQ
尚 Raikkonen も、ギアボックス交換で5グリッド降格で 11番手スタートになる。
モナコでは、ウルトラソフト・タイアが追加される。


turkiyef1.com
予選の結果 トップ10 は下記の通り。

  1) DanielRicciardo           1:13.622
      twitter.com/redbullracing/status/736545276232634368?ref_src=twsrc%5Etfw
  2) Nico Rosberg               1:13.791
  3) Lewis Hamilton            1:13.942
  4) Sebastian Vettel           1:14.552
  5) Nico Hulkenberg          1:14.726
  6) Kimi Raikkonen            1:14.732
      twitter.com/Kimi7iceman/status/736546291178733568
  7) Carlos Sainz                1:14.749
  8) Sergio Perez                1:14.902
  9) DaniilKvyat                   1:15.273
10) Fernando Alonso         1:15.363      [Full Qualifying Results]

[Post Qualifying Press Conference]
www.formula1.com/content/fom-website/en/latest/headlines/2016/5/fia-post-qualifying-press-conference---monaco.html

明日の天気は 雨50%の予報だが、如何に !       www.bbc.com/weather
決勝は、CS放送フジテレビNEXT で 29日 20:30(レース・スタートは21:00)から。(時差7時間)

www.skysports.com/f1/news/12517/10297496/monaco-grand-prix-2016
www.motorsport.com/f1/tv/inside-grand-prix/inside-grand-prix-2016-monaco

2016 Indy 500 is The 100th anniversary

 www.honda.co.jp/INDY


今年で第100回目を迎える Indy 500。 明日の決勝は F1 Monaco GP と重なる。
Honda と Chevrolet(Chevy)が供給するエンジンを使うが、昨年は予選1~5位を Chevy が
独占した。 今年の予選は、ホンダがトップで 2位のシボレーを除き ホンダ勢が優勢だ。
シャシーは Dallara(DW12) のワンメイク。
indianapolismotorspeedway.com/news-multimedia/news/2012/03/23/dallara-dw12-specifications

明日のポール・ポジションは、Schmidt Peterson Motorsports の James Hinchcliffe。
Takuma Sato(佐藤琢磨)は、4列目から12番手スタート。 F1 と違って一列に3人が並ぶ。
昨年は Team Penske の Juan Pablo Montoya が優勝している。(明日は17番手スタート)
http://d1b8ufspcmikd1.cloudfront.net/~/media/Files/2016/IndyCarSeries/06-IND/indycar-startinggrid.pdf?la=en&vs=1&d=20160527T131417  [Starting Grid 29, Sunday]

約25万席の指定席は前売りで完売、コース横のキャンプ場も予約は完売している。
テレビ放映は 明日の24:00から、スカパーの GAORA Sport で生放送する。(時差13時間)
http://vod.skyperfectv.co.jp/feature/gaora_indycar/

2016年5月23日月曜日

Atom V8 Model on your Desk

 autoblog.com
Ariel Atom V8 Scale Model

たまには スケール・モデルでも。
1/18 スケールで Ariel 社の目にかなう Atom V8 の模型を、スペインの Soul Models
リリースしている。 一応 1500台限定、価格は £149.94 だから 約25,000円位か。

Ariel の社長 Simon Saunders によれば、何社かのモデルメーカーをリサーチしたが、
結局 此処までのディテールで再現できるのは、Soul Models が一番素晴らしい出来栄えだという
事が判ったと言う。  http://playcars.weebly.com/atom--soul-models.htm
本物の Atom V8 は僅か25台の限定だったし、値段も2000万円を軽く超えていた。
実車25台限定分は 2011年の発売だから とっくに売り切れているが、昨年 同社を訪問した際
にはV8 の実車が一台、レセプションに置いてあった。
しかし、今となっては この模型を自分のデスクの上に収めるのいいのかも知れない。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search?q=ariel+atom


理想的には V8・3000cc・550kg、475bhp at 10,600rpm、0-60mph・2.3秒を体感するのが一番だが、
限定とはいえ、実質2500万円を払って このクルマを普段の足に使うのは、相当な "勇気" が
必要だろう。 やはりここは、模型を眺めるに留めておくのが良い。

しかし どうしても諦めきれない御仁は、あと1000万円足せば、もう少し居心地のいい(!?)
BAC Mono が在るから 案ずることは無い。 こちらは現在発売中だ。 但し、一人しか乗れない。
でも、そんなカネは払えないという人には、こちらも 同様に 1/18 のスケール・モデルがあるから、
それで我慢すればいい。

自分の願いをかなえるには 努力と決断が必要なのは "世の常" だが、方法はいくらでも有る。
目標を添えて夢を見れば、いつか必ず願いはかなうというものだ。 クルマだって そうだ。
まあ、諦める事はないさ~(沖縄言葉で !!)

ちなみに 沖縄と北海道には、本土には無い "非日常" が有る。 それは "至福" でもあるのだ。
だから、"非日常的な至福" を手に入れるには、Atom V8 か BAC Mono を自分の傍らに置くのが
早道だ。(この結論には多少の無理がある。) それにつけても、......... やはり "努力と決断" か !?

な~に、案ずることはないさ~ !  ウチでは もっと安価で、ほぼ同様な体感を得られるクルマが
用意できるから~ !!   ........ どっちも(Mono でも Atom でも、それ以外でも)相談に乗りますから。

Ariel Atom V8

2016年5月21日土曜日

TVR as a pure British Taste

 autocar.co.uk
TVR Griffiths 2017 cutaway

TVR は "遂に" 復活する "だろう"。
何故、"だろう" かと言うと、先々週に開催された London Motor Show に於いて、
この New TVR は 展示ブースを構えたものの、そのベールを脱ぐことは無かったからだ。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/05/london-motor-show-2016.html

つまり ショーが始まる前までは、皆んなが新型のディテールを拝めるものと期待していたが、
実は ベールの中身のプロトタイプは、まだクレイモデルだったと想われるからだ。
それでもいいから見せてくれればいいのに、思わせぶりな展示は好奇心を煽る演出だったのか。
結局 実車を視ることが出来るのは来年になるらしい。
でも 今回の復活劇は あの Gordon Murray と Cosworth が咬んでの話だ。 多分 大丈夫だろう。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/08/all-new-tvr-is-coming.html

しかも 旧 TVR は2000年代になってから低迷し、若いロシア人のオーナーに替わってからも
翻弄を繰り返して終焉した。 そして 2013年、今回の新たなオーナーである Les Edgar が
旧い会社を買い取り、それまでの再編の噂も乗り越えて TVR Automotive Ltd. を起こしている。
だから これらの経緯を考えると、今回も 一筋縄ではいかない様な気がしないでも無いのだ。
www.topspeed.com/cars/tvr/2018-tvr-t37-ar172290.html

Autocar誌 は、ベールの下のコクピットの登頂、ドライバー側とパッセンジャー側の双方が
前後に各々盛り上がっている様子を確認し、そのサイドラインや前後の流れを想像して
下記の様な画像を描いてみた。 二つの盛り上がりは、レースの際にヘルメットの高さを確保
する為のものなのか。 新たな TVR は、レースの計画も口にしている。
いずれにせよ、この状況では来年まで待つしかないか。 発売開始は多分 来年秋以降か、
場合によっては もう少し遅れるのではないだろうか。


