2014年9月22日月曜日

Lotus SUV and Saloon

  [Source, Autocar]
It's Okay as well

先週末、Autocar 誌が ロータスの社長 Jean-Marc Gales にインタビューを
試みたところ、彼は、同社のメイン・ビジネスであるスポーツカー以外にも、
SUV Saloon について 検討していることを示唆していた。
(多分 同誌は、ロータスが既に表明している 従業員の "首切り" について、
 今後のロータスの将来をどう考えているのか、意見を求めに行った際に、
 かねてから噂のあった SUV 等についても 問いただしたことなのだろう。)

ちょうど1ヶ月前から、その兆しは 囁かれていた。
そして先週、Gales は、"来年中頃までには、その内容が明確になるでしょう。
2年以内には、クルマとして具体化される。"
"そのためにも トヨタとの連携は重要で、それは維持していくつもりだ。"

"今年度の生産は かなりいいペースで拡大しており、年2000台レベルとなる。
今後数ヶ月の間に、あと9店舗のデーラー・シップを拡張し、且つ 年間3000台
の生産を達成したい。" (これが本当だったら、ロータスはかってない好況だ)

"口で言うほど容易くないが、かっての ロータスの輝かしい時代を取り戻すのは
100%可能だと信じている。" とコメントしている。

確かに 口で言うほど簡単なことではない。
日本でも デーラーの数は倍増させたが、思った程の成果は出し切っていない。
それは 新たなデーラー自身が、ロータスというクルマを理解し切っていない事に
大きく起因すると 私は感じている。 且つ ロータス・デーラーは脆弱である。
多分 これは日本だけの問題ではない。

一方 我々は 些少ではあるが、30年以上にわたってロータスを体感し、
その歴史を知り尽くして、その生業(ないわい)を観察しながら注視し、
20年以上に渡る販売実績がある。
Lotus の真骨頂である Lightweight と Handling by Lotus とは、
それを体感して 初めて知り得るものだ。 能書きを言うのは 簡単である。
でも、見て触っただけでは 絶対にわからない !

但し、これらのことは 今までのロータスであって、マニアックなロータス・ファンは
このことを十分理解していた。 実際、日本のロータスのマーケットは
さほど大きなものではない。 これを拡大していくのは、多分 難しいことだ。

でも これからのロータスは、これまでの状況を鑑み、それを乗り越え、
新たなマーケットを創造していくというプロセスを構築し、実践せねばならぬ。
それは とても困難な事だと想像される。
Gales の言うように、口で言うほど簡単ではない。

かといって、単にポルシェやフェラーリを標榜したところで、
それは 我々にとって ロータスとは言えない。  意味がない !!
でも、これらのことを踏まえて 何らかの一線を超えない限りは、
新しい時代のロータスとして 新たなマーケットの創出は難しいだろう。

おぼろげな未来像はあるにせよ、それを具体化していく事は、至難の技(ワザ)
と言える。  誰がやる !?  ....... 見ものだネ !!