2017年12月12日火曜日

JRE & Mitsui start of operation in UK


「west midlands rail」の画像検索結果

East Japan Railway Company(JR東日本・JRE)と Mitsui & Co.,Ltd.(三井物産)、及び Abellio UK
による3社の共同事業体は、英国 West Midlands Rail の運営権を この8月に取得、
昨日11日(月)に 運行開始の記念式典を Birmingham で行った。
www.westmidlandsrail.com/   http://www.jreast.co.jp/e/

JRE が英国で鉄道路線の運航を手掛けるのは初めて。
三井物産にとっては、英国内での鉄道事業の参画は 今回が2路線目になる。
三社は 約10億ポンドを投じて 車輌の新設や駅の改修などを行い、
ロンドンやバーミンガム圏内の輸送を担うほか、London Euston~Liverpool 間の長距離路線の
運営を手掛ける。

JRE によれば、新型車両の投入による輸送力の強化や利用者への情報提供、都市周辺の
通勤混雑の緩和を目論む。 これらに関し、日本の鉄道技術と運営サービスの品質を
アピールし、今後の海外展開の拡大を目指す。

さて これでイギリス人の鉄道に対する価値観を変えられるか、先ずは様子を見てみよう。

https://www.jreast.co.jp/e/press/2017/pdf/20170801.pdf
https://www.jreast.co.jp/press/2017/20170806.pdf

2017年12月10日日曜日

McLaren "Senna"

 www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/mclaren-senna-name-confirmed-789bhp-track-focused-hypercar


この 15時間のうちに 一気に噺が噴出した "McLaren Senna" の登場。
http://cars.mclaren.com/ultimate-series/mclaren-senna

"P1" をベースに開発された コードネームは P15、車輌価格は £ 840,000 、限定500台で
来年の秋口を予定に発売されるが、既に "完売" していると言う。  れっきとした Road Car だ。
往年の F1レジェンド、アイルトン・セナ(Ayrton Senna) の名を冠した。
約1億4000万円の価格は "格安" かも知れない。

セナは 88年から93年まで マクラーレンに在籍、88年, 90年, 91年にはワールド・チャンピオンを
獲得、92年いっぱいで マクラーレンがホンダ・エンジンを失うまで、セナはホンダとの
深い関係を維持し、"McLaren-Honda" の名を世界にとどろかせた。
[Sound of Hond 2013]


"Moncage Ⅱ" のカーボン・バスタブを中心に、背中に 4 liter V8・800PS(789BHP) を積載、
乾燥重量は このサイズにしては極端に軽い 乾燥重量・1198kgで、P1 より約350kg も軽く、
720S と比較しても 220kg 少ない。  シートも 体に纏(まと)わりつく様で 超軽量だと言う。

"Senna" は、来春3月の Geneva Motor Show (ジュネーブショー)で視る事が出来る。
欲しい人は クルマを捜しましょうか !?  誰かが売ってくれるかも。 可能性は五分五分か。

www.carscoops.com/2017/12/new-mclaren-senna-is-798hp-street-legal.html

https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/mclaren%E2%80%99s-andy-palmer-new-senna-hypercar
https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/mclaren-senna-revealed-brutal-track-focused-hypercar-produces-789bhp

[Twitter / Shmee150]

P1 GTR 2015 in Geneva

2017年11月26日日曜日

Abu Dhabi Grand Prix Final, Last Race of this Year

 skysports.com
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Massa 最後のレース、グリッド上には 息子二人も寄り添う。

Abu Dhabi の Yas Marina サーキット。  今季最後のレース。
そして McLaren-Honda にとっても 最後のレースだ。

Hamilton のチャンピオンは既に決まっている。 今年最後の優勝者は !?

レースは 1周 5.554km、全55周でで争われる。 場所柄、高低差は 10m強しかない。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Abu_Dhabi.html

[Staiting Grid Today]  [Abu Dahabi Weather]

現地 17:00、日も暮れかかるトワイライト・レース。 フォーメーションが始まった。

17:03、レース・スタート !!

Lap   1  グリッド通りの 1コーナー、Mercedes の2台が飛び込んだ。
    Perez と Hulkenberg が軽い接触か。 Magnussen が弾かれる様にスピンしたが大過なし。
Lap   2  淡々とレースは進展する。
Lap   3  Bottas,  1.3秒遅れて Hamilton。 1.8秒後に続く Vettel
Lap   4  審議の結果、Hulkenberg は5秒ペナルティー。
Lap   5  Vandoorne は "リア、ノーグリップ。"
Lap   6  Grosjean が Stroll を交わしたが、まもなく Stroll は抜き返した。
Lap   7  Massa  10位、Alonso 11位。
Lap   8  概ね順位は変わらず。 Bottas は Fastest 連発。 ドラマは無い。
Lap   9  15分後には 日没。 気温 26度。 Grojean と Stroll の攻防が続いている。
Lap 10  Alonso 11位、Vandoorne 15位。 港には モナコ的な大型クルーザーが。
Lap 11  引き続き Grosjean と Stroll のバトル。 Stroll はタイア・スモーク。
Lap 12  案の定 Stroll はピットでタイア交換。 最後尾に落ちた。
Lap 13  引き続き 上位陣は変わらず。 Massa と Alonso の距離感はやや縮じまったが。
Lap 14  Alonso はコーナーごとに Massa に迫る。
Lap 15  Verstappen がピット、2.1秒。 Supersoft。 9番手で復帰。
Lpa 16  Alonso と Massa の差は 0.69秒。 
    Raikkonen がピット。  3.5秒、遅い。 7番手復帰。
Lap 17  再び Bottas が Fastest。  あまり変わり映えのないレース運び。
Lap 18  5番手 Hulkenberg がピット、右リアのタイア交換に手間取った。
    Perez の前、12番手で復帰。 Alonso 9番手に。
Lap 20  Ricciardo はパンクしてピットに。 スロー・パンクチャー、センサーで感知 ?   4.1秒。 右フロントのフラップの破片が飛ぶのが見えた。
Lap 21  Ricciardo がグリーン上で止まった。 リタイア。
Lap 22 Hamilton が Fastest。 Ricciardo はスクーターに乗せられてピットに向かう。
Lap 23  Massa はピット、11位で復帰、まもなく Alonnso に抜かれた。
    予選では Massa が Alonso を上回っていたが。
Lap 25  Hamilton がピット。 Bottas の後ろ、2番手で復帰。 続く Vettel, Raikkonen。
Lap 26  Bottas とHamilton の差は 1.69秒。
Lap 27  Hamilton, 再び Fastest。 Mercedes の2台がトップを走行。
Lap 28  Hartley がピット、19番手に。  レースは後半戦に。
Lap 29  Vettel は2位 Hamilton から 12秒送れ。
    Mercedes の2台は Haas・Magnussen を周回遅れにする。
Lap 30  ルノーの Sainz 7位、Hulkenberg 8位。 Stroll が再びピット、最後尾に。
Lap 31  5番手 Verstappen に 前を行く Raikkonen を "Push now, push now"
Lap 32  Ocon と Sainz はピット。 Sainz はピット・トンネル内で右壁に接触、
    コース上に出て グリーンでリタイア。
Lap 34  Perez 7位、Ocon 8位、 Alonso 9位。 Vandoorne 12位。
Lap 35  2位 Hamilton, セクター1で Fastest。
Lap 36  Bottas は引き続きトップを走行。 2位 Hamilton との差は1.24秒。
    あと 20周、何事も無く終わる !?
Lap 37  Stroll 再度ピット。 クルマ、おかしい ?  タイア !?
Lap 39  Alonso 9番手、Vandoorne 12番手。 MacLare と Honda はこのまま最後の走行を終える ?
Lap 40  Bottas, Hamilton, Vettel, Raikkonen, Verstappen, Hulkenberg。
Lap 42  後方では Wehrlein, Magnussen, Hartley が混戦。
Lap 45  何事も起こらず ....... 。 Bottas このまま優勝 !?
Lap 46  あと 10周。 Massa は 10番手を維持。 Vettel は Hamiton から 20秒遅れ !
Lap 49  Bottas と Hamilton が Alonso を周回遅れにしようとしている。
    ...... 周回遅れにした !!
Lap 51  あと 5周。 Vettel は相変わらず 20秒遅れ、でも Fastest。
Lap 52  リタイアした Ricciardo はピットで何気なく。
Lap 53  Verstappen は 1.4秒遅れで Raikkonen の後ろに続く。
Lap 54  あと2周。 最終レースだから このまま穏便に !!
Lap 55  最終ラップ。 Alonso は9位、入賞圏内を走行。

そして ...... ,   Bottas 優勝 !!!  Hamilton は Bottas に花を持たせたか。

1 Bottas   2 Hamilton   3 Vettel   4 Raikkonen   5 Verstappen   6 Hulkenberg
7 Perez   8 Ocon   9 Alonso   10 Massa   [Full Race Results]


Mercedes の2台は ドーナツターンを繰り返す。 夜空には花火が。
Massa は Mercedes の傍らに 自身のクルマを並べる。 Massa 16年のキャリアが終わった。

バックルームでは Bottas,  Hamilton,  Vettel が互いを称え合う。
まもなく表彰台。  先ずは Vettel が登場、Hamilton,  最後に Bottas。

今季最終レースは 大過なく終了した。  めでたし。
そして 来季の Toro Rosso-Honda は ?    という事は、遠からず Red Bull-Honda か !?

www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/9/2018-calendar.html
www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/6/france-and-germany-return-as-2018-f1-calendar-revealed.html

[Twitter Formula 1]

「f1 new logo fia」の画像検索結果

2017年11月25日土曜日

Abu Dhabi GP Qualifying

 skysports.com
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2017年 F1最終戦の Abu Dhabi。  明日のポール・ポジションは Bottas。
予選トップ・スリーは Bottas,  Hamilton,  Vettel だった。
McLaren の2人は Q2 で敗退した。  [Full Qualifying Results]

明日の決勝は 現地 17:00(日本時間 22:00・時差 5時間) から。
テレビ放映は 決勝スタートの 30分前、21:30 から フジテレビNEXT(CS) で。

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予選3位 Vettel

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予選 6位と 4位、3列目と2列目。

Glickenhaus 004S


650bhp Scuderia Cameron Glickenhaus SCG 004S revealed with Le Mans ambitions

SCG ( Scuderia Cameron Glickenhaus LLC ) が新たな動きに出た。

www.roadandtrack.com/new-cars/a13795442/2019-scg-004s-photos-info/
www.motorauthority.com/news/1113864_scuderia-cameron-glickenhaus-004-revealed-with-650-hp-400k-price-tag

James Glickenhaus (aged 67) が主宰する SCG は かって ほぼプライベートな P4/5 を企画し、
一部少数を市販する 003S や003C を創出したが、今回は 近い将来の "量産" を目指した "004S" を
発表したものである。   www.youtube.com/watch?v=O6qpq7hyQlY

SCG は 2020~2021年までに 250台の 004S を "量産" する予定で準備に入っている。
既に 25台は完売したとも言われる。
これらに伴い SCG は今年の4月に 米国の NHTSA (National Highway Traffic Safety Administration) に対し、Low Volume Manufacturer Status の申請を行い、
7月にはその認可を得たものである。

これにより SCG は 年間 325台までの少量生産が認められて 排ガス規制が免除され、
ナンバー登録に必要な 安全性と排出規制の基準値の全てを満たす事になった。