この新型は 90年代のトラディショナルな TVR のイメージを踏襲し、今回のロンドン・ショーでも
当時の Griffith を展示していたことから、人々は 来年登場する新車は "Griffith" の名を冠する
だろうと考えている。

新たな個体は、Gordon Murray Design が考案したコンセプト・シャシー(i-Stream Carbon Chassis)
をフレキシブルに応用し、Cosworth が手掛ける V8・400bhp のフォード・エンジンを積む。
最終的な車重は 1150kg だというから、我々も十分楽しめるクルマになるだろう。
価格は £65,000 からだが、Launch Edition は "sub-£100,000 " だと言われる。
スタンダード・モデルは 現地価格でも 1000万円を少し超えるが、内容的には納得できるものに
なるだろう。 持ち応え感は その内容を含めて 十分なものと想われる。


新たな工場施設は、Bristol の北西 約60km に位置する Ebbw Vale を予定し、Circuit of Wales
に隣接するから クルマの開発には最適で、しかも このエリアにはクリエイティブなサポーターが
多く存在するという。  私は こっち方面は Bristol の手前の Swindon までしか行ったことがない。
TVR には行ってみたい !    楽しみが また一つ増えたような気がする。
(ケーターハムが ボクスホール・エンジンを積んでいた頃、Swindon Racing Engines を訪ねたことが
有った。  フォード・エンジンもやってくれないかと言ったら、ウチはボクスホール専門だと言われて
しまった。 www.youtube.com/watch?v=oIpHko8GLms )  [Maps to Circuit of Wales]
www.motorauthority.com/1102987_tvr-to-follow-aston-martin-with-new-plant-in-wales
www.bloomberg.com/research/stocks/private/snapshot.asp?privcapId=10064252

さあ、今度こそ TVR は復活するだろう。
でも計画は きっと1~2年は 遅れるかも知れないと、私は踏んでいるのだが !?
多分 いい意味で "イギリス時間" が存在するのだ。
ひょっとして この時間は、彼等にとっては必要なのかも知れないと 感じないでもない。
良く解釈すれば、"熟成期間" だ。

まあ、慌てることはないさ~(沖縄方言で !!)。
私は、この様な事象を これ までの経験から実感している。 英国を侮(あなど)ってはイケナイ !!

2016年5月18日水曜日

Lotus Crossover begins in 2019 at China !?

 autocar.co.uk

Lotus は中国・広州市に新設する工場で、2019年を目途に新型SUV の生産を始める。
但し、これは 中国の Goldstar Heavy Industrial とマレーシアの Proton 及び Group Lotus の合弁
で行われるもので、広州の自治体からも支援を受けて始まるものだと言われる。
www.autoguide.com/auto-news/2016/05/lotus-crossover-to-arrive-by-2019.html
www.bernama.com/bernama/v8/bm/bu/newsbusiness  [Bernama Malaysia]

広州市発展改革委員会の副長官の話では、"案件は中央省庁である国家発展計画委員会に
関係書類を含めて送ったところであり、予定通り行けば今年の末までに 事業は開始される
だろう。" と言っている。 今回の新工場は 一億五千万ドルを投じ、工場以外にも 事業体の本社や
研究開発部門も含まれる予定だ。

新たな SUV は、中国市場を中心に 近隣のアジア諸国をターゲットに見据えている。
外観デザインは、かって ジュネーブ・ショーに展示された APX Concept に類似するとも
言われるが、時間が経っていることも有り、デザインは大幅に変更されるのではないか。
また 中味も ハイブリッド化されるだろう。 また、日本への導入はどうなるのか。
むしろ心配されるのは中国経済の動向だが、ロータスとしても かなり気合を入れてやる事だろう。

それにしても、~ん、SUV か~。  レース はどうするんだ、 レースは ........ !?

britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/lsuv  [about Lotus]

[Related Story]
www.businessweekly.co.uk/news/automotive/lotus-gears-expansion-china
www.chinadaily.com.cn/business/motoring/2015-07/25/content_21407226.htm
www.carnewschina.com/2011/11/01/spy-shots-youngman-lotus-suv-testing-in-china/
www.chinesecars.net/content/goldstar-versus-proton
www.referenceforbusiness.com/history2/81/Goldstar-Co-Ltd.html
www.examiner.com/article/2012-tesla-model-x-suv-to-be-based-on-lotus-apx-concept

2016年5月15日日曜日

Spanish Grand Prix Final

 skysports.com, all Photos

Raikkonen behind Verstappen

Circuit de Barcelona-Catalunya で繰り広げられる 2016 Spanish GP 決勝。
一周 4.655km のサーキットで 全66周を争う。
www.formula1.com/content/fom-website/en/championship/races/2016/Spain.html
www.reddit.com/r/formula1/comments/4jfp6s/2016_spanish_grand_prix_race_discussion/

シーズン途中の今回から Red Bull に "移籍" した Verstappen は何処までの走りが出来るのか。
そして、Alonso は !?   レースは 21:00(現地14:00)にスタートする。
twitter.com/MercedesAMGF1/status/731807470784528385?ref_src=twsrc%5Etfw

Jakie Stwart が スタート・ポジションで Jean Todt と挨拶を交わしている。
Jakie はいつものタータン・チェックに身を纏っているが、歳をとった。 レジェンドだ !

14:00、フォーメーションが始まった。  Haryanto 以外は全員 ソフト。
14:03、レース・スタート !


Rosberg が 外側から Hamilton を交わしたが、......... 4コーナー直前で Hamilton がインから
Rosberg を引っかけてしまった !!  2台共コースアウト、セフティーカー !
メルセデスは一周もせずに全滅した。
twitter.com/Gianludale27/status/731818785015992320?ref_src=twsrc%5Etfw
Hamilton はフロント大破。  ラフで止まった Hamilton は停止直前には顔を手で覆い、
降りる前にハンドルを前方に投げ放した。(取りあえずハンドルは付け直す。 ペナルティーになるから。)

