japanistas.com/en/archives/54305
作曲家でシンセサイザー奏者の Iaso Tomita (冨田 勲)が、先週 5日(木)に亡くなった。
1932年 東京・杉並区の出身、84歳。
www.synthtopia.com/content/2016/05/08/isao-tomita-has-died-at-the-age-of-84/
慶応大学文学部の在学中から NHK の音楽番組や児童合唱団の仕事を始める。
大学を卒業して間もなく、56年ころからプロの音楽家として活動を始めた。
30歳を過ぎたころ NHK の大河ドラマの音楽を手掛け、間もなく手塚治虫のTVアニメの音楽
を作曲、"ジャングル大帝" では、芸術祭奨励賞も受賞している。
69年、冨田は大阪万博での仕事の際に レコード店で手にした、Wendy Carlos が前年にリリース
した "Switched-on Bach" に触発され、71年に自身で "Moog Synthesizer" を日本に初めて
輸入した。 www.moogmusic.com/products [Moog now]
natalie.mu/music/pp/tomitaisao/page/4 [Episode, Customs Clearance of Moog in Japan]
(同じ頃イギリスでは、プログレッシブ・ロックのバンド・ELP(Emerson, Lake & Palmer)の奏者
Keith Emerson が、まだ 比較的初期段階のモジュラー・システムを持つモーグ・シンセサイザー
を70年に購入、これを駆使してクラッシックやジャズのテイストを加味した演奏を行うようになり、
この分野に於ける先駆者としての地位を確立していく。 彼は ELP 結成直前の70年3月、
オーケストラと共演のステージで、初めてモーグを使った演奏を行った。)
for your reference, "Sound of Honda"
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2013/12/sound-of-honda.html
冨田は、74年にデビューアルバム "月の光" を発表し、日本人として初めてグラミーにノミネート
される。 翌年1月のビルボード・クラシカルチャートでは、2位にランクされた。
次作 "展覧会の絵" が8月のビルボード1位、76年3月には "火の鳥" がビルボード5位、
更に "惑星" が78年2月のビルボードで1位を獲得している。
スティービー・ワンダーとも親交を持ち 岐阜・長良川のイベントで共演、
87年9月には、来日したマイケル・ジャクソンも冨田のスタジオを訪れている。
モーグ・シンセサイザーは、64年のニューヨークのコンベンションで初登場した。
当初は高価なものだったので 放送局や一部のスタジオで使われていたが、
その後 モーグは多くのミュージシャンの意見を取り入れながら機器の開発を行い、
各方面の分野の演奏で使われる様になり さらに普及していく。
実は、上記 Keith Emerson も この3月に亡くなっている。
冨田より やや先行して シンセサイザーを使った演奏を行ったキース・エマーソン。
二人とも "展覧会の絵" (Pictures at Exhibition ; ムソルグスキーのピアノ組曲。)をアレンジした
アルバムを発表している。
progressiverockcentral.com/2016/03/11/progressive-rock-legend-keith-emerson-dies
Official "Keith Emerson Tribute Concert" May 28, 2016 at the El Rey Theatre in Los Angeles。
www.facebook.com/KEITH.EMERSON.OFFICIALPAGE/posts/10154822279380961
http://www.theelrey.com/events/detail/309437
5515 Wilshire Blvd Los Angels,CA, 90036 [Maps to the El Rey Theatre]
ほぼ同時期にシンセサイザーを使い始めた二人。 そして、二人とも今年 他界してしまった。
先週亡くなった冨田は、きっと今日あたりに あの世で キースを訪ねて、
"やあ、どうもどうも。 冨田です ! " と挨拶を交わし、お互いの "展覧会の絵" を聴きながら
シンセサイザーの話に うんちくを傾けているに違いない !!