正式な製造認可を得た SCG は、まず来年度に 4~5台、2019年には 約 10台の "003" を
(イタリアで)生産する。 恐らく その後に 今回の "004S" の生産を開始することになるだろう。
気になる価格だが、003 は当初の予定通り 200万ドル(約 2億3000万円) で販売され、
"量産型" である 004S は 40万ドル(4500万円) と "格安で手ごろ" な価格帯に設定される。


2017-03-07-geneva-01sl-25m4f

"003S" in Geneva 2017

003S (及び 003C) は Paolo Garella が率いる MAT(Manifattura Automobili Torino) で
製造される事になろうが、004S については これから準備される米国内のファシリティーで
"量産" されるだろう。
http://www.manifatturaautomobilitorino.it/
http://www.paologarella.com/cars.php?id=69

2015年のジュネーブ・ショーで 003S, 003C が初めて発表された際には、
私自身も Paolo Garella と話す機会を得て、003 についてのレクチャーを受けている。
Paolo は 非常に物腰の柔らかい態度で 接してくれたという印象が残っている。
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/03/geneva-5th-mar-2015.html


それにつけても  自動車大国と言われる日本で、この様なクルマが登場しない事に
大いなる不満と失望を禁じ得ない。
文化の違いと言われれば それまでだが、こと 自動車文化の熟成については、
例え "大国" となった日本でも、熟成は有り得ない様な気がしてならない。

欧米の文化との 歴然とした差異は、現実として いかんともし難い。
大衆車の品質は世界一かも知れないが、決して高級車とは言わないまでも、
趣味性が強く 誰もが(我々が) 憧れる様なクルマの出現は、我が国では期待出来そうに無い。

そもそも、欧米には存在する 少量生産車の登録に関する特例は 日本には無く、
この種のクルマを 日本で登録しようとすると、異常なまでの時間とカネが かかってしまう。
日本の豊かさって、何んだろう !? 
そして EV と 自動運転で、果たして 豊かな自動車ライフが実現できるのだろうか ?
豊かな気持ちで人生を送りたいと想う事しきりだが、....... いかがなものか !?

2017年11月23日木曜日

Pirelli for 2018 Formula1 Slick Tyres

 [Pirelli Twitter]

2011年から F1 のタイア供給に復帰している イタリアの Pirelli は 本日、
来季2018年に使用するスリック・タイアの 新たなタイア・レンジを公表した。
(この他に Intermediate と Wet が有るのだろう。)

これによると スリックのタイアレンジに "Hypersoft""Superhard" を追加、
より細かく 幅広い選択を可能としている。  ピレリの Mario Isola / Racing Manager は、
"殆んどのレースを 2ストップで過ごす事を目標に考えた" という。

Mario Isola / Pirelli
F1, Formula 1, Motorsport, FIA, Russian Grand Prix
今週末の F1 最終戦 Abu Dhabi GP の終了後、来週火曜日と水曜日(28~29日)に行われる
テスト・デーに於いて、各チームは 新たなタイア・レンジを試す最初の機会を得る事になろう。
www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/11/pink-hypersoft-and-orange-superhard-join-pirellis-2018-tyre-line.html
2017 Tyre Range

下列の 緑は "Intermediate", 青は "Wet"。   Click to enlarge  ↑

2017年11月19日日曜日

Alonso in Bahrain for WEC Rookie Test on Sunday Morning

 https://www.motorsportweek.com/news/id/16364
「rookie toyota alonso bahrain」の画像検索結果
Mark Webber & Alonso

Fernando Alonso は、来季の Le mans 24H に Toyota から参戦する為、
本日 午前中、Bahrain に於ける Rookie Test で #8・TS050 Hybrid に乗り、
チーム・レギュラーの Sebastien Buemi と共にセッションに参加した。

Alonso は 午前中の2時間のセッションで 37周の走行を重ね、
ベストタイムは 1m43.709s を記録、また "同僚" の Buemi は 1m42.183 を残している。

Alonso は既に 西独・Kologne(ケルン)に在る Toyota Motorsport GmbH を訪れて、
TS050 のシート合わせを行っていた。


また #7・Toyota は、Mike Conway のドライブで 1m42.824s を記録した。
尚 セッションのベストタイムは、#1・Porsche 919 Hybrid をドライブした Timo Bernhard が
1m40.244 の Fastest を記録している。



来季の WEC(FIA World Endurance Championship・FIA 世界耐久レース) では、
Porsche が LMP1 から撤退、LMP1 には Toyota だけがファクトリー・チームとして参戦する。


PS ; 英国・オックスフォード州 Banbury が拠点の  Monor Endurance Racing と
        中国の Talent Racing Sports(TRS) は、Ginetta 製の LMP1 Car を使用し、
        Le Mans 24H を含む 2018~2019年の WEC にエントリーする事を計画している。
   来季からの WEC では、Porsche が LMP1 から撤退する事により、
   ファクトリー・チームは トヨタだけとなる為、複数のプライベート・チームの
   エントリーが予定されている。 特に目に付くのは ジネッタの動向である。
  www.ginetta.com/news/ginetta-lmp1-chosen-by-manor-and-trs-racing-for-2018-19-fia-wec

  このところ レース指向で会社を運営する Ginetta Cars は、Adrian Reynard とタグを組み、
  仏・Mecachrome のエンジンを使用して、2018年以降の WEC LMP1 クラスのクルマを
  製作する事を公表している。
  http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2017/02/we-are-ginetta.html
  http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/01/ginetta-g57-revealed-in-birmingham-rac.html
  https://www.ginetta.com/g57

  www.autosport.com/wec/news/127767/lmp1-freedom-inspired-reynard-ginetta-link
  www.autocar.co.uk/car-news/motorsport-le-mans/two-ginetta-lmp1-cars-confirmed-2018-wec-
  and-le-mans

  www.youtube.com/watch?v=wguJp5lvGjk

  その後 Alonso は、午後のセッションやタイア・テストも含めて 合計113周の走行を行った。
  http://blog.toyota.co.uk/toyota-rookie-wec-test-f1-fernando-alonso

2017年11月17日金曜日

Dallara Stradale

 www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/dallara-stradale-revealed-chassis-makers-first-road-car


昨日、姿を現した Dallara Stradale。
イタリアのレーシング・シャシー・コンストラクターとして著名な Dallara Automobili が企画した
初の自社ブランド・ロードカーである。
創業者 Gian Paolo Dallara 81歳の誕生日に合わせて発表された。 予定通りだ。
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2017/04/dallara-takes-aim-on-road.html

この春先のスパイ・フォトでは、クローズド・モデルの様に見えたが、実は 基本のカタチは
バルケッタ(オープン2シーター) で、ベース価格は € 155,000、それ以外はオプションである。
ディタッチャブルのフロント・スクリーンが € 166,00、更に T バーフレームが € 7,700、
シースルーの "キャノピー・ドアー" が € 7,300 (以上 税別)。  [為替レート・東京三菱UFJ]
これらをすべてオーダーすると クーペスタイルを完成させる事が出来る。


エンジンは Ford Ecoboost 2.3-litre 400bhp で、車重は Dry Weight 855kg。
これは 今 日本に到着し始めている Lotus 3-Eleven のロードモデル・410bhp より更に 70kg も軽い。
RHD もデザインされていたそうだが、今のところの予定は無くて 左ハンドルのみ。

トランスミッションは 6-Speed マニュアルだが、シングル・クラッチのオートマティックも
用意されるかも知れない。 パワ-・ステアリングは 勿論、無い。(必要ない。)

シャシー全体の構造は、中心部のカーボン・バスタブに前後のアルミ・サブフレーム、
フロントサスペンションはタブの前部に直接マウントされる。
ロードカーのカーボン・タブについては、既に KTM X-Bow や Alfa Romeo 4C で実証している。
ボディーカウルは オールカーボンだ。

現行の インディーカー・シリーズ、フォーミュラE、日本のスーパー・フォーミュラ等は
ダラーラ・シャシーのワンメイク、また F3 のシャシーも事実上のワンメイクとなっている。
F1 では、アメリカの HAAS がダラーラ・シャシーを使用している。


Stradale のシャシー全体 及び足回りのチューニングは、 Loris Biccocchi が担当している。
彼は Bugatti や Pagani のそれにも参画した実力者だ。

今後の5年間で 600台のストラダーレの生産が予定されるが、初年度分は既に完売した。
1号車を手にする幸運なカスタマーには、今週末にも納車されると言う。
決して安価なクルマではないが、Dallara が手掛けたという意味は重い。

http://autodesignmagazine.com/en/2017/11/dallara-stradale-design-firmato-granstudio/

www.repubblica.it/motori/sezioni/prodotto/2017/11/16/news/dallara-181246183/?refresh_ce

https://it.motorsport.com/automotive/news/dallara-stradale-un-eccellenza-italiana-che-ha-l-anima-da-corsa-979325/

www.automoto.it/news/dallara-strdale-arriva-su-strada-il-sogno-dell-ingegner-giampaolo-dallara.html


2017年11月13日月曜日

Brazilian Grand Prix Final

 skysports.com
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初夏のブラジル、快晴の Autodromo Jose Carlos Pace、通称 Interlagos サ-キット。
標高は 780m。 Sao Paulo(サンパウロ) 郊外に在り 市内の中心から南に約16km の距離に在り、
地下鉄9号線(CPTM Lo9 Esmeralda)で行く事が出来る。  [Maps]
レースは1周 4.309km のコースを 全71周で戦う。 反時計回りで。   [Starting Grid Today]
今回のタイア選択肢は MediumSoftSupersoft。  時差11時間。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Brazil.html  

Hamilton は Q1 の後にエンジンを交換をした為、ピットスタートとなる。
Toro Rosso の P.Gasly が最後尾。
引退を表明している Williams の Felipe Massa にとっては最後のホームグランプリだ。
[Twitter / Williams Racing]

Massa は下の息子と肩を組んで国歌斉唱のラインに立った。
Vandoorne は昨日、体調不良を訴えている。 6番手スタートの Alonso はどこまでいける !?
Toto Wolff と Ross Brawn はグリッド上で何を話している ?

現地 14:00、フォーメーションが始まる。 気温は27度だが路面温度は 60度、ここはブラジル !!
上位9台は Supersoft でスタートする。
そして 14:03、レース・スタート !