14;09、レース再開。

Lap   5) Ricciardo, Verstappen, Sainz, Vettel, Raikkonen, Bottas の順。
Lap   6) Button 8位、Alonso 9位。
Lap   8) Vettel が Sainz に仕掛けて、1コーナーで交わした。
Lap 10) そして Raikkonen もSainz を抜いていく。
Lap 12) Ricciardo がピット・2.5秒、続いて Alonso も 2.6秒。 7番手で復帰。
Lap 13) Verstappen、Raikkonen がピット。 Vettel、Grosjean が 1-2。
Lap 14) Ricciardo がストレート・エンドで2位に戻った。 Button 10位、Alonso 11位。 
     ここで全員集合、Hamilton が Rosberg に絡んだ件で協議。
Lap 16) Vettel ピット。 Raikkonen の前で復帰。 2位は Verstappen。
     Button 9位、Alonso 10位。  それにしても、Verstappen は ........ !
Lap 18) Button 8位、Alonso 9位。
Lap 20) 9位 Alonso は、Massa と Grosjean を押さえながら。
Lap 21) Ricciardo, Verstappen, Vettel, Raikkonen, Bottas, Sainz, Perez, Button,  Alonso, Massa。
Lap 22) Hurkenberg の右の尻から火が。 ファイアーゾーンで停止して 消化。 リタイア。
Lap 25) 上位3台、4台の順位は変わらず。 先頭の Ricciardo は最後尾のHaryanto に接近。
Lap 28) Ricciardo が突然ピット。 ソフト。 一旦4位に退いた。 Verstappen がトップに。
Lap 30) Vettel もピット。 Grosjean も。
Lap 31) Verstappen, Reikkonen, Ricciardo, Vettel, Bottas, Sainz, perez, Button, Button, Alonso,Gutierrez
Lap 34) レースは後半に。 
Lap 35) Verstappen ピット。 ミディアム。  Ricciardo が2位に上がる。 3位 Vettel。
Lap 36) Raikkonen もピット。 2.5秒。 Verstappen の後ろで4位に復帰。
Lap 38) Vettel がピット。 Raikkonen の後ろに。 Ricciardo トップ。
Lap 44) Ricciardo, Verstappen, Raikkonen, Bottas, Sainz だが、
     1位 Ricciardo ピットへ !  ミディアム。 4位で復帰。
Lap 46) Button 11位、Alonso 12位。 もう少し頑張ってくれ !
Lap 47) あと20周。 Alonso がコース上で、ストップ。 パワーがない。   ........ リタイア。


Lap 48) 1番手 Verstappen(18歳)、2番手 Raikkonen(36歳) !!!  Button 11位。
Lap 51) Raikkonen がコーナーごとに迫るも、Verstappen は逃げてしまう。
Lap 54) Button は10位まで復帰。 Vettel の後ろに Ricciardo が迫るが、今一つ。
Lap 56) Verstappen, Raikkonen, Vettel, Ricciardo。 2チーム・各2人の戦いが。
     Raikkonen はVerstappen の父親とも争っていた。 二世代に渡る戦いか。
Lap 59) Ricciardo が一瞬 Vettel を交わすも、Vettel も負けじ。 直ぐに抜き返した。
Lap 60) Grosjean がリタイア。
Lap 61) Ricciardo が再びストレート・エンドで Vettel に仕掛ける。
Lap 62) あと5周。 Red Bull の二人のタイアはギリギリかも知れないが、逃げ切れるか。
     Button 9位に。
Lap 63) 上位4位は変わらず。 このまま行けるのか !?
Lap 64) あと3周。 メルセデスが居ないと、こーもレースが面白い !?
Lap 65) あ~、 Vettel を果敢に追いかけていた Ricciardo 左リアがパンク !!!
Lap 66) Ricciardo はパンクしたタイアを交換にピットへ。  Verstappen が行く !!!

そして、Max Verstappen 18歳が 優勝 !!!!

史上最年少の優勝記録を塗り替えた !!   とんでもない事になった !!
twitter.com/F1/status/731844074458759169

"Max, you are a race winner.  What a great debut.  Great, great job ! " says Christian Horner。
  and Verstappen simple reply of  "Thank you Cristian. "


Alonso が Verstappen に近づき、健闘をたたえる。
そして 表彰台に初めてオランダ国家が流れる。 オランダ人ドライバーとしても初の快挙となった。
twitter.com/F1/status/731845020156866560
スペインでは 公共の場所での飲酒は16歳からだが、ここカタルーニャでは18歳から。
よって Verstappen が、シャンパン・ファイトで呑むのも OK !

1) Verstappen  2) Raikkonen  3) Vettel  4) Ricciardo  5) Bottas  6) Sainz
7) Perez  8) Massa  9) Button  10) Kvyat

[Full Race Results]

www.jamesallenonf1.com/2016/05/max-verstappen-wins-spanish-grand-prix-as-fresh-mercedes-feud-breaks-out-following-collision/
www.aljazeera.com/news/2016/05/dutch-teenager-max-verstappen-wins-spanish-grand-prix-writes-history-160515134934247.html
www.formula1.com/content/fom-website/en/video.html

www.youtube.com/watch?v=X7O36iwlXm8  [Video, this Friday]

[Post Race Press Conference]
www.fia.com/news/f1-2016-spanish-grand-prix-sunday-post-race-press-conference

[Max's cool  ! ]
www.eurosport.com/formula-1/jos-verstappen-max-s-coolness-was-key_sto5574129/story.shtml

[McLaren Race Report]
www.mclaren.com/formula1/2016/spanish-grand-prix/2016-spanish-grand-prix-race-report/
Alonso がストップした原因は エンジン本体でなく、ICE をコントロールするソフトウェアのコマンドが正常に作動しなかった為の様だ。

[about the Mercedes Crash]
www.foxsports.com.au/motorsport/formula-one/f1-stewards-rule-lewis-hamilton-nico-rosberg-spanish-gp-crash-a-racing-incident/news-story/7f111fefb71cc28e874d17312ab40926

www.theguardian.com/sport/2016/may/16/jackie-stewart-mercedes-should-fine-lewis-hamilton-crash-nico-rosberg-f1-spanish-grand-prix

Next Race is Monaco, end of this Month !

2016年5月14日土曜日

Spanish GP Qualifying

 twitter.com/F1/status/731422033792368641?ref_src=twsrc%5Etfw


現地時間14:00(時差7時間)から始まった Spanish GP Qualifying。
まずは Palmer、Massa、Ericsson、Nasr、Wehrlein、Haryanto がQで終わった。
Alonso は、Q3 に進出。   twitter.com/McLarenF1/status/731464695987703813

そして Q3 の結果は、以下の通り。

 1)  Hamilton   1:22.000
www.bbc.com/sport/formula1/36293496
twitter.com/MercedesAMGF1/status/731469805212053504?ref_src=twsrc%5Etfw
 2)  Rosberg           1:22.280
 3)  Ricciardo          1:22.680
 4)  Verstappen       1:23.087
twitter.com/SkySportsF1/status/731463380897280000?ref_src=twsrc%5Etfw
 5)  Raikkonen        1:23.113
 6)  Vettel                1:23.334
 7)  Bottas               1:23.522
 8)  Sainz                1:23.642
 9)  Perez                1:23.782
10) Alonso              1:23.981          [Full Qualifying Results]
twitter.com/McLarenF1/status/731464695987703813?ref_src=twsrc%5Etfw

[Time Table this Time]
www.motorsport.com/f1/news/timetable-of-the-2016-spanish-grand-prix-735283/

[Press Conference]     www.youtube.com/watch?v=5nRaIqNWedI
www.formula1.com/content/fom-website/en/latest/headlines/2016/5/fia-thursday-press-conference---spain.html   [Thursday]
www.formula1.com/content/fom-website/en/latest/headlines/2016/5/fia-friday-press-conference---spain.html   [Friday]

