2013年9月14日土曜日

Caterham Super Seven / 620R


The Caterham Seven 620 R goes from 0 to 60 mph (96 km/h) in 2.8 seconds

年々進化を続ける ケーターハム・セブン。 ロータスから引き継いで 40年の歳月が。
そして 本年末からデリバリーを開始する予定の "620R"" ロードカーとして " 
この40年の集大成となる自信作だという。 既に 7月のグッドウッドで お披露目した。
素人目に その容貌は変わらずとも、その内容とクォリティーは 格段に進化している。
私自身 79年に初めてケーターハムを入手し、ずっと その成り行きを見守ってきた者に
とって、その進化(真価)は想像をはるかに超えてしまっている。

約20年前、ケーターハムは 250馬力の "JPE" モデルを限定でリリースしたが、
つい最近 JPE を オンロードで乗る機会を得て、改めて当時の出来映えに納得したものだが、
ロードカーとしては ハンドリングに若干の違和感を感じないでもなかった。

しかし 今回の "620R" を鑑みるにつけ、その完成度は 容易にに想像できる。
今や ケーーターハムは 自身のF1チームを有し、そこからフィードバックされたクルマの挙動は
20年前の JPE より相当な変化(進化)を遂げているハズである。
しかも、現社長の Graham McDonald のコメントによれば、"かなり 運転しやすいハズだ"
と言っており、その高いポテンシャル由に 決してセブン初心者には薦めるものではないが、
セブンをかなり知り尽くした者には 垂涎の的となるだろう。

僅か545Kg のボディーに、2リッターのフォード・デュラテック を スーパーチャージャーで
310馬力(7700rpm)に増強、ドライサンプを標準装備、新しい6速シーケンシャルを介して
最高速は249Km/h、0-60mph は2.79秒を叩き出す。
これは 単純に比較すると、軽自動車に450馬力のエンジンを積んだに等しいから
その走りは想像出来るでしょ !!  しかも 足廻りは "F1育ち" だ。

更に、ロードカーであることを示す様に、オプションとして 幌やサイドスクリーン、
ヒーターまで ちゃんと用意している。 イモビライザーとクイックリリース・ステアリング、
13インチのセミ・スリック(Avon ZZR)は標準で着く。 熱対策も しっかり やり遂げた。

さて、当店の価格は 20年前の JPE と同じ 998万円(検付・諸費用別、全国統一価格)
としてみました。  いかがでしょうか ?   その内容からしたら、十分お買い得 !?

[Autocar Opinion]