Lap   1  1コーナー直前で Vettel が前に出た。 次に Bottas,  Raikkonen。 
    Ricciardo が Vandoorne と2~3コーナーで接触、Ricciardo は最後尾まで落ちる。
    Ricciardo の右リアと Vandoorne の左フロントが接触、Ricciardo はコースを跨いで
    反対側のグリーンに押し出された。
    そして Grosjean と Ocon も接触してスピン、イエロー。
    Ocon のタイアは 右後ろがボロボロに。 フロントもホィールが壊れた。
    各車 ピットレーン・スルーに。   Magnussen もリタイア。
    Vandoorne も止まっている。リタイア。 Magnussen に絡んだ !?
    Vandoorne, Ricciardo, Magnussen の3人は審議に。
    Verstappen 4位、Alonso は5番手に、Massa 6番手。
Lap   2  Vandoorne, Ocon, Magnussen の3人が
Lap   4  Hamilton は この機に 14番手に上がっている。
Lap   5  まだイエロー。
Lap   6  セフティーカーが退いて 12コーナーからレース再開。
    Massa が Alonso を抜いている。
Lap   7  Hamilton は Stroll を抜いて 12番手に。
Lap   8  Hamilton は Ericsson も抜いて11番手まで上がっている。 速い !
Lap   9  Hamilton,  グランドスタンド前で10番手に。 Ricciardo 15番手。
Lap 10  Hamilton 9番手。 ルノーの2台の間で走行。 Ricciardo 14番手。
Lap 11  Toro Rosso・Hartley のラジオは聞こえていない ?
Lap 12  Hamilton 8番手。 Alonso は6番手キープ。 Ricciardo 12番手。
Lap 13  Hamilton は 7位 Perez を狙う、差は 0.5秒。
Lap 14  そして 1コーナー後、外側から Perez を交わして7番手。
Lap 15  Ricciardo は グランドスタンド・エンドで Sainz を交わして 10番手に。
    Hamilton と Ricciardo のオーバーテイク・ショー。
Lap 16  20歳 Verstappen は4番手で じっとガマン。 ピットには父親の Jos(ヨス) が見守る。
Lap 17  Alonso は Massa を狙おうとするが、ムリか。 1.6秒差で後ろには Hamilton。
Lap 18  Hamilton は徐々に Alonso に近づく。
Lap 19  Massa, Alonso をHamilton が追う。 Hartley のラジオは治った。
Lap 20  Ricciardo は 9番手。 Hamilton はストレート・エンドで インから Alonso を抜き6番手に。 
    次は Massa を狙う。
Lap 21  Hamilton, Massa を交わして5番手に。 さて 前にいる Verstappen はリアのタイアがボチボチ !?
Lap 22  Grosjean に 10秒ペナルティーが決まった。
Lap 23  7位 Alonso はコーナーで Massa を詰めるが、立ち上がりで話されてしまう。パワー不足だ。
Lap 24  Hamilton,  Fastest。 Vettel と Vattas の差は 1.65秒。
Lap 25  Barrichello が Mercedes のピットに応援に来ている。
Lap 26  Vettel は Supersoft,  Hamilton は Soft だが。
    Hamilton の左フロントタイアには イン側にブリスターが出来始めている。
Lap 27  Verstappen のタイアが苦しい。 ピットか。
Lap 28  Bottas がピットに。2.7秒。 Massa も。2.6秒。
Lap 29  Vettel も。2.1秒。Soft に。 Hamilton の直前でコース復帰 !!
    Verstappen もピット。  Alonso も。
Lap 30  Ricciardo は Perez を交わす。
    Raikkonen もピット。 ピット後の Verstappen も Perez を抜く。 
Lap 31  Hamilton, Vettel, Bottas, Raikkonen,  Ricciardo, Verstappen,  の順。
    Hamilton と Vettel の差は4秒。 Hulkenberg はピット。
Lap 32  Verstappen が Ricciardo に近づいている。
Lap 33  Red Bull は 1コーナー後に Verstappen を Ricciardo の前に行かせた。
    Alonso は9番手に。
Lap 34  Raikkonen, Fastest。
Lap 36  Verstappen ,  Fastest。 Perez はピット、Gasly の前、9位で復帰。
Lap 37  Alonso は Massa を抜きたいのだけれど。
Lap 39  Hulkenberg が 10位の Gasly を抜いた。
Lap 40  再び Verstappen が Fastest。
Lap 41  Hamilton は周回遅れの Stroll を交わす。 Grosjean も抜いた。
Lap 42  Hartley はピットに向かう、リタイアか。
Lap 43  Hamilton は まだピットに行ってないので、実質 6番手 !?
    Ricciardo もピットに行きたい。
Lap 44  Hamilton ピットで Supersoft に。2.7秒。 Ricciardo もピットへ。
Lap 45  Hamilton ,  Massa を抜いて5番手。
Lap 46  Hamilton, Fastest。 Ricciardo が Massa を追う。
Lap 47  Vettel, Bottas, Raikkonen, Verstappen, Hamilton, Massa, Ricciardo, Alonso。
    Ricciardo は Alonso の前、7番手。
Lap 48  Ricciardo は Massa を抜いて6番手に。 Alonso 8番手。
Lap 49  Hamilton, 新人 Stroll を軽々追い抜いて、片手で彼に挨拶 !?
Lap 50  Hamilton はこの後 どこまでいける ?  Alonso はポイント圏内を保つ ?
Lap 52  あと 20周。 上位 10位は安定走行。 Grosjean はピットでペナルティーをこなす。
Lap 53  Hamilton は周回遅れを交わして 4位 Verstappen を追い始めた。
Lap 54  Stroll, "フラットスポットが出来てるんだけど。" ピット "そのまま 走れ ! "  !!
    そもそも F・スポットを作る事自体が悪いんだ、という事だ。
Lap 55  Vettel  1位、Hamilton 5位。 Hamilton の前には Verstappen。
Lap 56  Alonso が 7位 Massa に近づくが。 McLaren は ボチボチ Williams を超えるのか。
Lap 57  やはり Massa は Alonso よりストレートで明らかに速い。
Lap 58  Hamilton が 4位 Verstappen に迫る。 差は2秒を切った。
    それにしても サーキットの周囲には高層マンションが映る。 羨ましいロケーションだな。
    東京だったら 成城学園にサーキットが在る様なもんだ。
Lap 59  Hamilton は Verstappen を抜いて4番手に上がった。 表彰台を狙うか。
Lap 60  Hamilton と Raikkonen の差は 4.4秒。
Lap 61  Hamilton, Fastest !! Hamilton の前に 周回遅れの Grosjean, その前に3位 Raikkonen。
Lap 62  あと 10周。 Alonso は8番手キープ。
    Verstappen はタイアを交換したいが、それでも  これ以上は上がらない。 
Lap 63  そして Verstappen はピットで Supersoft に。
Lap 64  Raikkonen と Hamilton, 差は 1.8秒。 Hamilton 表彰台に行ける !?
    過去にピットスタートから表彰台に上がったのは2人だけ。 その一人は Vettel。
Lap 65  Verstappen, Fastest。 Montoya の記録を塗り替えた。
Lap 66  Hamilton,  Raikkonen にジワジワと近づいている。
Lap 67  Raikkonen, 懸命に逃げる。 でも 差は 0.6秒に。 
    Hamilton はフロント・タイアの白煙を上げながら。
Lap 68  Raikkonen, しぶとい。
Lap 69  あと3周。 後方では Stroll の左フロント・タイアが ついに壊れた。
    勿論 フラットスポットを造ったのが原因。
    Hamilton は Raikkonen に急接近。
Lap 70  Ferrari の2台が表彰台、それとも Mercedes 2台が表彰台 !?
    一方、Massa と Alonso の差は 0.4秒。
Lap 71  最終ラップ。 Hamilton と Raikkonenn, 差は 0.5秒。 Vettel は確実だろう。
    そして Raikkonen は3位を守った。 最後に Massa, Alonso, Perez が激しく争う。
    Alonso は Massa とTail to Nose を演じるが !  Alonso には Perez も迫る。
    三つ巴の接戦、...... そのまま決勝ラインに なだれ込んだ。

            Vettel の優勝。 
    
    Raikkonen も表彰台。 フェラーリは面目を保った。
    Massa はグリーンフラッグを掲げて周回する。
    ピットの息子とチームラジオで交信、 Lovely !!
    Hamilton は Driver of the Day。

  1 Vettel,  2 Bottas,  3 Raikkonen,  4 Hamilton,  5 Verstappen,
  6 Ricciardo,  7 Massa   8 Alonso  9 Perez  10 Hulkenberg  [Full Race Results]

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そして 表彰台。 Vettel は感慨深げな表情で。 そして笑みが。 Raikkonen は相変わらず。
でも、フェラーリのスタッフ達は 2人とも表彰台で大喜び。 めでたし !!

更に 表彰台には Rubens Barrichello と Massa が。 2人は 表彰台の3人と握手を交わして。
サンパウロ出身の バリチェロとマッサに ブラジルの観客は大声援だ !!
Vettel, Bottas, Raikkonen が去った後も、Massa が表彰台で語る。
息子達も表彰台で 父の後ろに控える。  下の息子は父と一緒に表彰台のトップで観客に手を振り。
Massa にとって最高のフィナーレだろう。 人生って素晴らしいヨ !!

さあ、次は 今季最終戦の Abu Dhabi。 今月 24~26日(決勝)。

2017年11月12日日曜日

Brazilian GP Qualifying

 skysports.com
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F1 Brazilian GP 公式予選、
"ちょっとした" ハプニングの末、ポールポジションを得たのは Bottas だった。
Hamilton は Q1 走行中にクラッシュ、タイムの計測に至らずに予選を終わっている。

Q1 が始まって間もなく、右コーナー(ターン6か ?)に進入する直前、
6速から5速に落とした瞬間にコントロールを失い、横を向いたままクルマの左側を
壁に向けて突っ込んだ。 ケガは無かったものの、Hamilton は着座したまま暫くの間
動かず、交信にも答えなかった。 ショックだったのだろうか。
ぶつかった瞬間には 12.5G のサイドフォースが計測されている。 赤旗中断。
http://www.bbc.com/sport/formula1/41955286
[Starting Grid on Sunday]   [Full Qualifying Results]

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Hamilton's ....... 。

今回は ルノー・エンジン ユーザーにトラブルが多発、Toro Rosso の二人、P.Gasly が
25グリッド、B.Hartley が 10グリッドの降格となる。
また Ricciardo も 10グリッド降格、各人共 MGU-H の交換等、機器のトラブルが頻発した。

Alonso は Q1 で11番手、Q2 を6番手、Q3 は7番手で通過したが、Ricciardo が 10グリッド降格。
これにより、Alonso は決勝で6番手スタートとなり、且つ Massa のタイムを上回っている。 
ホンダ・エンジンは このところ 徐々に信頼性を増し、Alonso はポイント圏内を目指す。
また、Stroll と Ericsson もギアボックス交換で5グリッドの降格。

さて 最近のルノー・エンジンの不調から、ルノー・ユーザーにトラブルが頻発し、
特に Toro Rosso は、ルノーから "エンジン機器のオペレーションのやり方に不備がある" と
指摘されたことに対して 強い反発を表明し、不満の会見を行っている。

www.skysports.com/f1/news/12433/11119748/brazilian-gp-renault-and-toro-rosso-in-furious-row-over-engine-reliability

Franz Tost / Toro Rosso Team Principal
Toro Rosso Team Principal Franz Tost was fuming.

