www.autocar.co.uk/car-news/industry/nissan-oust-boss-carlos-ghosn-due-serious-misconduct
早速に コストカッターとして手腕を発揮し、99年6月に ルノーは日産と資本提携して
当時の日産の株式の36.8% を取得、Ghosn はCOO(最高経営執行者)として日産に入社、
2000年6月に取締役に就任、2001年6月には最高経営責任者(CEO) となる。
当時の日産は2兆円の負債を抱え、困窮していたものだ。
2017年現在 Renault は Nissan の株式の 43.4% を保持、日産はルノーの 株式を15% 持つが
議決権はルノー側に有る。
2016年春、三菱自動車の燃費不正疑惑を機に、同年 10月に 三菱自動車の株式の 34% を取得して
日産が筆頭株主となり、三菱自動車を "Renault Nissan Alliance" に加える事になる。
また フランス政府は ルノーの株式の 15% を保有するが、
日産は今年早々から、同政府の保有する株式の大半を取得すべく協議に入ったものの、
フランス財務省当局はこの件の内容を否定している。
同政府が 雇用や税収に影響する可能性、影響力を失う事への懸念があると考えていると見られ、
日産が 25% 以上を保有する事になれば、ルノーは議決権を失う事になるからだろう。
そして 今週19日、日産の代表取締役会長である Carlos Ghosn と 代表取締役である
グレゴリー・ケリーが金融商品取引法違反の容疑で東京地検特捜部に逮捕された。
当日、筆者は地元のトンカツ屋で夕食をとっていた際に、ラジオの速報で知り得たものだった。
21日現在、両名は葛飾区・小菅(こすげ)の東京拘置所(Maps) に収監されていると見られ、
10日間の拘留が決定したとされる。
海外のメディアでは、今回の逮捕を ルノーと日産の権力争いから派生したとの見方を報じ、
日産の西川(さいかわ)社長を、シーザーを裏切ったブルータスに例えて 両社の亀裂に発展するもの
ではないかと報じている。
また Ghosn は パリ・モーターショーのプレスデーで、日本の WBS のインタビューに応えて、
ルノーと日産の経営統合に触れ、" 経営統合は 往々にして 勝者と敗者に別れてしまうものだ。
この様な状況は避けたいので、これに関しては 日本的な "根回し" が必要であり、
Ghosn は、"根回し" が終わったら発表する。" としていた。
今回の逮捕劇は、この "根回し" に来日した際に逮捕された、と考えるのは筆者だけか。
さあ、どうする ........ Nissan !!
PS ; 尚、フランス政府は ルノー本社での対応につき、20日の臨時取締役会で、
Thierry Bollore を暫定CEO として 当面の経営を行っていくとした。
21日の日本のニュースでは、ゴーン容疑者には 直近の 3年間についても
約 29億円の虚偽記載が有ったとされ、その合計額は 80億円にも達する事になるという。
ルノー側は、日産からの情報が不足しており、この事件に関する情報すべての内容の
詳細を日産に求めている。
日産 及び三菱自動車は、22日の取締役会で 両社の会長である ゴーン容疑者の解任を
提案し、可決される模様だ。
また 日本メディアは、今回の事件に関しては "司法取引" が有った事も示唆している。
Ghosn が 日産と三菱から "追放 " される事は間違いなさそうだが、
日産は これによって ゴーン以前の体質に戻らない様にする事が肝心だろう。
時と場合によっては、孫正義クラスの CEO を迎える必要があるのでは無かろうか、
......... と考えるのは筆者だけか !?
