2018年7月14日土曜日

Good Morning from Goodwood




Atom は進化し続けている。
今週 Ariel Motor Company Ltd は 進化型の "Atom 4" を発表、この週末に開催されている
"Goodwood Festibal of Speed" で 早速にその姿を披露した。

www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/all-new-320bhp-ariel-atom-4-makes-first-appearance-goodwood

1999年に登場した初代の Atom。  私共は 翌2000年、日本初の Ariel Atom を横浜に
上陸させている。以来、同社とは緊密に連携し 現在に至る。
今回の Atom 4 は その第四世代と言える。  
でも外見は大きくは変わらない。 だからいいのだ !!

最大の特徴は 新設計のシャシーに Honda Civic Type R の エンジン、Turbocharged 320bhp を
搭載している事だ。 オプションで 350bhp も。
結果 0-60mph を 2.8秒、0-100mph は 6.8秒という とてつもない速さを
実現してた。 これは BAC Mono にほぼ匹敵し、その価格に至っては Mono の半額をも
大きく下回り、現地価格は £39,975(約600万円、オプション別)。
そして Caterham Seven の最上級モデル Seven 620R の性能に匹敵し、
価格は 620R よりも 12,000ポンドも廉い !!

今回の改良は 1999年にアトムが登場して以来の最大の変更を施し、
クラッチとブレーキペダル、ヒューエルキャップ以外は 全てを見直した。
特筆すべきは、メインフレームには 従来型より大口径の鋼管を使用し、これまでの Atom 3.5 に比べて
ねじれ鋼性に於いては 15% の強度アップを果たしている。
更に インテリアとレッグルーム・スペースを拡大、また 衝突安全性についても再考され、
フロントから車室にかけてや、シートベルト及びリアのエンジンベイとのインパクト・テストの
基準もクリアして、欧米での販売をより効果的に推移させることに寄与している。

https://www.topspeed.com/cars/ariel/2019-ariel-atom-4-ar181787.html

私共は 2000年、日本初の Ariel Atom を横浜に上陸させた。
それ以前にも、生産を再開した Ginetta G4,  G12 を,  96年には Lotus Elise MKⅠ、
そして 初代 Atom 等 各々を日本初輸入し、その後も Safir GT40, Lotus Exige,
Chevron,  Ginetta G40,  Zenos E10, BAC Mono,  等々、
国内の自動車雑誌でも目にしなかった英国のレアなスポーツカーを早々に国内に紹介している。

Lotus Elise MKⅠについては、96年の発売開始時に英国デーラーの店頭で並び始めた
僅か一週間後に 私共の手許にクルマが到着していた。 
Elise MKⅠは、発売開始の3年前から情報収集を行っていたものだ。
その後の Elise MKⅡも初上陸させ、京都の街を徘徊している。

Safir GT40 は4台共空輸し、最初の一台は 筆者自身が LA の空港の貨物ヤードに運び込んでいる。
後の新車3台については、英国の工房から直輸入した。
目の付け所が一線を画している、と自負するところだ。(自負し過ぎか ..... !?)

ところで昨日、この週末に開催されている Goodwood Festival of Speed の会場から、
Ariel 社のスタッフが一通のメールを我々に届けてくれた。

"Hi, Good Morning !! 私達は今 グッドウッドに居るんだけど、
当地のオフィスでもメールと電話の問い合わせで大忙しだよ " と。
そして、"貴社には今日からでも Atom 4 のオーダーを受け付けるよ。 注文, 待ってるから !!
まだ オプションリストも出来ていないので 悪しからず ! "、だと。

私が サマーセットの同社を訪れた際には 確かに小規模で、工房には従業員が 12~3名しか
居なかった様に記憶する。 これでは 納期が2年以上かかるのは納得せざるを得ない。
でも、多分 次に訪れる時には 増員されているじゃも知れない。  会社は すこぶる順調だから。
https://britishgreenyokohama.blogspot.com/2015/01/atom.html