尚、決勝戦の放映は 本日深夜 24:30 から フジテレビNEXT で。

2017年11月11日土曜日

Alonso, Next Le Mans with Toyota !?

 www.abc.es/deportes/formula-1/abci-fernando-alonso-correra-toyota-24-horas-mans-2018-201711101815_noticia.html
Fernando Alonso, durante el pasado GP de México

Fernando Alonso は 来年1月の Daytona に続いて Le Mans でも出走する公算が報じられている。
ほぼ 決まりだろう。  

場合によっては ル・マン以外にも、WEC の複数のレースに参戦する可能性も有る。
来年の F1のスケジュールを視る限り、F1と同日に開催される WEC は 10月21日の富士だけだ。
しかも 10月7日には F1 鈴鹿があり、今年のモナコを欠場して インディーに参戦した
アロンソだから、鈴鹿と富士のダブル参戦があってもおかしくないか !?   [F1 2018 Calendar]

但し、アロンソ自身 及びトヨタも、これらの件に関して 正式なコメントは発していないが、
早ければ  来週末の19日(日曜日)に Bahrainで行われる WEC のルーキー・テストに、
Totota TS050 Hybrid で登場するかも知れない。
Alonso は既に 西独・Kologne(ケルン)に在る Toyota Motorsport GmbH を訪れて、
TS050 のシート合わせを行ったと言われている。
www.bbc.com/sport/formula1/41947568

www.motorsport-total.com/wec/news/2017/11/alonso-und-toyota-mehr-als-nur-le-mans-2018-17111002.html
https://as.com/motor/2017/11/07/formula_1/1510075185_993010.html
http://en.f1i.com/news/285259-alonso-heading-le-mans-2018.html
www.roadandtrack.com/car-culture/a13447803/the-grid-11-8-2017/

勿論 Alonso は、来季も McLaren F1 でのレースに 渾身の力をそそぐ。  エンジンは Renault だ。
今年の5月には、Indy 500 のデビューも果たしている。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/alonso

2017年11月4日土曜日

Formula 1, Engine Regulations 2021


www.fia.com/news/fia-and-formula-1-set-out-clear-direction-2021-f1-power-unit-regulations                          


今週火曜日(31th October)に、現行で F1 に PU(Power Unit)を供給している4社(Mercedes,
Ferrari, Renault, Honda)が、FIA(国際自動車連盟) の本部のあるパリに集まり、
これに加えて、独立系と呼ばれる事になるエンジンメーカー、
つまり 2021年以降に参加が予想(予定)される Lamborghini, Audi, Porsche のグループ、
また Aston Martin, Cosworth, Ilmor 等の代表者も参集して会議が行われた。
日本のメーカー、恐らくトヨタ・ニッサンらも同席したかも知れない。

そして FIA の Jean Todt 会長、FIA Formula One World Championship Commercial Right Holder
(F1 世界選手権商標権者) から説明があり、2021年以降に使用される F1 エンジンの新たな規約
が提示されて、これらに関するディスカッションの場が持たれた。

今回の FIA の趣旨としては、エンジン開発コストの削減、ハイブリッド技術の保持、
また エンジン音を増大して観客や視聴者が楽しめる "サービス" を追求する等を主たる目的
として開発して欲しい旨をメーカー側に提示した。
これらの趣旨に基づいて、2017年末までに 新たな PU の全体的な枠組みを策定する事になる。

但し、コスト削減の目標を明確にする作業等は 今後 12ヶ月に渡って行われるが、
2018年末までは、全ての目標値を明らかにする事は無く、これは PU 供給メーカー4社が
引き続き現行の PU の開発を推し進める事を遮断しない為でもあるのだと言う。
つまり 新たな目標値が確定する迄は、現行の規制の枠内での作業を継続して欲しいと言う事か。

一応、2021年から FIA が目指す指針は下記の通り。

   ・エンジンは 1.6 Litre・V6 Turbo Hybrid を継続する。
   ・エンジン音改善の為、最高回転数の制限を今より 3000rpm 上げて 18000rpm とする。
    (かっての、官能的な素晴らしい音源が 再現されるだろうか !? )
   ・エンジンへの過剰な負担や その為に行わなければならない設計と開発を抑止するべく、
    パラメーターを策定する。
   ・MGU-H の廃止。
   ・レース中のドライバーが、限られたラップ中に エネルギー節約をマニュアル操作で
    行えるよう、MGU-K の資質を強化する。
   ・シングル・ターボで、且つ そのサイズと重量を制限する。
   ・エネルギー・ストックの平準化と、それを制御するシステムを設ける。
   ・エンジン・シャシー・変速機 のバランス(?) を自動的 且つ高度にコントロールする
    "Plug-And-Play" 機能の策定。
   ・燃料の使用量制限と その内容の規制。

これらには、今年から F1 の新たなオーナーになった 米 Liberty Media Corporation の意向も
色濃く反映されたものと想われ、従来の開発規制によるチームへのコスト負担を軽減し、
ファンサービスにも努めて、F1全体のエンタテイメント性を向上させようというものであろう。

一方 今回の FIA の "提言" に対して、チーム側は 必ずしも "糠(ぬか)喜び" はしていない。
メルセデス、フェラーリ、ルノーは懐疑的だ。
Mercedes の Toto Wolff は、"これは完全に新しいエンジンで、新たに膨大な投資が必須になる。
今の時点では、レギュレーションというよりは あくまでビジョンだ。" と。
www.bbc.com/sport/formula1/41833948
www.topspeed.com/cars/car-news/is-ferrari-really-serious-about-quitting-formula-one-ar178197.html

かって ホンダは、MGU-H を廃止する事には反対の立場をとっていた。
そして 現時点では、今回の案に対しての考えを明らかにしていない。

今後とも F1の 新たなエンジン案に対しては、様々な憶測と見解が噴出することだろう。
それは 取りも直さず、F1 を正しい方向に導き、更なる発展を目指す事ではあるが、
決して EV を取り込むでもなく、エンジンありきで、F1は F1 なりの存続を目指すものだ。

F1 はゲームでも遊びでもない、大人のスポーツでありエンターテイメントである。
F1 に 妥協の入る余地は無い !!

www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/10/fia-and-formula-1-set-out-clear-direction-for-2021-f1-power-unit.html
www.skysports.com/f1/news/12433/11107011/formula-1-reveals-2021-engine-blueprint
「fia f1 engine 31 0ctober 2021」の画像検索結果

www.bbc.com/sport/formula1/41820129

www.foxsportsasia.com/formula1/730078/2021-engine-announcement-set-oct-31/

www.jamesallenonf1.com/2017/07/could-aston-martin-spread-its-wings-into-f1-from-2021/
www.jamesallenonf1.com/2017/10/f1-keeps-faith-with-hybrid-but-noisier-cheaper-high-revving-engines-on-the-cards/

www.youtube.com/watch?v=eSZUCR2EfWA

2017年10月30日月曜日

Mexican Grand Prix Final

 skysports.com
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"ワケの判らない (判りにくい !) " グリッド・ペナルティー、
当初 7番手スタートの予定だった Ricciardo は 16番手に、13番手だった Hartley(Toro Rosso)は
17番手に降格が決まった。 理由 !? ........ 色々交換したから。 [Revised Starting Grid Today]

ちなみに McLaren の2人は Q1 で敗退している。 理由 ? ..... 余計な駆け引きはしたくないから !?
グリッド・ペナルティーの本来(本当)の目的(理由)って 何なんだ ?
何故 シーズン中の開発やパーツの交換を制限しなくてはいけないのか。  ...... 判んない。
何故 サーキットの来場者数が減り、視聴率が下がってしまったのか ?
何故 F1 をハイブリッドにしなくてはいけなかったのか。
Indy は 何故ハイブリッドにしないのか。
何故 Porshe は WEC,  Le Mans から去ってしまうのか。
観客は 何を楽しみにサーキットに来るのか。
[Twitter,  Max]  [Twitter,  Valtteri & Lewis]

それにしても、メキシコの観客は エキサイティングだ。 FP も予選も大入りだ。
素晴らしい ......... !!

今日、Hamilton が5位以内にフィニッシュすれば (Vettel が優勝しても) 今年のチャンピオンが
決まる。  30分前、各車コースインした。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Mexico.html

4.304km のコース,  2000メートルを超える高地で 71周のレースが始まる。
唯一のメキシコ人ドライバー、Sergio "Checo" Perez Mendoza は 如何に !?

15分前、メキシコ大地震の犠牲者に対し、黙禱が捧げられる。 ラテンの団結は強い !!
メキシコは真剣だ、....... 陽気に見えるけど。

タイアは Soft, Supersoft, Ultrasoft。  ワン・ストップか。
グリップが やや弱いコース・コンディション。

現地 14:00,  フォーメーションが始まった。
そして 14:03,  レース・スタート !!

Lap   1  1コーナーで右インにいた Vettel と 外側から差してきた Verstappen のリア同士が接触、
    先行した Verstappen の右リアで Vettel のフロント左ウイングが弾かれた。
    更に 2コーナーで インから入ってきた Hamilton の右リアタイアと
    Vettel の左フロントタイアと接触、Hamilton の右リアはパンク !!   ピットへ。
    Vettel もピットでノーズを交換、 Soft に。 ノンストップか。  Hamilton も Soft !
Lap   3  Verstappen, Bottas, Ocon, Hulkenberg, Perz, Massa, Raikkonen, Ricciardo,
    Stroll, Magnussen. 
Lap   4  Vettel 18番手、Hamilton は最後尾 !!  Alonso 13番手、Vandoorne 11番手。
    Massa がピットに向かった。 Ricciardo は7番手に。
Lap   6  Ricciardo ピットへ。
Lap   7  Vettel は16番手に上がった。 Vandoorne 10番手、 Alonso 13番手。
Lap   8  Hamilton はまだ19番手 !  Ricciardo はリタイア !!
Lap   9  メキシコ人 Perez は5位に上がっている。 その後に Raikkonen。
Lap 10  Alonso 11番手に。 Raikkonen, Perez を抜けない。
Lap 11  Raikkonen, DRS を使って Perez を抜こうとするも 叶わず。
    Lap 1 のVerstappen, Vettel, Hamilton の接触は審議無し。 
Lap 12  Vettel はMassa に弾かれながらも 苦労して Massa を抜いた。 でも まだ 15番手。
    前は Gasly。
Lap 13  Hamilton は Vettel の18秒後ろ。
Lpa 14  Hamilton はまだ 19番手。 慌てない !?
Lap 15  Raikkonen は 350km/h で Perez を追いかけるも ...... 。
Lap 16  Grosjean は先ほど (Alonso と)接触で 5秒ペナルティー。
    Vettel は Gasly を抜いて 14番手に。 その前には Grosjean。
Lap 17  Verstappen は Fastest 連発。 2位 Bottas との差は 6秒。
Lap 18  Vettel は Grosjean を追う。 Hamilton はまだ 19番手、やる気を失った !?
    Vettel が優勝さえしなかったら チャンピオンだし。
    Vettel は Grosjean を抜いて 13番手に。 
Lap 19  Bottas Fastest。  Perez ピット、Soft。8位で復帰。
Lpa 20  Hulkenberg はピット。 Alonso 10番手、Vandoorne 11番手。
Lap 21  10位 Alonso は Ericsson を追い詰める。
    Ocon ピットで Soft に。2.7秒、5位で復帰。
Lap 22  Hamilton まだ 19番手、後ろに Verstappen の姿が。 Hamilton に Blue Flag !!
    Verstappen は Hamilton を抜いて周回遅れにさせた !
Lpa 23  7番手 Hulkenberg は "loss Power" !?  でも Magnussen を追い続ける。
    Vettel は Vandoorene を抜いて11番手、その前には Alonso。
Lap 25  Hamilton は、このレースを諦めた !?
Lap 26  Hulkenberg がグリーンで止まっている。 リタイア。 DRS トラブル。
    セクター1はイエロー。
Lap 27  Alonso 9位、Vettel 10位、Vandoorne 11位。
    Vettel はポイント圏内に入っても、2位以上じゃないと Hamilton に
    待ったをかけられない。 
Lap 28  Ericsson, Alonso, Vettel が続く。 Hamilton はやっと 17番手。
Lap 29  Verstappen の左フロント・タイアにはブリスターが。
    でも路面温度は低いので 大きな問題は無い ?
Lap 30  Hamilton, Wehlein を抜いて 16番手。
Lap 31  Perez は Magnussen を抜いて 6番手。 地元民の大歓声。
    Vettel は Alonso を抜いて8番手まで上がった。
Lap 32  Vettel が Fastest。  Hartley が白煙を上げて止まった。燃えている。 ターボか。
    バーチャルセフティー。
Lap 33  Verstappen, Vandoorne, Bottas, Gasly, Raikkonen がピット。
    Hamilton にも "Box, Box "。 Vettel, Alonso も。
    Vettel は Ultrasoft !
Lap 34  セフティーカー終了、相変わらず Verstappen がトップ。
    Hamilton も相変わらず 16番手。
Lap 35  Raikkonen Fastest, 3位にいる。 後方では 16位 Hamilton が Grosjean を追う。
Lap 36  Vettel 再び Fastest。 Hamilton は Grosjean を抜いて "やっと" 15番手。
Lap 37  Verstappen 速い。 Bottas に 9秒差。
Lap 38  Vettel, ストレートで Magnussen を抜く、7番手。 Hamilton 14番手に。
    
