2020年2月5日水曜日

 2020 New Delhi Auto Expo


日本では あまり語られていない インド New Delhi (ニューデリー) の Motor Show。
EV や自動運転のアピールは やや弱いものの、そこには インドの将来を予測させる、
日本のモーターショーには見られない様な魅力が多く感じられる。

今や インドの自動車マーケットの約半分のシェアを誇る Maruti Suzuki India、
それに続く インドの自動車メーカーとしては最大の Tata Motors と Mahindra & Mahindra、
これがインド自動車メーカーの3大巨頭である。

Tata は 2008年、Ford 傘下にあった Jaguar と Land Rover を買収、
Jaguar Land Rover Automotive PLC として そのブランドを保持している。
一方 Mahindra は 2015年に イタリアの Pininfarina S.p.A. の株式の 76% を入手している。
日本は、インドのセンスも見習うべきだろう。

余談だが、Lotus は3年前に中国の吉利汽車に買収されてしまったが、
せめて ホンダに買い取って欲しかった。 安い買い物だったに違いない。

Maruti Suzuki は日本のスズキの子会社だが、いまや南アジア最大の自動車会社に成長している。
Tata Motor はインド国産車としては筆頭、2番手の Mahindra は早くから SUV を得意とする。

そして それらを追うべく Volkswargen や Skoda、MG Motor 等がインド市場を賑わしている。
Auto Expo のプレゼンテーションは ほぼ英語で行われ、EV の開発にも出遅れている日本は、
国際感覚と英語に乏しい点においても 見習うべきであろう。

Mahindra Funster
New Delhi show 2020 - expo entrance