2018年3月17日土曜日

Red Bull Toro Rosso Honda in Roppongi Tokyo

    Click to enlarge (Photo ; British Green Yokohama)  ↓

本日、六本木のヒルズアリーナで開催された "Red Bull Toro Rosso Honda Day in Tokyo"。
チーム代表の Franz Tost、ドライバーの Brendon Hartley と Pierre Gasly、
また Honda 側からは モータースポーツ部長の Masasi Yamamoto(山本 雅史) らが出席、
満員の聴衆を沸かせる中、各々の意気込みを語った。


チームは昨年までは Scuderia Toro Rosso の名で参戦していたが、
ホンダエンジンを載せた新生トロロッソは、親チームであるレッドブルの名を冠し、
"Red Bull Tro Rosso Honda" として 2018年から新たにスタートする。

昨年までの3年間、McLaren と "不運の時" を過ごした Honda は、今季から Toro Rosso に
エンジンを供給、F1 の現場では 田辺豊治がテクニカル・ディレクターとして腕を振るい、
栃木県に在る "HRDさくら" では浅木泰昭が研究と開発の指揮を執る。
www.honda.co.jp/RandD/hrd_sakura/
twitter.com/HondaRacingF1/status/974253946318581762
https://twitter.com/hondaracingf1   [Honda Racing Twitter]
(尚 Red Bull の総司 Helmut Marco と Verstappen は、昨年 HRD Sakura を訪れており、
今後 Honda と Red Bull 本体の連携の可能性の示唆を匂わせる 動きとも考えられる。

また Toro Rosso は、Team Principal の Franz Tost 指揮の下、Technical Director
として James Key を起用、Team Manager は Graham Watson が 務める。
https://scuderiatororosso.redbull.com/en_INT/team
https://twitter.com/tororosso    [Toro Rosso Twitter]
https://scuderiatororosso.redbull.com/en_INT/athlete/james-key
https://www.youtube.com/watch?v=2PvSknwxlu0
www.auto-motor-und-sport.de/formel-1/toro-rosso-technikchef-james-key-interview-1/

「James Key toro rosso」の画像検索結果
James Key as Technical Director (画像 : Toro Rosso)
http://en.f1i.com/news/277183-james-key-extends-contract-toro-rosso.html

チームとして昨年を超える盤石な体制を敷いた Red Bull Toro Rosso Honda。
既に 今月のバルセロナ・テストでは十分な周回を重ね、信頼性を誇示した。
Toro Rosso STR13 のシャシーに Honda RA618H エンジンを搭載、
これまでにない抜群の信頼性を示してテストを締めくくっている。

そして、今年初戦となる Melbourne(メルボルン) で行われる Australian Grand Prix。
決勝戦は、3月25日(日) 13:40 から フジテレビNEXT(CS) で放映する。
チームは 初戦での入賞をほのめかすが、...... 如何に !!

#USLETE の中に実車が入っていた。
Casio は既に 2016年から Toro Rosso とパートナーシップ契約。
今回の "EDIFICE" は タイアップの第2弾。
Scuderia Toro Rosso Limited Edition。
ワンプッシュで海外の現地時刻に変更可。
https://www.edifice-watches.com/jp/ja/information/170316/

実はコレ、中味は段ボールのハリボテ。  本物は特製のコンテナの中に居た、という演出。

先月21日に フィレンツェの東約100km に在る Misano World Circuit で
チームは STR13 のシェイクダウンを実施、フィルミングデーを利用した この走行は
100km の距離制限の内で行われたが、ウェットコンディションながらも
トラブルフリーで走行を終えて 初期データを確保している。
https://scuderiatororosso.redbull.com/en_INT/article/str13-successful-filming-day

そして 続く 2月26日、スペイン・バルセロナの "Circuit de Barcelona-Catalunya" で、
STR13 の正式発表を行った。
www.youtube.com/watch?v=g1p8CXi6zBw    [Maps to the Circuit]

本日 六本木の会場に持ち込まれたマシンは、バルセロナで 26日に公表された STR13
とは異なり、ノーズ先端の形状は細く丸みをおびたものだった。
本日型のリア・フィンのカタチも、昨年までの STR12 とは違う様だ。
Misano でリークした画像では、既にノーズの先端は凸型とになっており、
リアのシャークフィンは無くなっているので、想像だが 恐らく 六本木のマシンは、
Misano の直前までテストに使用されていたものではなかろうか。
www.youtube.com/watch?v=ELlJocwvIqo
www.youtube.com/watch?v=H-wHF6Cr9wo
つまり、今季から装着が決まった ドライバー保護の為の 草履の花尾状の Halo バーを付けて、
且つ 先端が細くて丸い 六本木型のノーズを付けた画像が、Misano テストの頃には存在している。
しかし、少ない情報の中、これ以上の想像は難しい。  F1 は いつもミステリアスだ !!
www.formule1.nl/nieuws/nieuwe-toro-rosso-krijgt-voor-wintertests-shakedown-op-misano/

尚、トロロッソは 昨年9月に ホンダエンジンを載せる事を決めて以降、
バルセロナテストに間に合わせるべく、ホンダとのコミュニケーションを最大化し、
非常に短期間で STR 13 の開発を行ってきた。
具体的には、コンパクトなホンダエンジンだが、空力と走行安定性 及び車重配分の為に
ホィールベースを僅かに拡張 ている。
また トランスミッションを新しくし、これらに関連して リアサスペンション系の
ジオメトリーも変更、クルマ全体のスペース配分を適正化した。

今年の F1 は 今までよりも 更に速く、ドライバーへの負荷は大きくなったものの、
観る者の目を楽しませる。 エンジン音も改善され、より大きな排気音を発する。
ただ、セナ・プロ時代の様な 甲高く 官能的な音は 望むべくも無くなった。
www.youtube.com/watch?v=qvWxhhi0_yk
www.youtube.com/watch?v=xLI6fOG3WdI

それでも F1 は、究極の世界を 我々に提示し続けているから、
その限りにおいて、このブログでは F1 の記載を続けていく事にする。

では、....... どうぞよろしく。

from left, Yamanoto (Honda) / Franz Tost / Brendon Hartley / Pierre Gasly & Interpreter
Tost の笑顔は 信頼の証(あか)しか。

Scuderia Toro Rosso UK Branch (筆者が2年前に撮影)
場所は、...... 内緒だ !!