Lap 39  Verstappen は相変わらず飛ばしてる。  20秒台前半。 2位 Bottas に 10秒差。
Lap 40  Bottas は Verstappenに 11秒遅れる。 Stroll は5番手で頑張っている。
Lap 41  Verstappen はピットからの指示で 守りに入る。 Bottas との差は 12.5秒。
Lap 42  Hamilton,  13位の Gasly を追う。
Lap 43  Hamilton は Gasly を追うが抜かない(抜けない ?)。  ....... でも抜いた。
Lap 44  まだ 7番手の Vettel は Perez を抜けない。
    Verstappen は更に Bottas との差を拡げる。
    大事に走って優勝を狙う !  まだ 25周あるし。
Lap 45  Hamilton、Ericsson を抜いて 12番手。
    Alonso と Vandoorne の間に居る Massa, 遅い !
Lap 46  Raikkonen 3位、Ocon 4位。 Stroll も引き続き5番手に居る。
Lap 47  Vettel,  Perez を何故抜けない !?  もう優勝するしかないぞ !
Lap 48  Verstappen は Bottas に 14秒差。 Vettel は Perez を追うが。
Lap 49  Vettel は Perez に 1.6秒まで近づいた。
Lap 51  Vettel は コーナーで Perez に迫り、そして抜いた。
Lap 51  Perez ピット、Ultra。 7位復帰。 
Lap 52  Hamilton の前には 11番手の Vandoorne. 
Lap 53  Hamilton が Vandoorne を抜いて 11番手。
Lap 54  Vettel, 350km/h オーバーで Stroll をプッシュ、1コーナーで迫り ...... 抜いた。 5番手。
Lap 55  Vettel Fastest、1分19秒台。 いずれ Ocon は抜くだろうが。
Lap 56  Hamilton は Massa を狙う。 差は 1秒以内に。 
Lap 57  Vettel, Ocon に近づく。 Hamilton は Massa を抜いてポイント圏内に。
    ピットとの交信で Vettel の状況を問う。  ピットは "慌てなくて いいよ"。
Lap 58  Ericsson がピットで白煙。 ターボ ?
Lap 59  Raikkonen が3位に居るが、いずれ Vettel を行かせる !? Vettel Fastest。
    Alonso は9番手だが、前には Magnussen。 差は 0.6秒。後ろには Hamilton。
Lap 60  Hamilton は Alonso に近づくが。
Lap 61  Verstappen は 2位 Bottas に 17秒の差をつけている。 Vettel 4位。
Lap 62  あと 10周。 Sainz がピットで止まった。 Hamilton は Alonso に近づいた。
    Magnussen と一緒に2台抜きを狙うか。
Lap 63  Magnussen, Alonso, Hamilton。
Lap 64  Hamilton は前の2人の様子を覗(うかが)う。
Lap 65  Alonso と Magnussen のバトルが。 差は1秒以内。
    Magnussen 328km/h で逃げるが。
Lap 66  Verstappen は逃げ切るだろう !!  
    Hamilton は Alonso に仕掛けたが、...... 慌てない。 でも抜けるだろう。
    Hamilton は このままでもチャンピオンが決められる !?
Lap 67  相変わらず Magnussen, Alonso, Hamilton。
Lap 68  Hamilton,  Alonso に迫り ....... ,
Lpa 69  Hamilton は side by side,  ターン3で Alonso を抜き 9番手。
    Vettel が優勝しない限り ...... 。
Lpa 70  Alonso は何とかポイント圏内で終わるか。
Lap 71  Vettel 4位で最終ラップ。 Hamilton 無理しない。

   ピットでは Verstappen ファミリーが待っている ! 
   父親の Jos は "もう大丈夫だ" という顔付きで。
   
 優勝、Verstappen !!  そしてHamilton は年間チャンピオン !!!



Hamilton,   "Thank You, Thank You, Thank You。  Four Time(Champion),  Thank You !! " 
そして ドーナツターンを。 イギリス人ドライバーとして最高の4回チャンピオン。
クルマのノーズに立ち上がってイギリス国旗を大きく掲げた。
国旗を纏って パルクフェルメでインタビューを受ける。
"最初は良かったよ、でもベストを尽くしたんだ。"  満員のスタンド。
Verstappen の優勝インタビューは表彰台まで おあずけ、と思いきや
引き続き インタビューを受ける。 そして すぐに Bottas に代わった。 Kimi も。
Hamilton は国旗を纏って駆けまわっている !!  ....... 走り続ける !!
そして ようやく走り終わって、チームの面々に感謝 !!
Verstappen と Bottas はバックルームで 何気ない顔、 表彰台を待つ。
スタジアム・セクションは 大盛り上がり !!

そして やっと表彰台が。  まずは Kimi が登場。
Verstappen の顔は さすがに晴れやか。 やがて 落ち着いた顔つきで廻りを見渡す。 笑みも。
今年2勝目を獲得。

今年の Mercedes は 一度もリタイアしていない。 一方、"赤いチーム" は信頼性に問題があった。

紙吹雪が飛び 表彰台が回転して ミュージック DJ が現れた !!
メキシコらしいカラフルなお祭り。  でも Kimi はスタンド裏で なんとなく白けた顔。
このあと 3人のドライバーはプレスルームへ。  観客は 全然帰ろうとしない。
いつもと違う 表彰式の流れ。 DJ が続いている。 Hamilton は皆んなの相手で忙しい !
そして プレス・コンフェレンス(記者会見)に。
www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/10/fia-post-race-press-conference---mexico.html

あまりに長すぎて、中継は終わってしまった。  目出度し !!


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本日、ガッカリしたのは この人。

2017年10月29日日曜日

Mexican GP Qualifying

 skysports.com
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標高2200m を超す高地にある Autodromo Hermanos Rodriguez(ロドリゲス兄弟サーキット)、
高地ゆえ 空気濃度は薄く、最高速は上がるがダウンフォースを取りにくくなる。
メキシコならではのセッティングが要求される。 平地より 23% も空気が薄い。

コースは、メキシコの首都 Giudad de Mexico(Mexico City) の中心部からクルマで20分ほどの
市内に在り、東京だったら さしずめ 新宿御苑がサーキットになった様なものだ。
但し 現地は野球場跡地を利用したもので、スタンドの一部も再利用されている。

さて 日曜日の決勝戦、1列目に並ぶのは Vettel と Verstappen だ。
2列目には Mercedes の2台。  [Starting Grid on Sunday] [Full Qualifying Results]

https://www.formula1.com/en/latest/headlines/2017/10/mclarens-set-for-heavy-grid-penalties-in-mexico.html

決勝のテレビ放映(生中継) は スタート 30分前、日曜日深夜 27:30(月曜の明け方) から
フジテレビNEXT で。 日本との時差は 14時間。

2017年10月24日火曜日

Elise Cup 260

 http://www.lotuscars.com/news/corporate/lotus-elise-cup-260-sports-car-alchemy

with Clive Chapman, Director of Classic Team Lotus

Lotus は、限定30台で "Ultimate Version"、つまり "究極" な Elise のリリースを発表している。

エンジンは1.8 liter・4気筒 250bhp で、車重 902kg、最高速 241km/h、0-60mph は3.8秒となる。
自社のテスト・トラック(in Hethel) のラップは 1分32秒で、これは 以前の Cup 250 より
2.5秒も速い。

この Cup 260 は、240馬力・車重917kg の "Race 250" をベースとしたもので、
それを更に10馬力アップし、車重も 15kg 軽量化した "究極の Elise " を目指した。
更に "3-Eleven" 由来の大型リアウイングを備えた "高度なエアロダイナミクス" を施した。

価格は £59,500(約892万円) からで、オプションとして チタニューム・エキゾースト(£4,000)と
カーボンファイバーのハードトップ(£3,000)を用意する。
これら2つのオプションを追加すると、限りなく 1,000万円に近づく "究極" なエリーゼとなる。
www.topspeed.com/cars/lotus/2017-lotus-elise-cup-260-ar178018.html
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-elise-cup-260-limited-run-race-car-derived-porsche-718-cayman-gts-rival

今回、シャシーを含め周辺機器、足回りやハンドリング等、走りに関する部分を Lotus Mortorsport
のデビジョンがコーディネートしている。 勿論 コストの問題も有るから、レース車輛と同等とは
言えないまでも、一般にアピールする為の出来る限りの事はやった、ということだろう。
その結果が £59,500 だ。  これは 96年の発売当初の約2倍の価格で、車重も 200kg 近く増大した。

フロント・ノーズ周りでは、より幅広い左右の開口部を持ち、フロント・スプリッター、
リア・ディヒューザーを改良して、大型のリア・ウィングとの相乗効果により
最高速域で 180kg のダウンフォースを発生、直進時も含めて安定したコーナリング・スピードを
確保している。 また、フロント・ホィールアーチ上にはルーバーも追加したのが特徴的だ。


更に 各パーツの軽量化にも取り組み、Two Piece Brake Disk は 4kg を超える軽量化、
エンジンカバーで 3.3kg、自社工場製の Carbon Race Seats 2脚で12kg、
Lithium-Ion Battery で9kg 軽くし、鍛造アロイ・ホィールやカーボン・ボディーパネルの多用で
乾燥重量は 862kg まで そぎ落とした。 これは日本の K-Car(軽自動車) 並の車重に近い。
要は 軽自動車に 250馬力を積んだと思えばよい。 その走りは しかるべし。

Supercharged 1.8 liter エンジンは、Air Filter と吸気口部分を改めて カリブレーションも やり直し、
排気音も "いい音" に "改善" してある。

96年当時、初期型 Elise Mk-Ⅰは僅か 120馬力程度だったが、今考えても十分楽しめるハンドリング
と挙動を醸し出していた。
特に日常の街中での走行で、軽くて機敏な行動は 今の重いエリーゼよりも楽しめる。

馬力も価格も約2倍になった "Cup 260" は、別な意味で 楽しめるクルマではあるが、
どちらが良いのかは 自身の判断による。

話は違うが、60年代の Jazz やポップスも、いまだに十分な "聴きごたえ感" を有し、
特にジャズは 当時の録音盤(LP) でも、真空管のアンプを使って 身震いする程の音場(おんじょう)
を再現する事が可能だ。 我々が求めるクルマの楽しみ方にも、同様な事が言えるのではないか。
少なくとも クルマ趣味の領域に於いては、自身の判断と指向性(?) によって クルマを選択すれば、
と言っていいだろう。 最新のエリーゼも、旧車エリーゼも どちらも正しい選択だ。
更に クラッシックもヴィンテージも有るワケだから、楽しみ方には キリがないのである。

余談だった ....... 。

2017年10月23日月曜日

United State Grand Prix Final

 skysports.com
「us gp bolt hamilton」の画像検索結果

Ferrari は相変わらず 不調の噂が絶えない。今回は Marchionne も乗り込んできた。
金曜日の晩には、念の為 Vettel のシャシーを交換した。
Vettel と Hamilton のポイント差は59。 早ければ このアメリカでチャンピオンが決まる !?

