以前にも紹介した、Murtaya。 英国には この手のKit Car が多数存在し、
モーター・スポーツの裾野を広げていくのに 貢献している。
もちろん、イギリス人 全てが器用なワケでもないので、完成車として入手する
こともできる。 日本に持ち込む場合も、キット購入した際の部品不足が起こり易い
ことを考えると、出来あがったモノを輸入した方がよい。
しかも、通関を含めて 車検登録まで考えると尚更の事だ。
Murtaya Sports Cars Ltd. は、主に スバル・インプレッサのエンジンをドナーとして
FR の面白そうなクルマを造っている。特に フラット・フォーを使う事で、その重心の
低さは 特筆に値し、高速域の走行安定性に寄与している。
更に、スバル・エンジン独特の音と吹けあがりは 心地よく、オン・ロードで日常の
使い勝手にも 満足できるものがあるだろう。
昔、ジネッタの"G10" が MGB風のボディーのフロントに Ford 289・V8 を積んだ
クルマとして、極く少数が生産されたが、そのポリシーによく似た Murtaya は、
スバル・エンジンを使う事で、より安定感を持ったクルマとして、サーキットだけでなく、
普段の使用にも充分に維持できるものであるに違いない。
[G10 at ACE CAFE LONDON]
今回の Murtaya RTS は、STi ベースを最高域までチューニングし、500馬力を
を確保するというが、果たして どの程度のモノなのか、実際に目の当たりにして視て
みないと判らない。 ロンドンから ついでに訪れるにしては、チョット遠すぎるので、
いずれ遠からず ! 写真で観る限り 旧ジネッタ等と比べると、格段に(?) 良い
仕上がりをしているようなので、期待できる。 楽しみだ。
britishgreenyokohama@gmail.com