[Pic. British Green Yokohama] clicking to enlarge ↓
バーミンガムでの 今年のロータスの展示内容は、やや寂しい感がいとめない。
ブースの "特等席" には、この Elise S Cup R が位置している。
両サイドには Exige V6 Cup と V6 Cup R が座っていたが、F1 の展示も無い。
10日の金曜日には、この写真のように 観客に向かって縦方向に並んでいたが、
土・日の一般公開日には、黄色の Cup R だけ、より幅広に 真横に向きを変えていた。
少しでも目立たせようとする為の配慮か。
ある種、Dany Bahar がいた時代 が華やいでいたのは間違いない。
もともと 恒常的に財政難が続いていたロータスだが、確かに 彼がいた時は "華" が有った。
今となっては 仇(あだ)花となったが、ギリシャ神話的には、Lotus(植物)の実を食べると
この世の苦しみを忘れ 楽しい夢に浸れる、とある。
創業者・Chapman が、そのことを知っていて 社名にしたかどうかは 定かでないが、
むしろ 私個人的には、ロータスに乗れば夢を画がく事が出来ると 想いたい。
さて このクルマについては 概ね昨年 リポート した通りだが、やはり現物を見ると胸が躍る。
直感だが これはイケる、と感じた。
性能的には いまさら 突出したものではないが、おそらく 誰もが楽しみ、
浸ることが出来る何かを感じさせる。 そういう意味の ひとつの完成形かもしれない。
自分は小説家ではないから これ以上のフィクションは避けるが、
やはりロータスは どこかが違うのだ。
人々は もっとロータスに近づき、そのハンドルを握るべきである。
そうすれば必ずや、夢を追い 至上の快感を味わう事ができるであろう。
Lotus Forever !!