彼らの音楽は この世でも 永遠に語り継がれていく .......... 。
「Pictures at an Exhibition ; 展覧会の絵」
www.youtube.com/watch?v=grO3sEdHHe4 [Tomita 37:50]
www.youtube.com/watch?v=U7NAGTq_IJQ [Emerson 53:05]
www.youtube.com/watch?v=DXy50exHjes [Mussorgsky 33:33]
作曲家でシンセサイザー奏者の Iaso Tomita (冨田 勲)が、先週 5日(木)に亡くなった。
1932年 東京・杉並区の出身、84歳。
www.synthtopia.com/content/2016/05/08/isao-tomita-has-died-at-the-age-of-84/
慶応大学文学部の在学中から NHK の音楽番組や児童合唱団の仕事を始める。
大学を卒業して間もなく、56年ころからプロの音楽家として活動を始めた。
30歳を過ぎたころ NHK の大河ドラマの音楽を手掛け、間もなく手塚治虫のTVアニメの音楽
を作曲、"ジャングル大帝" では、芸術祭奨励賞も受賞している。
69年、冨田は大阪万博での仕事の際に レコード店で手にした、Wendy Carlos が前年にリリース
した "Switched-on Bach" に触発され、71年に自身で "Moog Synthesizer" を日本に初めて
輸入した。 www.moogmusic.com/products [Moog now]
natalie.mu/music/pp/tomitaisao/page/4 [Episode, Customs Clearance of Moog in Japan]
(同じ頃イギリスでは、プログレッシブ・ロックのバンド・ELP(Emerson, Lake & Palmer)の奏者
Keith Emerson が、まだ 比較的初期段階のモジュラー・システムを持つモーグ・シンセサイザー
を70年に購入、これを駆使してクラッシックやジャズのテイストを加味した演奏を行うようになり、
この分野に於ける先駆者としての地位を確立していく。 彼は ELP 結成直前の70年3月、
オーケストラと共演のステージで、初めてモーグを使った演奏を行った。)
for your reference, "Sound of Honda"
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2013/12/sound-of-honda.html
月の光
冨田は、74年にデビューアルバム "月の光" を発表し、日本人として初めてグラミーにノミネート
される。 翌年1月のビルボード・クラシカルチャートでは、2位にランクされた。
次作 "展覧会の絵" が8月のビルボード1位、76年3月には "火の鳥" がビルボード5位、
更に "惑星" が78年2月のビルボードで1位を獲得している。
スティービー・ワンダーとも親交を持ち 岐阜・長良川のイベントで共演、
87年9月には、来日したマイケル・ジャクソンも冨田のスタジオを訪れている。
モーグ・シンセサイザーは、64年のニューヨークのコンベンションで初登場した。
当初は高価なものだったので 放送局や一部のスタジオで使われていたが、
その後 モーグは多くのミュージシャンの意見を取り入れながら機器の開発を行い、
各方面の分野の演奏で使われる様になり さらに普及していく。
実は、上記 Keith Emerson も この3月に亡くなっている。
冨田より やや先行して シンセサイザーを使った演奏を行ったキース・エマーソン。
二人とも "展覧会の絵" (Pictures at Exhibition ; ムソルグスキーのピアノ組曲。)をアレンジした
アルバムを発表している。
progressiverockcentral.com/2016/03/11/progressive-rock-legend-keith-emerson-dies
Official "Keith Emerson Tribute Concert" May 28, 2016 at the El Rey Theatre in Los Angeles。
www.facebook.com/KEITH.EMERSON.OFFICIALPAGE/posts/10154822279380961
http://www.theelrey.com/events/detail/309437
5515 Wilshire Blvd Los Angels,CA, 90036 [Maps to the El Rey Theatre]
ほぼ同時期にシンセサイザーを使い始めた二人。 そして、二人とも今年 他界してしまった。
先週亡くなった冨田は、きっと今日あたりに あの世で キースを訪ねて、
"やあ、どうもどうも。 冨田です ! " と挨拶を交わし、お互いの "展覧会の絵" を聴きながら
シンセサイザーの話に うんちくを傾けているに違いない !!
彼らの音楽は この世でも 永遠に語り継がれていく .......... 。
「Pictures at an Exhibition ; 展覧会の絵」
www.youtube.com/watch?v=grO3sEdHHe4 [Tomita 37:50]
www.youtube.com/watch?v=U7NAGTq_IJQ [Emerson 53:05]
www.youtube.com/watch?v=DXy50exHjes [Mussorgsky 33:33]
PS ; 我々にとっては、その全てに於いて "Sound・音" は重要なファクターであるに違いはない。
もちろん "Sound"、特に スポーツカーやレーシングカーが発する "音" は、
格別に重要なもので、無視できないものである !
格別に重要なもので、無視できないものである !
さらに私にとっては、このブログでも時折り記載するように、音の中でも "Music・音楽"、
つまり ジャズやロックを中心としたコンテンポラリーな音楽は、
自分の人生の中でも無視できないものであり、頭の中に こびりついて離れないのだ。
自分の人生の中でも無視できないものであり、頭の中に こびりついて離れないのだ。
一見して これらの音楽とクルマとの連ながりは、さほど明確なものではない様に見えるが、
ジャズやロックが奏でる音楽の中の、一瞬の閃(ひらめ)きや瞬間的な音の推移・移動は、
このブログで紹介している様なクルマの挙動に限りなくシンクロするものであり、
その感覚は捨てがたく、私にとっては非常に重要なものなのだ。
うまく説明するのは難しいが、私の頭の中には これらの音楽的な素地が有って、
その感覚から触発されるからこそ、これらのクルマ(特に英国のスポーツカーとキット・カー)
に たどり着いたのも事実だと、自分なりに理解している。
だから これからも 英国の "愛すべき" クルマを中心に、ジャズやロックを含めた音楽の話題
を、このブログで紹介していく事に ご理解頂いきたいと思うこと 頻(しき)りなのである。
を、このブログで紹介していく事に ご理解頂いきたいと思うこと 頻(しき)りなのである。
以上、意味不明な説明ではあるが、当ブログを ご覧頂けば、他では得られない知識と感覚
を "享受" することが出来ると自負するものであり、
併せて ブログのご愛読を よろしくお願いしたいと思う次第なのであります。
では、今後とも "どうぞよろしく" ......... !!