[Pic. 3d-car-shows.com]
今 メキシコが北米の一大自動車生産拠点となろうとしている。
HONDA は今月メキシコシティの北西250Km にある Celaya で、2015年版 フィットの生産
を開始した。 既に稼働しているエルサルト市の工場に次いで、メキシコで二か所目の拠点だ。
ホンダ以外にも TOYOTA、NISSAN も進出しており、MAZDA も追随し、欧州勢も同様である。
メキシコ国内の安価な労働力も大きな要因だが、メキシコから北米・カナダへの輸送コスト、
欧州、アジアや中南米へのアクセスなどの好立地に恵まれ、
更に 94年に発効した 北米自由貿易協定(North American Free Trade Agreement :
NAFTA)の効力によるところが大きい。 人の越境は非常に厳しいが、メキシコ→アメリカの
工業製品を積んだ列車の通関はわずか数分で終了する様になっている。
(TV Tokyo : WBS / 27 Feb. )
ホンダは この新工場に約816億円を投入し、フィットを中心に小型SUV も生産、
従業員3200名で 北米全体では年間192万台体制となる。
また、来年秋までには あと480億円を追加し、トランスミッション製造部門等を備えて
4700名体制とする。 日本の最新工場である埼玉製作所寄居工場の最新技術を導入、
省エネ設備のグリーン・ファクトリーになっている。。
但し 安い労働力も生かして、本来ならロボットで稼働させるところも、人力でやることにした。
[Honda New Plant : Celaya]
ホンダは 1959年、川島喜八郎を中心に たった8人の人員で LA で営業を開始している。http://www.honda.co.jp/50years-history/pdf/p120-127.pdf
川島さんは 後に副社長に昇進したが、縁あって クリスマス時に何度かご自宅に伺った事が
ある。 お亡くなりになられた際には 葬儀にも参列させていただいた。
余談だが、ホンダの和光製作所の創設当時に、うちの身内の者が その土地の手当てか、
多少の尽力をして、無償提供されたホンダ・ドリーム(バイク)に乗って喜んで(?)いた。
また 近くの荒川の河川敷には、直線2キロほどのテスト・コースがあって、
マン島TTレーサーらしきバイクが テストを繰り返していたのを 土手の上から眺めていたものだ。
(多分、高橋国光や北野元らが乗っていたのかもしれない。)
それ故か、私は何気に ホンダ・フリークになってしまい、現在に至る。
HONDA には、初心を忘れず(! )に頑張ってほしいと思う。 (ロータスもネ !! )