2020年11月30日月曜日

Grosjean's bloodcurdling Bahrain Crash


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skysports.com

あり得ない事が2つ起こった。  日曜日(29日)、F1 Bahrain GP のスタート直後に ..... 。
あり得ない事 !?  でも それは 有り得るという事だった !!

日本時間 29日の23時13分過ぎ、後方グループを走行していた Haas の Grosjean が 進路を塞がれて
右方向に逃げようとしたが、Kvyat の左フロントタイアに乗り上げて 斜め右方向に向きを変えたまま
コースから外れ、直後に ガードレールに突っ込んだものだ。     全ては 一瞬の出来事だった。

クルマは完全に真っ2つに割れ、後ろ半分はコース側に残るも、
コクピット (ガソリンタンク) より前の部分は ガードレールの一部を上下に押し破り、
そのわずかな隙間から Grosjean を乗せたままコース外に飛び出して 瞬間的に大炎上した。
100リッター以上のガソリンを積み、200km/h を超えるスピードで突っ込んだに違いない。

意識の有った Grosjean は その炎の中から 自力で脱出、ガードレールを乗り越えてコース側に飛び降りた。
コクピット内で足を強打していたか、両肩を支えられてメディカルカーに乗り込む。
......... 奇跡だ !!        一部に火傷を負い、ろっ骨を折っただけかも知れない。

近年の F1 は  その安全性に最高(最大)の考慮がなされ、ドライバーを守る強固なコクピットと
ここ2~3年装備され始めた Halo(ヘイロー) に頭部をガードされている。
今回は その Halo に守られたとも言えるだろう。 これが2つ目の 有りうる事だった。

レースは1時間以上の赤旗中断の末、再スタート、....... しかし 此処でまた事件が。
Stroll がコーナーで右にターンインした際、Kvyat の左前に接触、
仰向けにひっくり返された格好のままコースの左の外に着地、一時は車内に取り残されたが 脱出、
大きな怪我は無かった。  これも Halo と後頭部のロールバーに守られたものだろう。
なんと Kvyat は 2回とも "事件" に絡んでしまったが、2度共 Kvyat に非は無いものと思われる。

以上、現代の F1 の安全性が "露呈" した事件ではあった。
(現地では まだレースの半分が やっと終わろうとしている。 まぁ、良かった ...... !! ) 

PS ;  その後 レースは Hamilton が優勝、それに続いて Red Bull の2台が表彰台に上がっている。
         [Full Race results]



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