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今日は Usain Bolt, Bill Clinton, Stevie Wonder, Michael Buffer らが詰めかけた。
Bolt はフォーメーションでグリーン・フラッグを振るら。
風が強く路面温度は低いが ほぼ快晴の状態だ。 アメリカの青い空 !!
一周 5.513km、全56周で争われる。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/United_States.html

Vandoorne は公式予選後に MGU-H を交換、合計30グリッド降格で最後尾スタートになる。
[Starting Grid at Final Round]
スタート前のイベントはアメリカらしい演出が目立つ。  ドライバー紹介に独自の時間を割く。
国歌斉唱は観客全員が起立して旨に手を当てる。
スタート前に ここまで盛り上がるグランプリも珍しいだろう。
Oro Rosso の"新人" Brendon Hartley は、ル・マンと同等の走りが出来るだろうか。
3分前、"Gentleman, Start your Engines" の掛け声が響いた。

現地 14:00,  Hamilton を先頭にフォーメーションが始まった。

そして 14:03, ....... レース・スタート !!

Lap   1  Vettel が 1コーナー直前で前に出た   !!!
    Hamilton, Bottas,  Ricciardo,  Ocon,  Raikkonen,  そして Alonso が続く。
Lap   2  地元 Haas の Grosjean が13番手、Magnussen は最後尾だ。
Lap   3  Verstappen は11番手まで上がっている。
    新人 Hartley はまだ 18番手。
Lap   4  Ricciardo は一瞬 Bottas に襲い掛かったが、..... 交わされた。
Lap   5  Renault の Hulkenberg はピットでリタイア。
    hamilton, Vettel に5秒遅れで 3番手争いが。
Lap   6  Hamilton がトップに躍り出る。 Vettel は 0.8秒差で食い下がる。
Lap   7  3位争いが続く。  Verstappen は7番手、Alonso 8番手。
    Saubar の Werlein は接触でリタイア。
Lap   8  Hamilton はラジオで "Plan A,  Plan A"。 ワンストップか。
Lap   9  Hartley がピット。 18番手に落ちた。
Lap 10  Hamilton - Vettel の差は2.2秒まで開いた。
    Verstappen は6位まで上がっている。
Lap 11  Stroll がピット、Soft に。 Alonso 8番手。
Lap 12  Vettel の左フロントには ブリスターが少し。
    Raikkonen が Ricciardo に迫るが今一つ。
Lap 13  Ricciardo ピット、Supersoft、9番手で復帰。 Raikkonen は4番手に上がった。
Lap 14  Alonso, 7番手キープ。 Ricciardo は Sainz を交わして8番手に。
Lap 15  Alonso ピット、Soft、14位復帰。 Vandoorne は11番手。
Lap 16  Ricciardo がおかしい、ターン15のグリーンで止まった。 エンジンが逝ったか !
Lap 17  Vettel がピット、Soft で 5番手復帰。 Verstappen が4位に上がる。
    Vandoorne 9位、Alonso 11位。  上位3人は Ultra Soft。
Lap 18  Ricciardo は止まった位置からスクーターに載せられてバックヤードへ、
    その後 歩いてピットに向かった。
Lap 19  Bottas がピット、ソフトに。 2.2秒で5位で復帰。
Lap 20  Hamilton がピット、3位で復帰。 Verstappen が2位に。Vettel 4位
Lap 21  Alonso 8番手に。 Verstappen は暫定(!)トップ。 Vandoorne 10位。
Lap 22  1位 Verstappen と 2位 Hamilton の差は、0.8秒。
Lap 23  そして Verstappen を Hamilton が抜いた !
    ピットでは Verstappen のファミリーが見守る。
Lap 24  Alonso 8番手ィープ。 このところ安定してきたようにも見える。
Lap 25  Verstappen  がピット、3.6秒、Soft を履いて5位復帰。
    Alonso がスローダウン、ピットに向かう。 終わったか。クルマを降りた。
    Vandoorne 11位、何処までいける !?
Lap 26  Vandoorne がピット、15位で復帰。
Lap 27  後方では Stroll を Hartley が追いかける。
Lap 28  此処で Stroll にボックスの指示 ? でもスタンド前を通り過ぎた。
    トラクションがおかしい !?
Lap 29  Alonso はレーシングスーツを脱いでピット裏を歩いて、多分 モーターホームに向かう。
Lap 30  6位 Massa を Ocon とPerez が追いかけ、.... Massa はピットに。
Lap 31  それにしても Force India の2台、ダブルポイントか。
Lap 32  ルノーに移籍した Sainz は8番手に。
    7位 Perez は "オレの方が(Ocon より)速いから、前に行かしてヨ ! "
    "うしろから Sainz が来てるし !!"
Lap 34  Sainz が Perez に仕掛けた、そして ターン20 で抜いた !!
Lap 35  更に Perez を Kvyat が追う。
Lap 36  Hamilton, Vettel, Bottas, Raikkonenn。 その後ろに Verstappen。
    Bottas には Raikkonen が迫っている。
Lap 37  あと 20周。 2位 Vettel は Hamilton に6.8秒の差をつけられているが。
Lap 38  Versutappen がピット。5位で復帰、スーパーソフトで最後の勝負に。
Lap 39  Vettel が入った、Supersoft。 Verstappen の前、4位復帰。
Lpa 40  Haas Grosjean は 10番手まで上がっている。 しかし Massa に順位を奪われる。
    Magunussen は 13番手。
Lap 41  Raikkonen はなかなか Bottas を抜けないでいる。
Lap 42  遂に Raikkonen,  Bottas を抜いた !!
Lap 44  Sainz が6番手を狙う。 Ocon 頑張る !
Lap 45  3位 Bottas と Vettel の差は 7.5秒。 
Lap 46  Sainz が執拗に Ocon を追うが。
Lap 47  Vettel は徐々に差を詰めながら Bottas を追う。 表彰台は行けるか ? あと10周。
    Vettel が周回遅れの Magnussen を抜いた瞬間に Magnussen は Ericsson に
    接触しながらスピン、Magnussen は 16位に落ちる。
Lap 48  Vettel が Fastest。 Bottas に2秒以内。 Ericsson に5秒ペナルティー。
Lap 50  Vettel は DRS を使って 差を1秒以内に。 
Lap 51  Vettel, 1コーナーで Bottas を抜く !!  Bottas には更に Verstappen が。
Lap 52  あと5周、Verstappen が迫る。
    そして Ferarri は Vettel を Raikkonen に先行させた。
Lap 53  Verstappen は Bottas を押し出して順位を上げる。 Bottas 5番手に落ちた。
Lap 54  Vettel は Hamilton に まだ 14秒の差があるかっら、1位は無理だけど2位キープか。
Lap 55  Verstappen が Raikkonen を追って3位を狙うが、ムリかな !?
Lap 56  最終ラップ !  上位3人は確実だろう。 Verstappen が必死で Raikkonen を追うが、
..... 38歳になったばかりの Raikkonen、最終コーナーで 20歳の Verstappen に抜かれた !!!

そして  Hamilton,   優勝 !!

Verstappen は見事な逆転劇を演じた。 "Yes,  Yes,    Ha Ha Ha !! "
走りながらも 早いとこシートベルトを外したいところだが、以前に怒られたので止めたか。

しかし バックルームに戻った時点で、彼には5秒ペナルティーが判明 ........ !!
そして Raikkonen が部屋に入ってきて、....... Verstappen は退去 !!
Verstappen は去年のメキシコと同じハメに。 なんとも残念 ....。 でもエライ !!
[skysports Twitter]

1) Hamilton   2) Vettel    3) Raikkonen    4) Verstappen   5) Bottas   6) Ocon
[Full Race Results]

表彰台には Usain Bolt が。 そして Clinton が Hamilton に優勝カップを。 ツーショット !
Hamilton は年間タイトルを決められなっかったが、多分頑張るだろう。
Mercedes は4年連続でコンストラクターズ・チャンピオンを獲得。 [Mercedes Twitter]

今回は Bolt がインタビュアー !!  なかなかのインタビューぶり。
Bolt が Raikkonen にインタビューしてる最中、Hamilton がいきなりうしろから Bolt に
シャンパンを かけた。  そして Hamilton は Bolt と一緒に例のポーズを !

いかにも アメリカらしいグランプリ、良かった。  次は Mexican Grand Prix、来週 !!

2017年10月22日日曜日

US GP Qualifying

 skysports.com
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強めの風の中で始まった土曜日の公式予選。
日曜日、決勝のポールポジションは Hamilton、そして続くは Vettel と Vottas。
Hamilton は通算 72回目のポ-ルとなった。

McLaren の二人にとっては、やや幸運なスタート位置となる。
何人かのドライバーのグリッド・ペナルティーが入り組んで、Vandoorne は本来5グリッドの
ペナルティーだったが 1グリッド下がるだけ、Alonso は予選結果は9番手だったが、
8番手スタートとなる。

[Full Qualifying Results]  [Starting Grid on Sunday Race]

Toro Rosso の Pierre Gasly が鈴鹿の Super Formula の最終戦に出場する目的で、
US GP を欠場、その代役として 今回、Brendon Hartley が出場する。
しかし せっかくの機会に、彼が乗るマシンは パワーユニットと関連部品の交換で25グリッド降格。

ちなみに Hartley は、今年の Le Mans で Porsche 919 Hybrid に乗車、
チームは総合優勝している。 また 2015年にも Mark Webber らのチームで2位を獲得した。
尚、F1 を欠場してまで US GP と日程が重なったスーパーフォーミュラに参戦、
年間総合優勝を目指していた Gasley は、台風でレースが中止、夢を果たす事はかなわなかったが、
ルーキー・オブザイヤーは獲得出来た。

Toro Rosso の Sainz は、Palmer が Renaurt のシートから早々に離脱したことで、
この US GP からは ルノー・ドライバーとして出走する。 彼は来季からの ルノーへの移籍が
決まっていたが、その時期が前倒しになったものだ。

決勝のテレビ放映は、スタート45分前の 日曜日の深夜27:45から フジテレビNEXT(CS) で。
決勝スタートは 現地日曜日の 14:00(日本時間28:00, 23日月曜日 4:00AM)、時差14時間。

2017年10月20日金曜日

2018 Pikes Peak with VW

 www.autocar.co.uk/car-news/industry/volkswagen-confirms-pikes-peak-entry-electric-racer


Volkswagen は 2018年6月に開催される Pikes Peak International Hill Climb に参戦する。
同社の開発部門の Frank Welsch が明らかにした。

クルマは 四輪駆動の EV で、Volkswagen Motorsport (in Wolfsburg, Seven Smeets as the Head)
が開発を行う初めての EV レースカーとなる。 www.volkswagen-motorsport.com/
クルマは "革新的なバッテリーと(四輪)駆動技術" を有し、2014年, 2016年, 及び昨年に
このイベントで総合優勝した Romain Dumas がドライブする予定だ。
www.romaindumas.com/en/romain-dumas-third-victory/
www.romaindumas.com/en/norma-mxx-rd-limited-technical-specifications/

さて、世界は EV にシフトしつつある。 特に VW は 今回のディーゼル疑惑で莫大な損失を
計上しなければならず、その汚名挽回の一環として、また 会社のイメージアップの為と思えば
何でもやってくるだろう。

パイクスピークのレースについては詳しくないが、元来 このレースはプライベーター中心の
レースだろうし、メーカーのサポート(援助) を受ける程度はいいと思うが、
ワークス自身がが乗り込んでくるのは 如何なものか。

EV の特性上、速いに決まっている。 しかも たった8分ほどのレースだ。
クラス分けはするだろうが、VW が パイクスピークの王者になるのは さほど難しい事では
無かろう。 私としては、やめて欲しいネ !

