英国には日本ではまず、味わうことのできない状況が存在する。
前出のキット・カーの分野もそうだが、クラッシック&スポーツの趣味を
支える様々なイベントが盛りだくさんだ。毎月のように開催されている。
下の写真も、コベントリー近くの、農場の集荷場みたいなところで
やっていたが、大きな体育館3個分ほどのスペースで、旧車の部品や
古いマニュアル本等、こんなものまでと思うくらい膨大な量のパーツが
並べられ、とても一日では見きれない内容は、圧巻でさえある。
キットカー・ショーも年に何回かやっているし、イギリスはまるで
趣味のかたまり みたいな国で、それこそ国民性だろう。
ロンドンなんか街並そのものがアンティークで、50年前に訪れても
その景色は多分ほとんど変わっていない。
どんどん新しくなるにせよ、後世には何も残らないであろう日本の風情
とは大違いだ。 それらしいレプリカを残しても意味が無い。
しっとりとした人生の重みを味わうことなど、日本では難しいことなのか。