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Ferrari は 彼ら 1000回目の グランプリを記念し、
この週末の Mugello Circuit では特別なカラーを施した SF1000 でレースを戦う。
通常の Farrari Red とは違い、1950年に F1 初参戦した際の 125S と同じ "Burgundy Red" の SF1000 だ。
"Burgundy" とは茶色味の深い赤色で、ワインの色に例えると "Bourgogne(ブルゴーニュ)" と呼ぶ赤に相当、
いわゆるワインレッドではない。 2人のドライバーが着るレーシングスーツも同様の色に統一される。
https://www.formula1.com/en/latest/article.ferrari-unveil-retro-burgandy-livery-for-1000th-grand-prix-at-mugello.6Jf4vU68IRW0NzGo8MO1gR.html
そして レース前には 現在 F2 を走る Mick Schumacher が、父が乗っていた深紅の Ferrari で
デモ走行、コース上には あの官能的なサウンドが響き渡った。
(F1 がハイブリッドになって以降、この 狂おしくも悩ましいサウンドが無くなってしまい、
以後 私は鈴鹿のレースに行っていない。 F1 の大切な部分が一つ 欠落してしまったからだ。)
10日(木)、来季 Vettel は Ferrari を離れ、現 Racing Point 改め Aston Martin Team に移籍する事を発表。
既に公表されている事だが、Racing Point の Perez は Ferrari に移籍する事が決まっていた。
Vettel の "後任" を賜った Leclerc の動きや 如何に !!
尚 今回 Perez は、Raikkonen との接触で グリッド降格のペナルティーを受け、
Ricciardo と共に 4列目からスタート、Vettel は 14番手で Raikkonen に並んで 7列目のスタートとなる。
そして、1列目は Mercedes の2台、2列目は Red Bull の2台がスタート位置に着く。 [Starting Grid Today]
さて 21:30(現地 14:30)、レコノサンスラップが始まった。
ここ Mugello は 低速コーナーが無い "超高速サーキット" でも有る。
初めての F1 レース、コーナーによっては 4G を超える負荷がドライバーにもかかる過酷なコースだ。
クルマの全開率は 70% を越える。 平均速度もシルバーストーンと ほぼ同じだ。
上空では (モーター)ハングで巨大な Ferrari Flag を引っ張っている。 イタリア旗も。
国歌が いつになく迫力ある様に感じられる。 上空にはイタリア空軍の Euro Fighter が飛来した。
グリッド上では Ross Brown と Christian Horner が何やら話し込んでいる。
Verstappen は インタビューで、"少しづつ Mercedes に近づいている。" とコメント。
実際 Mercedes との差は 0.3~0.4秒以内に着けている。 先ずは 好スタートを切る事か。
グリッドで上では Verstappen のマシンが慌ただしい作業をしているが、大丈夫か !?
Gasly は自身のクルマの前で 1コーナー方向を見据え、しゃがみ込んで祈るようなしぐさを見せた。
スタートまであと 10分 !! 天候は快晴に近い。暑そうだ。
トップ10 は Soft スタート。 後方では 5台が Medium。
DRS ゾーンはホームストレートだけ。
現地 15:10, フォーメーションが始まった。
そして 15:13, レース スタート !!
Lap 1 Bottas が前に出た ! Leclerc 3番手、Verstappen がいい蹴り出しで3番手に見えたが、その後 Leclerc に抜かれる。
Verstappen はエンジンにディレートが入ってしまったか、大きく順位を下げ、
その際に誰かと接触、もしくは追突されたか。 そして グラベルにハマって抜け出すことが出来ない。
Verstappen は何かわめきながら グリーンにステアリングを叩きつけた !!
後方で Gasly と Grosjean が接触か。何台かが絡んだ 。
Safety Car !! Mclaren が つまづいて Vettel が巻き込まれ、フロントウィングを損傷。
Albon は4番手に残っている。 Vettel 最後尾。
Gasly も弾かれてコースアウト、リタイア。
Lap 2 Vettel は フロントウィングを交換。
Lap 3 Yellow が続く。 Verstappen はグリッド上で、左側のエンジンカバーを外していたが。
Lap 4 Verstappen は ピットに戻り、モーターホームへ ?
Lap 5 Safty Car が続く。 Bottas, Hamilton, Leclerc, Albon, Stroll, Riccardo, Perez, Norris, Kvyat の順。
Lap 6 間もなく Re Start。
Lap 7 再開、が、またも後方で大クラッシュ、再び Yellow。
Sainz, Ratifi, Magnussen, Giovinazzi が止まった。 もう一台 ?
後方のクルマが リスタート直前で フライングしたか。
Latifi or Giovinazzi のフライングが原因か ?
