Marchionne & Montezemolo / autoblog
昨日、Torino を拠点とする イタリア最大の企業グループである Fiat S.p.A. は、
10月半ばに 同社が米クライスラーを完全統合することに伴い、
傘下の 現Ferrari 会長 Luca di Montezemolo を10月13日付けで退任させる旨、
発表した。 後任には、Fiat の現CEOである Sergio Marchionne が、
新たに(当面 !?)フェラーリの会長職を兼務することになる。
Marchionne は 2003年にフィアットの取締役として入社、翌年 CEO となっている。
2009年からは Fiat が大株主である 米Chrysler Group, LLC のCEO も兼務する。
Montezemolo は 73年、フェラーリのワークスである Scuderia Ferrari の
マネージャーとしてエンツォに招かれ、ニキ・ラウダをチャンピオンに仕立て上げ、
チームの業績に貢献した。 その後、77年に 親会社フィアットの役員にもなる。
Cinzano(酒)の社長も兼務、90年には FIFA の大会事務局長も務めた。
91年には、エンツォが亡くなったのを機に フェラーリの社長となる。
そして フェラーリ本体の不振を立て直し、F1 でも 99年から連続6年、
コンストラクターズ・チャンピオンを獲得、2000年から連続5年、シューマッハを
ドライバーズ・チャンピオンに導いている。
また マセラティを傘下に収め、フェラーリ共々 両社の販売高を急増させた。
2004年、フェラーリを離れ、フィアットの会長職に就任。 不振の同社を翌年には
黒字化した。 2009年一月には クライスラーの株式の35%を取得、
クライスラーの北米市場でのコンパクト・カーの販売強化にも寄与している。
2010年に 再びフェラーリに戻り、同社会長となる。(フィアットの取締役も兼務。)
しかし、毎年 過去最高の純利益を更新するも、F1 は低迷していった。
親会社フィアットの Marchionne は、フェラーリのこの状況を良しとせず、
両者話し合いの結果、Montezemolo はフェラーリ会長の退任を決意したものだ。
二人の間には 対立があったとも言われている。
[Montezemolo, 23 years on the Ferrari] [BBC Sport yesterday]
autoblog
10月半ばに 同社が米クライスラーを完全統合することに伴い、
傘下の 現Ferrari 会長 Luca di Montezemolo を10月13日付けで退任させる旨、
発表した。 後任には、Fiat の現CEOである Sergio Marchionne が、
新たに(当面 !?)フェラーリの会長職を兼務することになる。
Marchionne は 2003年にフィアットの取締役として入社、翌年 CEO となっている。
2009年からは Fiat が大株主である 米Chrysler Group, LLC のCEO も兼務する。
Montezemolo は 73年、フェラーリのワークスである Scuderia Ferrari の
マネージャーとしてエンツォに招かれ、ニキ・ラウダをチャンピオンに仕立て上げ、
チームの業績に貢献した。 その後、77年に 親会社フィアットの役員にもなる。
Cinzano(酒)の社長も兼務、90年には FIFA の大会事務局長も務めた。
91年には、エンツォが亡くなったのを機に フェラーリの社長となる。
そして フェラーリ本体の不振を立て直し、F1 でも 99年から連続6年、
コンストラクターズ・チャンピオンを獲得、2000年から連続5年、シューマッハを
ドライバーズ・チャンピオンに導いている。
また マセラティを傘下に収め、フェラーリ共々 両社の販売高を急増させた。
2004年、フェラーリを離れ、フィアットの会長職に就任。 不振の同社を翌年には
黒字化した。 2009年一月には クライスラーの株式の35%を取得、
クライスラーの北米市場でのコンパクト・カーの販売強化にも寄与している。
2010年に 再びフェラーリに戻り、同社会長となる。(フィアットの取締役も兼務。)
しかし、毎年 過去最高の純利益を更新するも、F1 は低迷していった。
親会社フィアットの Marchionne は、フェラーリのこの状況を良しとせず、
両者話し合いの結果、Montezemolo はフェラーリ会長の退任を決意したものだ。
二人の間には 対立があったとも言われている。
[Montezemolo, 23 years on the Ferrari] [BBC Sport yesterday]
autoblog
尚、フィアットは 8月1日の株主総会で、これまで同社の完全子会社として存続
していた 米クライスラーとの統合が承認され、若干の懸念を残しつつも、
これにより 販売台数で世界7位となる Fiat Chrysler Automobiles(FCA) が
10月半ば、正式に発足することになる。
FCA は、登記上の本社をオランダに置くが、フィアットの Marchionne は、
FCA の税務上の本拠地は英国とし、株式の主要取引は ニューヨークで行いたい
意向だと伝えられている。
さて 今後のフェラーリ、そして フィアット・クライスラーは上手くやって行けるのか、
今度は Marchionne の手腕が問われることになるだろう。
果たして Marchionne は、F1 をどこまで知り抜いているのか ?
それとも、新たな適任者を 既に用意しているのか。
イヤ、後任者を念頭に入れずに Montezemolo をやめさせるハズがない !
見ものだ。 (Ross Brawn を もう一度 引っ張り出すのが良さそうだが。)
果たして Marchionne は、F1 をどこまで知り抜いているのか ?
それとも、新たな適任者を 既に用意しているのか。
イヤ、後任者を念頭に入れずに Montezemolo をやめさせるハズがない !
見ものだ。 (Ross Brawn を もう一度 引っ張り出すのが良さそうだが。)
[Autoblog.com] [Wall Street Journal] [BBC.com] [Auto.Ferrari / ja]
PS ; フィアットは、Luca が長年に渡たって フェラーリ及びフィアットに貢献した事に
敬意を表し、今回 彼の退職に際しては 丁重な退職金を用意することにした。
その額は、€26.95 million で、今日のレートで 約37億7300万円だ。
まず 来年1月31日に 約半分の€13.25 million を彼に支払い、
残りの €13.71 million は、その後20年をかけて支払うらしい。
まあ、残り分は 企業年金みたいなもんだ。 それでも とんでもない額だ。
フィアットは、これらの額が Luca の積年の貢献度だと踏んだのだろう。
会社としても それなりの対価を示したということだ。 (Source, Reuters)
(私の場合、今後15~20年くらいで、英車業界に どれだけの貢献が
出来るのだろうか !? ま、Montezemolo と比べても しょうがない。
雀の涙でしょ !? ささやかなもんです。 でも、自負はある !! )
さあ、皆さんも自分自身で しっかり頑張って下さい。
日本の年金は 当てにならないから !
PS ; フィアットは、Luca が長年に渡たって フェラーリ及びフィアットに貢献した事に
敬意を表し、今回 彼の退職に際しては 丁重な退職金を用意することにした。
その額は、€26.95 million で、今日のレートで 約37億7300万円だ。
まず 来年1月31日に 約半分の€13.25 million を彼に支払い、
残りの €13.71 million は、その後20年をかけて支払うらしい。
まあ、残り分は 企業年金みたいなもんだ。 それでも とんでもない額だ。
フィアットは、これらの額が Luca の積年の貢献度だと踏んだのだろう。
会社としても それなりの対価を示したということだ。 (Source, Reuters)
(私の場合、今後15~20年くらいで、英車業界に どれだけの貢献が
出来るのだろうか !? ま、Montezemolo と比べても しょうがない。
雀の涙でしょ !? ささやかなもんです。 でも、自負はある !! )
さあ、皆さんも自分自身で しっかり頑張って下さい。
日本の年金は 当てにならないから !