[Some Message]
twitter.com/F1/status/731405381352689665
twitter.com/H_Kovalainen/status/731196744227278848
www.bbc.com/sport/formula1/36289463

[Weather]
www.bbc.com/weather/3128760
www.netweather.tv/index.cgi?action=f1;sess=

www.youtube.com/watch?v=_2afk1EQzKs  [Video on the Circuit]

日曜日の決勝は フジテレビNEXT(CS)で、20:30(レース・スタートは 21:00。)から。

Lotus Evora 400 Hethel Edition

 http://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-evora-400-hethel-edition-revealed

Lotus は、同社が現在の Hethel の地に拠点を構えてから50年目に当たるに際して、
各モデル(恐らく 各モデルのトップエンドに当たるモデル)に、"Hethel Edition" を用意する。
その第一弾が この "Evora 400 Hethel Edition" である。  [Map of Hethel Facility]

動力性能に基本的な変更はなく、これまでとの相違点は、外観上の車体色とトリム、
鍛造ホィール等。
またインテリアは黒か赤のレザー仕上げで、シートに関してはアルカンタラも選択できる。
多分 ダッシュボードに、アニバーサリーを示すプレートが添付される。

価格は £75,500 で、スタンダードな エヴォラ より £2,500 高いだけで、
価格的にも僅かな変更に留まる。
既に受注は始まっており、来月中には デリバリーが始まる予定だ。

http://www.techinsider.io/lotus-evora-400-hethel-edition-photos-2016-5
http://www.auto-motor-und-sport.de/news/lotus-evora-400-50th-anniversary-hethel-edition-1961315.html

2016年5月12日木曜日

Mitsubishi → Nissan !?

 jalopnik.com/nissan-in-talks-to-take-over-mitsubishi-motors-reports-1776052758
Nissan In Talks To Take Over Mitsubishi Motors: Reports

Nissan は Mitsubishi の第三者割り当ての増資を引き受ける形で、三菱の株式の34%を
取得する方向で最終的な調整に入る。 金額的には2000億円を超える大型案件だ。
今日(12日・木)にも両社は この問題について取締役会を開いて 結論を急ぐ事になる。

これにより事実上の買収が進展すれば、日産は三菱自動車の筆頭株主となり、
三菱自動車を傘下に収めることになる。
もしこの話が決まれば、三菱を併せた日産の総生産台数はトヨタとフォルクス・ワーゲンに迫る
ことになり、世界の自動車業界は新たな局面を迎える。
しかも VW は例の問題で大変な状況にあるから、これは日産にとって 突然のチャンスかも。
万が一、というよりも  世界の一番・二番は日本の自動車メーカーだって事も有り得る。

実は、三菱の不正について疑問を明らかにしたのは日産側だった。
もしかして日産は此処までのストーリーを予測して、三菱の不正を世間に明らかにしたのでは !?
日産だって三菱の問題が発覚すれば、三菱の供給を受けてOEM販売していた軽自動車だって
大打撃を受けることになるのは 目に見えていたハズだ。  黙っていれば済んだ事かも知れぬ。
もし  これらが事実であれば、日産は本日中にも結論を出してコメントを発表するだろう。
mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2016/news/detailg512.html

日本のテレビ・メディアが このニュースを流し始めたのは、今日の未明からである。
しかし この件は世界の自動車業界にとって大スクープだから、
深夜1:10に流れた "日経 Asian Review" を視た いくつかの海外メディアは、深夜2時過ぎ頃から
ウェブで これを流し始めていた。 
asia.nikkei.com/Business/Deals/Nissan-to-take-30-stake-in Mitsubishi
autoblog.com/2016/05/11/nissan-take-control-of-mitsubishi-motors/
bloomberg.com/news/articles/2016-05-11/nissan-in-talks-to-take-control-of-mitsubishi-motors-nhk-says

私も、いつもチェックしているアメリカとイギリスのサイトを視て、ほぼ同時刻に気が付き、
明け方まで掛かってこれを確認していたものだ。
今回の件に限らず殆んどの場合、例え日本車の話題についても 海外のニュースの方が速い。
日本は遅い !

PS ;    日産は本日(12日) 横浜で記者会見を開き、三菱自 に対して22億ドル(2370億円)を
    出資して資本業務提携を行う旨、発表した。
    今月25日頃までに大筋をまとめて、10月に三菱自動車が実施する第三者割当の増資に
    応じる。 株式の取得に当たっては、三菱グループ(三菱重工業・三菱商事・三菱UFJ銀行)と
    株主間の契約を締結し、当局の承認を経て 年内には全ての手続きを完了させる。

    日産の Caros Ghosn 社長は、三菱には 自主的な経営体制を維持してもらい、
    三菱自動車のブランドは維持、三菱グループにも引き続き三菱自動車を支援して貰うとした。

    日産は三菱との間で主導権争いをすることは無いとするも、筆頭株主となり 三菱自動車を     傘下に収めることにより、会長を含めて取締役4人を三菱自動車に派遣、人材と技術面で       支援して 不正問題を起こした企業風土を改革していく。

nytimes.com/2016/05/13/business/dealbook/stricken-by-fuel-economy-scandal-mitsubishi-turns-to-nissan.html?_r=0
independent.co.uk/news/business/news/nissan-buys-a-34-stake-in-mitsubishi-handing-scandal-hit-carmaker-a-lifeline-a7025311.html


どちらかというと、この一件は 当ブログの話題ではない様に見受けるのだが、
これで勢いをつけた日産には 追い風となって、遠からず スポーツカーやレース、ラリーなどの
世界でも勢力を拡大していくだろう。 そうすれば、このブログとしても見過ごすワケにはいかない。
ルノーだって今年から F1参戦を再開した。 これに日産のエンジンが載ってもおかしくはない。
既に日産エンジンは、WEC(世界耐久)では勝ち組の常連である。

せめて日産も ロータスの様なクルマを出してくれればいいんだが、...... ムリか !?
その意味では、マツダのロードスターはエライ !!
まあ、ここしばらくは ホンダに頑張ってもらうしかないか !?
ということで  今週末の スペイン GP、月末のモナコに期待しようか。

2016年5月9日月曜日

Synthesizer Performer, Isao Tomita

 japanistas.com/en/archives/54305


作曲家でシンセサイザー奏者の Iaso Tomita (冨田 勲)が、先週 5日(木)に亡くなった。
1932年 東京・杉並区の出身、84歳。
www.synthtopia.com/content/2016/05/08/isao-tomita-has-died-at-the-age-of-84/
慶応大学文学部の在学中から NHK の音楽番組や児童合唱団の仕事を始める。
大学を卒業して間もなく、56年ころからプロの音楽家として活動を始めた。

30歳を過ぎたころ NHK の大河ドラマの音楽を手掛け、間もなく手塚治虫のTVアニメの音楽
を作曲、"ジャングル大帝" では、芸術祭奨励賞も受賞している。

69年、冨田は大阪万博での仕事の際に レコード店で手にした、Wendy Carlos が前年にリリース
した "Switched-on Bach" に触発され、71年に自身で "Moog Synthesizer" を日本に初めて
輸入した。   www.moogmusic.com/products [Moog now]
natalie.mu/music/pp/tomitaisao/page/4 [Episode, Customs Clearance of Moog in Japan]