https://www.topspeed.com/cars/car-news/nissan-s-own-carlos-ghosn-accused-of-misconduct-arrested-ar183455.html
https://www.bbc.com/news/business-46263220
https://www.bbc.com/news/business-46259420
https://www.bbc.com/news/business-46271048
https://www.nytimes.com/2018/11/20/business/renault-nissan-france-carlos-ghosn.html
https://www.nytimes.com/2018/11/20/business/dealbook/carlos-ghosn-fallout.html
Carlos Ghosn。 瀕死の Nissan を V字回復させた男だ。
動物的な感覚を持ち、素早い動きを示すとされる。
18年間を 仏ミシュランで過ごした後、96年に上席副社長として ルノーに入社した。動物的な感覚を持ち、素早い動きを示すとされる。
早速に コストカッターとして手腕を発揮し、99年6月に ルノーは日産と資本提携して
当時の日産の株式の36.8% を取得、Ghosn はCOO(最高経営執行者)として日産に入社、
2000年6月に取締役に就任、2001年6月には最高経営責任者(CEO) となる。
当時の日産は2兆円の負債を抱え、困窮していたものだ。
2017年現在 Renault は Nissan の株式の 43.4% を保持、日産はルノーの 株式を15% 持つが
議決権はルノー側に有る。
2016年春、三菱自動車の燃費不正疑惑を機に、同年 10月に 三菱自動車の株式の 34% を取得して
日産が筆頭株主となり、三菱自動車を "Renault Nissan Alliance" に加える事になる。
また フランス政府は ルノーの株式の 15% を保有するが、
日産は今年早々から、同政府の保有する株式の大半を取得すべく協議に入ったものの、
フランス財務省当局はこの件の内容を否定している。
同政府が 雇用や税収に影響する可能性、影響力を失う事への懸念があると考えていると見られ、
日産が 25% 以上を保有する事になれば、ルノーは議決権を失う事になるからだろう。
そして 今週19日、日産の代表取締役会長である Carlos Ghosn と 代表取締役である
グレゴリー・ケリーが金融商品取引法違反の容疑で東京地検特捜部に逮捕された。
当日、筆者は地元のトンカツ屋で夕食をとっていた際に、ラジオの速報で知り得たものだった。
21日現在、両名は葛飾区・小菅(こすげ)の東京拘置所(Maps) に収監されていると見られ、
10日間の拘留が決定したとされる。
海外のメディアでは、今回の逮捕を ルノーと日産の権力争いから派生したとの見方を報じ、
日産の西川(さいかわ)社長を、シーザーを裏切ったブルータスに例えて 両社の亀裂に発展するもの
ではないかと報じている。
また Ghosn は パリ・モーターショーのプレスデーで、日本の WBS のインタビューに応えて、
ルノーと日産の経営統合に触れ、" 経営統合は 往々にして 勝者と敗者に別れてしまうものだ。
この様な状況は避けたいので、これに関しては 日本的な "根回し" が必要であり、
Ghosn は、"根回し" が終わったら発表する。" としていた。
今回の逮捕劇は、この "根回し" に来日した際に逮捕された、と考えるのは筆者だけか。
さあ、どうする ........ Nissan !!
PS ; 尚、フランス政府は ルノー本社での対応につき、20日の臨時取締役会で、
Thierry Bollore を暫定CEO として 当面の経営を行っていくとした。
21日の日本のニュースでは、ゴーン容疑者には 直近の 3年間についても
約 29億円の虚偽記載が有ったとされ、その合計額は 80億円にも達する事になるという。
ルノー側は、日産からの情報が不足しており、この事件に関する情報すべての内容の
詳細を日産に求めている。
日産 及び三菱自動車は、22日の取締役会で 両社の会長である ゴーン容疑者の解任を
提案し、可決される模様だ。
また 日本メディアは、今回の事件に関しては "司法取引" が有った事も示唆している。
Ghosn が 日産と三菱から "追放 " される事は間違いなさそうだが、
日産は これによって ゴーン以前の体質に戻らない様にする事が肝心だろう。
時と場合によっては、孫正義クラスの CEO を迎える必要があるのでは無かろうか、
......... と考えるのは筆者だけか !?
https://www.topspeed.com/cars/car-news/nissan-s-own-carlos-ghosn-accused-of-misconduct-arrested-ar183455.html
https://www.bbc.com/news/business-46263220
https://www.bbc.com/news/business-46259420
https://www.bbc.com/news/business-46271048
https://www.nytimes.com/2018/11/20/business/renault-nissan-france-carlos-ghosn.html
https://www.nytimes.com/2018/11/20/business/dealbook/carlos-ghosn-fallout.html