2018年10月7日日曜日

Japanese Grand Prix Finals

76年には日本で初の F1 レースが富士スピードウェイで始まったが、78年以降中断。
87年から "フジテレビジョン 日本グランプリ" として この鈴鹿での開催が再開された。
今年で 30回目の鈴鹿開催となる。

10月7日、台風一過で秋晴れの Suzuka Circuit。 気温29℃、路面温度は 41℃ 、湿度48% 。
14:10、FORMULA 1 2018 HONDA JAPANESE GRAND PRIX の決勝戦がスタートする。
シケインやヘアピンが在るにも拘わらず 平均速度 240km/h を超えるであろう Suzuka は、
Silverstone や Spa-Francorchamps と並んで世界屈指の超高速サーキットと言える。


Ocon は Q3 を8位で終えたが、FP3 で Hulkenberg がクラッシュした際に出た赤旗での減速ミスで
決勝では 3グリッド降格となり、11番手からのスタート、Ericsson は 新品 PU の交換により、
10グリッド降格で 最後尾スタートとなる。

レース前のグリッド上には Mika Hakkinen の姿も見える。
Massa が Ricciardo と親交を重ねる。 去年は "すきやばし次郎" に行っている。
Ricciardo は 寿司が大好きだと言う。
このところ Hamilton はスケートボードでピットやグリッドを移動。
そして 子供たちの合唱で日本国歌が斉唱される。

好天で 路面温度も 44℃に上がってきた。 Toto Wolff が自身でグリッドの路面温度を測っている。
走行 10分前、Haas の Grosjen はガードレールを背に座り込む。  5番手スタートで余裕か。
Toro Rosso の Franz Tost が James Key と共に Gasly のクルマの前で何かを語っている。
鈴鹿 最後となるであろう Alonso は 9番手スタート。
Max は一周目から行くぞ、と言っている。

14:10  フォーメーション開始。
14:13  レース・スタート  !!

Lap   1  Hamilton, Bottas, Verstappen, Raikkonen, Vettel, Gasly。
    Hartley 10番手に。 Vettel はスタート直後、Toro Rosso の2台を追い抜いた。
    Grosjean がヘアピンで Vettel に仕掛けるも、Vettel は順位を維持。
Lap   2  Raikkonen とVerstappen が接触、Magunussen の左リアタイアがパンク、
    Leclerc の右フロントタイアが Magnussen と接触した。
    多数のデブリをバラ捲いてピットへ向かう。 両方とも審議に。
Lap   3  ヘアピンで Ricciardo が Hartley をオーバーテイク。 コースは Safty Car。
Lap   4  ピット・エンドのコース上にもデブリが。
Lap   5  Leclerc はピットで Medium に。 Sirotkin も Medium。
Lap   6  Safety Car 状態が続く。 Hamilton, Bottas, Verstappen, Vettel, Raikkonen,
    Grosjean,Gasly, Perez, Ocon, Ricciardo。 Verstappen は 5秒ペナルティー。
Lap   7  間もなく セフティーカー解除。
Lap   8  レース再開、Vettel が Verstappen と接触。 Vettel は 19位まで落ちた。
    スプーンの手前で Verstappen の左に突っ込んだ Vettel が Verstappen と接触した。
    Vettel は右のポット・ウイング を失っている。 審議。
Lap   9  Magnussen はレースを終える。
Lap 10  Gasly 6番手キープ。 Ricciardo 8番手。
Lap 11  1位 Hamilton は 2位 Bottas に2.6秒差。 Mercedes は悠々とレースを進める。
    Ricciardo は perez を狙う。
Lap 12  Ricciardo は Perez を抜いて 7番手に。 Gasly の後ろに Ricciardo が迫る。
Lap 13  Ricciardo が ホームストレート・エンドで Gasly をオーバーテイク。
    gasly の後ろには Force India の 2台がいる。 2台のチームプレーで抜かれない様に注意だ。
Lap 14  Ricciardo は Grosjean もパスして、5番手に。
Lap 15  Hartley 11番手、Alonso 12番手。 Hamilton と Bottas の差は 2.5秒。
Lap 16  Vettel、leclerc を抜いて 14番手。Ricciardo は 10もポジションを上げている。
Lap 17  Vettel 13番手に。 Vettel の前には Alonso が。
Lap 18  Raikkonen ピットに。 Medium。 Hartley の前、10位で復帰。
Lap 19  Gasly 6番手、Hartlry 11番手は変わらず。 Vettel が Alonso に近づく、1秒以内。
Lap 20  Vettel ストレートエンドで Alonso をアウト側から抜いた。 12番手。
    Raikkonen は Ocon に近づき、..... 抜いた。 次は Perez を。
    Ferrari 陣営は厳しい表情だ。
Lap 21  Hamilton は Bottas に 4.4秒差をつけて快走。
    Raikkonen は 1コーナーで Ocon を抜く。
Lap 22  Gasly の後ろには Raikkonen。 Verstappen がピットへ。
    Verstappen は 5秒ペナルティーをこなすも、 Raikkonen の前、Grosjean の後で復帰。
Lap 23  Verstappen は Grosjean を抜いた。
Lap 24  Ricciardo ピット、Medium。 Raikkonen の前で復帰。 
    Hamilton ピット。 2.3秒。 ブリスターが左リアに出ていた。1番手のまま復帰。
Lap 25  Alonso はショートカットで 5秒ペナルティー。 12番手。 Perez はピット。
Lap 26  Bottas が Fastest。 Vettel は 10番手。 Ricciardo は verstappen より速い。
Lap 27  Vettel ピットで Soft。 2.3秒。 16位で復帰。  Ocon, Alonso もピット。
    Alonso 最後尾に。 レースは後半戦に。
Lap 28  Gasly 7番手、Hartley 9番手。 但し いずれタイア交換か。
Lap 29  Vettel は Sirotkin を抜いて14位に。 Hartley ピット。 Soft。
Lap 30  気温 28℃、路面温度36度。 Grosjean, Gasly ピット。15位で復帰。 Hartley 17位。
Lap 31  Vettel は Ocon を抜いて10番手まで戻った。 前には Leclerc。
Lap 32  Vettel 9番手、 Gasly 13番手。 Ocon が Leclerc を抜く。
Lap 33  Ericsson を Gasly が追う。 Leclerc の左リアタイアにはブリスターが。
    Gasly は Ericsson を抜いて 11番手に。 入賞圏内を狙う。
Lap 34  Hamilton 引き続き独走 Bottas との差は 5秒以上。 Raikkonen 5位、Vettel 7位。
Lap 35  Vettel 6番手、Gasly、Leclerc を抜いて10番手に。 Gasly はセクター1で全体ベスト。
Lap 36  Leclerc ピット、最後尾に。
Lap 37  Vettel は Raikkonen との差が まだ 40秒ある。
Lap 38  Hartley は 13番手。 Alonso は派手な動きで Stroll を抜く。 15番手。
Lap 39  Alonso は Sirotkin を抜いて 14番手に。 Hulkenberg はピットでレースを終える。
Lap 40  Leclerc はテグナーでコースアウト。  リタイア。  なにかが壊れた。  Yellow。
Lap 41  Leclerc はコース外で椅子に腰かけ、立ち上がって ペットボトルの水を呑む。
    Mercedes はバーチャルセフティーでタイア交換を準備したが、
    解除になったので そのまま走行を続ける。
Lap 42  Bottas を Verstappen が追うが。
Lap 43  Verstappen は執拗に Bottas を追う。 Alonso は Bottas に道を譲る。 
Lap 44  あと 10周。 Gasly は 10番手。 Hartley 13番手。
Lap 45  Hamilton が Fastest。 Verstappen は Bottas に1秒以内に近づいている。
    Gasly は 10番手をキープ。
Lap 46  Mercedes,  Red Bull,  Ferrari が 2台づつ並んでいる。
Lap 47  hamilton, Bottas の差は 10秒。
Lap 48  Gasly の後ろに Sainz が近づいている。 差は 1秒以内。 Bottas はタイアが厳しいか。
    3位 verstappen は 1秒項強に。
Lap 49  あと 5周。 
Lap 50  Verstappen、"エンジン 遅いんだけど。"  3位で終わるか。
Lap 51  Sainz が Gasly を抜く。 Gasly はポイント圏外に !
Lap 52  Hamilton は独走状態。
Lap 53  最終ラップ。 Bottas と Verstappen が競ってる間に Hamilton はテグナーを通過。

