オーストリアの山間に佇む Red Bull Ring。
美しい景色に囲まれた牧場の様なサーキット、らしい。(まだ 行った事は無い。)
国の象徴は エーデルワイス。 ザルツブルグの音楽祭も有名だ。
ここで、音楽祭の芸術監督も務めた 帝王カラヤン(Herbert von Karajan) について一言
記述しておく。 彼は クラッシックの音楽界にあっては 比類のないクルマ好きで、
自家用ジェット機を操縦し、ヘリコプターの免許も取得している。
愛車は一流だ。 GT40 に始まり 300SL, 275GTB, Stratos, 5 Turbo, Quattro,
Carerra RS, 959 等々。 また、Mini Cooper MKⅡ も所有した。
運転技術は Niki Lauda に教えを請い、スキーでも直滑降が得意で、"アルプスで一番速い旦那"
と呼ばれていた。 派手な日常とはかけ離れ、墓は極めて質素だと言う。 遺言らしい。
私は クラッシック音楽には極めて疎(うと)いが、彼の生き様と人生のまとめ方には 憧れる。
さて、サーキットは 爽やかな日差しに包まれて、路面温度も上がってきた。
周辺には 宿発施設も少なく、キャンピングカーでの来場が目立つ。
Alonso はパーツ交換(フロント・ウィング)のペナルティーで ピットレーン・スタート。
Vettel は 予選での Sainz に対する進路妨害の審議の結果、3グリッド降格。
結果、Raikkonen が 3番手スタート。
また 予選で好調の Grosjean は、3列目で Vettel と並ぶ。
Leclerc は ギアボックス交換で 5グリッド降格。
Harley も エンジン交換で 19番手スタート。 [Starting Grid Today]
Ricciardo は 今日が 29歳の誕生日だ。
全長4.318km のサーキットで、全71周の戦いとなる。
スタート前の気温は22℃, 路面温度47~48℃、これは タイアにとって厳しいかも知れない。
スタート時を含めて、ピットレーンでのタイアの温度管理には気を遣う。
メルセデスが 非常に得意とする このサーキット、しかし Verstappen のファンの数が凄い。
現地 15:10、フィーメーションが始まった。 日本との時差は 7時間。
そして、15:13、決勝戦 スタート !
Lap 1 Raikkonen が2番手に上がる。1コーナーの直前で、Mercedes の 2台の間に割り込んだ。
そして Bottas は 3コーナーで 4番手だったが リカバー、 2番手に。
Verstappen が 3番手にあがる。 Raikkonen の左リアタイアが Verstappen の
右フロント(タイア) と軽く接触していた。
Lap 2 Ricciardo は5番手に入る。 Alonso 19番手、Vandoorne 最後尾。
Lap 3 Alonso は 一つ上がって 18番手。 Gasly は1周目に Vanndoorne と接触して
順位を下げている。 Vandoorne はピットに行った。
Gasly も かなりのダメージを受けているハズだ。
Lap 4 Gasly は順位を下げて 14位。
Lap 7 Mercedes の 1-2。
Lap 8 Leclerc は Alonso を抜いて 18番手。 Haas の 2台は 7, 8番手。
Lap 9 Gasly は 15番手に。 Hamilton, 速い ! 路面温度 47℃。
Lap 10 Verstappen 3番手、次に Raikkonen, Ricciardo, Vettel。
Lap 11 各車の間隔が 少しずつ空いていく。
Lap 12 Hulkenberg が白煙、そして火が出た !! 金属片が燃えるらしい、ターボか。
Yellow。
Lap 14 Bottas がスローダウン !!! Giaboxか。 マシンを降りた。
ハイドロが無くなって ギアボックスが逝ってしまったらしい。Virtual Safty Car。
Lap 15 Verstappen, Raikkonen, Ricciardo がピットに。Vettel も。
Lap 16 Green Flag, Hamilton に13秒遅れて Verstappen が追う。
Lap 17 Alonso, Vandoorne は最後尾。
Alonso は先ほど ラジオで、"何とか作戦を考えてくれよ" ...... ムリだ !!
Lap 18 Hamilton はピットに入っていない。 実質 Versttappen がトップと言える。
Bottas がモーターホームに戻る姿が映しだされる。
Lap 19 Hartley は 13位に。 Gasly 15位。 McLaren の 2台は最後尾。 どうした !?
Lap 20 Ricciardo が Raikkonen に仕掛けて、..... 抜いた !! 3番手。
Lap 22 Raiikonen と Verstappen の接触は審議無しに。
Lap 23 Hamilton は SuperSoft のまま逃げる。
Lap 24 Hamilton の位置関係が微妙だ。
Lap 25 Hamilton はこのまま逃げるか、...... と、ピットに。 Soft、2.2秒。
Vettel をカバー、4番手。 そして Red Bull の 1-2 に。
Lap 27 Hartley は 12番手に居る。 Gasly 13番手。
Lap 28 Gasly 12位に。 Stroll と Leclerc が抜きつ抜かれつ。 結果 Leclerc 14番手。
Lap 29 Riccardo, Raikkonen を Hamilton が追う。 Alonso はSirotkin を抜いて 16位。
Lap 30 3位 Raikkonen と Hamilton の差は 1秒以内。
Lap 31 Ricciardo の 左リアタイアに ブリスターか ? Sainz も。
Lap 32 上記 3者は ほぼ等間隔。
Lap 33 路面温度 46度。 ブリスターを起こしやすいだろう。
Lap 34 Raikkonen は Ricciardo のブリスターを確認。"Big Brister " だと。
Lap 35 Gasly は 11番手に。 Hartley 12番手。
Sainz ピット。 右フロントのタイア交換に手こずった。
Lap 36 路面温度の高さから、ブリスター対策が必要だろう。
予想外にタイアの内圧が上がってしまう。
Lap 38 Alonso は14番手。 Raikkonen が Ricciardo を抜いて 2番手。
Lap 39 Ricciardo はピット。 2.2秒。 SuperSoft。 5番手復帰。
そして Vettel が Hamilton を抜いた。 3番手に。
Lap 40 Gasly 11番手、Hartley 12番手。 Alonso は 14番手。
Lap 41 相変わらずの路面温度、タイア・マネージメントが 勝敗を左右する !?
