2014年10月26日日曜日

Caterham F1 near future .....


Administrator Over Caterham F1 Team Wants The Team To Keep Racing
混迷する Caterham F1
この7月に オーナーの Tony Fernandes が チームの売却を決定し、
当初 名前を明かさなかった買主は、正体不明のまま今月半ばまで
Colin Cores からフロント・マンとしてのサポートも受け、チーム運営を行ってきた。

しかし、今月はじめ、鈴鹿でレースの準備を始めたさなかの木曜日(2日)、
Leafield にある F1チームの拠点に債務回収者の一団が現れ、
チームのマシンの設計監理、製造、オペレーションを担う Caterham Sport Ltd.
(CSLの資産、設備、ローリング・シャシーや 主要パーツ等のかなりの部分を
差し押さえた。 同時に チーム・スタッフは現状のまま、帰宅を命じられた。
翌3日には、押収した 100点近くの資産の一覧が公開され、
その中には本来は すぐに鈴鹿に発送するべきパーツも含まれていたという。

同日3日、現 チーム代表の Manfredi Ravetto は急遽 鈴鹿で会見を開き、
"決定的な問題ではない。" という旨の釈明をしている。
ケーターハム F1 の参戦主体、所有者は、One Maresia Racingteam(1MRT)
であり、押収は1MRT のサプライヤー(Caterham Sport Ltd. ?)に対してであって、
参戦主体である 1MRT には何の影響もないとした。

しかし、7月の新たなチーム・オーナーによる買収劇以降も、
CSL の借入金総額は 100万ポンドを超え、その8割近い金額に対して
裁判所からの支払い命令が通達されているという。

実際、買収前までは CSL の200人を超えるスタッフは、
同社から給料が支払われていたが、買収後のリストラの進捗に合わせて
40人を解雇、現在は 現場のスタッフは 1MRT からサラリーを貰い、
1MRT が 100%、リーフィールドの施設とチームの所有者であるとの説明が
なされている様だ。 但し、現段階では CSL も100% 消滅したワケではない。

さらに 前出の Manfredi Ravetto は新設の "CF1 Grand Prix" なる会社の
ディレクターに収まっている。
結局、問題を抱えてしまった CSL は 順次 整理・解消させ、
新たな組織を立ち上げて現況に対処し、チームの再興を図るつもりだろうか。
その一環としてか、彼らは Leafield から別の場所へ新たな拠点を計画している
という事も噂されている。

[Source ; auto sport(Japan Magazine)]

crash.net

17日、Fernandes は、Caterham GP2 Team を売却、
チームは、現在 GP3 を順調に戦っている Status GP に引き継がれる事になり、
その際は チーム名も変更して GP2 シーンに残ることになる。
statusgp.com/status-gp-enter-2015-gp2-series-acquisition-caterham-racing/

そして 今週21日(火)、Caterham Sport Ltd. は破産申請を提出した。
これに対し、ロンドンの会計事務所 Smith & Williamson は、
CSL1MRT について、その関連を整理し、実直な方向性を見い出す為の
作業に取りかかっている。 Smith & Williamson から出向いている管財人
Finbarr O'ConnellHenry Shinners は、新たに チームの買取りの可能性
をもつ 複数のグループと接触し、今後数週間のうちに これらの相手先の中で
結論を見出したい意向だ。  https://www.smith.williamson.co.uk/news/7542  

O'ConnellEcclestone とも電話で会談を持ち、今回の件で 彼のサポートも
取り付けて、アメリカとブラジル戦への出場を免除してもらい、(時間稼ぎをして)
最終戦のアブダビまでには 何とか次の買い手を見つけ、今季最後のレースを
できるように持っていきたいという。
[motorsportstalk.nbcsport.com/ description]

尚 これらの流れの中で、チームを買収し今まで名を明かさなかったスイス・ベース
の中東の投資家は、Engavest SA であるということが明らかになってきた。
[BBC Sport]

[続く ... ]