2020年12月15日火曜日

Christmas from Manifattura Automobili Torino


イタリアから 早々に届いた 少し風変わりなクリスマスカード。
送ってくれたのは Torino に拠点を構える "Manifattura Automobili Trino" の CEO,  Paolo Garella 。

イタリアのコロナも相変わらずだろうから、今年のカードには こんなのが多いのかも知れない。
Paolo とは もう5年も前のジュネーブショーの際, Glickenhaus のスタンドで会ったきりだが、
今でも 相変わらずの活躍のようだ。

中でも 彼の仕事で記憶に残るのは "New Straos" だ。
オリジナルの物語は 既に語り尽くされた感があるが、Paolo が用意した Stratos ほど
現代において  ここまでハイクォリティーに具現化したストラトスは 他に無いと言ってよい。
これからも 彼の活躍に期待しよう。


Lowie Vermeersch and Paolo Garella (right side) in Geneva


2020年12月11日金曜日

Daimler X300 Convertible "Corcica"

https://www.autocar.co.uk/slideshow/cars-nearly-everyone-forgot-about

Of these cars that failed to make their mark, how many do you remember?


Daimler X(XJ)300 Saloon and Convertible

写真のクルマは  "1996 Daimler Corcica (コルシカ)" と言い、4.0 liter Strait-Six を積む。
ダイムラーの 100周年を期して企画され、X300 Saloon の ルーフを取り払ったコンセプトカーだ。
"Corcica" の名は、1931年の "Daimler Double-Six Corcica" に由来する。

"Seafrost" と呼ぶ薄手のグリーンメタリックに塗装された このクルマの製作は、
当時の Jaguar Cars の SVO (Special Vehicle Operations) のスタッフが担当している。
97年初頭からの 限定生産も考えていたらしいが、実現せずに One-Off で終わってしまった。

たった一台の このクルマは、2005年 Birmingham NEC のクラッシックカーショーに展示されていたが、 
この年 私はバーミンガムには行かなかったので、現車を見逃してしまったのが悔やまれるところだ。


94年からの X300系は、それ以前の XJ40 が使っていた角形ヘッドライトが廃止され、全て丸型になった。
X300 からは 電気系が日本電装(デンソー)製になり、信頼性の向上も図られている。
98年以降は マイナーチェンジを受け、エンジンは それまでの Strait-Six と V12 から、
3.2 lietr or 4.o liter V8 の X308系に引き継がれて エンジンは V8 に統一されることになる。

この時代のジャガーは ロングノーズの余裕のあるボディーラインを有し、
丸目のヘッドライトと共に優美な雰囲気を醸し出す。
今の時代、この様な気品のあるセダンの新車を入手するのは 中々難しいので、
当時のダイムラーか ジャガーを求めるしかあるまい。

私自身も経験したことだが、ガレージから このロングノーズを駆り出すときは、
まるで クルーザーが岸壁から そぉっと滑り出すような感覚に似ている。
長い鼻先で ゆったりと向きを変えるサマは、ある種の安堵感さえ感じてしまった。
他のクルマでは味わえない、何か特異な満足感に浸ることが出来るのである。
世の中が混沌としている今、この “ ゆったり感 " は格別だ !!
勿論、高速巡行も問題ない。 180km/h 超えで 安心感をもって巡行できるだろう。

私共は 日常的には ハイスペックでレィシーなハンドメイドのスポーツカーを得意とするが、
"それなりに" 英国には精通しているので、国内のデーラーには無い感覚で ゆったりと乗れるクルマを
探し出すことも出来る。 是非とも相談されたし。   (たまにはコマーシャル !! )

2020年12月10日木曜日

Hennessey Venom F5

https://www.autocar.co.uk/car-news/motor-shows/hennessey-venom-f5-300mph-hypercar-make-2020-debut

New 1600bhp 300mph-plus Hennessey Venom F5 revealed

"Hennessey Venom F5 "


テキサスの Houston 郊外 Sealy に拠点を構える Hennessey Perrformance が "用意" するクルマだ。
コロナ禍で景気の悪い この頃、ここらで一発盛り上げなければならない。
そんな意味もあって紹介したいクルマである。
市販車で最速かも知れない。 廉くはない、現地価格は $1.8 Million (約 1億8,900万円) 。

Lotus Evija より 6000万円ほど廉いが、そういう問題じゃないか !?
むしろ 問題は レシプロか EV かという事だろう。

Hennessey は 英 Silverstone にも拠点を置き、この2年間に渉り自社で F5 の開発を続けてきた。
コアとなるカーボンコンポジットの重量は 僅か 86kg とされ、エンジンは 6.6 liter / 1817bhp,
2000~8000rpm で 1000lb-ft の幅広いトルク帯を有し, 1338kg の車体を最高500km/h まで引っ張る。
0-300km/h は 10秒を下回り、0-400km/h でも 例の Bugatti や Koenigsegg を打ち破る事になる。

New 1600bhp 300mph-plus Hennessey Venom F5 revealed

欲しい人は 申込金として50万ドル(約 5,250万円) を 遠からず用意しなければならない。
そうすれば あなたに割り当てられる車台番号と Build Position (製作順番) を教えてくれる。
既に 10台のオーダーが入っているらしい。  取りあえず 全24台分のシャシーは準備が出来ていると言う。

アメリカの国内向けに 12台、それ以外に 12台を割り当てる。  納期は相談の上、とある。


以上は  つい先ほど 同社の営業担当から、私共にメールの返信が来た概要である。

先ずは 来週 15日(火) 以降に 最初の一台、シリアルナンバー #1 の "Global Launch" がある様なので、
50万ドルを用意しようと考えるのは  それからでも遅くはなかろう。


Evija は日本に来ない様だが、Venom は あなたが日本初の個体を持ち込めばよい。  お手伝いしますよ。

以上、よろしく 検討されたし。          britishgreenyokohama@gmail.com


https://www.youtube.com/watch?v=GZ7RUpoWX-U