2011年4月10日日曜日

日曜日は KETTERER


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Ketterer Spezialfahrzeuge GmbH は、約20年前に創業し、
日本で云う大型トラックをベースに、ラグジュアリーなカスタマイズを
施すことを業務としているドイツの会社である。
その仕事は、よくあるキャンピング・カーの域を超え、超モダンな
移動できるオフィス空間、もしくは居住空間を創りだしているものだ。
もちろん、オーダーにより、後部にレーシング・カーと、それに付随する
タイアや工具を積載し、且つこの様な空間を確保することも可能だ。

同じく20年ほど前に、初めてラグナ・セカ に行った際に、パドックで
見かけた、まるでF1のチームかと想うような長尺のトレーラーを牽引し、
本物のGT40等で、クラッシックカー・レースを楽しんでいる個人を
多数見かけたが、其の当時は、今のKetterer 程の造り込みをした
トレーラーは、まだ存在しなかった。

時は経って、今年のバーミンガムのレーシングカー・ショーの会場には
これらKetterer と同じ様なトラックが、2~3台だが、展示場内に鎮座し、
スタッフやカスタマーの休憩所や商談スペースとして活用されていた。
日本では、既に誰かが持っているかもしれないが、まだ見かけた事はない。

こんなものを見てしまうと、つい、いつものクセで、
豊かな日本は、何処へ行ってしまったのだろうかと想う事しきりだ。
やっぱり、日本では出来ないことを、欧米人はやっていると考えるのは、
たんなる 僻み根性なのだろうか。

技術には、それを使いこなすセンスが必要であろう。さらに大事なのは
それを展開するシチュエーションだが、それが日本には欠落している。
これからの若者は、すべからく海外を見聞しなくてはいけない。
それこそが日本の生きる路なのだ。 これは、必須事項である。

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