https://www.autocar.co.uk/car-news/motorsport/breaking-honda-quit-f1-after-2021-season
先ずは お詫びから。
本日のF1レースの Live 記述は中止させていただく事にします。
そのきっかけとなった理由は、Honda が 2021年いっぱいでエンジンの供給を止めるという事であります。
勿論 このように申し述べるには、相当な迷いがありました。
(今、生中継でニュルブルクリンクの映像が流れているのを見ながら このブログを書いております。
今、レースがスタートしました。 大きな混乱はありません。)
筆者は 英国車、特に手作りのスポーツカーを販売するにあたり、かなりの思いを込めて
この仕事を 30年以上にわたり携わってまいりました。
私共の販売するクルマのほとんどは、そのままサーキット走行を楽しめるものです。
自走でサーキットに赴き、自走で帰って来られる という事です。
自身もサーキットを楽しんできましたし、当然 お客様にもそのような楽しみも期待し、
また 同様な車で公道走行も楽しんで頂きたい想いで 自身の仕事を遂行してきました。
この思いはこれからも変わりません。
そして もう一つ述べておくべきことがあります。
それは 私自身が Honda の信奉者、とりわけ 創業者である本田宗一郎の生きざまに傾倒したからです。
中学生の頃、本田宗一郎 著 "得手に帆あげて" を読んだのが きっかけでした。
その Honda が レースの最高峰である Formula1から手を引き、エンジンの供給を止める、
という事実を、私自身には受け止めがたい思いがあるのは否めません。
今や Honda は世界的な自動車メーカーとなり、ただのレース好きの会社でないことは 承知しております。
また ファミリーカーを含めた "一般車" でメシを喰い、その背後には 多くの社員の生活を支えているのも
事実でしょう。
しかし 私の想いは、"Honda" は、あまたある他の自動車メーカーとは違うんだ、という自負に近い想いがあります。
宗一郎がレースを通じて脈々と培ってきた Honda が大好きで、それ故 ホンダを信奉してきたという事実があります。
勿論、これは全く個人的な想いなのですが、これこそが、つまり 本田宗一郎という男の生きざまこそが
私自身の生き方に多大な影響を及ぼしていると、言っても過言ではありません。
だから、今の仕事を続けているのだと言うのは 大袈裟でしょうか。
うまく説明できないのですが、そんなホンダが F1 の現場に居なくなるのに、
何で F1レースの模様を 刻々と伝えなければならないのか、という 極く個人的な理由から、
レース毎のブログアップはやめよう、と思うに至りました。
来年いっぱいは、Honda Engine は F1シーンに登場するのですが、敢えて今、F1 の記述を中止する、
という "暴挙" 至りました事、深くお詫び申し上げます。
しかし、これからも F1 から多くの事を学んでいくとの思いに変わりはありません。
ここまで進歩してきたクルマの世界に於いて、F1を超える事象を体現できるものは 他に無いからです。
私自身の胸中を察してくれ、というのは無理があるのは承知で申し上げることをお許しください。
以上、諸々の身勝手を どうかお許しください。
併せて 当ブログを 今後共 どうぞよろしくお願い申し上げます。 .......... 筆者 記。
PS ; 今 レースが終わりました。
優勝は Hamilton です。 2位 Verstappen 3位 Ricciardo でした。 [Full Race Results]