2014年1月19日日曜日

BAC MONO / Birmingham

  [Pic. British Green Yokohama] 写真はclick して拡大 

当ブログで 何度も リポートしている "BAC MONO"
その 出来映えの良さから 価格もそれなりだが、一押し No.1に注目されるクルマだ。
今回バーミンガムの会場で、同社代表の Neill Briggs から一時間以上にわたって
説明を受け、MONO についても 直接買い付けが出来る旨の交渉をし、
その了解を得ている。

そして 現物を目の当たりにするにつけ、その迫力のすざましさに感嘆する。。
路上での存在感は これに勝るクルマはなかろう。
フロント部分は フル・カウルになっているから さほどではないにしても、
その後ろ姿は まさに "Formula Car on the Road" で、これがロード・カーである事
を忘れる。 この手のクルマが頻繁に登場する英国の状況はアメリカをも上回り、
やはり注視せざるを得ない。  [Specifications]  [Options]

パドル・シフトの付随したハンドルは、F1同様に さまざまな操作と情報が把握できる。
また、今回オプションとして発表されたカーボン・セラミック製のディスク・ローターは、
ノーマルの約半分の重量で、ブースにはそのサンプルも "転がって " いて、
ノーマルと比べて重さの比較をすることが出来たし、追加したいパーツの一つとなろう。

車輌のノーズ先端には バッテリーが位置するが、そのすぐうしろには
"トランク・スペース" が有り、アトムのそれが 女性のセカンド・バックが入る程度
なのと比べ、MONOの "トランク " はヘルメットが収納できる以上の余裕が有って
"実用的 " だ。


それはともかく、一つ一つのパーツの仕上げの良さは嬉しくなってしまう程で、
普段は見えにくい足元のペダルの奥の隔壁一つにしても、充分な強度と
繊細な配慮をした仕上げが行われている。

その注目度の割には地味な展示ブースであったが、むしろそれが彼等の堅実性
を伺わせる。 実車は 当初の予想より 小じんまりしていて、引き締まったその身なり
からは、見た目以上の運転のし易さと 俊敏なドライバビリティーが想像された。

価格的にも MONO の倍近く、同類のクルマである Kaparo T1は 既に生産を終了し、
今となっては この類いのクルマとしては MONO は唯一無比の存在となった。
ウチが入手できるものとしては これ以上のクルマは無く、あえて 言えば
"Lotus T125" くらいではなかろうか。 但し、これはトラック・オンリーだが。

さて、ショーの終了後に MONO の工場を訪問する事を申し出たが、
今回は都合で案内は出来ないが、次回 電話をくれれば空港まで迎えにいくので、
是非 会社まできてくれ と言われ、Neill との再会を約束している。

期待以上だった "MONO "。  少しでも早く 自分の手元に置きたいクルマだ !!

[Video]
http://www.youtube.com/watch?v=YYGh0KumEJI   Chris Harris / Rockingham
http://www.youtube.com/watch?v=q1PK0hVGGg4   Steve Sutcliffe / Auto Car