Alonso が フェラーリを離脱することについては、既に周囲も認めているが、
問題は その受け入れ先である。
濃厚なのは McLaren / Honda だが、どうも マクラーレンとの交渉が
まだ煮詰まらないのかも知れない。
しかもアロンソ側は、ホンダとの直接交渉をしている可能性が高い。
その際の3年契約の金額は 1億5百万ユーロだという数字まで出てきている。
アロンソのマネージャーが交渉しているのは、ホンダの伊藤孝紳社長だという。
多分 アロンソが気にしているのは、来季のマクラーレン・ホンダの戦闘力だ。
これについては 誰もが推察の域を出ていない。 こればかりは確証がない。
しかも、マクラーレンは アロンソの年俸の引き下げを匂わせているらしいから、
本人も腹が決まらないのだ。 Alonso は かっての Senna を標榜している !?
よって、アロンソは ホンダの契約ドライバーというカタチで臨み、
万が一、マクラーレンのオペレーションが旨く機能せず、思った通りの走りが
確保できない場合は、ホンダとともに エンジンごと他のチームに引っ越す !?
ホンダは、エンジンとドライバーまで 丸抱えで マクラーレンに乗り込むつもりか。
まあ、ホンダは エンジンまでは引き上げないだろうが、今回のマクラーレンとの
契約は独占契約ではないので、もし来季末にマクラーレンがコンストラクターズ
でトップにいなかったら、ホンダは他のチームに鞍替えすることも出来る。
ホンダも 遊びで F1 をやっているワケではない。 勝ちたい !!
Honda Engine は現段階で 開発が遅れているとの噂が無きにしも非ずだが、
そこは ホンダも初心者ではないので、その辺の詰めは抜かりなくやっていくに
違いない。 そして何よりもホンダは 勝ちに行くと言っているのだから、
その為には あらゆる手段をこなしていくだろう。
その一つとして、今回のアロンソとの直接交渉があるのだ。
さらに ホンダは、Ron Dennis が保有するマクラーレンの株式25%の取得にも
乗り出しているかも知れない。 デニスだって二つ返事をするハズがないが、
あとは 金額次第ではなかろうか。 彼はこの6月に67歳になっている。
デニスが べら棒な金額を言わない限りは、ホンダが株式取得に動く可能性は
高いだろう。 デニスが あと3年も現場に留まるだろうか ?
現在 マクラーレンの株式の50%は、Bahrain の投資家 Mumtalakat が保有、
残り25%は、TAG-Group の Mansour Ojjeh が持つ。
Mumtalakat は、ホンダが株主に名を連ねる事に 吝(やぶさ)かではないらしい。
ついては、ホンダを後押しする可能性さえあるだろう。
バーレーンは、ロン・デニスが Martin Whitmarsh を現場から外した事に激怒した
と言う。 Martin は、今回の McLaren-Honda の立役者でもある。 [Video]
TAG Group Holdings S.A. は、Luxembourg をベースとする投資家集団で、
航空事業、不動産、モータースポーツ等に幅広い投資を行っており、
85年にはスイスの時計メーカー・Heuer を買収し、"TAG Heuer" を名乗る。
("TAG" は、Techniques d'Avant Garde の略称。)
航空分野では ボンバルディアの中東代理店であり、さらに面白いことに
TAG Aviation は、Honda Jet の 北ヨーロパ地域のデーラー でもあるのだ。
さあ、McLaren-Alonso-Honda のラインに TAG Group-Honda Jet までが
絡んできた。 TAG は まさかマクラーレン株を手放さないだろうが、
もしも ホンダが穏便にそこまで踏み込んだら、しかもロン・デニス株まで取得して
しまったら、将来的に McLaren Group は ホンダの傘下になることだって
有り得るのか !?
まあ、バーレーンは余裕だろうから そう簡単には割り込みはさせないだろうけど。
でも投資家だから、カネで動くこともあるか ?
ということは F1 だけでなく、マクラーレンのロード・カーにも ホンダ・エンジンが
載ってしまうかも !? .......... ん、今夜は眠れないナ !!!
いずれにせよ、今回は 間違いなく アロンソが キー・マンだ !
" いゃ~、 F1 って 本当に面白いもんですね~" (どっかで聞いたフレーズだな。)
それについての参考ビデオ : https://www.youtube.com/watch?v=ZdjcvVn5WYU