EV の開発は ほかでやってもらえばいい。 VW の この行為は評価したくない。
ちなみに 日本勢では モンスター田嶋が、2006年から このレースで6連勝している。
https://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/MT

2017年10月17日火曜日

Lotus bears SUV in mind

 https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-ceo-sports-car-production-stays-norfolk-suv-could-go-elsewhere
What a Lotus SUV might look like
今年、中国の Geely に買収された Lotus は、今後も 従来から在る Norfork の工場での
Elise・Exige・Evora の生産を継続し、新たなカテゴリーである SUV も含めたラインアップを
構築していく。  britishgreenyokohama.blogspot.jp/2017/07/future-of-lotus_17.html

どの車種を何処で とは明言しなかったものの、英国内では これまで通りスポーツカーを
生産しつづけると言う。

英 Auot Car誌によると、Geely 傘下で 引き続きロータスの CEO を務める事になった
Jean-Marc Gales は (今回 語ったのは、2021年以降のビジョンだが) 、
当面、現行の車種は 英ノーフォークの(本社)工場で生産を続け、Gelly 側の準備が整い次第、
中国では 新たな SUV を中心に生産を開始する事になる模様だ。
尚、エリーゼやエヴォーラの生産について、中国でも生産するかどうかの明確な言及はしなかった。

Gales は、"スポーツカーについては これまで通り ノーフォークで生産を続け、
それ以外の新たな車種については (英国を含む) あらゆるファシリティーで生産する。
ノーフォーク工場は維持する。 2021年以降は、次世代の Elise, Exige, Evora と SUV を含めた
全車種のグローバルな販売体制を敷く。
新たな体制下での販売を確立させ、ロータスの未来は明るいものだ。" とコメントしている。

そして "Lotus は新たな段階に進展し、良い方向を目指している。
(Geely 傘下の) 我々は世界規模の自動車会社に変貌し、新たな局面下のやるべき事は(多く) 有り、
私自身も その現場に留まるだろう。" との意欲を示した。

昨年 ロータスは 約1500台を販売しているが、今後は 生産量だけでなくスタッフの質の向上も
考慮しつつ、ポルシェの様なブランド力の高さを目指したい意向だ。
利益を確保しつつ持続可能な成長を模索していけば、世界市場の中での立ち位置を
確保する事は可能だとした。
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/2020-lotus-elise-confirmed-following-return-profit


Jean-Marc Gales

Gales は Autocar との質疑に於いて、ロータスの持つ ライトウェイトがもたらすハンドリングの
質の高さや空力には十分な自信を示した。
これまでのプロトンとの関係には満足しており、新たなオーナーの下で明確な目標を掲げる事が
出来き、これ以上の事は無い。 我々の持つエンジニアリングは十分認識されており、
今後も この分野の人材は増やしていく。

Geely 傘下では相乗効果を発揮しつつも、ロータスのブランド・アイデンティティーは
維持しなくてはならない。 それは Light Weight, Aerodynamics, そして Handring であり、
SUV でも ロータスのブランド・アイデンティティーは持続し、それ以外のセグメントでも
アイデンティティーの持続は可能だという。

個々のクルマの利益率は向上している。 今季も昨年同様 1500台の販売を予定するが、
バリエーションを増やして売上高は上がった。 顧客は より独創的で高度なクルマを求めているし、それにより より良い利益を得る事が可能だと、
これまでにロータスに来て以来の 自身の行った設定を評価した。

Geely 傘下での Lotus の飛躍は未知数だが、ロータスのアイデンティティーを尊重し、
十分な投資と迅速な対応が得られれば、予定外の進展は可能だろう。
......... 期待してみよう !!    ところで、Esprit は どうなった !?

www.thedrive.com/sheetmetal/14022/with-future-secure-lotus-speculates-about-new-road-cars
www.leftlanenews.com/future-volvo-models-could-benefit-from-lotus-suspension-tuning-96254.html
www.roadandtrack.com/new-cars/future-cars/a10222321/lotus-china-production/
www.motor1.com/news/149357/lotus-moving-production-china/

関連画像

2017年10月11日水曜日

Alonso - Daytona !?

www.f1i.com/infos/alonso-aux-24-heures-de-daytona/
「alonso daytona」の画像検索結果
Alonso and Brown

各紙が伝える処によると、今年の Monaco GP を欠場して Indy 500 に参戦した Fernando Alonso が、
来年(2018年)1月末に開催される IMSA が統括する Daytona 24 Hours (2018 Rolex 24 at Daytona) に
出場するかも知れない、と言われている。

www.imsa.com/events/2018-rolex-24-daytona
www.daytonainternationalspeedway.com/Events/2018/Rolex-24-At-DAYTONA/Rolex-24-At-Daytona.aspx

https://as.com/motor/2017/10/11/formula_1/1507718401_193269.html
www.autohebdo.fr/autres-courses/imsa/actualites/imsa-alonso-vers-daytona-avec-united-189304.html
http://autoweek.com/article/imsa/fernando-alonso-and-imsa-rolex-24-daytona-it-could-happen
http://www.grandprix.com/ns/ns37528.html

今年いっぱいで McLaren との契約が満了する Alonso だが、現在はまだ チームと協議中
ではあるものの 来季も残留の可能性は高く、その場合 Alonso が デイトナ24時間レースに
出場する可能性があるかも知れない、と伝えられているものだ。

ちなみに Alonso は 予てより、世界の三大レース(Monaco GP, Indy 500, Le Mans 24) で
三冠を得る事を目標としていると 示唆していたが、Alonso が参戦を考えていた Porsche は、
今季で ル・マンへの出場を終了することを発表しており、Alonso - Le Mans の図式の可能性は
ほぼ 無くなったとされ、(その代わりに !?) Dytona 24H への参戦を考えたのかものと思われる。
つまり F1, Indy, WEC の各々のカテゴリーを制覇したいという Alonso の意気込みなのだろう。

この様な憶測が飛ぶ理由として考えられるのは、McLaren F1 を統括し、
McLaren Technology Groupe の Executive Director でもある Zac Brown が、
2009年に Richard Dean と共に設立した United Autosports が、デイトナにも参戦
しているという経緯があるからだと想像されている。

更に、デイトナは F1 シーズンが始まる前の 1月に開催されるので、
アロンソやマクラーレンにとっても F1 を欠場してまで デイトナに行くという
デ・メリットも無いワケだ。
Alonso - Daytona の可能性は、大いに期待していい事ではある。
( ........ 未だ "噂" の段階ですがネ !! )

これらは やはり "Alonso" というビッグネームの為せるワザなのだろう。
勿論、Zac Brown が首を縦に振らないと出来ない事だけれど。


PS ;  ここで Zac Brown と United Autosports のキャリアについて補足しておく。

昨年 11月に McLaren Group の Executive Directorとなった Zac Brown は、
米 Los Angeles 生まれの Age 45(45歳)、ちょっと老け顔だが まだ十分若い。
London を拠点に活動する。  マクラーレンの在る Woking にもさほど遠くない。

Brown は、1995年・24歳で JMI(Just Marketing International) を設立、
2005年からは NASCAR のスポンサードに関わり、以後長い付き合いとなる。
同年には JMI の本社を Indianapolis に移し、さらに 英国にも進出、
F1 を中心にマーケッティング・ビジネスを展開、Silverstone に拠点を置いた。
2009年には London に UK の本拠地を移し、翌年には香港にもブランチを設ける等、
JMI をモータースポーツに於けるマーケティング・エージェンシーの分野で世界的に飛躍させた。

2013年、今から4年前に Brown は JMI を CSM Sport & Entertainment に売り渡すも、
引き続き CSM に留まり、現在も同グループ企業の最高経営責任者(Chief Business Development Officer)として手腕を振るっている。

さて Zac Brown は敏腕のビジネスマンだが、15歳の時からカート・レースを初めて以降、
20歳を過ぎるころから Formula Ford で腕を上げ、British Formula 3 Championship や
ドイツのF3 選手権でも活躍する プロ・ドライバーでもある。
やがて アメリカでのレースにも登場し、24歳で Laguna Seca の Indy Lights でデビュー、
27歳で Daytona 24H と Sebring 12h の GT2クラス、Road Atlanta にも乗り込む。

1995年(24歳) に上記 JMI の設立に腐心するが、2001~2005年の間は JMI に戻って
ビジネスに専念するも  翌年、30歳半ばにしてレース界に戻っている。
そして 2009年、38歳で Richard Dean と共に United Autosports を設立した。
UA は 十分なレベルを持つ プロスポーツ・レーシングチームで、2010年の Spa 24H では
総合3位を獲得している。

2012年、今から5年前だが、チームは McLaren MP4-12C で Blancpain Endurance Series に参戦、
併せて Dubai 12H,  Bathurst 12H,  Macau GT Cup,  Spa 24H にも出場、
Donington での British GT Championship では、MP4-12C GT3 を駆って 最終ラウンドで優勝した。
翌 2013年にも、British GT Championship にマクラーレンでフル参戦している。
この頃から マクラーレンとの関係が進展、現在に至ったものと想われる。

この様に マクラーレンは昨年、Zac のキャリアを十分評価した上で "総司" Ron Dennis との
交代劇を断行したのであろう。  (Ron の個人的な行動にも問題は有ったが。)
Zac は自身のキャリアを生かし、レース界、特に F1 に対して腕前を発揮していくに違いない。

尚、長い "休暇" を取っていた Ross Brawn は、昨年から リバティーメディアが F1 グループを
買収した件についても尽力したり、今年の春先には正式に F1 のマネージングディレクターに就任。
"Brown と Brawn、日本語表記で 二人のブラウンがキーマンとなり、
チーム側と主催者側の各々の立場で、今後の F1界を牽引していくものと思われる。

2017年10月8日日曜日

Japanese Grand Prix Final in Suzuka

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秋晴れ快晴の中、Hamilton のポールで始まる Japanese Grand Prix。
雨の心配は まず無いだろうが、逆にタイア温度の管理が重要視されるだろう。

ドライバーズ・パレードが終わり、13時の時点では 気温26℃ 路面温度 41℃、
鈴鹿は やや高台にあるから、まあまあのコンディションか。
今から気温が上がっていく中で、トラブルが無ければ 2 stop が中心になろう。
決勝は 1周 5.807km、全 53周で戦われる。 高低差は 40.4m。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Japan.html

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Renault の Palmer は今日の鈴鹿が最後になり、次の US GP では 彼の替わりに Sainz が乗る
事になる。 また Toro Rosso には Kvyat が復帰し、Pierre Gasly と組んで走る。
Gasly は タイトル戦の Super Formula で、最終戦の Suzuka を欠場する。

[Starting Grid Today]
[Weather in Suzuka]  [One more Indication]

スタート 15分前、路面温度は 44℃まで上がってきた。
"君が代" の斉唱は "横山剣"。 ちょっと苦しそうだったが。

Hamilton と Vettel が前列に並ぶ中、2列目の Red Bull2台は、各々のセッティングを
替えていると言う。 Verstappen は何を考えているのか。
Vettel のクルマは、グリッド上で エンジン・カバーを開けていたが大丈夫か。

上位陣では Bottas が Soft、他は Super Soft。 Bottas も何か考えている ?

