2017年8月26日土曜日

Roy Lunn has died at the age of 92

 http://performance.ford.com/enthusiasts/newsroom/2016/01/tribute-to-roy-lunn--godfather-of-gt40.html


Roy Lunn (Royston Charles Lunn)、aged 92。  London 郊外・Richmond の生まれ。
8月5日、カリフォルニアの Santa Barbara で 脳卒中の合併症で亡くなる。
今までに彼の事を知る機会は少なく、むしろ ここ1~2週間でニュースは拡散した。
彼は Ford GT40 の開発に関わり、のちに "Godfather of GT40" と呼ばれる。
[Some GT40 News in this Blog]

www.nytimes.com/2017/08/18/automobiles/roy-lunn-innovative-engineer-of-celebrated-cars-dies-at-92.html
www.roadandtrack.com/car-culture/a12020967/you-have-no-idea-how-much-the-father-of-the-gt40-changed-the-auto-industry/
http://jalopnik.com/ford-gt-and-jeep-cherokee-engineering-legend-roy-lunn-d-1797912762
www.automotivehalloffame.org/honoree/roy-lunn/

www.youtube.com/watch?v=Dq7Z00U_8ko


彼は 戦後、AC Cars、Aston Martin で腕を振るい、その後 日本ではあまり知られていない Jowett のデザインを手掛け、1953年に英国 Ford に移籍して Anglia 105E の開発に携わる。
1962年、Lunn は Ford の本拠地である米国に移動、"Ford Mustang" のプロトタイプを完成させる。
そして翌年、打倒フェラーリを目指したフォードは、Lunn の構想の下、Ford として全く新しいタイプのレーシングカーの開発に着手した。

英国の Lora GT をベースとした そのクルマは、64年に最初のプレスリリースを迎えた。
のちに ル・マンで3連勝を飾る 歴史的な "Ford GT40" の誕生である。
その後の GT40 の活躍は衆知の如くで、破竹の活躍をつづける事となった。

1987年、マイアミの自他で 自らのリタイアを迎え、暫くは自分なりにクルマの構想を練る。
2015年、Santa Babara に居を移し、カルフォルニア大学サンタバーバラ校の学生相手に
エンジニアリング・メソッドの教鞭をとったりしていた。

多分、いい意味で "クルマ三昧" の人生を送った Roy。
納得のいく生き方をした事だろう。
私にとっては "GT40" のメソッドを授けてくれた教師で有り、
いい意味で 私の人生を変えてくれた "恩人" でもある。   .......  ありがとう !!