この春ごろから、いろいろ取りざたされていた New Stratos だが、
最近になって自動車各誌が Paul Ricard やオンロードで実車をレポートし、やっとその全貌が現れてきた。
このクルマの製作を依頼したのは、ドイツの自動車関連メーカー Brose の
オーナー・Stoschek 氏で、請け負ったのは Pininfarina である。
取りあえず(?)ワン・オフで製作され、オーナーに引き渡されたところだ。
Ferrari F430 Scuderia のシャシーを20Cm 短縮し、風洞実験も済ませたカーボン・ボディーは全長で430より33Cm 短く、全体で80Kg 軽減された。
ロール・ケージも追加し、エアコンを装備しての総重量は1247Kgで、
かなりしっかりと作り込まれている。エンジンは540馬力にパワーアップされ、
430のパドルシフトとギアボックス等の機構ははそのまま使用さる。
又、サスペンションも改められスタビリティー・コントロールも調整された。
パワー・ウエイトレシオは2.3Kg/hpで、0-100Km/hは3.3秒、
最高速300Km/hに仕上がっている。
先月にはフェラーリのボス Luca di Montezemolo もホーム・ベースの
マラネロにあるFiorano Circuit でドライブし、その感触を確かめたところだ。
今回ワンオフではあるが、25台が限定生産されるとの噂もあり、定かでない。
6000万円位になるらしい。買おうと思う人は至急、検討した方がよい。
価値ある1台であることは間違いない。