Latifi はコントロールラインを越えてないのに追い越しをしている。
後半のクルマが まだタイアをウィービングをしているのに 加速して追突した。
Giovinazzi のマシンは一瞬舞い上がった。
Vettel と Raikkonen はベテランゆえ、視界を稼ぐためにギャップを保っていた。
レースは 2度目の赤旗。 しかも 先週に次ぐ赤旗だ。
"Safty Car ライトを早く消し過ぎたんだ、" とは Hamilton。
しかし 後方の連中は(特に若いヤツらは、先を急ごうと Safty Car Line(ピットレーンの入り口)
を超えた直後から踏んでしまった結果が この事態を巻き起こしたワケだ。
Lap 9 赤旗が続いている。 ホームストレートでは コースの清掃が続く。
破損した Latifi のエンジンカバーには Lavazza (Coffee) のステッカーが見える。
(コーヒー好きの私、余談でした !! https://www.lavazza.com/en.html )
あと 10分 (17:55) で赤旗解除の予定だ。 Ferrari は2台共残っている。
Leclerc は既にコクピットで待機。 Leclerc 4番手、Albon 5番手、Kvyat 9番手、
Vettel 13番手で 再スタート。
そして 17:55、Lap 9 のまま ピットからコースインして一周。 !
Mercedes の2台は Medium に履き替えている。
Ocon は 左リアブレーキのトラブルで、ピットに引っ込んだ。
Mercedes の2台は Medium に履き替えている。
Lap 10 グリッドに勢ぞろいして 改めてスタート。
Hamilton が1コーナーで Bottas の前にでた !!
Leclerc, Stroll, Perez が続く。 Albon 遅れて 7番手、Kvyat 9番手。
Lap 12 Bottas と Leclerc の差は 5.8秒。
Lap 13 Ricciardo 6番手、Albon 7番手、Kvyat 9番手。
Lap 14 各車順位は変わらず、慎重だ。 今回 観客は 3000人あまり。
Lap 15 Ricciardo が Perez を抜いて5番手に。
Lap 16 Stroll が Leclerc を攻めるが。 Vettel は Raikkonen を抜いた。11番手。
Lpa 17 Albon が Perez に近づきつつ ...... 。 Racing Point は Mercedes Power だ。
Lap 18 Stroll が Leclerc を抜いて3番手に。 更に Ricciardo が Leclerc を抜く !!
Albon は Perez を抜き 6番手にいる。
Lap 19 Albon は更に Leclerc に近づく、差は 0.5秒。
Lap 20 Albon がストレートエンドで Leclerc を抜いた !! 5番手に。
Lap 21 更に Perez が Leclerc を抜いた。 Leclerc は 7番手に。 Soft タイアが厳しいか。
Lap 22 Leclerc ピット。 Hard ! 3.4秒。最後尾に。
Lap 23 先頭 Hamilton は Fastest。
Lap 24 Ricciardo が前を行く Stroll に近づいている。
Lap 25 Ricciardo と Stroll の差は1秒以内に。 その後ろには Albon。
Lap 26 Vettel が Raikkonen を抜いて 10番手。
Lap 27 Norris は Perez に近づき、..... 。
Lap 28 Norris は Perez を抜いた。 Ricciardo ピット、Medium 2.4秒、8番手。
Raikkonen ピット。 12.9秒も掛かってしまう。
Lap 29 Perez もピット、2.9秒。 Vettl, Grosjean もピットに。
Lap 30 Norris, Kvyat がピット。 2台共 Medium。 Russel も。 Norris は Leclerc の後ろ 8番手に。
Lap 31 Bottas がピットに向う。 フロントが終わった、Hard, 2.7秒。
Lap 32 Albon が2番手に。 Hamilton もピット。 2.3秒、Hard。 トップのまま。
Lap 33 Albon ピット、2.0秒 ! Stroll の後ろ、5位で復帰。
Norris が Leclerc を抜いた。 7番手。 Kvyat 9番手。
Lap 34 Bottas fastest。 Vettel は まだ 11番手。
Lap 35 Raikkonen の右リアタイアに Grosjean の左フロントウィングが接触。
Lap 36 Ricciardo に Stroll が近づきつつ ..... 。
Lap 37 Leclerc にも Kvyat が近づく。 差は 1秒以内。
Lap 38 と、ここで Leclerc ピットに、Medium, 3.1秒、11番手に。 Vettel の後ろ。
Lap 39 Hamilton と Bottas の差は 6.4秒。
Lap 40 あと 20周。 Albon が fastest !
Lap 41 Albon 更に Fastest で Stroll に近づく。 Bottas はタイアが厳しい !?
