2014年1月16日木曜日

Caterham Suzuki / Birmingham

  [Pic. British Green Yokohama]  写真はクリックして拡大できます。  Click

すぐ後ろに Seven 620 を従えて、ケーターハムのブースに鎮座する "Seven 160 "
AeroSeven の次に 日本でも注目の的なのは この "Seven K Car " だろう。
(会場にあったカット・モデルには "165" のロゴが着いていたが、
 ケーターハムのサイトでは 既に "160" となっている。 日本との申し合わせか。)

クルマについては、日本のマガジンで充分な情報は提供されているので その内容は割愛する。
昨年中旬には サンプル・カーが輸入されており、もう終わったかもしれないが
関東の某所で(都内ではない、言えません ! ) 軽自動車として国内登録すべく準備中だ。
ケーターハムからの最初のデリバリーは、多分 今春頃からだろう。
この夏までに、あるいは もう少し早くに 日本のユーザーの手元に届くかもしれない。


しかし、案ずることは無い !!
英国仕様を持ってくることは、さほど難しい事ではない。(デーラーさん、ご免 ! )
更に バーミンガムの会場で しばし雑談を交えた Caterham Technology Centre
エンジニア氏によれば(名前は言えない、エライ人です ! )、
あとで ECU をいじって (トラック用に)チューニングすればいいじゃん、と言ってました。
200馬力超える位までは出来るだろうとのことでした。 本当か !?

まあ、そこまでやったら 普段は乗りにくいクルマになるだろうから、
ほどほどにしておけばいいだろう。

それはともかく、かのエンジニア氏は " オートマ・ミッションはどうか ? 日本ではどうだ !? "
との質問。 セブン入門用には いいんじゃないかと。
私の意見としては、" いいじゃん、特にシニア世代にはネ !  そこそこのマーケットはあると
思うよ。" と お答えしました。 それと、" もう少し 廉くならないかなぁ~。" とも。

さて、セブンにとって 新しい時代の幕開けとなるかどうか。
しかし特筆すべきは、スズキ自動車が二つ返事で 新品エンジンを供給するのをOK したことだ。
英国で、日本だとトヨタ・日産にあたる VauxhallFord は、今回のRadical の件を見ても、
少量生産のメーカーに対し、新品エンジンやパーツを供給することに やぶさかではない。

日本のメーカーは、新品エンジンの供給に関して もっと門戸を開くべきだ !
ウチのエンジンを使って もしもなにか有ったら という、まるでどこかの国の役人が心配する
ような事が 頭をよぎるに違いない。
さらに 日本の当局は、イギリスやアメリカに 各々100社近くあるキット・カー等の登録に
関しても規制緩和すべきだろう。
これらのクルマを日本で登録する為に、ブレーキ・テストだけでも100万円以上かかるのでは、
せっかく安価なキット・カーなのに 国内販売は成り立たないのが現状である。
イギリスで登録できるクルマが 日本では登録できない、
もしくは 登録の為に 法外なカネがかかる。 なんなの、コレ !?

もちろん キットカーといえども、我々としては 完成車で輸入するのだから、
あとは 各々個人の責任に於いて クルマを整備し、管理すればよい。
イギリスでもアメリカでも、それは当たり前のことだ。

個人の趣味や楽しみ方にまで、国が介入すべきではない。
なにかあったらと 心配するよりも、日本の技術で それらのクルマをいじった方が、
はるかに いいクルマに仕上がるのは 目に見えている !!

日本を つまらない国にしない為にも、我々は努力すべきだ。
その為には 残りの人生を賭けてもいい、とさえ思っている。 頑張るしかないだろう !!
(つい、熱くなってしまいましたが ! )

余談だが 今回のバーミンガムの会場には、毎回10校近い大学がブースを構え、
大人顔負けのレース活動やクルマに関する技術開発を披露している。
何かが 日本とは違うのだ。  よ~く 考えなくてはいけない !

以上、バーミンガムで感じ得たことでした。