14:00 ちょうど、フォーメーションが始まった。
気温 26℃、路面温度 44℃。

そして 14:03、シグナルが Black Out !!  Hamilton が出た。 Vettel が続く。
その後に Red Bull の2台、Verstappen が前に。
S字で Sainz がクラッシュ、壁に当たった。 Yellow。

そして、ヘアピンで Verstappen が Vettel を抜いた !!
Vettel はプラグにトラブル !?
さらに Ocon が大きく順位を上げる。
スプーンでは Soft の Raikkonen が順位を落としている。

Lap   3  Vettel は 6位まで落ちてしまった。
Lap   4  Vettel 遅い !! 7番手。 Ocon が3位にいる。
    Vettel は更に 8番手に。 "Box,  Box"。 リタイアか。 ピット内に入った。
    彼は 鈴鹿でのワーストが4位だったのに。
Lap   6  Vettel 無きあと、Raikkonen は9番手だ。 Alonso 15番手。Vandoorne 16番手。
Lap   7  Raikkonen はまだ9番手、Bottas 5番手。
Lap   8  Raikkonen の前を行く Hulkenberg、タイア温度が高いと言っている。
    そして Sauber の Ericsson がクラッシュ、セクター2でWイエロー、
    → バーチャル・セフティー。
Lap   9  既に3人がリタイア。 
Lap 10  Vandoorne がピットへ。 2.7秒。 Soft に交換。 V セフティー解除。
Lap 11  ここで Ricciardo が 1コーナーで 外側から Ocon を抜いた。
    Ricciardo はダウンフォースを減らしている。
Lap 12  Bottas も Ocon を !! 内側から。
Lap 13  8番手 Raikkonen(Soft) が前を行くMassa(Supersoft) を攻める。
    裏ストレート → シケインで Raikkonen は Massa に接近。
Lap 14  ストレート・エンドで Raikkonen が Massa を抜き、7番手に。
    トップ Hamilton と 2位 Verstappen のギャップは4秒弱。
    でも、Hamilton が速い。
Lap 15  鈴鹿で2度の優勝をしている Hamilton、好調だ。
    Verstappen は Hamilton より、0.5秒ほど遅い。
    Hamilton はタイアさえ維持できれば、ワン・ストップでも行けるか。
Lap 16  Ricciardo がコーナーの人工芝を舞い上げる。
Lap 17  Alonso は まだ14番手だ。 8番手 Massa を Hulkenberg が追う。
    差は 1秒以内に。
Lap 18  Vettel は既にジーパンに履き替えて Arrivabene と会話、肩を叩かれてから
    スタンドのファンに手を振る。
    Massa はピットで Soft に。 14位復帰。 Alonso の後ろ。
Lap 19  Raikkonen が Perez を追う。 Perz は逃げるが。 シケインで追い着き .....,
Lap 20  Rikkonen、1コーナーで アウトから Perez を抜いた。  6番手。
    どこまでいける !?
Lap 21  Hamilton と 2位 Verstappen の差は5秒。
    Ocon がピット。 Soft に。 12位復帰。 Alonso の後ろに。
Lap 22  Verstappenもピット、2.3秒。 Soft に 。 Raikkonen の前で4位復帰。
    Hamilton も "Box, Box"。 Ocon が Alonso を抜いている。
Lap 23  Hamilton、ピット。 2.4秒。Soft.。3位復帰。 今のトップは Ricciardo。
    Alonso は Perez にも抜かれて 11番手。 Raikkonen は5番手にいる。
Lap 24  Ricciardo,  Grosjean, Alonso の3人が Supersoft,  他は Soft に。
    そして Grosjean がピット。 13位で復帰。  Ocon は Palmer の後ろ、9番手。
            Alonso 10番手。
Lap 25  Hamilton はこのまま one stop で !?  Perez が Palmer を抜く。
Lap 26  Ricciardo がピットに。 3.1秒、Soft。 5番手まで落ちた。
    Hulkenberg がデグナーで、コースを踏み外した。 ギリギリ セーフ。
    Alonso はピットへ向かう。 ピット作業 4.2秒は遅い !
Lap 27  レースは後半戦に。 Raikkonen は Ricciardo のピットで4位にいる。
Lap 28  現在トップは Bottas, 2位 Hamilton。 Vettel はプラグのミスだと伝えられた。
Lap 29  Verstappen は Hamilton を追うが、ここでチームは Hamilton と Bottas を
    入れ替えた。 Hamilton 速い !!
    Raikkonen がピット、Ocon の前で 6位復帰。
Lap 30  Hamilton,  Bottas,  Verstappen, Ricciardo,  Hulkenberg, Raikkonen の順。
    Verstappen は Bottas に近づくが。
     Bottas がピットに。 2.3秒、Supersoftに。 4位復帰。
Lap 31  Hamilton と Verstappen の差は 2.9秒。 行けるか !? まだ20周以上ある。
Lap 32  Alonso 15位、Vandoorne 16位。
    Hamilton は リア・タイアが !?  一方 Verstappen は "最高"。 狙うだろう !!
Lap 33  6位 Raikkonen が1コーナーでインから Hulkenberg を抜いた。
Lap 34  Alonso は 前を行く Stroll を追うが。 差は0.5秒。 McLaren の空気抵抗は ?
Lap 35  Vandoorne がピット。 3.9秒、遅い !
    6位 Hulkenberg はピットに行きたがっている。
    でも 今入ると Magnussen より後ろになってしまう。
    つまり チームは もっと速く走れ、と。
Lap 36  後方では 2台の Haas が 10位の Massa を追う。
    Stroll が2度目のピット。
Lap 37  Hamilton とVerstappen の差は 2.3秒。
Lap 38  Alonso 14番手、Gasly の後ろ。 もう ひと踏ん張り欲しい。
Lap 39  Hamilton の独走が続く。 5位 Raikkonen は !?
    Hukenberg がピット。 Alonso の前、13位で復帰。
Lap 40  それにしても 毎度ながら、Force India の2台は安定している。 6位、7位。
    Palmer と Gaslly がピットに。 Gasly はフラット・スポットを造っていた。
    Alonso は 12番手に。
Lap 41  11番手の Hulkenberg の DRS が開いたままに !! ピットへ。 開いたまま閉まらない。
    リア・ウイングを叩いて直そうとしてるが、諦めた !?
    だめだろ、それじゃあ !
Lap 42  Haas の2台が Massa を抜いてポイント圏内に。 ピットにいた Hulkenberg はリタイア。
Lap 43  Haas 2台は 8位、9位に。 Magnussen が Massa と軽く接触したか。
    接触で Massa が怯(ひる)んだすきに、Grosjean も Massa の前に出た。
    リ・プレイを視ると 確かに Massa の右フロントに当たっている !
    Haas は 次がホーム・グランプリ。
Lap 44  路面温度は 39度まで下がっている。 あと 10周。
    Hamilton, Verstappen, Ricciardo, Bottas, Raikkonen, Ocon, Perez の順。
Lap 45  Ricciardo のタイアは !?   Bottas は Ricciardo より 0.5秒速い。
    ホームストレートに落ちていたパーツを拾ったマーシャルに、スタンドから拍手 !
Lap 46  Verstappen は Hamilton に3秒遅れ。 どうか ?
Lap 47  Alonso は 11番手。 前には Massa。 Raikkonen は Bottas に中々追い着けない。
    Raikkonen は5位のままだ。 今一つ。
    Stroll が S字でコースアウト。 動けそうにない。 バーチャル・セフティー。
    右フロントのホィールが割れた !? 
Lap 48  Stroll,  リタイア。 マシンを降りた。 マシンを後にしながら、悔しそうな表情を見せる。
Lap 49  残り5周、11位 Alonso には有利 ? 
    でも バーチャルセフティーではギャップを保つのが通常だが。
Lap 50  バーチャルセフティー解除。 Massa と Alonso の差は1秒以内に。 攻める !!
Lap 51  Alonso、DRS を使うも あと一歩、抜けない。
    一方、Bottas は Ricciardo に近づこうとするが。
    Hamilton と Verstappen の差は 1.5~1.4秒。
Lap 52  3位 Ricciardo を Bottas が追う。 Verstappen はペースを上げた。
    Hamilton との差は 1.4秒、イケイケだ。
    Hamilton の前には Massa がいるが、Verstappen の前に Massa が入ってしまった。
    Alonso も Massa を追いかける。 最後のシケインで抜けるだろうか ?
Lap 53  最終ラップ。 Alonso は Massa を !  Massa にはブルーフラッグも。
    
そして グランドスタンド前、 Hamilton が制した !!
Hamilton は 鈴鹿で3度目の優勝。
Hamilton は リアにバイブレーションを訴えていたが。
しかも タイアだと思っていた振動は エンジンからだった !!

1) Hamilton   2) Verstappen   3) Ricciardo 4) Bottas   5) Raikkonen   6) Ocon


バックルーム、Hamilton の表情は まだ堅い。 頑張った。 Ricciardo は嬉しそう。
Verstappen は メルセデスのチーフと会話している。

そして 表彰台、Ricciardo は両手を揃えて "お辞儀" をしながら登場 !!  エンタテイナーだな。
Ricciardo だけが 微笑む。 Verstappen は無表情、もう一歩のところだったし。
そして Hamilton には やっと安堵の笑みが。 それにしても Verstappen、20歳はスゴイ !

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                 Hamilton を見上げる この人、いいキャラしている !

インタビュアーは、何と 佐藤琢磨だ。
Hamilton は 琢磨のインディーでの優勝指輪を視て、"僕も それを欲しいんだけど。"
Hamilton は 琢磨の指輪を借りて自身の指に はめてみた !!
そして 日本のファンの応援は嬉しかった、と。

Verstappen、"鈴鹿は大好きだし 最後の3周は 頑張ったよ ! "
レース後のインタビューでも、自身に的確な分析をしている。 ただの やんちゃ坊主ではない。

そして Ricciardo は初めての鈴鹿 表彰台。
twitter.com/ricciardo/status/917021694287544321 [after the Race in Shinkansen]

[Press Conference after the Race]

今日は いいレースを見せてもらった !!
表彰台の裏で 3人は、アルミ・ボックスの中の粘土に 記念の手形を押した。

それにしても Ferrari は "不運" だ。 イタリアにいる(!?) Marchionne は激怒しているだろう。
鈴鹿を含め、アジア・シリーズでのフェラーリは 最悪だった。 残りの GP を どう戦うのか !?
このままでは チーム代表 Arrivabene のポジションも危ういのではないか ?

McLaren は、Alonso 11位、Vandoorne は14位 だった。
Honda の来季は、MacLaren を離脱して Toro Rosso にエンジン供給、グランプリを戦う。

Haas は ダブル入賞。 次の US GP(今月 20~22日・Austin) に向かう。
Palmer は 12位で 彼の最後のレースを終えた。

尚 今日の決勝戦の様子は、24:25 からと 明日(9日)の 21:30 から フジテレビNEXT(CS)で
再放送される。  見逃した人は 是非 !!