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今週金曜日、Honda は McLaren とのパートナーシップを解消し、来季から Toro Rosso に
エンジンを供給、Honda のワークス・チームとして新たに出発することを発表した。
(この件については 別途 詳細をレポートする。)
そんな中、Marina Bay Street Circuit で始まる Singapore GP。
一周 5.065km、全61周で戦われる。
時差は1時間。 レースは 現地 20:00(日本21:00) に始まるナイト・レースだ。
www.formula1.com/en/championship/races/2017/Singapore.html
[Starting Grid Today] [Singapore Weather]
天候はやや不安定だが、現状では路面は乾いている様に見える様になった。
本日のタイアチョイスは、
Soft・
Supersoft・
Ultrasoft だが。
www.fia.com/news/f1-singapore-grand-prix-tyre-choices
現地 19:44、コースにも雨が降り始めた。 観客もレインコートや傘をさし始める。
19:47、映像には雨がハッキリ映り始めたが、チームの動きは !?
これまで この GP では雨が降った事は無い。 予報では 30分ほど降るとの予想も。
主催者側からは "Low Grip Condition" の表示が。
レース開始迄は あと 10分しかない。 グリッド上のクルマにも雨滴が見える。
セフティーカー・スタートの決定は まだない。 Verstappen は 雨に強いと言われるけど。
4番手スタートの Raikkonen は、"これじゃ一気に Full Wet だ " 。
結果、上位6台は インターミディエート、後方は ウェットでのスタートになる。
20:00、フォーメーションが始まるも セフティーカー・スタートの情報はまだない。
20:03、レース・スタート !!
そして大混乱。 直線の終りで Ferrari 同士が接触、Raikkonen は大破した !!
セフティー・カー。
まず 直線の終りで Raikkonen の右リア・タイアと Verstappen のフロントタイアが接触、
リアを大きく損傷してコントロールを失った Raikkonen は Vettel にも接触、
そして Verstappen は、蛇行しながらコントロールを失った Raikkonen に再び弾かれて
1コーナーの外側へコースアウト、2台は 寄り添うように停止した。
一方 Vettel は 何とか1コーナーを切り抜けたものの、滑り易い路面に足を獲られて
反転しながら後ろ向きに止まる。 その直前には壁に接触して、Vettel のノーズは吹っ飛んだ。
Ferarri は、あっという間に 2台共終わってしまった。 最悪だ !!
Alonso も、Raikkonen に押された Verstappen が1コーナーの外側に向かう際に
この状況を避けようとしたが間に合わず、Verstappen のクルマに巻き込まれて弾かれ、一回転したが、何とか走行を続けることになる。
そして 現状では、Hamilton がトップに立つ。
Ricciardo はこの状況を うまくスリ抜けて2番手に抜きん出た。
Lap 3 セフティーカーが続く。 クルマは全車 ピットレーン・スルー。
雨脚は やや弱まった。
Lap 5 セフティーカー・アウト、レース再開。
Palmer が Bottas を抜いて5番手に。
Hamilton, Ricciardo, Hulkenberg, Perez, Palmer, Bottas, Vandoorne,
Ocon, Sainz, Magnussen の順に。 Alonso は12番手に落ちている。
Lap 6 後方では Alonso を Williams の2台が追っている。
Hamilton は独走体制を築き始める。 2位の Ricciardo との差は 4.3秒。
Lap 7 Alonso はWilliams 2台に抜かれ、14番手に。 やはり接触時のダメージか。
Lap 8 Bottas は まだ6番手に居る。 雨は落ち着いてきた。 タイアからの水煙も少ない。
Lap 9 ウェットの Ocon を インターの Sainz が追う。 Alonso はピットに向かう。
リタイアだろう。 いいスタートを切っていたから4位は いけたのに。 不運だ。
コース上は ところどころウェット状態が見える。
Sainz は Ocon を抜き、Alonso はピットに戻った。
Lap 11 10位の Magnussen と Kvyat, Stroll が接戦を繰り返し、Kvyat は10番手に上がった。
しかし 直後、Kvyat が壁に突っ込んでしまう。 セフティーカー。
Lap 12 この間、Ricciardo がピット。 Perez も。
Hamilton, Hulkenberg, Ricciardo の順。 コース上では Kvyat のクルマを
クレーンで吊り上げている。
Lap 13 Palmer, Vandoorne がピットに。 インター。 Massa はまだウェットのまま。
今年の ウェットタイアは、けっこうな時間を走れてしまうらしいが。
Lap 14 雨は止んだが まだセフティーカーが続く。
Hamilton, Ricciardo, Bottas, Sainz, Hulkenberg, Perez の順。
Bottas のドリンク・ボトルが作動していない。 厳しい。
このシンガポールでは、レース中に3~4kg 痩せると言う。
Lap 15 レース再開 !
セーフティーカーで間隔の狭まった Ricciardo にはチャンスか。Hamilton との差は 1.4秒。
Vandoorne は9位に居る。 そして Hamilton は徐々に後方を引き離しつつ。
Lap 16 14番手 Wehrlein も まだウェットのまま。
各車、コーナーの曲がりは慎重そうに走り抜ける。
Lap 17 Haas の Grosjean は 10番手、同じく Magnussen は11番手。
Magnussen は接触ギリギリで Ocon を抜いた。
Lap 20 このまま行くと、Hamilton に勝機か。 Vandoorne は Stroll を抜いて8番手に。
Lap 21 Hamilton は慎重に、ドライになったラインをトレースする。
Lap 22 それにしても コースの渇きが遅い。 湿度もあるが このコースの特性だろう。
16時頃に一度雨が降ったので、路面温度は 思ったより低い。
Lap 23 各車 取りあえず安定走行。
Lap 24 全車インターで走行中。 Massa も。
Lap 25 レース開始から1時間が経つが、レースは まだ三分の二が残っている。
Haas・Magnussen がピットに。 Ultrasoft !! Massa も !
