今回のバーミンガムの会場には、7つの大学がブースを構え、
日本で云う自動車部の連中、もしくはカリキュラムとしてモータースポーツを
学んでる学生たちがその成果を展示していたが、こういうところからも
英国・モータースポーツの持つ層の厚さとか幅広さが感じられ、
感心したり納得させられるものがあった。
ここで紹介する"Toniq" も私自身、2005年のモーターショーで見かけており、
当時はWestfield からフレームの提供を受け、Huddersfield 大学の
学生プロジェクトとして展示していた。この時はKawasaki のバイクエンジンを
載せていたが、翌年には早速企業化して、Ford Duratec を積んだモデルも
出している。現行のToniq はキットカーとしてもその内容は稚拙さを感じられず、
商品として充分に通用するクォリティーを持っている。
車重はケーターハム・スーパーライトとほぼ同等、軽く仕上っており、現地価格は
£35000 を少し上回る位だ。エンジンはFord Duratec 180馬力・5速で、
200馬力仕様のものは6速がスタンダードとなる。
早く、日本に持ち込みたい一台である。