Lap 42 Hamilton もブリスター。 Raikkonen は Vandoorne を周回遅れに。
Lap 43 Magnussen が Ocon を追う。 Ocon にもブリスターが。
Lap 44 Vettel を Hamilton が追う。 ピットでは Bottas がスタッフに、"色々 ありがとう"。
Lap 45 Hamilton のタイアは ..... !? それでもVettel を追う。 1秒以内。
Lap 46 McLaren は完全に Toro Rosso-Honda の後塵を拝する。
Lap 47 Verstappen のタイアは ? 右フロントが。
Lap 48 Verstappen のタイアはボチボチか。 Hamilton は更に苦しいハズだが。
Lap 49 各車 タイアを大事に ! 守りの体制。 Gasly は 10番手、ポイント圏内に。
Lap 50 チームは Verstappen に、"タイアは ? "。
Verstappen、"大丈夫だよ、Feeling Good ! "
Lap 51 Red Bull はタイアに優しい。 Gasly 10番手、Hartley 11番手に。Alonso 13位。
Lap 52 Hamilton ピットに向かう。 Soft→SuperSoft。
Lap 53 hamilton、Ricciardo の後ろ 5番手で復帰。
Lap 54 Ricciardo がスローダウン、止まった !! ギアボックス ? 誕生日は終わった。
Yellow。
Lap 55 Hamilton Fastest。
Ricciardo は肩を落として、ファンには手を振りながらガードレールの外を歩いていく。
Lap 56 Hartley スローダウン。 ピットに戻れない。 Yellow。
Lap 57 Hamilton, 再び Fastest。 Green Flag。
Lap 58 Gasly は 9番手にいる。 気温 24℃、路面温度 44℃。
Lap 59 ferrari の 2台も表彰台圏内に。
Lap 60 Hamilton が追うが、...... 差は 20秒以上。 Verstappen は大丈夫か。 Alonso 11番手。
Haas の 2台は 5位、6位。 そのあと Force India の 2台が。
Lap 61 Ferrari の2人は Verstappen のタイアの状況を知ってる !?
Lap 62 あと 10周。 Alonso は Leclerc を抜いて 10番手。
Lap 63 Hamilton ...... パワーを失った。
Lap 64 ...... 止まった !!! Mercedes は 2台共消えった。 Yellow。
Lap 66 Alonso は Gasly を抜いて 8番手に。
Lap 67 Gasly は Zauber の 2台に追われ ..... 抜かれた。 Gasly 11番手に下がった。
Lap 68 Verstappen のタイアはブリスターが顕著に。
Lap 69 あと 3周。 Verstappen , 自己ベストで逃げる。 Vandoorne がピットにいる。
Lap 70 Verstappen を Ferrari の 2台が追う !! ファンが地鳴りのような大声援 !!
Lap 71 Final Rap !! Verstappen は2秒近くリード。
そして Verstappen 今季初優勝 !!
"Ha, Ha, Ha Fantastic, ..... Amazing !! " Verstappen は笑いが止まらない。
Raikkonen は 最終ラップを Fastest で追ったが 及ばなかった。
グリッドには レッドブルの創業者、Dietrich Mateschitz の姿も。
www.youtube.com/watch?v=CJfB-NnlQh8
Verstappen, Raikkonen, Vettel, Grosjean, Magnussen, Ocon,
Perez, Alonso, Leclerc, Ericsson の順。 [Full Race Results]
Zauber はダブル入賞 ! Haas は 4位、5位。 Force India は 6位、7位。
Alonso はピット・スタートから 8位入賞。 これらは称賛に値する。
更に Toro Rosso の結果が惜しまれる。
表彰台には 先ず Vettel, Raikkonen、 そして Verstappen が中央に。
Raikkonen は感慨深かげに 上を向く。
それにしても Mercedes の居ない表彰台。
Red Bull Ring で、Red Bull のクルマが表彰台の中央に昇った !!
Versttapen の大応援団は 大騒ぎ !! グリッドを埋め尽くす。
オレンジ色の Tシャツに グリーンの オランダ・ハイネケンのビール缶が目立つ。
今日は 路面温度が上がって、タイアトラブルも続出。
レース前は 誰もがメルセデスの表彰台を予想していたが、今年一番の驚きのレースとなった。
Mercedes の Phaze 2.1 Engine はどうした !? 2台共リタイア。
さあ、次は 来週末の British Grand Prix, Silverstone。