(同じ頃イギリスでは、プログレッシブ・ロックのバンド・ELP(Emerson, Lake & Palmer)の奏者
Keith Emerson が、まだ 比較的初期段階のモジュラー・システムを持つモーグ・シンセサイザー
を70年に購入、これを駆使してクラッシックやジャズのテイストを加味した演奏を行うようになり、
この分野に於ける先駆者としての地位を確立していく。 彼は ELP 結成直前の70年3月、
オーケストラと共演のステージで、初めてモーグを使った演奏を行った。)

for your reference, "Sound of Honda"
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2013/12/sound-of-honda.html


月の光

冨田は、74年にデビューアルバム "月の光" を発表し、日本人として初めてグラミーにノミネート
される。 翌年1月のビルボード・クラシカルチャートでは、2位にランクされた。
次作 "展覧会の絵" が8月のビルボード1位、76年3月には "火の鳥" がビルボード5位、
更に "惑星" が78年2月のビルボードで1位を獲得している。

スティービー・ワンダーとも親交を持ち 岐阜・長良川のイベントで共演、
87年9月には、来日したマイケル・ジャクソンも冨田のスタジオを訪れている。


モーグ・シンセサイザーは、64年のニューヨークのコンベンションで初登場した。
当初は高価なものだったので 放送局や一部のスタジオで使われていたが、
その後 モーグは多くのミュージシャンの意見を取り入れながら機器の開発を行い、
各方面の分野の演奏で使われる様になり さらに普及していく。

実は、上記 Keith Emerson も  この3月に亡くなっている。
冨田より やや先行して シンセサイザーを使った演奏を行ったキース・エマーソン。
二人とも "展覧会の絵" (Pictures at Exhibition ; ムソルグスキーのピアノ組曲。)をアレンジした
アルバムを発表している。
progressiverockcentral.com/2016/03/11/progressive-rock-legend-keith-emerson-dies

Official "Keith Emerson Tribute Concert" May 28, 2016 at the El Rey Theatre in Los Angeles。
www.facebook.com/KEITH.EMERSON.OFFICIALPAGE/posts/10154822279380961
http://www.theelrey.com/events/detail/309437
5515 Wilshire Blvd Los Angels,CA, 90036  [Maps to the El Rey Theatre]

ほぼ同時期にシンセサイザーを使い始めた二人。 そして、二人とも今年 他界してしまった。
先週亡くなった冨田は、きっと今日あたりに あの世で キースを訪ねて、
"やあ、どうもどうも。 冨田です ! "  と挨拶を交わし、お互いの "展覧会の絵" を聴きながら
シンセサイザーの話に うんちくを傾けているに違いない !!

彼らの音楽は この世でも 永遠に語り継がれていく .......... 。

「Pictures at an Exhibition ; 展覧会の絵」
www.youtube.com/watch?v=grO3sEdHHe4   [Tomita          37:50]
www.youtube.com/watch?v=U7NAGTq_IJQ  [Emerson  53:05]
www.youtube.com/watch?v=DXy50exHjes    [Mussorgsky  33:33]


  PS ;   我々にとっては、その全てに於いて "Sound・音" は重要なファクターであるに違いはない。
    もちろん "Sound"、特に スポーツカーやレーシングカーが発する "音" は、
    格別に重要なもので、無視できないものである !
    さらに私にとっては、このブログでも時折り記載するように、音の中でも "Music・音楽"、
    つまり ジャズやロックを中心としたコンテンポラリーな音楽は、
    自分の人生の中でも無視できないものであり、頭の中に こびりついて離れないのだ。

    一見して これらの音楽とクルマとの連ながりは、さほど明確なものではない様に見えるが、
    ジャズやロックが奏でる音楽の中の、一瞬の閃(ひらめ)きや瞬間的な音の推移・移動は、
    このブログで紹介している様なクルマの挙動に限りなくシンクロするものであり、
    その感覚は捨てがたく、私にとっては非常に重要なものなのだ。

    うまく説明するのは難しいが、私の頭の中には  これらの音楽的な素地が有って、
    その感覚から触発されるからこそ、これらのクルマ(特に英国のスポーツカーとキット・カー)
    に たどり着いたのも事実だと、自分なりに理解している。

    だから これからも 英国の "愛すべき" クルマを中心に、ジャズやロックを含めた音楽の話題
    を、このブログで紹介していく事に ご理解頂いきたいと思うこと 頻(しき)りなのである。

    以上、意味不明な説明ではあるが、当ブログを ご覧頂けば、他では得られない知識と感覚
    を "享受" することが出来ると自負するものであり、
    併せて ブログのご愛読を よろしくお願いしたいと思う次第なのであります。

    では、今後とも "どうぞよろしく" ......... !!

2016年5月8日日曜日

Audi wins 6 Hours Spa Francorchamps 2016

 telegraph.co.uk/sport/2016/05/07/britains-oliver-jarvis-takes-advantage-of-toyotas


現地時間14:30から始まった FIA WEC Spa Francorchamps 2016 の決勝戦。
LMp1 は、#8 の Audi R18 が レースを制した。
1) #8 Audi R18  2) #2 Porsch 919 Hybrid  3) #13 Rebellion R1 AER  4) #12 Rebellion
5) #7 Audi R18   6) #4 CLM P1/01 AER
www.youtube.com/watch?v=bCWxbmkmaAm [Spa Highlights]   [Maps, to get Spa]

前日の予選では、Porshe 919 Hybrid が One-Two、Kamui Kobayashi の乗る Toyota TS050 が
3番手に付けていた。
www.fiawec.com/races/6-hours-of-spa-francorchamps/race-program.html  [Timetable]

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そして本戦での LMP2 のウィナーは #36 Oreca 05 Nissan、GTE Pro は #71 Ferrari 488、
GTE Am は #98 Aston Martin Vantage V8 となった。

今回は #66 Ford GT が派手なクラッシュを演じた。
事故は例の Eau Rouge コーナーを通過する際に起こり、僅かに減速しながら頭からタイアバリア
に やや斜めに突っ込んだ為に衝撃はかなり相殺され、ドライバーに大過は無かった。
原因は リア・ブレーキのトラブルで、グリップを失った為と思わる。
twitter.com/SPEED/status/728999144967168001?ref_src=twsrc%5Etfw
www.youtube.com/watch?v=l8Qzg5eTfxA

2016年5月6日金曜日

Kvyat is replaced by Verstappen on Red Bull



Red Bull は 来週末に開催される Spanish GP から、このところ何かと不始末の多い Kvyat
Tro Rosso の Max Verstappen と入れ替える事を発表した。
Kvyat は 今月1日の Russian GP のスタート直後、2コーナーと3コーナーで連続して、
2度も Vettel に追突してリタイアに追い込み、何の不備も無い Vettel のレースを台無しにして
しまった。

