MP4-12C を製造する、"Calm and Quiet" なマクラーレンの工場。
最初の500台はここ"MTC"(McLaren Technology Center) で造られ、
このMTC, 及びMPCは、まるでStanley Kubrick の映画に出てくるような
雰囲気を醸し出し、今迄の自動車の製造ラインのイメージをくつがえすほどの
インパクトを有するものらしい。すくなくともRon はそれを目指している。
ここにはいわゆる、”ライン” は無く、2,3人の技術者が立ち振る舞っている
ワークステーションの間を ”手押し” で移動させるスタイルをとるのみ。
実はロータスも似たようなかたちをとっているのだが、
およそ”Calm and Quiet” ではない。フェラーリの工場は見たことは無いが
ロータスのそれに近いに違いない。
いずれにしろ、日本では有り得ない(成し得ない)新たな歴史が
始まる事になる。
今回、マクラーレンは、フェラーリやアストンマーチンの年間6~7000台
という数には及ばないが、Ron Dennis は毎年4000台のMP4-12C を
販売したい意向だ。
2年間の納期待ちを ものともしない、2700人の熱心な顧客が
既に待ちわびているらしいが、その人たちには とりあえず上記の写真を
送ってあげるだけで十分だろう。