そして Hamilton が優勝 !!  Mercedes 在籍中の 50勝目。完璧なレースだ。
通算 71勝目の勝利だ。 Ricciardo は落ち着いて4番手に。

ここ 10年ほど 鈴鹿には通(かよ)ってないが、もし 現場で Hamilton の走りを観ていたら、
かっての シューマッハを連想させたかも知れない。 S字側の土手で観戦していたが、
遠くに見える ストレートエンドでのシューマッハの突っ込みは驚異的だった !!
明らかに 他のドライバーとは違っていた。

1) Hamilton,  2) Bottas,  3) Verstappen,  4) Ricciardo,  5) Raikkonen,  6)Vettel,
7) Perez,  8) Grosjean,  9) Ocon,  10) Sainz   [Full Race Results] 

https://www.foxsports.com.au/motorsport/formula-one/live-formula-1-2018-japanese-grand-prix/news-story/edbcc590a2dd23083ad454e55788fb5a 

Gasly は惜しくも入賞を逃した。 Toro Rosso は 11位、13位で終わった。
McLaren は 14位、15位。
Bottas は前回の様なチームオーダーも無く、心地よいレースだったろう。
インタビュアーは David Coulthard。

Mercedes の2人は バックルームで くつろいでいる。
Verstappen は先輩相手に 何気ない表情で会話に加わる。 
Kimi が間違ったラインをとった、と言っている。 だから接触したと。 相変わらずの強気だ。
そして表彰台。 2年連続 Pole to Win の Hamilton。 表彰台は Sauber ピットの真上だ。

尚 Toro Rosso Honda は来季には Gasly が Red Bull に移籍し、後任には Daniil Kvyat が
着く事に決まっている。 そして Hartley が 今回の鈴鹿でのパフォーマンスを維持できるなら
彼を放出する理由は無いとしている。 これはまだ決定ではないが、可能性は高いかも知れない。
Hartley は 耐久レースの経験もあり、2014, 2015年には Porsche のワークスで活躍、
Porshe 919 Hi-Brid をドライブ、2015年には Le Mans 24H で総合2位、
同年の Nurburgring 6 Hours では優勝、更に 3連勝して Drivers Champion を獲得している。
決して実力のないドライバーではなく、Road America でも優勝経験を持つ。
Formula 1 の分野では これから育っていくドライバーかも知れない。

そして 日本には HONDA が有り、Suzuka が有る。 世界に誇ってよい !!

さて 次は 2週間後、Circuit of the Americas での United States Grand Prix。(in Austin / Texas)