レッドブルは、契約上 自身の二人のドライバー、及び トロロッソの二人とも契約を結んでおり、
相互のチーム間で互いのドライバーを融通できるという ユニークな立場にあるという。
ロシアの Ufa 生まれの Daniil Kvyat(22歳)は、2013年には Scuderia Toro Rosso のTest Driver
だったが、2014年から 同チームで正式なドライバーとして本戦に出場、
昨年からは Red Bull Racing のドライバーとして走っていたものだ。
今回の "処分" は、まあ 古巣に戻って もう一回勉強し直して来い という、ある種の温情か。
blackflag.jalopnik.com/max-verstappen-will-replace-daniil-kvyat-at-red-bull-f1-1774902554

Daniil Kvyat has been punished by the Red Bull hierarchy for his display at the Russian Grand Prix

一方 Verstappen(18歳)は元F1ドライバーの父を持ち、英才教育が功を奏したか、
昨年17歳にして F1ドライバーになった。
彼は Kvyat に遅れること一年、やはり 2014年に Toro Rosso のTest Driver、
そして昨年から F1の正式ドライバーとしてデビューしている。

二人とも 若さが武器だから、マクラーレンの Button や Alonso みたいに 30台半ばで百戦錬磨の
チャンピオンも経験した連中とはワケが違う。 まだまだ "伸びしろ" はこれからである。
だから一歩間違えば、潰れてしまうかも知れない。
それを "心配した" Red Bull の Helmut Marko が、今回の "温情" を Kvyat に与えたのだ。

人が窮地に立った時は、良い方に解釈した方が その後の結果も良い方向に転じるものだ。
........ という事で 今回の措置は、"処分" じゃなくて "温情" なのである。
良かったネ .......... !?

PS ;  Next Video
www.youtube.com/watch?v=KcP9z1G8spI

2016年5月5日木曜日

London Motor Show 2016


 gettyimages.com.au/detail/news-photo
<a gi-track='captionPersonalityLinkClicked' href=/galleries/search?phrase=Prince+Michael+of+Kent&family=editorial&specificpeople=160204 ng-click='$event.stopPropagation()'>Prince Michael of Kent</a> speaks at the launch of the 2016 London Motor Show, as <a gi-track='captionPersonalityLinkClicked' href=/galleries/search?phrase=Nigel+Mansell&family=editorial&specificpeople=220535 ng-click='$event.stopPropagation()'>Nigel Mansell</a> looks on, at Battersea Evolution Marquee on May 5, 2016 in London, England. The show, returning for the first time in eight years, will run from 6-8 May.

明日6日(金)から8日(日)まで、London Motor Show が開催される。
(本日 現地15:00~18:00 までは Trade Hour。 時差8時間。)
場所は Buttersea Park 内の Battersea Evolution。  [Maps]
twitter.com/londonmotorshow?lang=ja

London Motor Show は、2006年から2008年迄はロンドンで開催されていた。
(会場は Excel London。
それ以前の英国のモーターショウは、2004年まで Birmingham(バーミンガム)で開催されている。
ロンドン・ショーは 今回は久しぶりの開催の為、その規模は やや小規模で会期も短い。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/lms
Battersea Evolution

毎年1月にバーミンガムで開催される Autosport International(Racingcar Show)は、
東京モーターショーの倍くらいに見えるし、3月のジュネーブ・ショーに至っては
東京の3倍くらいの内容に感じる。

正確に比べたワケではない。 でも、双方とも それほど充実しているという事である。
どちらのショーも、東京のショーには絶対に来ない(見られない)クルマを多数見受ける。
日本でクルマ好きを自称する人達は、この事実を真摯に受け止めるべきだろう。
日本が自動車大国だなんて想ってはいけない。 それは 単に生産台数だけの事だ。
その内容については、"話にならない" くらいの差があるからだ !!

そんな中で今回、日本にとってのハイライトは 富山の光岡自動車の出展であろう。
欧米の小規模なスペシャリティー・カーと比べる限りは 英国のそれと比べるべくもないが、
"Mitsuoka" が日本で果たしている役割は 十分評価に値する。
www.mitsuoka-motor.co.uk/
https://twitter.com/MitsuokaUK?lang=ja&lang=ja   
twitter.com/DesignByOmer/status/728236761617412096?lang=ja

又 これと同様、メキシコの Vuhl 05 等が注目される。 http://vuhl05.com/
昨年のバーミンガムのショーでも見掛けた このクルマは、カテゴリーこそ違うものの、
その性能的には 我々の興味を十分そそる内容を持つ。
http://www.autocar.co.uk/car-review/vuhl/05
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/07/vuhl-05-is-mexican.html

Vuhl 05


おそらく 光岡も Vuhl も、欧米の視聴者にとっては カテゴリーこそ違うものの、
両者は ほぼ同列に考えられるのではなかろうか。
つまり 彼等にとっては、どちらも日常的に あまり馴染みのないクルマだからだ。
よって双方とも 更なる健闘が期待される。
同様に ロンドン・モーターショー自体も、今後とも安定的な開催が望まれるものである。

そして もう一つの話題は、再度復活した "TVR" だ。   http://tvr.co.uk/newcar
TVR の復活は幾度となく迷走していたが、今度はどうやら本物の様である。
Gordon Murray Design と Cosworth が関与する事だから、間違いなかろう。
gordonmurraydesign.com/news-articles/gordon-murray-design-collaborates-with-tvr
cosworth.com/pr-media/news-archive/automotive/cosworth-to-power-new-tvr
twitter.com/londonmotorshow/status/728232892405559300?lang=ja


今回のショーには、ロータスとジネッタは出展しない。  Caterham と Zenos は登場する。
尚 Lotus は 自身では出展しないが、ロータス・デーラーで West Horsley に在る Bell & Colvill が
クルマを持ち込む。  www.bellandcolvill.co.uk/#/introduction

それと もう一つ !!  David Brown の Speedback GT も見逃せない。
www.davidbrownautomotive.com/

以上の様に、ショーの内容は そこそこ濃いものである !!

LTC LAUNCHES THE #BLACKCABSELFIE AT THE LONDON MOTOR SHOW!
london-taxis.co.uk

2016年5月3日火曜日

Red Bull and Aston Martin collaborative Hypercar

 jalopnik.com/red-bulls-legendary-f1-designer-is-finally-making-a-hyp-1765461027
Red Bull's Legendary F1 Designer Is Finally Making A Hypercar For Aston Martin
Adrian Newey / Red Bull & Marek Reichman / Aston Martin

再び アストン・マーチンの話題を続ける。

既に この3月に アストン・マーチン自身も公表している事だが、
レッドブルは、アストン・マーチンとのコラボで、次世代のハイパー・カーを開発するという。
これはどうやら、レッドブルの方が ロードカーを造りたいという事らしい。
この話は 昨年の中頃から噂されていたものだ。(もう少し早く、一昨年から話はあった。)
formula1.com/content/fom-website/en/latest/headlines/2016/3/
nivelc.com/cars/aston-martin-am-rb-001-un-hiper-auto-por-arriba-de-los-f1/
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/07/aston-martin-f1-red-bull-mercedes-lotus.html