Lap 42 Stroll 逃げる、その先には Ricciardo。
Lap 43 Ricciardo 逃げる !? と、Stroll がコースアウト、大破 !! 左リアがパンクか。
Bottas はピットへ。 Safty Car。 Yellow。
Lap 44 Ricciardo, Albon ピット。 Vettel もピット、2.4秒、 Perez, Hamilton も。
Lap 45 再び Red Flag。 各車 ペースカーの先導でピットに向う。
Albon は Ricciardo のすぐ後ろに。 レースは 75% を済ませているから
レース終了しても成立か。
Lap 46 Hamilton, Bottas, Ricciardo, Albon, Perez, Norris, Kvyat, Leclerc, Russel, Vettel。
コースから出そうとして吊り下げられた Stroll のクルマから煙が。
一旦 降ろして 消化活動。
2度の赤旗の後で 更に再スタートは珍しいが。 2016年のブラジル以来だ。
残り 13周。
Ricciardo は表彰台の可能性。 と すると、例の入れ墨の約束が復活 !?
そして レース再開が決まった。 あと 10分後。 現地は間もなく 午後5時。
近所の村の小さな広場の地面には "Ferrari 1000" の絵文字が見える。
Raikkonen と Grosjean は周回遅れだったので 今のうちに2人で一周して最後尾に着く。
各車 ペースカーの先導で コースを一周、グリッドに着いてスタンディングスタートする。
Lap 47 現地 17:15、レース再開 !! Ricciardo 速い。
Hamilton, Ricciardo, Bottas, Albon, perez, Norris, Kvyat, Raikkonen, Grosjean,
Leclerc, Vettel, Russel、以上 12台。
Ricciardo が2番手に上がった ! Bottas 3番手、Albon 4番手。
Lap 48 Botas が2番手に。 Riccardo 3番手。Albon 4番手。
Lap 49 Albon は Ricciardo に1秒以内の差で追いかける。
Grosjean が 9番手。 その後ろに Ferrari の2台。
Lap 50 あと 10周。 Raikkonen には5秒ペナルティーが。
Lap 51 Albon, Ricciardo を抜いて3番手に !! ピットは大喜び。 でも Ricciardo は ..... !?
Lap 52 Albon 速い、Bottas を追っている ! 1秒以内か。
Lap 53 Albon、Bottas を狙うか。 差は 0.7秒。
Lap 54 Albon 表彰台を目指して爆走 ! Ricciardo との差は2秒以上になった。
Lap 55 あと5周。
Lap 56 Albon の2位は難しそうだが、表彰台は大丈夫か。
Lap 57 あと3周。 Ricciardo がやや Albon に近づくが 2秒差だ。 盤石の Mercedes !
Lap 58 Hamilton はチカラを蓄えていた !? ..... Fastest !! 1:18,833。
Lap 59 最終ラップ !
Hamilton が優勝 !! そして Albon が3位, 初の表彰台を獲得!!
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1) Hamilton 2) Bottas 3) Albon 4) Ricciardo 5) Perez 6) Norris 7) Kvyat 8) Leclerc
9) Raikkonen 10) Vettel [Full race Results]
Hamilton は、"大変だった。 いつもの 倍以上疲れたよ。" と。 でも 通算 90勝目の勝利だ。
Ricciardo は "Driver of the Day" に。 インタビュアーは David Coulthard。
Hamilton は表彰台でも "ARREST THE COPS WHO KILLED BREONNA TAYLOR" の
Tシャツを着用、強い意志を露わにした。
https://www.courier-journal.com/story/news/local/breonna-taylor/2020/09/13/lewis-hamilton-wears-arrest-cops-who-killed-breonna-taylor-shirt/5788120002/
そして3人共、表彰台で 旨そうにシャンパンを飲み干した。
2度の赤旗に助けられたか、もし 59周が そのまま続いたら 皆んな ヘロヘロだったろう。
それにしても Verstappen のリタイアは痛かったネ !
2戦連続のエンジントラブル、これは問題だ。 十分な対策が望まれる。
今回から予選モードが無くなってシングルモードになった為に、十分なデータ対策が出来なかったか、
とは HRD さくら の浅木ディレクターの分析、反省点だと言うが。
それにしても3週連続の開催は、時間の無い中、エンジン開発を担う連中にとっても厳しい環境だろう。
Racing Point の Stroll は クルマ自体の熟成も然(さ)ることながら、力を付けて来たかも。
来季は Aston Martin の名のもとに レースを戦う事になるだろう。
そして "同僚" として Vettel が入って来るから、それを糧(かて) に成長して欲しいものだ。
さあ 次は一週間置いて、今月末 27日の Russian Grand Prix in Sochi。