Lap 26 Hamilton は周回遅れの Massa を交わす。
Lap 27 ライン上は ほぼドライに。 Stroll も Ultrasoft に。
Lap 28 Sainz は Supersoft, Vandoorne は Ultra。
Lap 29 Ricciardo, Bottas もピット。
Hamilton, Palmer, Ricciardo, Bottas, Hulkenberg, Sainz の順。
Lap 30 Hamilton もピットで Ultraに。 Palmer も。 Ricciardo は再び2番手に。
Lap 31 Palmer が Vandoorne を抜いて7番手に。
Lap 32 5位 Sainz を Perez が追いかける。 Hulkenberg が Fastest。
Perez はセクター1を全体ベスト。
Lap 33 Perez は更に Sainz を攻めるが。 Hamilton は 49秒台に。
Lap 35 トップの Hamilton と Ricciardo の差は 9.4秒。
3位 Bottas は Fastest。 しかし Ricciardo との差は 25秒以上ある。
Lap 36 Saiz-Perez のバトルが続いている。 しかし Sainz には充電量に不安が !?
Lap 38 Hamiton は2位 Ricciardo に 10秒の差をつけようとしている。
と、Ericsson がコース上で反転して止まっている。アンダーソン・ブリッジで。
セフティーカー。
Lap 39 この間 Hulkenberg がピットに。 でも変だ !
Ocon, Magunussen もピット。
Hulkenberg は10位復帰。 表彰台のチャンスは無くなった。
Lap 40 Ericsson の撤去が戸惑っている。 コース幅が一番狭い場所か。
2番手 Ricciardo には再びチャンスが。 各車の差が縮じまっている。
しかし、タイア温度は冷えていく !!
そして 2時間ルールが。 ラップ表示は無くなり、残り時間30分でレース再開。
以後、時間表示(残り時間)。
27 min. レース再開。
Hamilton, Ricciardo, Bottas, Sainz, Perez, Palmer, Vandoorne, Stroll, Grosjean, Hulkenberg の順。
24 min. 5番手以降は 各車1秒以内の差で連なる。
20 min. Hamilton - Ricciardo の差は 2.2秒。 Hamilton は落ち着いた様子でラジオ通信。
徐々に差は開き始める。 4番手には Toro Rosso の Sainz がいる。
18 min. 8位以下は、殆んど1秒以内の差だ。
14 min Hulkenberg がピット、Ocon がポイント圏内に。 Hulkenberg はリタイア。
12 min 飛ばす Hamilton を Ricciardo が追いかけるが。 差は 2.2秒。
10 min. Haas の Magnussen がスローダウン、MGU-K にトラブルか。リタイア。
8 min Hamilton, Ricciardo, Bottas の差は ほぼ同じ 3.3秒になっている。
7 min Hamilton - Ricciardo の差は4秒近くに。
6 min Lap 計算では 52周。 上位3人は変わらないか。
5 min 各車変わらず。 Vandoorne は7番手キープ。
3 min Ricciardo - Bottas の差は 2.2秒。
2 min あと2分。 あと3周か。
1 min Ricciardo の視界に Hamilton は見えない。 そして Hamilton、Fastest !
10 sec Hamilton が行く ! コース上は既に 12台しか走っていない。
0 sec 計時は 0 になった。 そして 残り一周弱の走行に。
Hamilton は2位 Ricciardo を 4.4秒話しつつ ゴールに向かう。
現地 22:07、
Hmilton checkered !! 通算 60勝目の勝利。
1) Hamilton 2) Ricciardo 3) Bottas 4) Sainz 5) Perez 6) Palmer
7) Vandoorne 8) Stroll 9) Grosjean 10) Ocon
[Full Race Results]
理由は どうあれ、優勝者の喜びは変わらない。
Hamilton は Vettel に対して 28ポイントのリードとなった。
4位 Sainz は予想外の結果に大喜び。 イタリア語でまくしたてる。
Hamilton は小躍りしてクルマを降りる。
バックルーム、2位 Ricciardo も余裕の表情だが、いつもの にこやかさは無い。
Hamilton とスタート直後の事故の状況を話し合っている。
Ferrari にとっては、不甲斐ないレースだった。 でも、これがレースだ。
表彰台では Ricciardo にやっと笑みが戻った。
しかし、3人共 いつもの喜びのしぐさは 今一つだ。 Bottas も無表情。
インタビュアーは Eddie Jordan。
オーストラリアも近いせいか、Ricciardo の人気ぶりは相変わらずだ。
Hamilton は3列目スタートだったが、雨の様子で "自分のコンディションになった " と。
Ferrai にとって、一周目で2台共リタイアしたのは 初めての経験だ。
今回のレースは、最初の事故で ほぼ決まったようなものか。
以後、Hamilton は着実に自分のポジションを守り抜いた。
今月末に 20歳を迎える Versttapen にとっては、またもや不遇なレースに終わった。
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さて 気を取り直して、次は 月末から 10月1日にかけての Malaysian GP だ。