レッドブルは F1のコンストラクターではあるが、ロードカー造りの経験は無い。
そこで、レース活動も盛んにやっているアストンマーチンに協力を仰ごうという事か。
納得できる話だ。 おもしろい !!  一昨日の Autocar が改めてこの件を取り上げている。
autocar.co.uk/car-news/industry/adrian-newey-and-marek-reichman-am-rb-001-hypercar


但し 両社の言い分を視る限り、Red Bull Racing と Red Bull Advanced Technologies 及び
Aston Martin は、(対等な立場で)各々が培ってきたリソースを持ち寄り、
最先端の F1テクノロジーと アストンマーチンのスポーツカー・デザインの伝統を融合させた
次世代のハイパーカーを創り上げるのを目標とするということの様だ。
両社は これを画期的なパートナーシップであると位置づけている。
よって コードネームは "AM-RB 001" と呼び、2018年を目途にクルマを仕上げると言う。
www.redbullracing.com/article/aston-martin-and-team-new-innovation-partnership
www.astonmartin.com/news/2016/03/17/aston-martin-and-red-bull-racing-to-create-
next-generation-hypercar

Red Bull Racing の CTO(Chief Technical Officer)である Adrian Newey は、
2014年から新たに設立した RBAT(Red Bull Advanced Technologies, 旧レッドブル・テクノロジー)
の責任者でもあり、F1の空力とシャシー・デザインのエキスパートである。
一方 Aston Martin 側は、2005年から同社のデザイン・チーフを務め、現 Chief Creative Officer
の地位にある Marek Reichman を起用、この二人の先導で最先端のロードカーを開発する。

3月の会見のあとには様々な憶測が飛び交い、いくつかのイラストも予想されたが、
今のところ、2018年中に100台ほどを販売したいという僅かな情報にとどまる。
価格についても Vulcan の例があるように、今の時代の動向としては2億円を超えることが予想
されるが、100台も造るからには一億円台の後半も有り得るかも知れない。
しかし その販路は アストンマーチンなのか、レッドブルなのか。
アストンマーチンが何処まで関与していくのか。
それとも レッドブルが、マクラーレンの様な方向性を目指すのか。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/04/aston-martin-vulcan-converting-track.html

しかし、情報筋によると "AM-RB 001" は 4メートル・クラスのコンパクトなハイブリッドで、
0-60mph は2秒を僅かに超えるだけだとの憶測もある。 クレージーだ !!
( "001" の発売よりも早く、Vanquish ベースの Zagato Coupe も99台限定でやるかも知れない。)

いずれにせよ 年内には大した発表はないだろうし、来年のパリのショーまでに コンセプト・カーが
登場すれば上々だろう。 今後はクルマの開発が進むにつれて、順次 新たな情報が発信される
ことだろうから、此処しばらくは 期待して待つしかない !!


One of illustrated ....... !?

2016年5月2日月曜日

Alonso was saving his fuel on the Race


McLaren-Honda のレーシング・ディレクター・Eric Boulier は、昨日の Russian GP 終了後、
ホンダ・エンジンの燃費に 改善の余地がある事を暗に示唆している。
しかし、これには伏線がある。

つまり、Alonso は(たぶんButton も)レース当初から、常に燃料をセーブしながら走っていた。
エンジンの燃費に懸念が有ったからだ。 しかし レース終盤、燃費の心配をしなくてもよい状況に
なってからは、アロンソは 1周につき 1.2秒づつペースを上げていき、結果的に6位フィニッシュを
することが出来た。 よって、もし燃費の心配さえなければ、4位の Bottas(Williams)に匹敵する
結果を得る事が出来たハズだと言う。 そして燃費の懸念さえなければ、アロンソは あと50秒以上
タイムを短縮出来たのだと Boulier は考えている。
eurosport.co.uk/formula-1/fuel-saving-cost-mclaren-50-seconds

マクラーレン・ホンダは 新たに参戦を開始した昨年は 散々な結果に終わり、
失意のうちにシーズンを終えている。 しかし彼等は、ただ者ではなかった。
今回のロシアでの戦いは まだ序盤戦である。 でも McLaren-Honda は、ダブル入賞を果たした。
彼等が このままでシーズンを終えようなんて、考えているハズが無い。
www.youtube.com/watch?v=tuETnuUROpQ  [inside McLaren]

確かに 現段階では Mercedes と Ferrari が上位を独占している。
そして Williams や Red Bull が それに続く。 でも本来 マクラーレンとホンダは、チームとしては
彼等に匹敵するポテンシャルを持っているのだ。 だから実はメルセデスもフェラーリも、
マクラーレン・ホンダが今季後半、又は終盤に互角の戦いを臨んでくる事を 薄々感じている
ことだろう。 そして マクラーレンの Ron Dennis は、来季こそ 常に表彰台に上がる事を想定
しているハズだ。 更にウイリアムスは、自分たちが マクラーレン・ホンダに追い抜かれる事を
察知しているに違いない。

ホンダは 新たな参戦にあたって、栃木県のさくら市に レースの為のベース基地を構えている。
そこでは F1の全レース毎、現地で車が走っている最中に、2台の車に設置されている
おそらく 100を超えるセンサーから送られてくる情報を瞬時に解析し、即刻それを現地に
フィードバックしている。   www.youtube.com/watch?v=2pWfuJnYq7M [Honda Operation]

現代の F1レースで その上位チームに於いては、刻々とクルマの状況をモニターし、
その分析結果を現場に即反映させるシステムを駆使してクルマを走らせ、開発を続けているのだ。
それを含めて 毎年数百億円の資金を投入しながらレースを行っている。
もしかしたら、一部では NASA の内容に準ずるくらいの事をやってるかも知れないと想ってしまう。
(アメリカの Tesla Motors だって、商業ロケットを打ち上げている。    
 britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/04/tesla-model-3_3.html 

さあ、ぼちぼち(来年の)鈴鹿には 久しぶりに行ってみようか。 きっと面白くなるに違いない !!

2016年5月1日日曜日

Russian Grand Prix Final

第4戦 Russian GP 全53周が始まる。 

現地 15:00(日本 21:00)、フォーメーションがスタート。

そして 15:03  [Lap 1] 、 Rosberg が先頭を抑えたが、2コーナーで Vettel と Kvyat が接触、
しかも Kvyat は体制を立て直しつつあった Vettel に3コーナーで再度Vettel に追突、
Vettel は外側の壁に突っ込んで終わってしまった。 Kvyat がダメ押しをした事に。 大波乱 !!


後方でも2台が接触している。 Force India のHulkenberg と Manor のHaryanto か。
Perez ははタイアを大きくパンクさせている。 ピットへ。
そして、バーチャル・セフティーカー → セフティーカー !

