民主主義の本家、英国の腹は決まった。 英国はこれまで以上に互の絆を深める。
中央政府は胸をなでおろすが、スコットランドは心中複雑かもしれない。
中核都市のひとつ グラスゴーでは、半数以上が独立に賛成だった。
スコットランド全土の投票結果は、反対と賛成の比率は 55.3 / 44.7 である。
[Scotland Wiki]
結果 http://www.yomiuri.co.jp/world/20140919-OYT1T50118.html
よかった http://sankei.jp.msn.com/world/news/140920/erp14092003240002-n1.htm
株 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NC5QM66VDKHS01.html
市場 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NC524B6VDKHS01.html
為替 http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/kawase.html
辞任 http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0RK4XB20140919
オバマ http://mainichi.jp/select/news/20140920k0000m030109000c.html
スペイン http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0HE24C20140919
相変わらず 賛成の数は四割以上だから、その意思表示は強いものだ。
結局 今回の件で、地方は中央政府に揺さぶりをかけたのだ。
世の流れとして、どこの国も中央集権は必ず起こりうる。 日本もしかり。
この騒動により、今後、英国政府は自治権の拡大と権限委譲を約束せざるをえず、
その内容については これから話し合われることになろうが、
スコットランドは 一縷(いちる)の望みを勝ち取った。 良かったじゃぁないか。
さて日本は、鳥取県八頭郡出身の石破 茂を "地方創世大臣" として任命している。
東京への一極集中は目に見えた事実である。
一方、地方都市の衰退は 目に余る事象として現実化している。
だから日本でも 地方の若者は 大都市での生活を夢見て、バカバカしいほど高価で
狭い都市の住宅に甘んじながらも、その "夢" を追うのである。
これが、ヨーロッパやアメリカの人達から "うさぎ小屋" と呼ばれてしまう所以だ。
私は仕事柄 クルマで英国内を何万キロも走っているが、ひとつ感じることがある。
国土面積に対する人口の比率は 日本とあまり変わらないくせに、妙に空いている。
ロンドンの都心から クルマで30分も走ると、そこには緑豊かな田園風景が広がり、
高層マンションなんか無い。 まるで緑の絨毯を敷いたかのようだ。
さらに走っていくと、この国は皆んなが牧場主かと思ってしまうほど緑の景色が続き、
牧場が点在する。 ブリティッシュ・グリーンを実感してしまうのだ。
思うに、全国に広がる高速道路は全てタダだし、例のラウンド・アバウトの交差点の
システムにより、都市の中心部を除いては 全国的に信号機はほとんど無い。
また すべての道に道路名が付けられており、交差点やビルの壁には その表示が
あるので、初めて訪れる地域でも その移動は容易(たやす)い。
これらにより、企業が都市に集中する必然性はかなり低いものと考えられる。
どこを走っても信号機だらけの日本と比べて、A地点からB地点への移動は、
恐らく日本の半分以下の時間しかかからず、時間もガソリンも極端に少なくて済む。
都市間のクルマ移動に、時間的・金銭的なストレスがない。 流通の現場でも同様だ。
朝晩の通勤時間以外は、交差点(ラウンド・アバウト)で一時停止するのは、
ほんの一瞬で、信号待ちなんかせずに あっという間に通過してしまう。
アイドリング・ストップなんか必要ない。 邪魔だ !!
日本の都市部では、たった一キロ走るのに 5回も6回も信号待ちしなければならず、
毎日毎日そこで費やす時間と、信号からのスタートの都度に使う多量のガソリンは、
全国規模で考えると恐ろしいほど膨大な量で、その時間とカネの無駄は世界一だ。
ついでに言っておくが、交差点や路地の陰に隠れて 取締りをする "おまわりさん" 、
そんな姑息(こそく)でアホな姿なんか 英国では一度も見たことがありません !
(但し、スピード・カメラはあります。)
(高速道路の)センターライン寄りをノロノロ走るクルマも まず無い。
追突の可能性が高い危険行為だ。 追い越し車線でしょ !
そもそも、大型のバス・トラック、トレーラーは中央車線を継続して走ってはいけない。
だから、高速道路を200Km/hで安全に巡航でき(且つ安全に止まれ)ないクルマは、
イギリスやヨーロッパでは一流と言えない。
日本は これらのことを 教習所じゃなく、学校で 徹底して教育すべきだ。
そして、せっかくの日本の高いスキルは、一刻も早く分散して地方に使うべきである。
石破さん、頑張ってください ! 安倍さん、エライ !! (言いすぎか !? )
よかったネ !!