ラベル レストア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル レストア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年12月7日水曜日

時代は変わる

[Spyder Chassis]
zetec +2 rolling chassis

Lotus Elan のリプレースメント・シャシーとして 著名な Spyder Cars Ltd。
しばらく前に 同社を訪れた事があるが、最近では そのシャシーに、
従来の Lotus Twincom Engine に変わり、Ford Zetec を搭載する例が
見受けられるようになった。




Elan 本体もそうだが、シャシーも含めて TC エンジンも コンディションの
良いものは 英国本国でも 入手しづらくなり、
例え 有ったにせよ かなり高価な状況になってきた。

だから、最近のレストレーションの 一つの手法として、エンジンや
シャシー共に、新しいものにコンバージョンしてしまう やり方が認知され、
本来が 走りを楽しむクルマであるから、" 壊れずに 走る" 為の方法
として、求められる やり方となった。

もちろん、オリジナルな状態で維持しつつ、ジックリと味わいつつ走るのも
それはそれで 正しい やり方だし、正当な行為だ。
でも ちゃんと走って、もしくはそれ以上の走りを期待したいクルマであるから、
今後は この様な レストアのやり方も 増えていくに違いない。
但し、少なくとも 外観やインテリアは、オリジナルをハズさずに仕上げる事は
可能であるから、まずは納得できるクルマとして 維持していく事が出来る。

どちらを選ぶかは、あなた次第だ。 共に正しい方法ではあると思う。
ついては、双方とも 当店に 相談されたし。

britishgreenyokohama@gmail.com

The interior of the Lotus Elan

2011年10月27日木曜日

New MGB !?


Frontline MGB currently under development

オックスフォード近くのWitney にある Frontline Developments は、
British Motor Heritage Ltd. がリリースする MGB-GT のホワイト・ボディー
を使って、殆んど 新車状態の 1962 MGB LE50 を、150時間の手間暇をかけ、
造り上げてしまう。

来年の MGB 生誕50周年と、自らの会社の20周年に際して、企画したものだ。
ただし、エンジンは Mazda ユーノスの2リッターを使うが、
コンロッドとクランクシャフトを強化し、テフロン・コートを施したピストンを使用して、
215馬力にスープアップしている。その他、各所に軽量 且つ高度に強化された
パーツを多用し、足腰も しっかり固める。
当ブログでも紹介した事のある、"Singer 911" に近いポリシーを貫く。
 いわゆる、"Old Car-New Tech" だ。 最高速は 250Km/h に及ぶ。

純オリジナル主義を貫くのは、それはそれで、真っ当な方法ではあるが、
外観や雰囲気共に オリジナルを尊重しつつ、それを遥かに凌ぐ順当な走りを
確保し、現代のサーキットやオンロードで 納得のいく結果を出せるのは、
素晴らしい事だ。 これなら、日常の使用にも 充分耐えられるだろう。

これからの時代のレストレーションとして、そのポリシーは 尊重されるべきものだ。
但し、Singer もそうだが、かなり高額なものとなってしまうのは、いたしかたない。
でも、その価格に見合った結果を出しているのも、まぎれのない事実であり、
これを手にして 乗ってみれば、充分満足し 納得のいくモノであるのは 明らかだ。

来月のNEC Classic Motor Show に出品し、限定50台の注文を取るので、
急いだ方がいいかもしれない。 価格は £50,000- だ。
この数日、英国ポンドの為替レートはジワジワ戻りつつある。早い方がいいかも。
britishgreenyokohama@gmail.com

Video Part 1、  2、  3

2011年7月18日月曜日

Modern Classics


New Cars:

"Singer Vehicle Design" は、オリジナルの911を ドナーとして、
古いが故に 傷んでしまった部分を グラス・ファイバーやカーボン部材に
入れ替え、エンジんや駆動系についても必要な処置を施して、
現代のスポーツカーと比べても 遜色ない走行性能 を造りだしている。
また、外見も良く見ると、随所に改良の跡が見えるが、全体の雰囲気は、
決して悪くない。ボディーワークは、Aria-Group がサポートする。

話は少し違うが、Caterham Seven も、ワイド・ボディーの"CSR"
を リリースしているが、これ等、従来のセブンのオーナーでさえ
そばに置いても気がつかなかった位にウマく造られている。

今回は特に、Cothworth がSinger のために、空冷フラット・シックスの
チューニングを手掛ける事になった。

モデル・ラインアップとしては、3.6リッター / 296馬力、3.9リッター / 375馬力、
4リッター / 419馬力で、その一部を コスワースが受け持つ。

価格は決して廉くなく、£119,000- から£188,000- にもなる。
しかし、これも 新しい時代の選択だろう。
Singer のコンセプトは とてもよい事だと思う。
ちなみに、英国では、E-Type のスペシャル・ショップ "Eagle" が、
手法はやや違うが、同様なコンセプトでE-Type を再生している。

[source: carsuk]

New Cars:



2011年3月21日月曜日

Singer 911


Singer 911

LA の Singer Vehcle Design がプロデュースする、古くて新しい PORSCHE 911。

何が古くて新しいかと言うと、このクルマは単なるレプリカやキット・カーではなく、
98年まで続いた空冷フラット6モデルをドナー・カーとして、
ドア・パネル以外はボディーのほとんどの部分に手を加え、カーボンファイバーや
焼成したケブラー・ハニカムを多用して軽量化をしつつ、
リプレースメントを施しているものである。

但し、オリジナル・デザインは尊重するものの、古いクルマのレストアやチューニングとは違い、
現代の感覚とレベルで、歯切れのよい確実な走行とフィーリングを体感すべく、
必要な個所は内外装とも新しいパーツに入れ替えたり、そのデザインを含め加工し直す等、
非常に手の込んだ施術を行っている。

例えば、ヘッド・ランプはあまり くどくない範囲で中身を新しくしたり、
ダッシュボードのデザインはそのままにして新しいメーター類に入れ替え、
骨格はカーボンだが、ビンテージ・デザインのラジオや レカロ・シート、 
MOMO のハンドルに加え、軽量加工されたエアコンやナビ・ システム、
更に i-Pod 接続や Bluetooth まで用意される。

エンジンは、空冷フラット 6 で、ほぼスタンダードの 360HP とチューニングされた 425HP の
2種類がチョイスでき、6速クロース・レシオと LSD を組み込んだ G50トランスミッションが着く。
0-60マイルは 3.9秒、最高速は270Km/h に及ぶ。

細部はリ・デザインされているものの、オリジナルの雰囲気は充分保ちつつ、
現代の名だたるスポーツカーと比べても遜色ない走りが可能な事を考えれば、
コストは それなりに高くつくが 納得できるものに仕上がっている。

完全オリジナルなレストアも、それはそれで とてもすばらしい事だが、
現行のスポーツカーと肩を並べて、同等の走りを求めるのは困難だ。
でも今回の結果を見れば、Singer のコンセプトは称賛すべきものである。

完璧なオリジナルを良しとするか、Singer の様に 新しいテイストも加えつつ、
納得できる走りを両立させるか、その選択は各人の"主義" にゆだねられることであるが、
今後も この 911 に限らず、同様のレストレーション、と言うよりも、
リノベーションされた旧車が出現するのではないだろうか。

クルマの購入を検討する上で、今迄にないレベルの考え方として、
この様なクルマを範疇に考えるのは、とても前向きで いいことであろう。
新しい世界が広がるに違いない。

さあ、あなたも検討すべきだと思います。 お手伝いしますよ !