Atom は またしても進化している。 今回は その北米版だ。
その名を "Atom 3S " と名づけた。
バージニア州 Richmond から南西に 180Km ほど行った ノースカロライナとの
州境いの街 Alton。 アトムの有力な北米デーラーの "TMI AutoTech " が
Ariel Motor とコラボしてプロデュースしたクルマが "3S " だ。
[BBC TopGear]
近くには、歩いて10分ほどのところに Virginia International Raceway がある。
緑に囲まれた 羨ましいほどのサーキットである。
だから 同社は、この手のクルマの開発とテストには最適の場所に位置している。
しかも今回、1分58秒8 のラップタイムを叩き出し、
これは 同サーキットでの フォーミュラ・フォードの速さに匹敵する。 スゴイね !
https://www.youtube.com/watch?v=Sd_ColytfjQ
さて そのスペックだが、足には フロントに 15 inc Alloy 205/50 と、
リアは 16 inc 245/45 を履き、Alcon の4ポッド・キャリパーに 2ピースの
フローティング・ディスクを組み合わせ、同じく Alcon の Brake Bias Adjustment
を持つ。 Adjustable Damper は JRi 製で、更に これらを オン・ボードのスイッチ
で、5段階に調整可能なトラクション・コントロールシステムを介し、
意のままのホィール・スピンを楽しむことさえ出来てしまう !
そして 心臓部には、Honda i-VTEC 2.4-liter 365Hp / Turbocharged を装備、
これに、希望あれば レーシング・クラッチを組み込み、ギアボックスは、
Standard、Close Ratio、Sadev(仏)6 Speed Sequential の3タイプの
トランスミッションをチョイスすることが出来る。
外観的に特徴なのは、リア・タイアの直前、シート・バックと同列の位置に、
大型の "クーリング・ボックス" が追加されていることだ。 インター・クーラーか。
これを含めた車重は 612Kg で、馬力あたりの荷重は なんと 1.67Kg に過ぎない。
これによってもたらされる性能は、0-60mph は2.8秒、Quarter Mile は 10.7秒と、
とんでもない数値を得ている。
しかも、欲しい人には フロント・スクリーンも取り付け可能だ。
つまり オンロードを楽しみながらも、十分 トラック狙いのクルマだということである !!
サーキット遊びをするのに、特別な費用は必要ない。 そのままでいい。
気になるお値段は、税込 $102,000 - から。 日本円で 約1,100万円である。
これが 高いか廉いかは、あなたの判断次第でしょ !
ま、Atom V8 よりは廉価だ。
それにしても アメリカ人は遊びの天才でもあり、彼らの遊びに対する入れ込み方は
ハンパじゃない !! だから どこかの国みたいに、登録に際して 細かいことは
言わない(と想う)。 いや、言ってるだろうけど どこかが違うハズだ。
きっと寛容に違いない。 今度行ったら その辺のとこ、調べてこよう。
さあ、これで 日本の街を走り抜けるのは、 ........ 誰だ !?
遊び方に関しては、日本と比べて大人と子供程の差があるのがアメリカの現実だが、
(もちろん、日本が子供です。 30年前 初めてアメリカに行った時、
"日本人って子供ネ ! " と言われた。 今でも忘れられない。)
実は アメリカの豊かさとは、こういうところに 如実に表れているのだ。
いつまでも こんなことで アメリカに負けてばっかりでは いけない !
経済大国だなんていう、間違った考え方は 良くない。
いつまでも そんな勘違いをしている様では、日本の将来は無いのだよ !
日本の豊かさって、いったいどこにあるのか、....... よ~く 考えたほうがいい !!
そして これを知ってしまったあなたは、誰よりも先に豊かさを満喫すべきだ。
場合によったら、アメリカへ移住しちゃいなさい !
がんばってくださいネ。 こんなクルマの車検は大変だけど、ウチも 頑張るから !!