15:07、Vettel のクルマはクレーンで引き上げられる。
Hulkenberg と Haryanto もリタイア。

15:11、レースは再開した。
Lap   4)  1) Rosberg  2) Bottas  3) Raikkonen  4) Hamilton  5) Massa 6) Verstappen
       7) Alonso。  Button は13番手。

Lap   7) Hamilton が Raikkonen を交わして3番手に。
Lap   9) Kvyat がピットでペナルティーをこなす。 Alonso は7位をキープ。
Lap 12) Hamilton はしっかり Bottas の後ろについている。
Lap 13) Nasr がスローパンクチャーでピット。
Lap 16) Button が10番手迄上がってきた。
Lap 18) Hamilton がピット。 コースに戻ったが Bottas に交わされる。
Lap 19) 4位にいるAlonso に Hamilton が仕掛けるが。
Lap 20) Hamilton が Alonso を交わす。
Lap 21) Bottas もAlonso を交わした。 まあ、しょうがない。 Button がピット。 3.6 Sec.
Lap 22) Rosberg もピット。 2.5 Sec.  
Lap 23) Sauber のEricsson が8位、Alonso は9位。 Button はピットの後、15位に。
Lap 25) Alonso が Ericsson をかわし、8番手に。
Lap 28) Alonso の前を行く Perez がピット。
Lap 29) 後方では Magnussen、Grosjean、Ricciardo、Sainz の8番手争いが。
Lap 31) Alonso は7位にいる。 Button は12位。
Lap 34) Alonso の前にいた Verstappen がエンジン・ブローか。 クルマを降りる。
Lap 35) 1位 Rosberg  2位 Hamilton  3位 Raikkonen  4位 Bottas  5位 Massa  6位 Alonso
    7位 Magnussen  8位 Grosjean  9位 Perez  10位) Sainz
Lap 40) Button は11番手。
Lap 43) 相変わらず Rosberg の独走が続く。 Hamilton との差は13.438 Sec.
Lap 44) あと10周。
Lap 45) 今回は 今季初参戦のRenault・Magnussen の7番手が光る。
Lap 47) President Putin が到着。 控室に入る。 後で表彰台か。
     Massa がピット。 しかし Alonso は6位のまま。
Lap 49) あと5周。 Button が Sainz を抜いて10番手に上がる。
Lap 52) プーチンは特等席にいる。 彼の右横には F1界のボス、エクレストンが。

そして 最終ラップ。 Rosberg が行く。 ファステストを記録。

現地16:36、Rosberg  優勝 !!

1) Rosberg  2) Hamilton  3) Raikkonen  4) Bottas  5) Massa  6) Alonso

[Full Race Results]

控室では プーチンが 表彰台に上がる前の3人をねぎらっている。


16:45、表彰式が始まった。 Putin も3人を表彰台で迎えて、....... カップを手渡した。

今日の McLaren-Honda はダブル入賞。 Alonso は最後まで安定して高い戦闘力を示した。
上手くいけば、今季中に表彰台が可能かもしれない。

今季から 初参戦の Haas と Renault。
Haas の Grosjean は、今のところ 各レースとも中盤のポジションで健闘している。
新規チームとしては立派だ。 きっと 昨年いっぱい、慎重な開発と準備を続けてきたに違いない。

一方 ルノーは ある意味 巨大なバックグランドを持つが、今日のレースは Magnussen が
健闘したものの、しばらくは苦悩の時間が続くだろう。 同じく昨年に初参戦した McLaren-Honda
も同様だった。 ルノーは今後しばらく、McLaren-Honda の開発力や動向と比較されながら
戦いを続けなければならない。

今月は あと2戦。 13~15日の Spanish GP、そして月末の Monaco へと続く。

DB11, the most important car with brand-new 5.2-liter V12

 cardesignnews.com/articles/cdn-live/geneva/2016/03/aston-martin-db11/


                   http://db11.astonmartin.com/en
Aston Martin DB11。   youtube.com/watch?v=60-DeDQ7VcE
                   youtube.com/watch?v=Z5lOucuTqVc [Digest]

今年のジュネーブには行くことが出来なかったし、あれから もう2ヶ月も経ってしまった。
おそらく現場で このクルマを視たら、目が釘付けになっていただろう。
従来の DB系の中に、Vulcan のテイストも垣間見られるそのスタイルは、
室内を2+2にした為か、ホィールベースは やや長い。
CEO Andy Palmer はこのクルマをして、アストン・マーチン史上最も重要なクルマだと話している。
DB11 は 3月の発表後の一ヶ月で、顧客から1400台以上のオーダーを獲得した。
themotorreport.com.au/63244/aston-martin-db11-clocks-1400-pre-orders
www.autoblog.com/2016/03/01/aston-martin-db11-geneva-official/#slide-3817668

DB11 の受注が好調につき、最初の1000台はローンチ・エディションとなり、B&O のオーディオや
10本スポークのホィール等、それなりのオプションが追加されて 25,911,572円と言われる。
その後の日本標準価格は、2,380万円で、これも "大盤振る舞い" と言ってよい。
詳細については、東京・麻布台のデーラー迄。  [TEL; +81-(0)3-3583-8611]
尚、国内のホモロゲ用の車は 早ければ夏休み前に到着し、順調にいけば9~10月には最初の車が
登録可能となろう。 但し、年内に何台日本に持ち込まれるかは、英本国のサジ加減か !?
いずれにせよ、予約は早い方がよい。

この DB11 を企画するにあたっては、アルミのボディー・シェルやサスペンション、キャビンに至る迄、
全てを設計し直し、クルマは見事に流麗なボディーを手に入れた。 価格は £154,900 から。
言われてみれば 顔付きこそ従来のものを ほぼ踏襲してはいるが、
此処まで内容を一新したクルマは、今迄のアストン・マーチンには無かったかも知れない。
コンシュマー・デザインにしては、あまりにも美し過ぎる !! 
イギリスは 何故こういうクルマを創り得るのだろうか !?

caranddriver.com/photo-gallery/2017-aston-martin-db11-revealed-official-photos
businessinsider.com/close-up-look-newly-revealed-aston-martin-db11-2016-3


私はこれまで、自分の販売のカテゴリーには入らないアストンマーチンに対して、
興味を抱く事はあまり無かったが、昨年のジュネーブで Vulcan を視て以来、
隣に展示してあった Vantage GT12にも何か感じ入るものがあったりして、
以来同社のクルマには注視するようになる。 ジュネーブには 今年も行くべきだった。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/04/aston-martin-vulcan-converting-track.html

日本には 既に長年の経験を積んだ優秀なデーラーが在るので、販売については そちらを紹介
させて頂く事にする。 自分でも現地で買い付け、輸入通関・登録して お客様に渡す事は簡単だが、
ウチにはウチのやるべきクルマが在るからね。 アストンマーチンには将来自分で(普段の足に !? )
乗りたいと想っているので、その際は麻布台のデーラーさんで お世話になる事にしよう。

だから 運河沿いのマンションを買うよりも、......... アストン・マーチンだ !!
倉庫のロフトで暮らし、週末は GT8 か Ginetta でサーキットを楽しむなんてのがいいかも。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/01/ginetta-g57-revealed-in-birmingham-rac.html

いずれ70歳のジジィになったら、そのスタイルを貫きたいと 頭に想い描いている。
70歳を超したら、サーキットでしょ !!
....... これが私の理想的 !!