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VW が提唱するロンドンタクシー・コンセプト。14日の午前中、トラファルガー広場近くの
アート・スタジオで VW のデザイナーも交えてプレゼンが行われた。
通常、乗客はリアシートに2名、フロント助手席はラッゲージ・スペースとして使われるが、
必要あらばジャンプ・シートでもう1名の乗車が可能だ。歩道側にはスライド・ドアーが着く。
大容量のリチュームイオン・バッテリーが載るので1.5トンも有るが、それでも現在の
ロンドンタクシーよりひとまわり小さいせいもあって、300Kg以上軽い。
ドライバーが食事をとっている間の1時間で80%の充電を完了し、フル充電だと300Kmの
航続距離を確保できる。112馬力のモーターで最高速は120Km/hは実用範囲だろう。
VW は日常的には2名の乗客が利用できれば充分だろうとコメントしている。
また、グラス・ルーフにすれば、ロンドンの街並みを見ながら観光客に好評だということらしい。
フロントとリアにタッチスクリーンが着き、料金のカウントや清算以外に、乗客もルート検索や
天気予報等、色々な使い方が出来る。
同日、ロンドン市長の Boris Johnson も首都圏の大気汚染に対する計画を公表しているが、
これらの新型タクシーの普及による効果が十分発揮されるには2020年位までかかるだろうと言っている。でも、オリンピックが始まる2012年までには、出来る限り EV タクシーを
普及させたい考えだ。既存のロンドン・タクシーをLotus Engineering の手でハイブリッド化する話も既に始まっているようだし。
それにつけても日本のタクシーのEV化はどうなってるんだ? きっと遅れを取っているんだろう。
何度も言うように、日本がいつまでも上位だと思っていてはいけない。
世界はどんどん先を越している。アイドリング・ストップなんかで お茶を濁していてはだめだ。
スーパー・コンピューターを駆使して、幹線道路以外の信号システムも含めた交通管制を早急に国内全市で完璧なものに仕上げるべきである。 信号待ち→スタートの度に日本全国で
恐るべき量のガソリンを無駄に消費しているのが、役所や警察は判っているんだろうか?
先進国の中で、こんなにも時間とガソリンを無駄使いして、効率の悪い国は他に無いということを日本人はもっと自覚しなくてはいけない。これらのことを熟慮しない限りは、いくらエコだ、エコだといっても、絵に描いた餅をいつまでも食っているようなものだ。
これは決して言い過ぎではないと思うのだけど、いかがなものか?