[Pic. sportscardigest / Spa 2011]
今年のバーミンガムでは 自分なりに大きな成果があったと思っている。
自身が目を付けた これだというクルマのブース・スタンドに於いて、
各々の会社の代表者やテクニカル・ディレクター、広報の面々と 親しく !? 面談し、
彼等のプロデュースするクルマについて 詳しい解説を受けることが出来た。
もちろん、そのクルマについての買い付けや輸入プロセスについても 詳細な打ち合わせを
行い、準備万端を整えてきた。
そんな中で もうひとつ、どうしても紹介しておかなければならないのが この "Clossle" である。
このクルマもそうだが、日本でも馴染みの深い Lotus や Ginetta、Chevron 等々は皆、
50年代末から60年前半にかけて創業し、現在も その "テイストは" 脈々と受け継がれている。
但、北アイルランドで 1957年に John Clossle によって設立され、現在も同所で活動する
Clossle Car Company Ltd. は その地理的条件の故か、我が国では殆んど知られることなく
現在に至った。
見ての通り、Lotus 23 や Elva に近似するその容姿は この時代の定番だが、
ロータス23、エルヴァ共々 その生産はとっくに終わっているが、このクロッスルだけが
創業者の遺志を引き継ぎ、現在もオリジナルの工場で生産される唯一のクルマである。
クロッスルは 通常、"9S " と "9S HTP " を用意し、ヒストリーこそ無いものの 新車として
入手可能だが、70年からの 当時のF2 である "18F " も同様に "新車" で手に入る。
しかも これらは フェイクではない。 当時から存続するリアルな会社の手によるものだ。
すごい じゃないか ! こんなクルマが アイルランドで生き続けているなんて !!
ちなみに 18F は、71年に 生沢 徹 が Bogota GP でドライブしていた記録が有る。
エンジンは Cosworth FVA のワンメイクか。
同レースには、Derek Bell や Joe Siffert らも出場。 生沢は このレースでは 12位で
終わっている。
尚、上記 "HTP" は FIA公認の Historic Technical Passports を意味し、
現行のクロッスルも 当時のオリジナルと同等の資格で ヒストリック・レースに参加できるものだ。
また同社は 今月21~23日(日)に、Coventry 郊外の Stoneleigh Park で開催される
"Race Retro" にも出展する。
[Pic. British Green Yokohama / Jan. 2014] Click ↓
現行のクルマは "9S" のエンジンが Zetecであるのを除き、出来る限り "ほぼ "オリジナルに
近い状態で、全て新品パーツで組み上げられる。
(HTP のツインカム・エンジンはリビルトだろう。)
ここで、"ほぼ " と表現したのは、各々の部材が 目に見えない所で 改良、もしくは強化
されているという意味である。 つまり、当時以上に 最高の状態でサーキット走行が出来る
ということだ ! (一部オーナーは、ロード・カーとしても登録している。)
[Track Days with Crossle] [with Paul McMorran]
実は20年ほど前、レプリカだったが 新車のロータス23 で イギリスの田舎道を 隣り村まで
ドライブさせてもらった事がある。 レプリカと言えども 限りなくホンモノに近い。
いゃ~、 気持ちがいいの何のって、小気味よくきまる シフト・フィーリング ! ...... 最高だった !
さて 今回の会場では、現クロッスルのオーナー Paul McMorran と 彼を支える 重鎮である
Arnie Black にも会って話をすることが出来た。
情熱をもって語る彼らの意志には 並々ならぬ気合が感じられ、私の帰国後にも 両者から
丁重なメールが送られてきた。
このクルマもそうだが、日本でも馴染みの深い Lotus や Ginetta、Chevron 等々は皆、
50年代末から60年前半にかけて創業し、現在も その "テイストは" 脈々と受け継がれている。
但、北アイルランドで 1957年に John Clossle によって設立され、現在も同所で活動する
Clossle Car Company Ltd. は その地理的条件の故か、我が国では殆んど知られることなく
現在に至った。
見ての通り、Lotus 23 や Elva に近似するその容姿は この時代の定番だが、
ロータス23、エルヴァ共々 その生産はとっくに終わっているが、このクロッスルだけが
創業者の遺志を引き継ぎ、現在もオリジナルの工場で生産される唯一のクルマである。
クロッスルは 通常、"9S " と "9S HTP " を用意し、ヒストリーこそ無いものの 新車として
入手可能だが、70年からの 当時のF2 である "18F " も同様に "新車" で手に入る。
しかも これらは フェイクではない。 当時から存続するリアルな会社の手によるものだ。
すごい じゃないか ! こんなクルマが アイルランドで生き続けているなんて !!
ちなみに 18F は、71年に 生沢 徹 が Bogota GP でドライブしていた記録が有る。
エンジンは Cosworth FVA のワンメイクか。
同レースには、Derek Bell や Joe Siffert らも出場。 生沢は このレースでは 12位で
終わっている。
尚、上記 "HTP" は FIA公認の Historic Technical Passports を意味し、
現行のクロッスルも 当時のオリジナルと同等の資格で ヒストリック・レースに参加できるものだ。
また同社は 今月21~23日(日)に、Coventry 郊外の Stoneleigh Park で開催される
"Race Retro" にも出展する。
[Pic. British Green Yokohama / Jan. 2014] Click ↓
近い状態で、全て新品パーツで組み上げられる。
(HTP のツインカム・エンジンはリビルトだろう。)
ここで、"ほぼ " と表現したのは、各々の部材が 目に見えない所で 改良、もしくは強化
されているという意味である。 つまり、当時以上に 最高の状態でサーキット走行が出来る
ということだ ! (一部オーナーは、ロード・カーとしても登録している。)
[Track Days with Crossle] [with Paul McMorran]
実は20年ほど前、レプリカだったが 新車のロータス23 で イギリスの田舎道を 隣り村まで
ドライブさせてもらった事がある。 レプリカと言えども 限りなくホンモノに近い。
いゃ~、 気持ちがいいの何のって、小気味よくきまる シフト・フィーリング ! ...... 最高だった !
さて 今回の会場では、現クロッスルのオーナー Paul McMorran と 彼を支える 重鎮である
Arnie Black にも会って話をすることが出来た。
情熱をもって語る彼らの意志には 並々ならぬ気合が感じられ、私の帰国後にも 両者から
丁重なメールが送られてきた。
PS ; その後の Mr.McMorran からの連絡によると、Chassis No. 18F-70-03 の
70年製18F・Formula2が入庫しているという。
BDA 1600cc、Hewland FT200 を積み、
95年の HSCC Historic F2 Championship で 2位の成績を収め、
その時の FIA Paper(公式記録)が付属する。
興味のある方は、当方にメールを ! britishgreenyokohama@gmail.com